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07/12/21 音楽座ミュージカル メトロに乗って@東京芸術劇場

2007年12月21日(金) 19:00
音楽座ミュージカル メトロに乗って 初日
1階U列14番@東京芸術劇場中ホール

いいっいい作品でしたー!

まずびっくりしたのが1階U列14番なのに、
芸術劇場中ホールなのに、舞台が近く感じる。。
お・・・よくみたら、オーケストラピットがある!
そう、生オケなんです!この劇場で生オケは初めて観るかも。
前5列がとっぱわれて、オケピになってるわけですね~。おおお。

最初の幕開きからして雰囲気たっぷり。
じょじょに半透明になっていくバラの幕、上からひらひらと落ちてくるバラの花びら・・・
そう、この舞台、盆の上のセットが回転していろいろなシーンを描写
するのですが、その見せかたが実にうまい!!雰囲気があって綺麗で美しい!
盆のスピードによって、また受ける印象も変わったり、照明の当て方一つで
全然違うシーンになったり、階段、スロープ、高台、これらのセットが
もういろいろなシーンに見事にぴたーっとはまるんです。

私的な見どころは2幕!

その2幕を堪能するには、1幕がなくてはならない感じ。
1幕はちょっとたんたんと展開する感じにも思えるんだけど、
要所要所で出てくる登場人物や、キーワード、ん?とひっかかった
言葉やパーツなどを頭の中に留めておきましょう。

そうすると、もう2幕は、パズルが組み合わさっていくように展開。
時空を越え、疑問に思ってたことなどがどんどんと
解き明かされていくのですが、これを言葉で説明しろといわれれば
うまく説明できる自信がまったくない私ですが、
これが舞台で観るとですね、すっと入ってくるんですよ。
まさに”舞台は語る”って感じです。

この2幕、一つ一つのシーンがどこかにつながる感じなので、
例えば2幕冒頭を見逃したり、途中で睡魔に襲われると、終わった後、
え?あれはどうしてあぁだったの?ということになってしまうので注意♪

ちなみに私が一番好きなシーンは、2幕、お時さんのお店のシーン。
真次(広田勇二さん)、みち子(秋本みな子さん)、
アムール(吉田朋弘さん)、お時(井田安寿さん)
の4人が揃う場面。そして最後あの出来事。。。
その後、二人が階段昇って、右折したと思ったら、コートの中は・・・
なんと。。。。

あ、このシーン↓も大好き。。とっても綺麗~。
オペラグラス使って一人一人の方をみて楽しむか、使わずに全体の雰囲気を味わうか
とっても迷いましたが、全体の雰囲気があまりにも綺麗だったのでノーオペラで堪能しました♪

エピローグも綺麗。ちゃんとそうつながってるんですね。
観終わった後、いろいろ劇中の話について、あれこれと話し合いたい、
そんな、とっても印象に残る、心に残る作品でした。

あ、今回の私的ヒットキャラクターはですね、おばーちゃん!(野田久美子さん)

1幕の冒頭で舞台上手のスロープのところで歌われた時から、
声がいいっナイスおばーちゃん!とロックオンしてしまったのですが、
その後は、しばらく登場ご無沙汰と思いきや
(実は1幕ラストでも舞台下手におばーちゃんがいたとのこと
を後で聞いたのですが、私、前の席の方がとっても背が高い方で、
その方の頭と右肩の間から舞台を観てた感じなので、舞台下手側を
ほとんど観れなくて。。残念でした)、2幕では女学生に!
おおおおおお、やっぱり、とっても若い方だ!
ますますファンになりました!

今回の観劇、おばーちゃんは別として、特にどの方が、どういいっとかいうのではなく、
全体的なストーリー、内容に引き込まれました。心に響いてきます。

客席に男性客が多いのも印象的でした。
公演プログラムが無料で入り口で配られるのもびっくり。
さらにびっくりしたのが、終演後にキャストさんが衣装そのままでロビーでお出迎えで、
ファンの方達と交流されてること! これがまたとっても素敵な雰囲気で、
おばーちゃん(野田さん)と少し会話できました!幸せ~♪

来年2月のリトルプリンセス、8月に新作「七つの人形の恋物語」、そして
マドモアゼル・モーツァルトと続くようで、どれもとっても楽しみ!
そういえばモーツァルトは、2005年に関内でプレビュー公演を観たなぁ
なんてことを思い出しました。ちょうど私が今の会社を作る一週間前に
てくてくと横浜まで観にいったんですよねぇ。。懐かしい思い出です。

公演は12/30まで東京芸術劇場中ホールにて。

p.s. おけぴスタッフakkiの通し稽古レポゲネプロレポもぜひご覧下さい(写真も豊富!)

