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10/03/03 こまつ座シャンハイムーン@紀伊國屋サザンシアター
2010年3月3日(水)18:30
こまつ座 シャンハイムーン
@紀伊國屋サザンシアター
面白かった!
魯迅。
中国文学史で、初めての現代小説を書いた人物。
その魯迅の晩年の舞台。
正直、名前だけは知っていたものの、
実際に読んだことはなく、今回の舞台で魯迅の人柄や
考えた方に触れ、魯迅にとても興味を持ちました。
その魯迅を演じるのは村井国夫さん。
公演プログラムにも書かれてたとおりの
「おおらかなイキイキとした魯迅」。
ロレツがまわらなくなったり、人物誤認症になったりする魯迅
ですが、そんな魯迅を上海の地で
あたたかく見守った日本人達がいた。
実は、開演前に、公演プログラムの最初の井上ひさしさんの
3ページほどの「魯迅の講義ノート」という文章を読んでいたのですが、
ここに書いてあることが、劇中で、
それはそれは自然に、すすすーっと入ってきました!
一般論の話、藤野先生の話、
さらに!泣いてしまいましたです。
真面目なところで笑いがきて、
かと思えば、またふっと真面目になって、
この転換が絶妙に観てる心を和みながらゆさぶられます。
公演プログラムの最初の見開きに、仙台医学校で
魯迅のノートに藤野先生が添削した内容を見ることができます。
いや、藤野先生すごいわほんと。