05/05/26 THE WOMAN IN WHITE@THE PALACE THEATRE
2005年5月26日(木) 19時30分開演
THE PALACE THEATRE
LONDON F26 (25ポンド 約5000円)
THE WOMAN IN WHITE
まず美術や舞台装置が。。。
基本的にCGなんです。びっくりです。
舞台の上に大きく舞台を囲むように婉曲した壁があって、
そこに田園やら宮殿やら線路やら、それぞれのシーンごとの背景がうつるんです。
これが結構新鮮で面白いなとは思ったんだけど、
私はやっぱりアナログな美術セットの方がいいなー。
確かにCGの表現方法もすごく面白いんです。
本人達はその場にいるだけなんだけど、
CGで階段の位置を動かすことで本当にのぼっているようにみえるし、
CGの扉の位置と実際の壁の扉の位置が一致していて、
本当に扉を開いているようにみえるし。
最後列車が通り過ぎるシーンも迫力あったし。。
でも、登場人物は主に3人で、ミュージカルというよりはオペラに近いイメージ。
踊りもほとんどなく、ALWの音楽も、期待していたほどではなく。。。
なんか今まで作ったのを繋ぎあわせた感じなのではと思ってしまったほど。。
アンサンブルもほとんど出てこなくて、
この主役3人+1人が物語を繰り広げるんだけど、
前半は結構英語も理解できたんだけど、
後半のちょっとなぞめいたところあたりで少しわからなくなり、
あれ、白衣の女は結局どうなったのー?ってところがいまだにわかりません。。。
白衣の女を読んだ人に聞いてみたい。。
金持ちのローラとそっくりなあの白衣の女は、
精神病院から抜け出して連れ戻されたということはなんとなくわかったのですが、
連れ戻された後はどうなったのでしょうか?
うーん、で、歌もなんかいまいちな気が。。
1幕はじまってからすぐ、「も、もしかしてつまらないかも」と思い始め、
まわりの反応も結構似たような感じで時計をちらちらみる人や、
2階席では退席する人もいたり、
終演後は誰もスタンディングオペレーションする人もおらず。。。
かなり力を入れて作ってロングランを狙っているようだけど、どうなんですかねー。
あと、ティンパニや太鼓のタイミングがずれてる気が。。
オケと歌のタイミングもずれてました。なんだかなー。。
太ったおっちゃんの鼠を使った演技は面白かったけど、
でもあのおっちゃんのシーンちょっと長すぎ。。。
というわけでビリーエリオットの印象が強すぎたせいでしょうか。。。。
全然面白くなかったです。
それにしても1日二本はやっぱりきつい。
ホテルに帰るとどっと疲れがでてしまい、そのままベッドに横たわって寝てしまいました。
おすすめ度(1-10)→ 1.2
もう一度観にいきたいか→ ストーリーを知ってから早送りで観たい