※上記写真は、ゲネプロ時に撮影させていただいたもので、関係者の許可を得て掲載しています。無断引用・転載はご遠慮下さい。


皆様からのコメント



どうも♪
「観終わった後、いろいろ劇中の話について、あれこれと話し合いたい」
まったくその通りです♪
なので実践しています(笑)♪
真っ直ぐ帰った日がありません(爆)♪
音楽座1年生のオヤジが昔からのファンの人達と一緒に話した事が「目から鱗」だったそうです♪
観るたびに新しい発見があるので本当なら毎日観たいです♪
それではまた明日(もう今日か)♪



私は12月21日と28日2回観ました。
音楽座は今年6月『アイ・ラブ・坊ちゃん』を初めて観てから、次に『とってもゴースト』を観、今度で3作目ですが、東京公演のときは(アイ・ラブ~の時で地方公演の時には生オケではなかったような気がするのですが。。。)いつも生オケです。
私は、本作品より『とってもゴースト』の方が好きです。
とっても~は、私的には本年のミュージカルベスト10、しかも上位に入るほど良く、もうぐしゃぐしゃになる位泣きました。
それに比べてしまっているのと、原作を読んでいないため2度観ましたが、やはり一部わからないところがあって評価が私的には超おススメにならないかナと言う感じです。
何方かお判りの方、教えて頂きたいと思いカキコしました。

みち子、信次、時、佐吉の4人が一緒の場面で、みち子が母時に「私を産んでくれたお母さんの幸せと、私の愛したこの人の幸せのどちらを選べって言われたら......」と、それに対し時が「そんなこと決まってるさ、好きな人を幸せにしてやりな。」と言って、みち子と時がもつれ合い階段から転げ落ちます。
次に場面は現在になり信次が怪我したみち子を抱きしめ、気付いたときにはコートのみで、みち子は消えていた。
そして、信次は、みち子から手渡されたルビーの指輪の記憶もなくなってしまう。
その前に「僕は父のように生きます。小沼佐吉の息子ですから......」と言う言葉を残して。

つまり、母の言葉によって信次を選んだみち子は、どうにもならない二人の関係を絶つためにも死ぬしかなかったと言うことなのでしょうか?
もし、母を選べば母の母体にいた自分を生かすことになると言うことなのでしょうか?
信次を選択したからこそ、二人の関係を清算し信次の心の負担を無くすために、みち子の存在そのものも信次の記憶から消しさろうと考えたと言うことなのでしょうか?
結局、信次がみち子のことを記憶の中で繋ぎとめるものはあのルビーの指輪だけとなってしまったと言うことなのでしょうか?
つまり、会社の同僚として社長と共に、頑張ってきたことも記憶から消えうせてしまったのでしょうか?
そして、信次は父のように生きるということは、小沼グループを継ぎ(下着会社を辞め)、事業家として羽ばたいていくと言うことなのでしょうか?

こんな風に疑問が残ってしまいすっきりしません。
管理人様を初め、お解かりの方お教え頂けると幸いです。

この作品もですが、ミュージカル座の作品は元四季の人が多くダンス、歌のレベルが非常に高く、演技力は四季より全体的にあると思います。演出家も元四季の人です。
ですから、東宝ミュージカルなどと違い、特定のスター中心主義ではないため、作品の良し悪しで観劇する方が多いようなのでその分観客に男性が多いのかなと思います。
四季と違い、かなり年齢の高い方も皆と一緒にダンス、歌をなさいますが、それがいつ観ても嬉しいです。

いつも投稿を初めお世話になっております。本年も残すところ2日になりました。来年も宜しくお願い致します。来年も数多くの素晴らしい作品に出会えますように。



オヤジ♪さん、どもですー。
都合がつけばほんとぜひリピートしたかったです。
2月のリトルプリンセスが楽しみ!

海燕さん、コメントありがとうございます。
そのシーン、私も、まさに観劇後に悩まされ、
一緒に観劇した akki とあれこれ話してました。
そして akki の見解を聞いて、なるほどなぁと。。
でも、前見た時と受け止め方が
違ったと彼女もいってますが、そこはそういう投げかけ
でもいいのではないかなぁと思ったりもします。
ただ、そういう舞台を見た時は、観劇後に一緒に
語り合う人がいるといいですよね。
劇場とかで同じ思いや疑問を持った人が気軽に
語ったりできるコーナーとかあれば面白いでしょうか?



はじめまして!
私も12月下旬、「アドルフに告ぐ」を観てきました。
舞台の使い方がとても上手くもう一度みたい、と終了後すぐに再演を望みました笑

音楽座は先日「コンサートvol1」のチケットが当たり、それがきっかけでミュージカルも良いなと思い早速「リトルプリンス」のチケット購入してしまいました。

「メトロに乗って」も面白そうですね!
今後も参考にさせていただきます。

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名前:山野上 寛
mail:cs@okepi.jp
出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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