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12/03/28 ESCOLTA(エスコルタ)インタビュー

2012年3月28日
ESCOLTAインタビュー

注目のソリスト/ヴォーカルグループ”ESCOLTA”(エスコルタ)、
音楽のハーモニー同様、トークでも絶妙バランスのお三方。
結成5年目を迎えた今、ESCOLTAとの出会い、
その位置づけなどをメンバーの田代万里生さん、吉武大地さん、結城安浩さんに
たっぷりとお伺いしてきました♪

まずは、当日撮影させていただいたこちらの動画でその歌声をお聞き下さい!

ESCOLTAというのはスペイン語で“エスコート”。
女性を優しくエスコートできる男性たちという意味と、
作り出す音楽の世界へ聴く人をエスコートするという
二つのコンセプトで名付けられたESCOLTA。
とてもスマートな横顔と高い音楽性を兼ね備えた、まさに“名は体を現す”素敵なお三方です。


結城安浩さん、田代万里生さん、吉武大地さん

おけぴ管理人)
先ほど動画コメントを撮影させていただきましたが、
みなさんの絶妙のコンビネーションに驚きました!すばらしいですね。

結城安浩さん(以下、結城))
1年半ほど三人でラジオをやっていたこともあって、
いつの間にかトークでも役割分担が決まっていきましたね。
声がいいので大ちゃん(吉武さん)が最初の挨拶でね。

吉武大地さん(以下、吉武))
そう、だいたい僕が先頭バッターで。。。

結城)
そういうのトップバッターって言うんじゃない?

吉武)
え、そう?

田代万里生さん(以下、田代))
こうやって結城くんが訂正に入るんです。
でもだいたいその後自滅するんです(笑)

結城)
訂正が間違っていたりね(笑) 
後ろから聞いていて〝違うぞー!〝って行くんですけど。

田代)
いざ自分が一番前に行くとダメみたいなね(笑)

結城)
で、最終的に万里生がフォローしている感じです。

吉武)
そうそう!ちなみに彼(田代さん)が最年少です。

一同)
笑!!!

結城)
なんだかとてもバランスがいいんです。年齢は結構違うんですけどね。
えっと、万里生が今。。。二十(ニジュウ)。。。

田代)
僕は28(歳)です。

結城)
で、ぼくが35(歳)で、彼(吉武さん)が四十(ヨンジュウ)。。。

吉武)
いやいや!!

田代)
あ、五十(ゴジュウ)?

吉武)
僕、33(歳)ですよ。2月のコンサートでは四十代と言われて、更に増えてるし!

結城&田代)
あ、そうだっけ?(笑)

おけぴ管理人)
みなさん、本当に息ぴったりですね!それではひと笑いしたところで(笑)
ESCOLTAとの出会い、お互いの第一印象についてお話を聞かせてください。

吉武)
僕は大学卒業後、イタリアに留学し、その後オペラ公演などに参加していたころ
ESCOLTAのオーディションのチラシを目にしたのがきっかけです。
ちょうどグループや何かのプロジェクトに参加したいと思っていた時期だったので
いいタイミングでしたね。

田代)
僕の場合は卒業後留学しようか、どこかの歌劇団に入るか考えていたときに、
お世話になった先生から声をかけていただきオーディションに参加しました。
実はそのお話をいただく少し前にTVでESCOLTAのオーディション風景を見て、
大ちゃんがインタビューを受けているところを見ていたんです。

吉武)
一次審査の時だね、そのときはオペラのアリアと自由曲を歌ったんですよ。

田代)
そうそう、他にもオペラに出ている方や大学院の先輩方が多く映っていて、
すごいな、先輩方がTVに出ている!と思っていたところで
お話をいただいたので受けてみようかなと思ったのです。

おけぴ管理人)
吉武さんと田代さんは同じ東京藝術大学のご出身ですが、そのころ面識はありましたか。

田代)
あまりしゃべったことはなかったのですが、握手はしたことある感じでした(笑)

吉武)

おけぴ管理人)
結城さんはいかがですか。

結城)
僕は二人とはだいぶ違って、10代のころからスタジオミュージシャン、
スタジオボーカリストとして活動して、そこでご縁があってオーディションの話を知りました。
クラシックだけでなく、R&Bやポップスのキャラクターを入れたいが歌はもちろん他にもいろいろと条件があって。
ということでした。

おけぴ管理人)
いろいろと?

