08/03/03 こまつ座人間合格@紀伊國屋サザンシアター
2008年3月3日(月) 13:30
こまつ座 人間合格
8列2番@紀伊國屋サザンシアター
キャスト一人一人が本当に素敵で見ごたえのある舞台でした。
太宰治の半生を、彼の作品を織り交ぜながら展開していく舞台ですが、
私のように読んだことがなくても(読んでても内容を完全に忘れてたりする)、
楽しめるっていうか、逆に興味出て読んでみたくなる感じです。
そして多分読んだ後、この舞台もう一度観たくなる感じ。
とにかくまず出演者がいい!
最初、写真の紹介シーンは、みなさんの活舌に、ん?ってすこーし
ひっかかったんだけど、その後は、もう全然。
とにかくキャラクター表現が見事で、
馬渕英俚可さん!
いろいろな役柄(下女、看護婦、潜伏員などなんと七役!)を
演じられるんですが、とにかく光ってる。んだけど、時には
その華を消したキャラクターになってたりもするのがさすが。
七役がほんと全然違うキャラクターなんですよね。
しかもどれも衣装本当によく似合う。特に、2幕で、
サングラスかけて外国人を一瞬演じた時に、
先日観た宝塚宙組の黎明の風の大和悠河さんのマッカーサを
みた時にに感じた美しさがよみがえってきました!
看護婦シーンの1幕ラストの、舞台上手の津島修治を見つめる目も
とっても素敵。あぁいうちょっとした視線の動きとかずーっと
脳裏に残ったりするんですよね。。
そして田根楽子さん。
田根さんも、七役演じられてるんですが、田根さんは登場のたびに、
もう全然違うキャラクターになりきってるところがすごい。
普通、七役とかすると、一瞬、同じ役柄で違うシーンに登場してるのか
新しい役柄なのかが混同したりする時も多いですが、田根さんは
全然違って、あっ違う役だなと。ってか、誰が演じてるのかなって思っちゃう位。
めがねとか衣装とか腰の曲がり具合とか台詞の感じとか、うまいですよねぇ。
辻萬長さん、中北役もよかったけど、最後の若松屋のおやじがめっちゃ
はまってました。偏屈親父かと思いきや、なるほどなぁと。
あのラストシーン、いいシーンだったなぁ。。。
そしてメインキャスト3名!この方達がこれまた本当に多彩。
ってか、若い!学生時代にも普通に陶酔できました。
津島修治(太宰治の本名だそうです)役の岡本健一さん。
たんたんとした感じなのかなと最初思ってたら、
いやいや、2幕、引き込まれました。特に後半のあの叫び。。。
なんかですね、自然にちょっと目がうるっときてしまいました。。
病院シーンとかの魂が半分抜けた雰囲気もよかった。。。
1幕冒頭、客席下手側を観て「あれ、梅ですね」みたいなことを
いってしばらく客席を眺めてるんですが、まさに私の座ってた
席あたりに視線が飛んできてたので、梅になった気分でした。
佐藤浩蔵役の山西惇さんと山田定一役の甲本雅裕さん。
この二人の描かれ方が、とっても響いてくる。
自分の信念をつらぬく佐藤、時代の流れに流されてしまう山田。。
そしてこの二人と津島の三人の絆。
それゆえにラストの津島の背中を観てると。。。。
2幕の旅館シーンの山西惇さんの挙動がとてもツボに
はまってしまいまして。。。あのシーンおもしろすぎ。。
甲本雅裕さんは、表情がほんとに、なんというか、
台詞以上に伝わってきます。2幕の後半部分とか。。
脚本、演出、照明、衣装、ほんとどれも素晴らしかった。
そしてセット!雰囲気がとてもいいのです。
3時間という長さを全然感じさせない、とっても素晴らしい舞台でした。

本日観劇してきました。
人間失格ではなく、なぜ合格なのかをとても楽しみにしていきました。
でも見終わってなぜの答えが見つかりません。
あれだけ暗く、グロテスクな太宰の一生と小説をモチーフにしながら、時代に翻弄されながらも一生懸命、健気に生きている人々(許せる範囲の弱さやずる賢さを抱えながらも)のお話。そしてその人々の友情物語の呈さえ帯びているのです。
2人の心の友を失った太宰が、自ら命を絶ってもやむをえない?濃密な人間関係を持てた太宰は人間合格だったのか?
