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12/10/12 「招かれざる客」公開舞台稽古レポ

「招かれざる客」公開舞台稽古レポート
2012年10月12日17:30

浅丘ルリ子さん主演、アガサ・クリスティシリーズ第三弾!
ミステリーの傑作「招かれざる客」の公開舞台稽古の様子をレポートします。

「どうしよう、どうしましょう、どうしたらいいの。」
か弱き妻が夫の殺害を自供した理由は。。。

ある邸宅の一室を舞台に繰り広げられる愛とサスペンスの物語。
ただし、アガサ・クリスティが描いた“愛”は一筋縄ではいきません。

次々に登場する何かを隠している怪しげな人々。
芸達者なみなさんが実に濃厚な人物像を見せてくれます。


見つめられると吸い込まれそう(by安奈淳さん)浅丘さんの目力!

浅丘さん演じるローラが覚悟を決めた時に見せる”強さ”は神々しいほどの美しさです。


偶然に館を訪れた“招かれざる客”

濃霧のために立ち往生し、たまたま館に立ち寄った男スタークウェッダーを演じる
古谷一行さんの深い深い声にしびれます。

そんな穏やかで落ちついた声でローラに“殺害の偽装”という救いの手を差し伸べる男。
いったい彼は敵?味方?


美しさの中に深い悲しみが見え隠れする安奈さんのウォリック夫人

館の主人の母ウォリック夫人に安奈淳さん
母としての苦悩が伝わる台詞「命を与えたものは その命を奪う権利もある」
胸に突き刺さります。


被害者の友人にして・・・謎めいたジュリアン(石井一孝さん)

館の主人の友人・ジュリアンに石井一孝さん。
かなりの野心家ジュリアンを情熱的に演じます!
身の潔白を必死に訴える姿、とても人間臭いジュリアンを好演です。

館の主人の腹違いの弟、障害を持つジャンに原田優一さん。
他の登場人物から漂う“嘘”の香りと対照的な嘘をつけないジャンの存在。
物語が進むにつれ、その存在感は増します!!


トマス警部(川崎麻世さん)と部長刑事(不破万作さん)

捜査チームの二人は何とも言えない凸凹コンビ。
緊張が続く舞台の中での二人のやり取りは笑いを誘います。


館の召使ヘンリー(斉藤暁さん)

召使のヘンリー役の斉藤暁さんの飄々とした芝居はTVでもおなじみですね!
でも。。。一見、人のよさそうなヘンリーが企んでいることは。
そう思うと、何とも不気味な存在に見えてきます。

美しき妻と館に出入りする人々、そして偶然館を訪れた男。

劇中の登場人物たちの息をのむ心理劇とキャストの皆さんによる芝居合戦が
重なり合って、劇場全体がピリッと引き締まった空気に包まれます。

果たして真犯人はだれなのか。
なぜ、それぞれが嘘をつくのか。
ミステリーの女王が描く様々な形の愛の物語を劇場でお楽しみください。


本編とは対照的に、とても和やかだったのが舞台前の囲み取材です!

浅丘さん、古谷さんのお互いの印象をご紹介いたします。

古谷さん)
「ルリ子さんからは稽古場から静かな闘志を感じています。
舞台冒頭、豹が獲物を狙うような目で見つめられ、そこから
二人のドラマが始まる。初っ端からすごくインパクトあります。
俺もでっかい目を見開かなきゃ(笑)」

浅丘さん)
「以前TVドラマで夫婦役をして以来お久しぶりですね。
この役が古谷さんでよかったと思いながらお稽古し、今では
古谷さんでなくてはダメ!と思っています。」

最後に浅丘さんからのメッセージを
「アガサ・クリスティが書いたお話が本当に面白いんです。
その面白さを表現するのは、精神的にとても疲れますけどね(笑)。
でも、その疲れがみなさんを楽しませることにつながると思っています。
みなさま、ぜひ見にいらしてくださいね!」


<STORY>
深い霧が立ち込め、霧笛が響く真夜中。
庭を見渡すフランス窓の前で、車椅子に座った館の主人が
頭を拳銃で撃ち抜かれて死んでいた―。
その傍らには、被害者の夫人が拳銃を握ったまま立ち尽くしている。

そこへ、窓から一人の男が入ってきた。
男は、濃霧のために車が溝にはまって立ち往生し、
たまたまこの館に立ち寄ったという。

そこで、夫を殺したと自供する美しい妻のために一計をめぐらすが、
事件は全く意外な方向へ・・・。
次々に登場する怪しい人物たちのミステリアスな人間ドラマが繰り広げられ、
謎が謎をよぶ・・・みんな、怪しい。

<公演情報>
2012年10月17、18日@兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール
10月22日@徳島市立文化センター
10月24日@四街道市文化センター
10月26日@高知県立県民文化ホール
10月29日~11月1日@千葉市民会館
11月7、8日@北國新聞赤羽ホール
11月10日~18日@ル テアトル銀座 by PARCO

作品HP 


おけぴレポ隊&撮影:chiaki 監修:おけぴ管理人


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名前:山野上 寛
mail:cs@okepi.jp
出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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