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12/01/21 ミュージカル「ハムレット」稽古場レポ

2012年1月21日(土)12:30
ミュージカル「ハムレット」稽古場レポ

華麗なる復讐劇が、
息もつかせぬスピード感で急加速!


(手前左・伊礼彼方さん、右・井上芳雄さん)

感情を揺さぶられる激しいロック、
心に切なく響くバラード、
天国にいるようなコーラスの歌声。
心にぐいぐい伝わってくる音楽!
ミュージカル「ハムレット」興奮の稽古場レポをお届けします!

シェイクスピアの長い台詞劇=睡魔との闘い、
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、まったく心配ご無用です!
古典の重々しさではなく、
シェイクスピアのドラマチックさを存分に味わいながら、
感情をロックに揺さぶられます!
観終わった後、舞台上で繰り広げられた熱いエネルギーが、
胸に、頭に、身体に、ジーンと残る感覚を味わえますよ!

タイトルロールのハムレット役は、井上芳雄さん。

怒り、悲しさ、狂乱。。
様々な表情が見え隠れするハムレットからはほんとに目が離せません!
今までに見たことのないような井上芳雄さんの表情!
ハムレットの複雑な心境にぐっときました。


こちらは心がぎゅっと締め付けられるほど愛らしいオフィーリア・昆夏美さん。

狂ったオフィーリアは、
誰とも目を合わさず、空を見つめ歌うのですが、
昆さんの透明感と可憐さがもう切なくて切なくて・・


オフィーリアの兄レアティーズ・伊礼彼方さん。
二幕某シーンでは、かなりのハイトーンナンバーを格好良くロック!
オフィーリアの手をいつまでも、
愛おしそうになでる姿が心に突き刺さります。

ハムレットとレアティーズの決闘シーンの
スピード感、迫力、勢いはもの凄い!!です!
奥行きのあるセットを端から端まで使ったこの場面は、何度でも観たい!


ハムレットの親友ホレーショー・成河(ソンハ)さんは
ハムレットを優しく見つめ、ほっとする存在。


王妃としての高貴さと、母として、女としての苦しみが共存するガートルード・涼風真世さん。
どんな時も優雅で凛々しい、涼風さんにピッタリ!


徹底的に悪役なクローディアス・村井國夫さん。
ハムレットと対峙するシーンは圧巻!


オフィーリアの父、ポローニアス・山路和弘さん。
娘、息子、ハムレット、様々なことが頭を渦巻いているんだろうなと思わせる"渋み"が素敵です!


静かな威圧感をあたえるような、ハムレットの父親(前王)の亡霊役・阿部裕さん。
どっしりとした存在感が、スピードある舞台をひきしめます。
旅芸人のシーンもぜひお楽しみに!
(下の写真右手前が阿部さんです)


ジャズの軽快な音楽で展開する墓堀り男のシーン♪楽しい~っ!


(左から井上芳雄さん、川口竜也さん、成河さん)


この日は二幕のお稽古だったのですが、
演出の栗山民也さんによって、原作に基づいた各シーンの意味、
登場人物の居方、存在する意味が説かれ、
リアリティと様式美の程よいバランスをとりながら
“伝わる芝居”が作り上げられていました。

音の響きやテンポ感などを確認しながら
最適台詞に置き換えられることも。
こうしてテンポのいい、気持ちよく流れる展開が生まれるんですね!

セットは、微妙な高低差を持たせたもの。
ハムレットの世界観を立体的に感じられるものになりそうです!

ロック、ジャズ、ポップスとこれら多彩な音楽の作り手は、
チェコの天才音楽家ヤネック・レデツキー
今回は、稽古ピアノにあわせてのお稽古だったのですが、どーっぷりと音楽に陶酔できました。
本番では、生バンドとのこと!
この日バンドメンバーの方もいらっしゃったのですが、皆さん若いっ!
演奏でも舞台を盛り上げてくれると思います!

原作の名台詞の数々はそのままに、
古典の王道をロックに乗せて突っ走る『ハムレット』!
キャラクターがしっかりと描かれ、そして音楽によって感情が自然に高揚し、
切なさは増し、心を揺さぶられる作品です。

1999年にチェコで生まれ、アメリカ、韓国での上演を経て待望の日本初演!
お見逃し無く!

〈公演情報〉
東京公演は2012年2月1日~2012年2月22日までシアタークリエにて
大阪公演は2012年2月25日~2月28日まで梅田芸術劇場にて
名古屋公演は2012年3月3日~3月4日まで中日劇場にて

脚本・作曲・作詞:ヤネック・レデツキー
演出:栗山民也
出演:井上芳雄/昆 夏美/伊礼彼方/成河(ソンハ)/阿部 裕/山路和弘/涼風真世/村井國夫

川口竜也/小西のりゆき/俵 和也/照井裕隆/岩﨑亜希子/木村晶子/園田弥生/平田愛咲(五十音順)

公式HPはこちら
現在 日比谷シャンテにてパネル展も開催中

To be, or not to be: that is the question.
生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ。


(上・井上芳雄さん、 下・伊礼彼方さん)

おけぴ取材班&撮影:chiaki、ayano、おけぴ管理人


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名前:山野上 寛
mail:cs@okepi.jp
出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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