07/11/10 The Glorious Ones@MITZI E.NEWHOUSE THEATER AT LINCOLN CENTER
2007年11月10日(土) 20:00
The Glorious Ones
F列10番
75ドル
@ MITZI E.NEWHOUSE THEATER AT LINCOLN CENTER
ストライキの影響で、観たかった演目はことごとく公演中止。
じゃぁ観てないもので上演してるもの、XANADU、
SPELLING BEE でもと思って劇場のBOX OFFICE いったら「SOLD OUT」。
立見でもだめ?といったら「NO STANDING SHEET SORRY」と。
XANADU なんて普段入場率50%くらいらしいので、
こういう時に、観たい人に立見でもいいのでいれたらいいのにねと思ったり。
で、最後の夜はおとなしくしてるかなぁと思って宿に戻ると、
隣の部屋の子が、リンカーンセンターでやってる The Glorious Ones
という舞台が、ミュージカル仕立てでとてもおすすめだと教えてくれました。
この方、年3~4回ブロードウェイに観劇しにきてるようで、
ミュージカル以外にもストレートプレイまで幅広く見てて、
しかも出待ちとかで役者さんと仲良くなっておられる。すごい。。
Spring Awakening や AvenueQ の出待ち
すればよかったのにーと後からこの方から聞いてちょっと後悔。
Spring Awakening の役者さんたちとかはとてもフレンドリーだそうです。
(そうした出待ちの時の会話で、例えば翌日もみる予定があるとしたら、
席の位置を教えておくとそっちみるようにするよといってくれたり、
来日の予定とかが聞けることもあるそうです。通はすごい。。。)
あぁ Kate Monster 役の Mary Faber さんの出待ちしたかった。。
最終日、出待ちだけでもと思ったんだけど、公演中止でできず。。
さて、そんなこんなで公演2時間前に、宿からPCでネット予約して
(ネットで予約して劇場チケット受取ができる。これ便利。
劇場では予約の際使ったクレジットカードを見せるだけでOK)
リンカーンセンターいってきました。円形劇場っぽい感じで、
すごく急勾配。そして偶然にも横の席が日本人の方。話してみると、
昨日着いたばかりのようで、観劇三昧の予定がストライキでショックです。。と。
確かに、このストライキ、いつまで続くんだろう。。
3日くらい続くのではないかという見方もあるようで。。
と、前置きが随分長くなりましたが、この The Glorious Ones、
”コメディア・デラルテ”という、17世紀のイタリアの
即興演劇の一種なんだけど、その旅芝居一座の物語。
このコメディア・デラルテには、ストックキャラクターと呼ぶ
お決まりのキャラクター設定があるようで、そういうことを
事前に知っていたらもっと楽しめたかなと思いました。
マイク無しの地声。で舞台上方に生バンド。マイク無し、つまり
音響効果無しでミュージカルというのは、なかなか役者さんとの
距離感が縮んで、それこそこの一座の芝居を観てる感じで新鮮。
(であると同時に、生声ってそこらへんの街中で演じてる感じ
にもとれるので、実力が如実に反映されてこわいなとも思いました)
この時代の芝居に対する思いや、新しいことを求めようとする熱意、
といったことを感じましたが、途中かなりうとうとしてしまい、
劇中劇との頭の切り替えがうまく働かなくなり、ストーリー把握的に挫折。
自分の英語力のなさをなげきます。。次回くる時までにちょっと
英語がんばるぞと決意。
ちなみにパントマイムは、このコメディア・デラルテが発祥らしくて、
今回の作品中でも楽しいパントマイムをいくつか観れました。
主役の方、Marc Kudischさんは、素敵でかっこいい方でした。
(私の中のイメージでは松本幸四郎さんとだぶりました)
Natalie Venetia Belconさん、ゲイリーコールマンに似てるなぁと思ってたら
なんと AvenueQ のゲイリーコールマンのオリジナルの方でした!ちょと嬉しい。
最後は、ぱっと世界が開けて、綺麗な終わり方。
もし観た方いらっしゃったら最後、ステージ前方のゴミ箱の小道具を
片付けていたスタッフという役者さんの意味、教えてほしい。