あの激動の時代をアイデンティティー・クライシスに直面しながらも乗り越えた(たとえ乗り越えきれず半ばで逝ったとしても)人々への賞賛が人間合格なのかとも思えてきました。
なにより井上ひさしさんの、暖かい優しいまなざしで人間を見ていることに感動を覚えました。
この作品との出会いは、あれほど傾倒し、そして嫌悪して距離を置いていた太宰との距離を縮めてくれました。
今日、行ってきました
心にジンワリと沁みるイイ舞台でした
6人の役者さんがみんな上手い
質の高い舞台だな~って思いました
岡本健一さんの舞台は初めて観ましたが
TVドラマなどで観てた頃から比べると
雰囲気のあるイイ役者さんになりましたね~
2幕楽屋のシーンでは後部席の年配の方々の
すすり泣く声が聞こえてきて、胸が熱くなりました
年代的にいろんな想いがこみ上げてくるのかなぁと思いました
余談ですが
2幕目からトナリの方のお腹の鳴る音が
どんどん大きくなっていって・・・
気が散るのもありますが、気の毒になっちゃいました
マチネ公演は時間的にお昼を食べると眠くなってしまうので
の。のも軽めにするのですが
食べなくても弊害が出てしまうんですね~
7日に観劇予定でおりますので、管理人さんのレポを
楽しみに致しておりました。
登場人物が活き活きと描かれている雰囲気が伝わって来ます。
出演者さんが少ないのに(少ないだけに?)見逃せないところが
多そうですね。
女性陣の七変化とっても楽しみです!
岡本さんはステージ上に作り出す雰囲気が素敵だなあといつも
思う役者さんです。
期待して、楽しんで参ります。
3日の公演を見てきました^^。
(管理人さんもいらしたんですね♪ビックリ!)
演劇に縁のない息子と一緒でしたが、「面白い!」と感激していました。出演者の方々の息もぴったりで3時間、たっぷり楽しめました。太宰治の世界は灰色のイメージでしたが、きっと大切な友人との濃くて温かいつながりの中で、赤やピンク色、空色、緑色・・・沢山の世界があったのだと想像できました。
それにしても、皆さんTVで見るときより、イキイキして素敵でした。本当に生きているお芝居でした。
4日の公演を観てきました。
井上ひさしさんの劇を観るのは5度めですが
(こまつ座公演は、昨年の「私はだれでしょう」以来2度目)
いつもすごく、登場人物への優しいまなざしを感じます。
太宰といえば、なんというか、難解で暗ーい文学者のイメージ、
時代背景も太平洋戦争をはさんだ戦前~終戦直後で
思想統制とか暗い時代だけど、
それ以上に、もどかしさや自己嫌悪にさいなまれながらも
自分の想いに忠実に日々を生きた“彼ら”の
青春群像劇として楽しめました。
笑いありホロ苦さありで、3時間以上の長丁場もあっという間!
そんな役者さんたちの力量にも感じ入った公演でした。
しっかし辻さんの声は良すぎ!(笑)
私も観劇して参りました。
皆さん熱演で、とても良い舞台でした。
主役3人の男性陣はもちろんのこと、女性陣の一人七役も本当にお見事でした。
辻さんも大活躍で、食べるシーンでは、毎回あんなに食べるのも大変なんじゃないかなあと思いました。
馬渕英俚可さん、良かったですね~。
馬渕さんといえば、ドラマ『白線流し』に出ていた人!ということで、今回拝見出来るのを楽しみにしていました。
声も綺麗で、とても魅力的な役者さんでした。
太宰治は暗いイメージがありましたが、良い友達に出会えて、生き生きとしていたんですね。
「長生きしてー(したい)」という叫びに、そうだったのか。と、驚きました。
『人間失格』は、たぶん昔読んだことがあると思うのですが、覚えていないので、あらためて読んでみようかなという気になりました。
井上ひさしさんの『人間合格』も読んでみたくなりました。
とても熱い舞台を拝見し、生の舞台の良さを再確認した気がします。
追伸
DREAM BOYSの観劇レポート楽しみにしています!
