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12/06/06 ミュージカル「ドリームハイ」松下優也さん・水田航生さんインタビュー&稽古場レポ

2012年6月6日(水)12:00
ミュージカル「ドリームハイ」
松下優也さん・水田航生さんインタビュー&稽古場レポ

2011年に韓国で放映されたドラマ「ドリームハイ」が日本オリジナルミュージカルに!
ドラマ版はペ・ヨンジュン&J.Y.Park(Rainや2PMの生みの親)共同プロデュースのもと、
2PM、miss A、T-ARAなど韓国の人気アイドルたちが出演し、大ヒットとなりました。

芸能高校を舞台に、未来のスターを目指す若者たちの夢そして友情を描くエネルギッシュな青春群像劇。
日本オリジナルとなるミュージカル版で、
天才的な音楽の才能を持つソン・サムドン役を演じる松下優也さんと、
ダンスへの情熱を持つクールなチン・グク役を演じる水田航生さん。
互いに関西出身(松下さんは兵庫、水田さんは大阪のご出身)で、年齢も同じ
というお2人にお話をうかがってまいりました。
熱い稽古場レポート写真と共にお楽しみ下さい♪


~ミュージカル「ドリームハイ」松下優也さん&水田航生さんインタビュー~

おけぴ)
初共演となるお2人ですが、お互いの第一印象から教えていただけますか?

松下)
こんなに身長が高くて、すらっとした人が関西に
しかも僕が通っていた音楽スクールの近くにおったとは!と思いました。
こんな人に地元で出会ったことはないな、と。

水田)
関西出身同士で、年齢も同じで・・と共通点が沢山あって、すごく話しやすいです。
地元の風呂屋さんの話とか、ローカルトークで盛り上がっています(笑)

松下)
水田君は見た目だけだったら、シュッとした感じがあるけど、
関西人同士で冗談が通じるところがいいですね。

水田)
もう敬語じゃなくなっているしね。

松下)
今日はインタビューということで改まって話しているから、
関係性が振り出しに戻った感があるんですけど(笑)。

おけぴ)
お稽古場の雰囲気はいかがですか?

松下)
僕らと同じ90年代生まれの子が何人もいるカンパニーで・・。



(稽古場の様子。手前はジェイソン役の丞威さん。18歳!)

水田)
若いよね(笑)。

松下)
若いっすね(笑)。
とにかく若い!僕らも含めて若々しいパワーがすごくありますよ。

水田)
若干、部活的な匂いもするかな。
昨日も皆でご飯を食べに行きました。

松下)
まあ、僕はそのご飯会に行っていないんですけどね!
他の仕事があって・・。

おけぴ)
まだまだこれからお稽古期間ありますしね!

松下)
もちろん、また行くつもりです!
稽古場以外で会って、いろいろ深めて行かないと(笑)。
今日は、みんなが昨日の話題で盛り上がっていそうで・・
俺、行ってないやん(泣)みたいな。
・・・不安です(笑)。

おけぴ)
たくさんの人との共演で学ぶ事はありますか?

松下)
僕は基本的にソロでの音楽活動をメインでやっているので、
バンドのメンバーやダンサー含めて、固定のメンバーと仕事をすることが多くて。
そうすると、どうしても“自分の物差し”で物事をはかってしまう部分があるんですけれど、
今回のように大勢のメンバーと一緒に作りあげていく現場は、
皆それぞれの良さを学ばせてもらえるので、
僕もこの舞台を通して成長出来たらいいなと思っています。


(稽古を見つめる橋本汰斗さん(D-BOYS)と水田さん)

水田)
本当に色々な個性がいるので。

松下)
全てのメンバーに、それぞれの得意分野があるんですよ。
僕の場合だったら音楽だし、役者メインでやってこられた方はやっぱり芝居がいいし、
ダンス一筋で来たダンサーもいます。
それぞれが自分の一番いいところを出し合って、高め合って行ければいいなと思っていますね。

おけぴ)
普段の音楽活動やライブと、舞台で役を演じる事との違いはありますか?

