07/07/28 和泉会別会@国立能楽堂
2007年7月28日(土) 15:00
和泉狂言別会
脇正面6列19番@国立能楽堂
久々の能楽堂です。
今回は、和泉元彌さんと和泉淳子さんのお子さん達に
セリフがつくと聞いて、楽しみにしていたのですが、
めっちゃめちゃかわいかったです。
まずは「伊呂波」。
子(和泉慶子ちゃん)が親(和泉淳子さん)の真似をするという演目。
ほんとの親子で演じる親子ものの狂言。
慶子ちゃん(4歳半とおっしゃってましたでしょうか)、
言い方や高い声、ほんとにかわいい。あれだけのセリフ量を
記憶していて、しかも抑揚つけて、独特の狂言的言い方での
堂々たる演技、素晴らしかったです。目もかっと見開いて、立派な演者さんでした!
(後で聞いたのですが、「承りました」とかいう子供が使わない難しい言葉は
「うけたま ・ わりました」のように覚えさせるようです。なるほどね~)
最後、親の動きをそのまま真似るところとか、摺り足もとてもかわいらしい。
10分前後。このくらいの時間で終わる狂言は、
ほんとに、すかっと終わってくれる感じで気持ちいいですね♪
そして「柑子俵」。
これも楽しい演目。
采明ちゃん(5歳)、最初の動きに魅せられた!
真面目なんだけどその中にお茶目さが出ていてすごくかわいい。
慶子ちゃんと采明ちゃんは、声の感じも違って、
それぞれに動きや声のかわいらしさのポイントが違うので
この二人の成長はすごく楽しみです!そしてもうすぐ初舞台を
控えているという元聖君、彼の初舞台も楽しみ!
ちなみにこの柑子俵で、采明ちゃんが一瞬セリフにつまった際の、
三宅藤九郎さんの一瞬、やわらかく包み込むように見えた表情がすごく印象的でした。
また、和泉元彌さんが采明ちゃんを背負うシーンも、俵の中から、
降ろすな降ろすなと叫ぶ采明ちゃんがすごくかわいい。
これ、子供がいないとできない演目ですよね?だって大人だと背負えないですよね?
終演後、ロビーで采明ちゃんと慶子ちゃんを見かけたんですが、
ちょこちょこと走り回る、元気な4歳、5歳のかわいい子供さん
に戻ってました。今後が楽しみ!
能楽堂って、静寂な空間に響き渡る声や歌、お囃子の音が気持ちいいんですが、
今日は、最初の三番叟のお囃子に、ん!?
あえてバラバラに、抜けた感じで演奏してるのかなと
私の脳は戸惑ってしまいました。
あと、上演中にカメラフラッシュが連発。
撮影の人かとも一瞬思ったけど、そうだとしても、
この静寂と古の時代に観客がひたっている時のフラッシュは
ご法度だと思います。
また、幕間演説で、明日の参議院戦を控えた
ドクター中松氏が演説してましたが、うーん、
かなり場違いな雰囲気が。。。お客さん結構ひいてたと思います。
それにしても国立能楽堂、雰囲気、いいですねぇ。
女性が着物で来たくなる気持ち、わかる気がします。