12/08/09 東京芸術劇場内覧会レポ
2012年8月9日(木)10:30
東京芸術劇場内覧会レポ
2階席サイド後方(E-34)からの視界
9月にリニューアルオープンする東京芸術劇場(池袋)。
改修のポイント、劇場の今後の取り組みなど生まれ変わった
芸劇に期待が膨らむ内覧会の様子をお伝えいたします!
こちらはプレイハウス(旧・中ホール)です。
サイドバルコニー席とサイド照明、レンガ壁面で
劇場のイメージもがらりと変わります。
1階客席から階段を上がると・・・
一階客席後方にはこのような立ち見可能エリアが設けられています。
プレイハウス全体で立ち見90名が可能になりました。
1階席後方からの景色はこのようになります。
全体的に勾配を急に改修してありますが、1階席後方サイドは
さらに一段高く、より見易いような工夫が!
また、1階前方席では壁とお席の間に空間があり、出入りもできます。
(後方席については、その限りではありませんのでご注意ください。)
2階はこちらの座席表を基に各座席からの視界をレポートします。
2階席センター後方、D-24からの視界
2階席センターブロック最前列からの視界、バーも舞台にはかかりません!
1階席の前方の千鳥配列(観やすい!)も確認できますね!
2階席バルコニー席から舞台を見ると(2-LB-5)。
2階バルコニー席先端からはこのように見えます(2-LB-1)。
壁面のレンガ、ところどころコンクリートむき出しの箇所があり、
そこに間接照明が効果的に使われています。
これはかつての壁をはがした名残を生々しく感じて欲しい“改修”ならではの演出!
また、ホスピタリティ面では
プレイハウスでの女性用お化粧室の増設、東京芸術劇場利用の
お客様を対象とた託児サービスの新設などうれしいニュースも!
~託児サービス~
「託児施設芸劇キッズ・ミューズ(仮称)」劇場5階エレベーター横
対象:東京芸術劇場でご鑑賞のお客様
利用時間:開演1時間前から終演後30分まで
利用料金:生後4か月から1歳児 2,000円/2~6歳児 1,000円
お申込み・お問い合わせ:
(株)テノコーポレーション東京本部03-5413-3427 (平日9時から18時)
また、テナントについても、プレイハウス隣接のイタリアンレストラン、
1階アトリウムのベルギービールカフェ両店は23時まで営業となり、
ご観劇後の語らいにも最適!
更に、郵便局も新設され記念切手の発売もあるそうですよ!
そして、こちらは1階アトリウムに新設されたBOX OFFICE、
劇場インフォメーションやチケット販売はこちらへ!
後方に見えるのは劇場5階のコンサートホール(旧・大ホール)へのエスカレーター。
改修前はアトリウム中央を横断していましたが、
壁際に1‐2階、2‐5階への乗り継ぎ形式となりました。
(新しいためか、エスカレーターの床面が若干滑りやすいように感じたので、
しばらくはご注意ください)
続いてコンサートホール(旧・大ホール)、シアターイースト/ウェスト
(旧・小ホール1・2)の様子もご紹介いたしますね。
コンサートホール入口
コンサートホールはロビーも広い空間をゆったりと使っています、
1時間半前開場となるので劇場空間をたっぷりとお楽しみください。
壁面に棒状の木製リブを入れることで反射音をやわらかくするなど
音響面での改善がなされています。
そして芸劇コンサートホールといえば、パイプオルガンですね。
こちらは現在もオーバーホール中、2013年3月がお披露目!
そして地下一階へ(噴水はなくなってしまいました)!
今まで小ホール1と2だった劇場が、Theatre East と Westに!
“土”をイメージした地下1階フロアです。
シアターイースト最後列から
舞台が近い!
シアターウェスト 最後列から
サイドシートもあります。
ちなみに各ホールのイメージは、
コンサートホールが“鉄”、プレイハウスが“木”、地下1階シアターが“土”なのだそうです。
以上、新しい芸劇のハード面をご紹介してまりましたが、
プレイハウスリニューアル後
最初の演目は「蜷川(幸雄)さんに使われる前に先に使いたかった」という
野田秀樹芸術監督自らの新作「エッグ」(おけぴ制作発表レポ)
他にも「東京から世界へ、そして世界から東京へ」をスローガンに注目の作品目白押しです。
野田秀樹芸術監督の言葉を借りると
「劇場は出会いや交流の“場”であるべき、大雑把だった劇場の色を賑わいの色に変える。」
「人が、心が変わらなくては良くならない。そのきっかけとしての改修だと思っています。」
これからの芸劇に注目です!!
丸みのあるロゴも可愛いですね。
おけぴ取材班&撮影:chiaki 監修:おけぴ管理人