松下)
うーん・・結局ライブでも自分を演じているんですよね。どこかで。
演じているというか、スイッチを切り替えているというか。

おけぴ)
ステージ上の自分と、こうしてインタビューを受けている自分は違うということですか?

松下)
違いますね。
切り替えた方が、ライブの波に乗れるし、自分の波も作っていけます。
切り替えないままステージに出ても、いいライブって出来ないです。
だから、お芝居でも自分と違う人になったり演じたりということに抵抗はないですね。
舞台やミュージカルで難しいなと思うのは、
普段「松下優也」で歌やダンスをやっているけれど、
今回の舞台だったら「ソン・サムドン」という役で歌ったり踊ったりするということ。
お芝居そのものの部分よりも、歌やダンスのパートで
この役をどう表現していくかというところが、僕的には課題かな。


(田舎から出てきた青年ソン・サムドンになってマイクを握る松下さん)

おけぴ)
ライブでの歌やダンスとは、また違う顔が見られそうですね。
役作りの為にしていることはありますか?

松下)
ひたすら、原作ドラマのDVDを見ていますね。
暇さえあればDVDを流して、寝ながら見たりもしています。
ドリームハイの世界観を自分の中に入れておきたいんです。
もちろんドラマとミュージカルは絶対に違うものになるし、
生の舞台ならではの良さも出て来ると思うのですが、
オリジナルの世界観を大切にしたくて。
前回やらせていただいたミュージカル(「黒執事」)も原作がマンガだったので、
原作ファンだったらはずしてほしくないところは大切にしたいですね。

おけぴ)
水田さんの役は、めちゃめちゃかっこいい役ですね。

水田)
はい(笑)。
自分自身とは、正直似てない部分が多いですかね。
その部分をどんどん埋めて、
演出のTETSUHARUさんとも相談をしながら役に近づいて行く作業をしています。
あとは体づくり!筋トレとかしていますよ(笑)。


(宣言通りに稽古場の片隅で筋トレに励む水田さん!)

おけぴ)
原作ドラマでは、ハイレベルなダンスシーンや音楽が話題になりました。

松下)
ダンスシーンは、ドラマより舞台の方が大変だと思います!
編集とか、カメラワークとかに頼れないですから。
舞台の場合、そのまま見えてしまいますので・・こっちの方が大変だよね?

水田)
歌やダンスのテクニックが成長していく過程を、
舞台の上で、全てが見られている状況で表現するのって本当に難しいと思います。
その成長していく姿こそが、ドリームハイの大きな見どころでもあるので、
全てをさらけ出して、かつ成長を見せて行く・・うーん、難しいよね(笑)。

おけぴ)
観客としてはその“難しさ”を見せてもらえるのが楽しみです!
演出の増田哲治(TETSUHARU)さんは、ダンサーとしても振付家としても活躍されていますが、
実際に演出を受けてみていかがですか?

松下)
ダンサーでもあってコレオグラファーでもあって、
さらにお芝居もして演出もするという方とお仕事をするのが初めてだったので、
「どんな感じになるんやろ」と思っていました。
実際に稽古に入ってみて感じたのは、ダンサーの可能性を広げて下さった方だなということ。
TETSUHARUさんの背中を見て、自分もミュージカルや芝居をやってみたいという
若いダンサーたちもきっと増えて来ると思います。
ダンスから作られるお芝居ってきっと面白いですよね。
僕自身も、音楽と芝居と両方やっているので、
似ているようで全然違う2つの世界をつなげて行く人ってすごいな、と。


(演出中のTETSUHARUさん。左はコ・ヘミ役のNANAKAさん)

水田)
僕は以前に別の舞台で演出を受けたことがあるのですが、
TETSUHARUさんの演出は舞台を「動き」で埋めて行くんです。
まっすぐ行けばいいところを、わざわざ回って行くとか。
「気持ちで動いて」というより、
「この動きをするためには、どう感じればいいのか、
役の気持ちを考えて」という感じなんですね。
トータルの動きを決めてから、
「俺はどんな気持ちになれば、そう動けるんだろう」と考えました。
自分自身の役作りで考える部分だけではなく、違う目線から見てもらえる。
それが大きな劇場の客席まで伝わるようなものになるのかなと思います。
動きも実際にやって見せて下さるんです。具体的に「こういう感じ」って。
だからすごくやりやすいし、
さらにそこから自分が考えたものを提示していけるというのが、やりがいがありますね。