結城)
背が高くなきゃいけないとかですね。

田代)
たしか175cm以上って話でしたね。

結城)
ちなみに股下は関係なくてね(笑)
あと、性格が良くなければならないというのもありましたけど、
まぁ、性格については隠せるので大丈夫かなと(笑)
そういう感じで(笑)、オーディションを受けるのも初めてでしたが、
一回チャレンジしてみようと最終審査から参加し。そこで彼らと初めて会いました。

おけぴ管理人)
そこではどの様な印象でしたか。

結城)
ボーカリスト同士とはいえ、僕の周りにはクラシカルな歌い方をする人がいなかったので、
最初はみんなの声の大きさに驚きました。

田代)
反対に僕らクラシックの人間からからすると、
結城くんが課題曲(ポップス)を楽譜にないフェイクを入れたりとか
フレーズも、どんどん自分の声が一番響くところに持っていったりして歌うことがとても新鮮でした。
そして、大ちゃんは。。。曲の間奏でいきなり歌詞を朗読し始めたんです。
「I believe 愛することは。。。」ってね。

結城)
求められていないのにね(笑)

吉武)
なんだかね、みんなそこは歌っていないし
結城くんもそこはフェイクしてなかったし。

田代)
きっとフェイクに対抗するにはって思ったんだろうね。

結城)
なんかそういうの初めてだったので、ビックリしましたよ!
世の中にはいろんな人がいるんだなって(笑)

田代)
僕らはてっきりバリトンの人にはそういう楽譜が渡されたと思っていたんです。
違ったんですけどね。いきなりの朗読にはみんなビックリだったようです。

結城)
それも受け狙いとかではなく、本気ですからね。

吉武)
何だか、ここで表現したいなとうずうずしちゃったんですよ。
そもそもレコーディング審査だったのですが、それ自体初めてで。
多分万里生もそうだったと思うんだけど。

田代)
ヘッドフォンして歌ったこと、なかったですね。
マイクで歌ったことも、スピーカーのあるコンサートへ行ったこともありませんでしたね。

吉武)
ヘッドフォンして歌うことに関しては今もまだ慣れていないのですが。。。

結城)
え?5年目!5年目!(笑)

田代)
まぁ、慣れているかって言われたら確かにね(笑)

吉武)
やっぱり今も生で歌うほうが自然ですよね。
とにかくそのときは初めてで、結城くんがどんどんやっていくのは圧倒されましたね。

結城)
ぱっと見て、みんな初めてだとわかったので、これはフェアじゃないなと。
明らかにみんな僕より年下でしたしね。
自分が最初にやることでヘッドフォンの使い方やマイクとの距離、
キューボックスの使い方など見せようと思ったのです。
僕はそういうつもりだったのですが、
中にはそれに萎縮したと言うか影響受けすぎて
クラシックの方が無理にポップスっぽく歌ってしまったということもあったようで(笑)

田代)
作戦じゃなかったんだよね(笑)

おけぴ管理人)
紳士的ですね。まさにESCOLTA!
それを受け、田代さんはどんな感じで歌われましたか?

田代)
僕はそのとき自分が出来るベストな形でと思ったので、
ポップスでしたがクラシックの歌い方をしました。
大ちゃんも歌に関してはそうでしたね。朗読付きでしたが(笑)

結城)
そうそう、まぁ、僕に変に影響されなかったのがこの二人ということです(笑)

おけぴ管理人)
では、そんなESCOLTAの作り出す音楽について伺いますが、
曲やコンサートなどの製作過程はどのような感じですか。

結城)
僕ら3人はそれぞれソリストですので、もちろんそれぞれの道があります。
ただ、それとは別の“ESCOLTA”という人格があって、
それぞれが自分のやりたいことではなく、常にESCOLTAとしてどうするかを考えています。
なので、僕の視点での意見と万里生の意見が見事に一緒だったことがあって!
イメージを共有できているんだなって、そういうの面白いですね。
実際音楽的な衝突は一度もなく、
作っていていつも楽しいし分かり合えているなと感じています。

田代)
曲のボーカルアレンジ、誰がメロディで誰がハモルかなどは基本3人でやっています。
一人でも歌えるけれど、“ESCOLTAとして”と考え、ここでは自分は引いてみようとか、
場合によっては一番全部一人が歌ってもいいじゃないかなんてこともあります。
今は、音だけでなく、この“詞”だったら結城くんだね、なんてこともあるんですよ。

吉武)
もちろん、話し合いの中でそれぞれの考えもどんどん出していきますが、
ぶつかってダメになるような衝突ではなく、
それによって楽曲が、ESCOLTAが磨かれていくような感じです。

おけぴ管理人)
スムーズに進むクリエイティブ作業の様子が浮かびます。

田代)
そうですね、(お二人に向かって)早いよね。

結城&吉武)
うんうん。

結城)
すごくシンプルなんです。

おけぴ管理人)
これは核になるところを共有しているからこそですね。
さて、田代さんはミュージカル作品にも数多くご出演されていますが、
田代さんにとってESCOLTAでの活動はどのような位置づけですか。

