07/07/29 風咲き花@萬劇場
2007年7月29日(日) 16:30
劇団Birth 風咲き花
自由席@萬劇場(大塚)
劇場の入り口入ると、おおお、スタッフの方の服なども含め
雰囲気がなんか沖縄♪
舞台は、沖縄のとある離れた島の家の一室。
なにげないほのぼのとした一家のシーンからスタートするんですが、
ここに東京からやってきた百合が加わってドラマ展開。
人の温かさを感じるとともに、どこか懐かしさを感じて、
ちょっと故郷や近所付き合いが盛んだった田舎が恋しくなる感じです。
そして、縁側、いいですねー。私も寝れない時線香花火してみたい。
キャストのキャラがうまーくたっていて、くどすぎず、弱すぎず、
みんなストーリーを持っていて、とっても心地いい感じ。
私的涙腺ポイントは2箇所!
まず、ストーリーやセリフの一部から、百合は全てわかっていてここに来ていて、
それを明かせずに過ごしてる、そんな百合の気持ちを考えながら観てたので、
終盤の主人公の百合(狩俣咲子さん)告白の後の
お父さん(北川伸太郎さん。この方の雰囲気、なんかいい!)のセリフで涙腺開放。
お次は、屋根の上のシーンで、里子(色摩由維さん)さんがお兄ちゃん(大野敏之さん)を
なぐさめに行ったところでのお兄ちゃんのセリフ。
どちらも、百合と里子のいい感じのせりふの後の、
もうひと展開するお父さん(サキがこの地を忘れてなかった点)と
お兄ちゃん(両親はまかせとけ)の一言。このもうひと展開が涙腺ポイント!!
色摩さんは、紫陽花KABUKiやスウィングの看護婦さんの時のイメージとは一転、
活発な娘さん役もいいですね~。
また、お母さん役の竹内理恵さんが産婆の出産シーンがかなり迫力。
新藤幸子さんの最後の絶叫がすごくリアル!
そして旦那さんの塩見淳史さんの明るいキャラがこれまたいいアクセント!
若泉亮さんのサキへの一途な巡査さん、いいっ、いいキャラだなー。
お父ちゃんと毎晩酒を飲むこの雰囲気も、なんかいいなー、なんて思ったり。
学君(石井直樹さん)は、里子を待ち続けるのかな。
そしてこの舞台、セットの中で本物を使うところがよりリアル感が出ていていいです!
線香花火や、線香花火用のバケツに水を汲む時の
水を入れる時の蛇口から出る水(このバケツに入る音が、とても
なんか懐かしさを感じます。これ、セット的にはどうなってるんでしょう?)、
食事(お茶碗によそったご飯からはほくほくと湯気が!そして
皆さんほんとにちゃんと食べてます!)、
カレンダー(日付見ると設定は2007年7月?最後は9月になってましたね)、などなど。
ちょっとした演出とかもうまくて、最後のシーンは、劇中にも
出てきた流れ星がぴかーんと光ります。これ、なかなか素敵な終わり方。
客席の天井にも☆が輝いて、お、最後列選択正解!って思いました。
箱がそんなに大きくない劇場だと後方席が好きな管理人でした♪
ただ、途中から「ぶーーーーーーん」という音がずっと響いていたのが
気になりました。なんの音だったんですかね。スピーカー?
ちなみにこのタイトルは、なんで「風咲き花」なんでしょうね。
風の音、サキ、咲かせる、百合、そのあたりからきてるのでしょうか。
オケピ管理人様
先日は、劇団Birth公演「風咲き花」ご観劇頂きありがとうございました。細かいところまでちゃんと観て下さって嬉しいです。最後、百合の手紙のあとの流れ星は、初演時にはなく、今回劇場に入ってからできたものなんですよ。舞台裏からも見える位置なので、毎日、家族全員で見守っていました。
私たちの“原点”であり、永遠のテーマでもある“繋がり”“想い”が沢山詰まったこの作品。“想い”には答えがないから、とても難しく、でもそこには確かな“繋がり”があって・・・あたり前のことが、何よりも尊く、愛しく思える。
“答え”は出せなくても“すべて正解”の想いの深さを、日々考えながら、百合も手紙に書いたように、これからも、
「ひとつずつ無理をせず大事に育てていきたい」
と思います。
本当にありがとうございました。
ゆ、百合さま!
コメントありがとうございます。
びっくりしました。嬉しいです。
劇団員さんたちのまっすぐな想い、とっても
伝わってきました。繋がりって素敵ですよね。
百合とお父さんの線香花火のシーンが好きですが、
駐在さんが、百合ちゃんに乗り換えようかなって
いった時の、百合の反応もいい感じでした!!
あくせく働いている日常(そんなに働いてない私ですが・・)、
に対して、ふっと振り返らせてくれる、そんな
素敵なひとときでした。ありがとうございました!