いま、観ようかどうしようか迷っているところで、是非、管理人さんのご感想をお聞きしたいです。
やっぱり、若い女の子ばっかりなんでしょうか。
管理人さんの「ドキドキ」、分かる気がします(笑)。
6日に観劇して参りました。
こまつ座は3度目。今回は岡本くんが主演でわくわくしていました。岡本くんの作品は2回目でした。
喜劇とは得てして笑わせるだけのものではなく、私は喜劇とは究極の悲劇だと思っているんですけれども。
今回も時代に翻弄される悲しさと、その中で必死に生きる人間の暖かさが素晴らしかったと思います。
出だし少し滑舌と音量が弱かったように思いますが(笑)
俳優さんも皆さん個性的で魅力的でした。
管理人さんが“梅の気分”だったのと同じように、私は津島に見送られる佐藤の気分でした(ちょうど目線の先の席で…)
岡本くんが散々歌を歌い切った後の字幕に思わずふいてしまったり(笑)
とにかく観に行けてよかったです。
6日に観劇してきました。
初めてのこまつ座、ロビーのはっぴ姿に劇団としての姿勢を
感じるものがありました。周りの年齢層が高いのはアイドル
を目玉にチケットを売っていない証拠と思いました。
実際、今回の主役の岡本さんはアイドル出身ですが、いつの間にかすっかり舞台役者さんになりましたね。巧みな演出と場面転換にあきることなく「演劇」というものを楽しませててもらいました。
余談ですが、劇場へ行くことを話した劇場未体験者に、舞台って何がおもしろいのか? と言われたのを思い出し、まずはこういう舞台を見て欲しいと思いました。
10日に観劇してきました。
太宰治の生涯を描いたものだから暗いのかな~と(済みません、本も読まずに行きました)・・・見事に想像がひっくり返されました!
さすがに井上ひさしさん、温かくて笑いが有ってそれでいて深くてほろ苦い作品。
皆さんの言われる通りにキャストの方達素晴らしいです\^o^/
岡本健一さんの舞台初見ですが、素敵な役者さんになられましたね。 これからは舞台出演チェックしなくては^^
佐藤さん役の山西惇さん、山田さん役の甲本雅裕さんも夫々の人生を写し出されていました。
真淵さんも登場される度に“別人”で凄いなあと感嘆!
田根さんの役どころを拝見していて“匠”と言う言葉が思い浮かんできました。
中北芳吉訳の辻萬長さん、軽妙な台詞回しの方言に笑わされました。 津島家への忠誠心、修司を愛する想いと時代の流れに乗ってしまう中北さんの立場に笑えないモノを感じました。
写真をバックにした表現は栗山さん演出の「ロマンス」を思い出しました。
井上ひさしさん著の太宰治伝「人間合格」、改めてこれから読んでみます。
11日見て参りました。
お芝居を観劇した経験が少ないので、こまつ座も井上ひさし作品も初めてでした。
芝居とは、舞台の上で生きている登場人物の人生を、どれだけ近くに感じられるかがとても大切なことだと思いました。今回は、いつまでもあの3人の生き様を見守り続けていたい、そんな気にさせられました。でも太宰治は長生きできないし、お芝居はいずれ幕が下りてしまいます。
書き留めておきたい、”小さな宝物”のようなセリフが一杯でした。笑えるのに悲しい、悲しいけど暖かい。若い人に見てほしい一本だと思います。
11日に観劇してきました。
みなさんの感想を読んで、とても期待大で
いってきました。本当に期待通り。
はじめての観劇がこまつ座の「ロマンス」。
2度目のこまつ座がこの「人間合格」。
女優さんが何役も演じるところや
他の方も書かれているように
写真の使い方など特徴的なところがありました。
演じられていた皆さんがすばらしいのも
話が深いのも皆さんが書かれているとおりです。
