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12/08/16 「コーパス・クリスティ 聖骸」稽古場レポート

2012年8月16日(木)13:00
「コーパス・クリスティ 聖骸 」稽古場レポート



ジョシュア役の渡部豪太さん(写真左)と、ジュダス役の窪塚俊介さん(写真右)


聖書で語られるイエス・キリストの受難と、ユダの裏切りのストーリー。
もし、それが愛しあう男たちの物語だったとしたら・・?


イエスの生涯を、現代のアメリカに生きるゲイ青年の設定で描く舞台、
「コーパス・クリスティ 聖骸」。
13人の男たちがクールに、そして熱く“奇跡”を起こす稽古場に潜入してまいりました!



テキサス生まれの青年として、等身大に描かれるイエスと12人の使徒たち。
劇中劇のように語られるイエス・キリストの物語は、
どこまでが台詞で、どこまでが役者の“素”なのか・・。

まるで、13人の男子たちが集まって楽しくおしゃべりをしているような雰囲気をみせたり、
ヒリヒリと焼けつくような愛の形をみせたりと、
かろやかに移り変わる、その場の「空気感」に魅せられました!



テキサスのモーテルで産み落とされた、ジョシュア(=イエス)を演じるのは、
この作品が初・舞台単独主演作となる渡部豪太さん。

ふわっとした不思議な存在感で、
自然と周りに人が集まって来るような独特の魅力です。
口元に涼しげな微笑みをうかべた姿に、「神の子」としての説得力あり!



迷い悩むジョシュア。
そして、そんな彼と運命的な出会いをする青年の名は、ジュダス(=ユダ)。



妖しい魅力でジョシュアを包み込むジュダスを演じるのは窪塚俊介さん。



愛を求める者、そして愛を与える者・・。
それぞれの立場を入れ替えながら続く、青年の成長物語とも受け取れるこの作品。
自分の「未来」を予感しながら、
男たちに「愛」を与え続けるジョシュアの瞳が切ない・・!

彼を囲む12人の使徒を演じる、
永嶋柊吾さん、米原幸佑さん、永山たかしさんら、出演者の皆さんは、
使徒以外の役も複数演じていらっしゃいます。
この日のお稽古場では、誰がどの部分を担当するのかは流動的。
本番の舞台では、どのような組み合わせが見られるのか楽しみです♪



ベテラン・松田洋治さんの声が稽古場ぐっと引き締めます!
(ちなみに、松田さんの頭の手ぬぐいは“ポニョ”柄でした~♪さすがはアシタカ!)



近江陽一郎さん



(写真中央:永山たかしさん)
わいわいと、何とも楽しそうな男たち。



(写真右:赤澤燈さん)

旅を続けるジョシュアたちは、そこで何を見つけるのか・・。



“最後の晩餐”の後、ジョシュアを捕え連行する、
北川能功さん、鷲尾昇さん、今奈良孝行さんのお兄さんチーム。

出演はこのほかに藤井泰造さん、安西慎太郎さんと、男ばかりの13名。
聖書の物語に忠実に進むストーリーながら、
そこには、思わぬ「笑い」と「衝撃」が散りばめられています。



稽古を見つめる、訳・演出の青井陽治さん。

公演会場は、演技スペースの周り360度をぐるりと客席が取り囲む青山円形劇場。
全方位、至近距離で出演者たちの演技を堪能できますね♪
稽古場でも演出の青井陽治さんが座る位置を変えながら俳優たちの演技を見守ります。

『蜘蛛女のキス』『マスター・クラス』等で知られる、
アメリカのトニー賞受賞作家、テレンス・マクナリーが1998年に発表した問題作。
コーパス・クリスティとは、
キリストの亡骸の意味であり、またテキサス州にある都市の名前でもあります。

異端者として、現代社会に現れたイエス・キリストの迷い、苦しみ、そして愛・・。
13人の男たちが起こすパーフェクトな奇跡を、お見逃しなく! 


<公演情報>
2012年9月6日(木)~17日(月・祝)
青山円形劇場

<出演>
渡部豪太/窪塚俊介
今奈良孝行/北川能功/鷲尾 昇/永山たかし/米原幸佑
近江陽一郎/赤澤 燈/藤井泰造/永嶋柊吾/安西慎太郎 
松田洋治

<ストーリー>
13人の男性らが舞台に集まって来る。1人はジョシュア役、1人はジュダス役。他の11人の俳優たちは、いくつもの役を演じる。そして、ひとつの劇が開幕する。
テキサス州のモーテルで、メアリー(マリア)はひとりの男子を産み落とす。その人こそ、世界が待ち望んだ子供であるとルーム・サーヴィスら(三賢者)に告げられ、男子はジョシュア(イエス)と名付けられる。するとジョシュアの前に“主なる神”が現れ、ジョシュアに「神の子」としての使命があることを告げる。
ジョシュアは「神の子」として迷いを持ちながら、すくすくと成長していく。「自分の運命は?」「人を愛するとは?」そして、彼は恋を経験していく。いよいよ高校最後のシニア・プログラムの日。ジョシュアはある少女にパートナーを申し込む一方で、ひとりの少年・ジュダス(ユダ)と、運命的な出会いをする。

青年となったジョシュアは、ある日突然姿を消した。何年もの放浪の旅へと出発したのだ。そこで、ヒッチハイクしたトラックの運転手に砂漠で置き去りにされ、ジェイムス・ディーン(悪魔)が誘惑を仕掛けて来る。しかし彼はそれに打ち勝ち、ついに迷いを解く。「人の子」としての人生を歩むため、都会へと帰還する。

その後、数々の奇跡をみせるジョシュアのもとに、次々と弟子となる者たちが集まって来る。使徒と呼ばれる12人。その中には、あのジュダスの姿もあった・・。

やがて訪れる、避けることの出来ない運命の“その日”。
ジョシュアとジュダス、そして使徒たちは-。

公式HP

公式ブログ




ジョシュアに迫るジュダス!!


おけぴ取材班 文:mamiko 撮影:yoshida


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現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
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好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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