松下)
今回の稽古では、動きに入る前の「本読み」にもたくさん時間を取っています。
台本を読みながら台詞がもっと“生きた言葉”になるように修正していく作業をずっとしていて、
この数日でやっと立ち稽古に入った段階ですね。

おけぴ)
TETSUHARUさんを中心に、みなさんで一緒に作品を作っていく様子が伝わってきます。
最後にこの作品の見どころを教えて下さい!

松下)
歌やダンスを通して、夢や友情を描いた作品です。
スターを目指す芸能高校の生徒たちという
役柄と同じような経験をして来ているメンバーがたくさん出演していて、
僕らもリアルに役柄と重なる部分があるので、
そういう意味でも楽しんでみていただけると思いますね。
ドラマのファンだった方も、生の舞台で見るドリームハイの世界は
また感じ方が全然違ってくるはず。ぜひ劇場で見て下さい!

水田)
びっくりするくらいエネルギッシュな稽古場で、
リアルなドリームハイにぴったりな雰囲気です。
このリアルな空気感をどんどん上げて行って、
劇場に入った瞬間からこのエネルギーを感じてもらえるようにしたいですね。
普段ミュージカルをあまり見ないという方や、
ダンスにあまり触れたことがないという方にもぜひ見ていただきたいです。
メインとなるダンスや歌を「レベルの高いものをやっているな」
と思っていただけるように、がんばります!

松下さん、水田さん、ありがとうございました!
出演は他に、川上ジュリアさん、橋本汰斗さん、早乙女友貴さんら総勢約30名♪
*pnish*の土屋裕一さん、MAXのNANAさんらもご出演です。
夢を追い求める若者たちのエネルギー、ぜひ劇場で体感しましょう!

ミュージカル「ドリームハイ」
2012年7月3日~20日まで、東京・新国立劇場中劇場にて上演。

<キャスト>
松下 優也 水田 航生 丞威
NANAKA(BRIGHT) 川上 ジュリア(JURIAN BEAT CRISIS) サントス・アンナ
橋本 汰斗 早乙女 友貴 Nicola 清水 芹夏 柴 小聖 内田 健介
大久保 祥太郎 高橋 郁哉 TAKUYA 飯塚 大夢 Kaji HILOMU TAKAHIRO 戸塚 慎
TAITO HIKARU 碓井 菜央 中谷 理菜 MI-MI(BRIGHT) 鈴木 雪乃 児玉 亜也
NONOKA MIKU 清家 とも子
土屋 裕一(*pnish*)
NANA(MAX)

<スタッフ>
原作:韓国KBSドラマ「ドリームハイ」
演出・振付:増田哲治(TETSUHARU)
脚本:葛木 英
音楽:かみむら周平

~ストーリー~
舞台は、未来のスターを夢見る若者たちが入学するキリン芸能高校。
実は天才的な音楽の素養をもつ田舎者のサムドン、
ダンスへの情熱をもつグク、そして天才声楽少女ヘミ、
理事長の特命でキリン芸能高校の特待生となった3名。
かつてはヘミの親友だったベクヒ、
カリスマ的なダンスと歌の実力者ジェイソン、
非凡な音楽の才能をもつピルスクという仲間に出会う。
互いにライバルとして刺激しあい、熾烈な競争の中で、
挫折、嫉妬、葛藤を繰り返しながら、スターを目指し成長していく青春群像劇。
彼らはスターへの階段を今、昇り始める。
そしてその頂点にあるものとは・・・。

≫公式ホームページはこちら


素敵な笑顔♪

Copyright(C) KBS&Holym
Copyright(C)ミュージカル「ドリームハイ」製作委員会2012



取材・インタビュー:mamiko  撮影:おけぴ管理人 


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もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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