12/11/06 ファンタスティックスゲネレポ@博品館劇場
2012年11月6日(火)
ファンタスティックス ゲネレポ@博品館劇場
世界最長ロングラン(52年!)の不滅の名作ミュージカル「ファンタスティックス」。
昭和46年のファンタスティックスご出演以降エルガヨ役を300回以上演じ、
この作品を知り尽くしている宝田明さんによる製作&演出版での上演です!
セット、照明、音楽、どれもシンプル!
それゆえに想像力のツボをぐいぐい刺激されるのです!
例えば場面の変化も、ミュート(本間ひとしさん)が差し出す小物類だけで
表現されるのですが、景色がふわっと頭の中に浮かんでくるのです!
登場人物に絡めてキャストとあらすじをご紹介していきますね。
まずはお隣同士に住む青年マットと少女ルイザ。
マット役は、「タイタニック」で船長・宝田明さんと共演されたSOPHIAの松岡充さん、
ルイザ役は、キュートな瞳と確かな歌声・元宝塚月組娘役トップの彩乃かなみさん♪
ザ・純粋と表現したいなくらいに、キラキラ輝いてます!
マット・松岡充さん
ルイザ・彩乃かなみさん
この両思いの二人の間には、
仲の悪いオヤジ達が建てたたか~い壁が存在するのです。
そのオヤジ達がこちら!
沢木順さんと青山明さんの息ぴったりのコンビっぷり!
(お歌も動きも楽しいっ!)
実はこのオヤジ達、仲が悪いようにみえて実は大の仲良し。
お互いの息子、娘を結婚させたいと思ってるのです!
マットとルイザに、“親同士が仲直りした”とみせつけるために
このオヤジ達が考えたのが、なんと“狂言誘拐”!
その狂言誘拐を依頼した相手が、どこからどうみても怪しいエル・ガヨ!
今年78歳の宝田明さん、大人の色気むんむんです。
そのエル・ガヨが狂言誘拐のために雇ったのが、
役者ヘンリー(光枝明彦さん)と殺され役専門のモーティマー(島崎俊郎さん)。
この二人の登場シーンが、間が抜けすぎていてめちゃめちゃツボ!!
キラキラ輝いて、想いが溢れんばかりの恋からはじまる一幕は、
二幕で意外な展開を迎えます。
邪魔されて、乗り越えて、騙されて、喧嘩して、傷ついて、成長するマットとルイザ、
そして彼らに関わる大人たちの、
甘いだけじゃない、ほろ苦さも混ざった人生の教訓が散りばめられていて、
それらが、すっと優しく、心に響いてくるような素敵なミュージカルです。
それにしてもこの舞台、キャストさんの芸達者っぷりが凄まじいです!
(各々のバックグラウンドをご存じなくても、その魅力が滲み出てます!)
観劇後は、出演者8名全員が印象に残ると思います♪
ミュート役の本間ひとしさんのタップやしなやかな動きにもご注目!(振付は弟の本間憲一さん)
演奏もピアノ(桑原まこさん)とハープ(田中淳子さん)が舞台上手で生演奏♪
さらに客席降りや、客席配り(!?)もございます!
沢木順さんが降りてきて!
いただいたのがこちら!
きっと帰り道には“トライ・トゥ・リメンバー”のメロディを口ずさんでいると思いますよ♪
秋深まるこの時期にもピッタリ!ぜひお見逃し無く!
公演は銀座博品館劇場(11/6-12)を皮切りに、
沼津(11/20)、京都(11/23)、兵庫(11/25)、福岡(11/30)、宮崎(12/2)、中津川(12/11)と
全国をまわって、12/6-9に再び東京・草月ホールに帰ってきます!
詳細は公式ホームページにてご確認下さいませ
おけぴ取材班&撮影:おけぴ管理人