監督: 松本人志
プロデューサー: 岡本昭彦
製作代表: 吉野伊佐男/大崎洋
製作総指揮: 白岩久弥
アソシエイトプロデューサー: 長澤佳也
企画: 松本人志
脚本: 松本人志/高須光聖
撮影: 山本英夫
美術: 林田裕至/愛甲悦子
デザイン: 天明屋尚 (大日本人刺青デザイン)
編集: 上野聡一
音楽: テイ・トウワ/川井憲次 (スーパージャスティス音楽)
vfx監督: 瀬下寛之
音響効果: 柴崎憲治
企画協力: 高須光聖/長谷川朝二/倉本美津留
照明: 小野晃
装飾: 茂木豊
造型デザイン: 百武朋
録音: 白取貢
助監督: 谷口正行
出演:
松本人志
竹内力
UA
神木隆之介
海原はるか
板尾創路
街田しおん
【おはなし】
廃れつつある日本の伝統を背負った大佐藤という男が、とあるドキュメンタリー番組で密着取材を受けている
【コメントー隙間にいるヒーローー】
90年代に青春期を過ごした僕にとって、ダウンタウンという芸人は重要である。 およそ十年をかけて、何をおもしろがるかという基準値をダウンタウンは示し、僕はそれを享受した。 一方で、僕は映画を見ていた。 だが僕にとって、両者に差異はほとんど感じられなかった。 「大日本人」は、スクリーンでコントをやるという、野心に満ちた快作であった。 コントと映画の境が一体どこにあるのかは、両方を好物とする僕にとって積年の疑問であった。 大佐藤は、仮面ライダーやウルトラマンと同種のヒーローである。 僕はこの視点がたまらなく好きだ。 映画を見ながら、僕はふと小学校三年(84年)の頃の出来事を思い出した。 当時の僕には彼がスーパーマンだとはとても思えなかった。 大佐藤の日常が、日常であればあるほど、哀れなおかしみが増す。 スクリーンでコントを仕掛ける工夫は随所に見られた。 |