セットもガラスの曇り具合とか、
並んだ色紙とか、朝食のメニューとか
旗をもつ人形とか他にもいろいろ
細かいところまで楽しく、
味わいがあってとても好きです。
なんだか懐かしい感じがしました。
最後の水の音は未だ耳に残っています。
なんだか時代を飛び越えてきた気がして
あらためて演劇ってすごいな~と思っています。
本日(11日)、行って来ました。
予想以上に面白かったですし、色々と考えさせられました。
管理人さんが書いておいでの通り各々の役者さん達や
脚本、演出、舞台装置、etc.・・・の全てが
本当に素晴らしかったです。舞台だけでなく、
会場の係りの方々も説明や誘導がとても適切で。
よく練り上げられたまさにプロの舞台だと思います。
原作について何の予備知識もなく行ったので
「太宰=暗い」というイメージのまま劇場に
入ったのですが、幕が開いてみれば最初から
最後まで笑いどころ満載!
それもノリと流行り言葉だけで押し通すような
軽いお笑いと違って「芸で魅せる」笑いの取り方
なので、観ていて納得して笑える・・というか。
その脚本や台詞まわしやテンポの取り方や身振りの
巧みさ・・という舞台人としての芸に感心しつつ
自然に笑いに引き込まれます。 例えるなら
熟練した漫才や落語の笑いに近いでしょうか。
ただそれだけたっぷり笑えるからと言って
このお芝居はコメディかと言うと・・・
確認はしていないのですが、違いますよね、多分。
その背景や中心となるテーマはとても重いです。
後半そのテーマが全面に出てくる部分は勿論ですが、
個人的には冒頭津島達が出会う一見なんでも
なさそうなシーンにですら、現代の私達とは
一味違ったあの当時の彼らの生きる姿勢に
考えさせられる部分がありました。
なんだか「あの頃はもっと人がまっすぐに生きてて
良かったなぁ・・」という気がしました、
・・って私、生まれてないんですが、そんな昔に。
確かに管理人さんの書かれている通り、冒頭の写真の
部分のみ、役者さんたちの活舌が少し気になりましたが、
本当にその部分以外は感心することばかりの大満足の
3時間余りでした。帰り際、混雑していたので止めましたが、
会場の方に「面白かったです!」と一言かけて帰りたい
ような気分になった舞台でした。
3月11日観劇しました。思っていたよりほのぼのと描かれていて、楽しみながらみることができました。ラストは感慨深いシーン。充実した舞台でした。
「ロマンス」に出演された方が客席にいらっしゃいました。
一昨年、金木の斜陽館に行ったのを懐かしく思い出しました。
11日観劇してきました。
みなさんが書かれている通り、出演されている役者さんみなさんが本当にお上手で引き込まれていきました。
観劇後もあたたかい余韻が残りました。
観劇の機会を与えてくださったおけぴ様に感謝です。
余談ですが客席にいらした井上芳雄さんにお目にかかることができたのも素敵なプレゼントでした。
13日に観劇しました。皆さんの感想どうり、とてもいい舞台です。約3時間、中だるみもなく最後まで楽しみました。筋からは離れるのですが、個人的には魯迅の話にジーンとしました。実は中学生の夏休みの読書感想文の宿題で魯迅の(確か)「小さなできごと」を読みました。例によって8月31日になるまでやっていなかったので、長編というか普通の本は読んでられません。そこでわずか4ページのこの小説というか文章を選んだわけです。内容はすっかり忘れましたが、この舞台を観ていて急に思い出してしまいました。(藤野先生についての文章も読んだ記憶があるからかもしれません。)ココロが動かされた、いい芝居でした。ありがとうございます。









