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06/04/17 ザ・隅田川@草月ホール

2006年4月17日(月) 19:00
1階H列48番@草月ホール
花組芝居「ザ・隅田川」

先日、一回観ているので今日は二回目。
前回に観たのとかなり印象が違って、めっちゃよかった!
見所の多さが前回の比ではなかったです。

アドリブや間など、前回から変わっているところは
結構あったものの、大きかったのは私自身の中で役者さんの
キャラがある程度把握できていたからというのと、おおまかな
ストーリーが頭の中に入っていたからだと思います。

まず登場人物のおおまかな把握。

大きく吉田家と入間家の二つの家。
吉田家の松若と入間家の花子が許婚関係。
花子と桜姫は姉妹。
入間家の局の岩藤は、入間家中老の尾上(花子のお気に入り)が嫌い。
お初は尾上の召使。
(今まだよくわかってないのは、パンフにある清玄阿じゃ梨と桜姫の
 「桜姫の前世、白菊丸と恋仲」ってどういう意味?あれは回顧シーンだったの?)

ここまで事前に頭の中あると全然違うかも。
でも、仮にはじめて見る前にこの相関図を知った
としても、いざはじまったら、???だと思うんですね。

やっぱり、一度観て、クエスチョンマークになって、
再度観ると、うーん、これがなんとなくわかってくるんですね。

この関係がわかると、ストーリーの中の綯い交ぜ
(ないまぜ。歌舞伎などで二つ以上の脚本が交差すること)
の面白さや、一人の役者が男役と女役をやってたり、
ある意味早替りだったり、そういう見所が満載で面白いんです。

私ははじめてみた時、最初横道さんや山下さんの
役柄がちんぷんかんぷんだったのですが、
今日二回目をみたら、結構わかった気になってきました。

しかもそれが男方、女方とあるのに、見た目が
シンプルな紋付袴で皆一緒だから、はじめて
みた時は混乱したんだと思います。二回目に
観たときは、それがじょじょにわかりはじめて、
どんどん楽しくなっていったんですね。

そして、役者さんの個性。
それぞれの役者さんの個性や人柄がわかると、
各シーンの面白さが全然違ってくるんですよね。
前回私がみた時は、前半は皆はじめてみる
役者さんばっかりだったので、正直個性がわからず、
とまどってしまったんですが、後半あたりからじょじょに
面白くなってきたんですね。でも(前回観たので)今回は最初から
個性がわかっていたので、清玄あじゃりや、残月、尾上
といったキャラがとーっても楽しめました。

最後のシーンは、あれは何度観ても気持ちいいです。
また、毎回違うっぽいアドリブもめっちゃ面白いです。
桜姫、36歳には絶対みえません!
内輪ネタまでいかないレベルのプチ役者ネタも楽しめます。

でもやっぱり一番のマイヒットは尾上の植本さんですねー。
素晴らしい! 最後の掛け軸もかっちょえー。

そういう意味でリピートしがいがある作品、
というか、リピートすることでその面白さが
とってもよくわかる作品なんだと思いました。

一回目は「よくわからないけど、終わってみれば
なんとなく面白かった」という感想だったんですが、
二回目の今回は大満足!でした。印象変わるもんですねー。

ちなみに今日は開演前トークもあったんですが、結構
内容は面白かったんだけど、皆声が小さくて
ごにょごにょした感じで、皆の声が結構いりまじってて
あまり聞き取れなくて残念でした。。でもダメだしじゃなくて
「良い出し」をして、そこから役者さんそれぞれに合うように
変えていくという井出茂太さんの姿勢、いいなと思いました。


皆様からのコメント



ええ~~、オケピさんも17日だったんですか!
じゃあ、あの空間をご一緒してたんですね。
(^^)v
前回に観た隅田川とは、出演者が変わったから当然
ではあるのですが、演出も変わって、私の中では、
新作を観たようにも感じました。
“歌舞伎を自在に遊ぶ”あの劇団ならではな意気込
も感じたし、とっても楽しめました♪
日程が合えばもう一度観たかったくらいです!
オケピさんが事前にアップしてくださっていたイン
タビューもとても興味深かったです。
大阪公演の大盛況にもエールを送りたいと思います。
(*^^*)



>今まだよくわかってないのは、パンフにある清玄阿じゃ梨と桜姫の「桜姫の前世、白菊丸と恋仲」ってどういう意味?あれは回顧シーンだったの?)
☆お答えしましょう。清玄さんは昔々、江ノ島でお稚児さんとの同性愛の末に心中をして自分だけ生き残ってしまいました。その心中したお稚児さんが白菊です。そして白菊の生まれ変わりが桜姫です。桜姫は因縁を背負ってますから生まれたときから左手が開きません。(みんなでジャンケンしたけど【グー】出したでしょ)。そして『36歳なんまんみぃ♪』と清玄さんお念仏を授けるとあ~ら不思議?!桜ちゃん手が開いてそこから一軸が出てきちゃうのね。そして清玄さんは白菊の生まれ変わりの桜姫を守るために堕落した僧として『ごめんね病気しちゃって。ごめんね足手まといで・・・』と語るのでありました。おしまい。

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おけぴ管理人プロフィール
名前:山野上 寛
mail:cs@okepi.jp
出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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