田代)
もともと、ESCOLTAでの活動を観て声をかけていただきミュージカルを始めました。
ミュージカルは、その作品のカラー、役のキャラクターなどを反映して歌うのに対して、
ESCOLTAは等身大の自分をMCでも歌でも出せる自由がありますね。
デビュー当時はそれまで培ってきた“クラシック”寄りで歌わなければ!と自分で色を着けていたものが、
今はミュージカルで経験したもの、ESCOLTAで二人から得たものを総合的に捉えて、
そしてそれを三人で表現していけることに音楽的魅力を感じています。

おけぴ管理人)
ESCOLTAで得たものというお話がありましたが、
結城さんはクラシック出身のお二人との活動からどのような影響を受けていますか。

結城)
大地や万里生がマイクで歌ったことがなかった様に、
僕はその反対、ノンマイクで歌うという経験がありませんでした。
それがESCOLTAとの出会いでクラシックホールでノンマイクで歌うという機会をいただいたのですが、
そのときの衝撃、感動は強烈でした。
僕が発した音がお客様に届き、それが響いて帰ってくる。
お客様が聞いた音を聞くことができる!彼らはこういうことをやっていたのか!と歌の奥深さに気づきました。

(結城さんの解説:通常僕の声はマイクを通して電気信号に変わってスピーカーから出てそれを聴いていただいています、
僕らがステージ上で聞く音はお客様とは違うスピーカーから聞くので厳密に言うと違う音を聞いているのです。)

これはESCOLTAに出会わなかったら体験できなかったので彼らに感謝しています。

出会ってから6年一緒にいますが、まだまだ知らないことばかりです。
これからも万里生や大地が持っているものを吸収しながら
新しい自分になれたらいいなとチャレンジできる場所がESCOLTAです。

おけぴ管理人)
では、これからの音楽活動、9月に東京国際フォーラムにてコンサートが開催されますが、
他にもライブハウスやイベントなど様々なシーンで活動されていますが
それぞれのカラー、コンセプトについて聞かせて下さい

吉武)
まず国際フォーラムでのSinging Dramaシリーズは映画を見ているかのように
物語を紡いでいくようなイメージです。
次回は~愛のうた~というサブタイトルで、具体的にはこれから色々と決めていきます。
イベントやライブハウスではお客様との距離の近さを大事にMCもアットホームに進めますが、
このホールコンサートでは世界観を作っていくので究極しゃべらないというのもあるかも知れませんね。

結城&田代)
そうだね、どうなるかねぇ。

吉武)
とにかくオリジナル曲もカバー曲もあって、
じっくりたっぷり歌を聞いていただくようになるかなぁ。

結城)
ホールコンサートやイベントなどこうしていろんな場所で歌うことで、
いつも歌っている歌も違う雰囲気になることに僕らもワクワクします。
これからもESCOLTAとして新しい場所、人と出会いが楽しみです。

おけぴ管理人)
これからも幅広くご活躍されることを期待しています!
お話を伺っているだけで、素敵なエスコートで極上の音楽の世界に連れて行ってくれると確信いたしました!
まだ出会っていないみなさんも、是非、9月のコンサートへ!

<こぼれ話>
低音が本当に心地よく響く吉武さんに思わず尋ねてみたところ、思わぬ方向に!

おけぴ管理人)
どのくらい低い声が出るのですか?

吉武)
朝だと、下のレぐらいですかね。

おけぴ管理人)
朝のほうが低いんですね!!

田代)
ただ、結城くんの方が大ちゃんより声が低いときあるんですよ(笑)

結城)
二日酔いの時ね(笑) 本当にいい声でね、ライブでお聞かせできないのが残念です(笑)

おけぴ管理人)
みなさんで飲みに行かれることも?

田代)
ありますあります!

結城)
誰が店員さんを呼ぶかも決まってるんですよ!まず大ちゃんでダメなら万里生。

おけぴ管理人)
確かに、本当によく響く、よく通る声ですよね。

吉武)
ありがとうございます。がやがやした居酒屋でも自信を持って声出しています!

<公演情報> 
ESCOLTA Singing Drama 012~愛のうた~
2012年9月16日
東京国際フォーラムホールCにて
全席指定6800円

エスコルタ公式HP



おけぴ取材班:chiaki、おけぴ管理人 撮影:おけぴ管理人


皆様からのコメント



楽しく、充実したレポありがとうございます。

3人らしさを引いだしてくださり、大笑いしました\(^o^)/

Singing Drama 2012 ~愛のうた~ 益々楽しみです。



ESCOLTAのハーモニーはすばらしいです。慈雨のように心のすみずみまで行き渡り癒してくれます。オペラありポップスあり
カンツォーネあり毎回楽しませてもらってます。ESCOLTAコンサートが唯一共通の趣味でもあるので毎回主人と楽しんでます。一度聴いてはまってしまいました。これからますます忙しくなられると
思いますが、ESCOLTAをベースとしてさらに飛躍し、ESCOLTAハーモニーをいつまでも聴かせてください。

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おけぴ管理人プロフィール
名前:山野上 寛
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出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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