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12/02/19 ミュージカル「ジキル&ハイド」稽古場レポ

2012年2月19日(日)13:00
ミュージカル「ジキル&ハイド」稽古場レポ

音楽の虜になるとはこのことです♪
感情や心情を思いっきりのせた迫力ある大ナンバーから、
音とエネルギーの強弱で織りなす、力強いアンサンブルナンバーまで
何度でも聞きたくなるドラマティックなワイルドホーンの楽曲、素敵な歌声!
興奮のお稽古場レポ(シーン的には主に一幕前半部分)をお届けいたします!


左から石丸幹二さん、濱田めぐみさん、吉野圭吾さん。後ろはKENTAROさんと岡村さやかさん


最初にストーリーをざっくりとご紹介しますと・・・
舞台は1888年秋、ロンドン。主人公は医者のヘンリー・ジキル。
ジキルは、精神を病んだ父を、元に戻したい一心で、
人間の心に潜む”善”と”悪”の2つの人格について研究をはじめ、
ついに善と悪を分離できる、ある薬を開発します。
ジキル自ら実験台となり、現れたのが、悪の塊のような”ハイド”。
同じ人物の中に誕生した、全く性格の異なる”ジキル”と”ハイド”。
街中で次々と起きる事件・・・・婚約者エマや娼婦ルーシーは・・・


このジキル役とハイド役を演じ分けるのが、石丸幹二さん。
品のある華やかな立ち姿、伸びやかな声と精悍な力強さ!
歌声はもちろんのこと、表情、芝居が素晴らしい!
今回のお稽古場では、”ハイド”のお顔が拝見できなかったのが残念ですが、
それは本番でのお楽しみですね!(”ハイド”に変わる瞬間がとても楽しみ!)


ジキルの婚約者エマ役は、笹本玲奈さん。
キリッとした芯の通った美しさ!
婚約パーティーのシーンでは、
石丸さんの伸びのある歌声に、
笹本さんの高音が包み込むように重なり、
二人のハーモニーに心が高ぶりました!


そして色気ムンムンの娼婦ルーシー役が濱田めぐみさん。
艶ややかな強弱をつけた歌声や、喉をならすような変幻自在の歌声!!
パブ「どん底」シーンでの娼婦たちの絡みも楽しい♪
小道具を巧みに使った動きやダンスの誘惑にドキドキ!


ジキルの親友アターソン役・吉野圭吾さん。
ジキルのことをいつも気にかける優しさと紳士的な立ち振る舞いが素敵です♪
石丸さんの声とも好対照でキャラクターともぴったり!


秘書官ストライド役・畠中洋さん。
ジキルとの対立やエマへの忠告など、
気迫がものすごい!息が荒いっ!


ダンヴァース卿役には中嶋しゅうさん。
娘エマの幸せを願う姿がとても切ない。さすがの演技力です!


左から中嶋しゅうさん、石飛幸治さん、石山毅さん、石丸幹二さん


アンサンブルさん達が集うナンバー”嘘の仮面”は圧巻でした(この曲大好き!)!
強弱を極端につけたストップモーションからの動き、歌声の緊張感、
視線がパっと止まった瞬間は鳥肌ものです!
緻密に作り上げられていた人々の関係性や、ステージの導線、動きも見事でした。
引きこんでは吐き出されるエネルギーの繰り返しに、目が離せないナンバーです♪


高さを使った、取り囲まれるようなセットにも圧倒されます。

それぞれの関係性、思惑、物語の深さを説明する演出の山田和也さん。
導線や、動きの強弱をつけていく振付の広崎うらんさん。
ブレスの位置、声の圧のかけ方を、自ら歌いながら指示する指揮の塩田明弘さん。
三者三様の切り口から、丁寧に丁寧に作品が作り込まれていました。

今回、オケピットが通常の位置ではないため、指揮の塩田さんとの、
”きっかけ”の確認も念入りに行われていました。
場合によっては芝居先行、歌先行で、そこにオケが合わせたりもします。
この”きっかけ”(歌い始め)がぴたっと気持ちよくきまるのも、生オケならではですよね。

「このシーンは音楽が(よどみなく)流れるので、芝居も流れを止めないでいこう!」
芝居と音楽、どちらか一方が先走っても成立しない、
融合してこそ作品の魅力が2倍にも3倍にもなるのだと実感しました。
音楽と芝居が一体化!した瞬間の吸引力はモノ凄いですよね♪

4度の再演を重ね、
キャストを一新して新たに蘇るミュージカル「ジキル&ハイド」。
超ビッグナンバー”時が来た(原題This Is The Moment)”は
絶対聴いたことがあると思いますが、
とにかく全ナンバーが素晴らしく、
作曲家フランクワイルドホーンの代表作でもあるミュージカルです。
そしてプリンシパルはもちろん、アンサンブル陣も素晴らしい布陣!
お見逃しなく!

↓↓公式HPで公開されていたお稽古場映像もどうぞ!

<公演情報>
東京公演は2012年3月6日~3月28日まで日生劇場にて
大阪公演は2012年4月6日~4月8日まで梅田芸術劇場にて
名古屋公演は2012年4月14日~4月15日まで愛知県芸術劇場大ホールにて

演出:山田和也
原案・原作:R・L・スティーヴンソン
音楽:フランク・ワイルドホーン
脚本・作詞:レスリー・ブリカッス
出演:
石丸幹二/濱田めぐみ/笹本玲奈/吉野圭吾/畠中洋/花王おさむ/中嶋しゅう
KENTARO/石山毅/石飛幸治/若泉亮/岡田静/山田展弘/寺元健一郎/二宮優樹/吉田朋弘
松岡美桔/島田彩/やまぐちあきこ/山中美奈/関谷春子/岡村さやか

公式HPはこちら



石飛幸治さんのMっぷりが最高な"どん底"のワンシーン♪

おけぴ取材班:ayano、chiaki、おけぴ管理人 撮影:おけぴ管理人


皆様からのコメント



こちらの稽古場レポは、主演以外の方の貴重なショットも必ず入っていて嬉しい限りです!
常に舞台への愛にあふれてますよねー。
ますます初日が楽しみになってきました!

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おけぴ管理人プロフィール
名前:山野上 寛
mail:cs@okepi.jp
出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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