06/12/18 三婆@新橋演舞場
2006年12月18日(月) 16:00
三婆
1階16列32番 @ 新橋演舞場
皇居のお堀の横を木枯らし舞う中
自転車でいざ新橋演舞場へ。
客席に座ってまず最初の感想。
「さっきより客席の髪が黒い」(笑)
三婆、本妻:波乃久里子さん、妾:水谷八重子さん、妹:園佳也子さん
3人が一つ屋根の下で暮らすことになるドタバタ劇。
ただ、ドタバタ劇といっても、味のある、なんかゆったりした
流れの舞台でした。こうリラックスして、気にせず笑ったり
できる感じ。暗転中、まわりのおばちゃん達がしゃべる
(ひそひそじゃない)話し声もこれもまたライブならでは。
(ただ、飴のびりびり音と、双眼鏡についてるのではと
思う位りんりん鳴る鈴の音はご勘弁。あと、一幕でずーっと
かなり苦しそうに咳をし続けてはった右後方のおばぁちゃん。
右耳がついそっちに神経を奪われてしまい。。。)
今回の私的ヒットは、園さんと笹野さん!
この2人、いやー、素晴らしい。強烈なインパクトだ。。
また、女中役の鴫原桂さんが、とても明るく元気にそして
少ししたたかに(笑)絡んでいく様が痛快でいい
アクセントでした。でもあの2幕の去り方はちょっとさびしい。
(3幕ででてきはった時は別人のようでびっくりした)
この舞台、ニ幕で終わりといわれても、おおおおなかなかええ舞台
やったと思って帰ってしまいそうな感じ。そう、この2幕の後
20分だけの三幕がありまして、これが15年後のお話。
これがまぁなかなか皆さんの15年後が強烈で、
ほんまお見事に演じられてます。そしてあの終わり方。
一人で年老いることについてちょっと考えさせられる感じですね。
(園さんが出ていくあのシーンであぁ展開するとはね・・)
終わった後、後ろのおばあちゃんが「ぼけたくないねぇ」
といってたのが印象的でした。