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11/12/08 音楽劇「カラミティ・ジェーン」制作発表レポ

音楽劇『カラミティ・ジェーン』制作発表レポ
2011年12月8日(木)

2008年に好評を博した音楽劇『カラミティ・ジェーン』が
個性豊かな面々、フレッシュなクリエイターを迎えて2012年に帰ってきます!
その制作発表にお伺いしてきました。

“実在の女性ガンマンのストーリー”というと痛快アクションものというイメージが先行しますが、
それだけでなく結婚、出産、離婚、仕事・・・
ジェーンがたどった波乱に満ちた人生、そしてそこを生き抜く強さが描かれた舞台です。

ウェスタンミュージックが流れ、多くのオーディエンスが見守る中での制作発表。
会場の雰囲気も衣装を纏ったキャストのお三方も作品の雰囲気にピッタリ!

まずは演出の吉川徹さん(「ミュージカルドラキュラ」「Pal Joey」など)から作品への想いについて
「この作品は西部劇です。実在したカラミティ・ジェーン、
この“カラミティ”というのは呼び名なのですが、
“災いを呼ぶ女”という(意味で)、
とんでもないことばっかりするという・・・
もう、湖月わたるさんにぴったりの役です。」

これには場内爆笑!
気心知れた仲が垣間見られるコメントで会場の空気がほっこりほぐれました。

気を取り直して
「波乱万丈の一生を送った、女の一生物語を描いていきます。
笑いあり、涙あり、歌あり、踊りあり、まるでおもちゃ箱をひっくり返したような、
客席と一緒になって楽しめる痛快娯楽作です。
(キャストの三人を見て)役にピッタリ、みんなキャラが濃くてそれでいて
被ってないでしょ。これはいけるぞ!!と思っています。ご期待ください。」

主人公カラミティ・ジェーンを演じる湖月わたるさんは
「2008年この作品と出会い、運命を感じました。
是非もう一度演じたい。できることならこの役を演じ続けて行きたいという想いが湧き上がってきて、
そして(再演の)機会を与えていただき、感謝しています。

2008年は宝塚を退団して2年目、ガンマンのところまではOKでしたが、
結婚、出産、離婚、子供との別れ・・・彼女の人生を体当たりで演じました。
再演の時までに、“結婚”は経験していたい!!そう思っていましたが。
全然間に合いませんでした(笑」

ふたたび場内爆笑!

「でも、その間女優として培ったもので、初演よりさらにパワーアップ、
役を掘り下げてチャレンジして行きたいなと思っています。」

そんなジェーンがただ一人愛する男、
“二丁拳銃のビル”と呼ばれたビル・ヒコックを演じるのは石原プロモーション所属の金児憲史さん。
188cmの長身、ワイルドな風貌はまさにビル!
これには湖月さんも「私が見上げるんです、私ってちっちゃい!
胸がキュンとうれしくなりました!ぞっこん、惚れ込んでいます」。

そんな金児さんはこれが舞台出演2作品目、
緊張感の中にもご本人の朗らかなキャラクターが溢れていました。

作品への意気込みは
「音楽劇は初めてなので不安はや緊張はありますが、何しろ凄腕ガンマン。
見に来てくださった皆さんの日頃の疲れやストレスを打ち抜いきたい!
個人的には、事務所の先輩方に褒められるような拳銃捌きを勉強したい。
どうすればカッコよく見えるかを舘ひろしさんに、
技術的なことを神田正輝さんに教えてもらうつもりです。」

そして、幼なじみでサーカス団団長のバッファロー・ビルを演じるのは
TVでもおなじみのパパイヤ鈴木さん。
大変インパクトある衣装を見事に着こなしていらっしゃいました!

今回の見所のひとつは古きよきアメリカ開拓時代の空気を感じさせながらも、
とてもスタイリッシュなコスチューム。

服飾ブランド「CHAOLU lab」からデザイナーとして平元聡さん、
衣装制作ディレクターとして同ブランドプレスの清水祥史さんを起用し
平均年齢27歳のフレッシュなクリエイティブチームを結成!

フォトセッションの様子からも、三者三様にすてきな衣装を着こなしていらっしゃいます。
ほかのコスチュームも楽しみですね!!

この日の衣装については
湖月わたるさん
「デザイン画を見たとき“わ、カッコイイ”と思い、
実際着てみるとロングコートが風になびく、生地感がいい!
衣装との一体感があって、このまま着て帰りたいです。」

金児憲史さん
「はじめは“長いカーテン”かと思いましたが、着たらピッタリで(笑)。
自分の大きさに驚いたのと、意外に似合ってるなと!
鏡を見て大満足!男っぷりが3割増しです。
帽子の距離感はまだつかめていないので、追々・・(笑」

確かに思い切りアンシメトリ!!

パパイヤ鈴木さん
「毛皮系ですよね。僕には半分大阪の血が流れていまして…
うちのお母さんもこういうの好きだったなと、着られてうれしいです(笑)」

最後に湖月わたるさんからのメッセージを
「ジェーンは働く女性の先駆者。
色々な方にサポートして頂きながらの人生です。
楽しくてハラハラドキドキ笑っている間に涙がこぼれてくる、
幅広い年代の方が、それぞれの場面で共感できると思います。
人と人との“絆”を感じられる。
今の時代に見て頂きたい作品です。
生の舞台は、最後にその日のお客さまが完成させてくれるものです。
ぜひ一緒に、生の舞台を感じて頂きたい。」

<公演概要>
2012年2月4日(土)~11日(土) ル・テアトル銀座
2012年2月17日(金)~19日(日) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

<スタッフ>
作:ジャン=ノエル・ファンウィック
訳:浜文敏
脚色、演出:吉川徹

<出演>
湖月わたる
金児憲史
パパイヤ鈴木

入絵加奈子
岡田達也(キャラメルボックス)
山本芳樹(Studio Life)
友石竜也
春海四方
海津義孝
伽代子
南海まり
秋山エリサ
渡辺芳博
安達星来
後藤浩明(piano)

<ストーリー>
時は1800年代、西部のとある町サルーン。
男まさりのカラミティ・ジェーンは、二丁拳銃のビル・ヒコックと出会い恋に落ちる。
二人は共に賞金稼ぎの旅を続け、やがて結婚してデッドウッドの町に居を構える。
ジェーンには赤ん坊が生まれ、平凡な家庭生活が訪れる。
しかし、ジェーンもビルもそんな生活に満足できない。
折りしも西部の町は急速に発展を遂げつつあり、
二人は次第に追い詰められていった。
とうとうビルはジェーンのもとを去ってしまう。
独りになったジェーンは生活のために赤ん坊を養子に出さなくてはならなくなった。
ジェーンはたったひとり、遠く離れて暮らすわが子に仕送りを続けるため、懸命に働くのであった。
時は流れ、食料店主バークと再婚するが、それも長続きせず幸せには程遠い日々。
そこへ、かつての仲間、元ガンマンで西部の大立者バッファロー・ビルからの手紙が届く・・・。

公演ホームページはこちら



おけぴ取材班&撮影:chiaki 監修:おけぴ管理人


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名前:山野上 寛
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出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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