08/03/21 宝塚雪組君を愛してる/ミロワール@東京宝塚劇場
2008年3月21日(金) 13:30
宝塚歌劇団 雪組
『君を愛してる－Je t'aime－』
『ミロワール』－鏡のエンドレス・ドリームズ－
SS席２階１列３５番＠東京宝塚劇場
アクア最高！
今回一番よかったのがショー「ミロワール」後半のAquaシーン！
まずは出だしの彩吹真央さんの銀橋ソロ！
これでスコーンと気持ちが盛り上がり、
そこからはセットも照明もダンスも流れるようで気持ちいい！
あの手首をくねっとさせた振り付けいいっ！
みんなに囲まれて舞う水夏希さんは、水の精、いや水の女神のよう。
ただ、音楽が録音なのはなんでー。
しかも音かなり篭って聞こえるし。。ここはぜひ生で聞きたかったです。
ショーのロケット（並んで足あげるやつね）は
真っ赤な衣装でかわいい振り付け、
フォーメーションの変化も楽しいっ！
なんと曲はゴスペラーズの提供！
そうそう、今回はじめての２階SS席♪
舞台が近い！観やすい！
オペラグラスなしのときに、銀橋から上見上げた視線がくると
めちゃめちゃドキっとします！！！！
フォーメーションの変化とか、おおお、この短時間で
あぁなってこうなってすごいーと感心の連続でした。
ただ、一点だけ、銀橋での足元が見えない！
（前のめりになるわけにもならないですしね）
ショーのラスト、白羽ゆりさんが、大階段をゆっくり
降りてくるシーンがまた美しい。水夏希さんと白羽ゆりさんの
デュエットはもうほんとに綺麗で。。うっとりです。
ショーは、一人ひとりに注目というよりは、
全体的なダンス・フォーメーション！が見てて楽しいって感じでした。
ちなみに客席降りもあります！（一階楽しそう）
一方、お芝居の方はというと、ハッピーハッピーなストーリー。
フランスが舞台で、サーカス団の団員に恋する貴族のお話。
（隣の隣にフランス人っぽいお客さんがいましたが、「ジャポネー」
というセリフに反応したはりました）
で、えーっと、歌詞がかなりベタベタな感じで、
ある意味新鮮でした。「けっこんけっこんー」「僕はもてもてー」
とかそういう歌詞を水夏希さんが歌わはるのですが、
ビジュアルとなんか一致しない！！
ストーリーはわかりやすいです。
ハッピーハッピーストーリー。
一人ひとりに結構スポットがあたって楽しい。
親友フィラント役の音月桂さん、太い声が素敵！
あの鼻をきゅっと締めた感じの笑い方が好き！
内気な親友アルセスト役の鳳稀かなめさんもいいキャラクター。
アルガン（彩吹真央さん）、マルキーズをひきずってたんですよねぇ。好演！
レオン神父の未来優希さんの歌シーン、いいですねー。
下手で何やら会話してる３人（ジョルジュ・フィラント・アルセスト）
も親友同士って感じでなんかキャラクターがちょうどいい感じの３人で
こういう仲間っていいだろうなぁなんて変に陶酔してみてました。
キャラクター的にはリュシール役の山科愛さんがいいっ！
小さくちょこまか走る感じがいいっ！少しだけ歌われた時の声もよかった！
お芝居最初のシーンで、故・アンリドシャット（だったかな）と発声された方の
この「故・コ」の発音がめちゃめちゃスコーンと響いてきて、
いやー妙なところで私の耳は喜びよるなーと思ってしまいました。
お芝居ラストでは、ステージ上部の箱の中で踊ってる人たちも観てて楽しい！
（四つあるBOXの右から二番目の娘役さんの踊りがいい感じ！）
あ、一点だけ少しん？って思ったのが、セリメーヌ（大月さゆさん）の衣装。
ジョルジュがサーカスの土地のことでフランソワさんにお伺いをたてにいったシーン、
セリメーヌはジョルジュがきたと知ってウキウキしてるとのことだったので
どんな衣装で来るのかなと期待していたのですが、あれ、最初のシーンと同じ衣装？
ところで今回、お芝居もショーも観客手拍子シーン、多いですよね。
トップさん登場の時の拍手とかは一緒にぱちぱちーって（小さくではありますが）
してるのですが、手拍子シーンは、正直オペラを観ていたい気持ちも強く、
でもやはりノリ的には手拍子した方がまわりの観客的にもいいんだろうなぁと。。
どうなんですかねぇ。特にSS席とかの場合は、
オペラより手拍子優先って考えといた方がいいのでしょうか。
今日は２階下手S席がかなりどかっとあいてました。
団体さんキャンセルとかなんですかねぇ。それとも単に空席？
＞おけぴ管理人さま
え～…
この雪組公演…
宝塚大劇場でも、２階席はかなり空いていましたので…(^^;)
セリメーヌ、実はアルセストが好きで、本心ではジョルジュと結婚する気は無いのですから、きっとおめかしする必要は無かったのではないでしょうか…と思いますです…
ジョルジュが来てると聞いて困っちゃってそわそわしてるのを、お母さまがウキウキと見てしまったのでは…と(^^;)
リュシール役は、１５～６歳の設定なんだそうです。
しな(山科愛)ちゃんも、その辺り、意識して役作りなさったとか、聞いています(^^)
お芝居は結婚至上主義みたいで、その点でどうかと思われる方も多いと思います。
ただ…
私のように、家族の危機にあるような人間にとって、高らかに愛を歌い上げる、結婚式のハッピーな場面…などは、もう一度原点を思い起こさせるものになりまして、とても嬉しいものでした。
「愛すること」をもう一度肝に銘じて劇場を後にしていました。
手拍子・拍手は…
リピーターの方にお願いすることに、私はしていま～す(^^;)
大劇場では、またハッピーなミュージカル『ME AND MY GIRL』が始まりました。
初舞台生お披露目公演でもあって、フレッシュでハッピーな舞台になっています。
東京公演では初舞台生が揃って舞台に並ぶことは、確か、無いはずですから、出来ましたら宝塚大劇場までお越しくださいませ(*^^*)
おけぴ管理人です。
さいきさん、コメントありがとうございます！
そっか！
セリメーヌ、アルセストが好きだから、
”あえて”なわけですね。納得！確かに！
気合のなさなわけですね（笑）
ミーマイガール、ぜひ行きたいと思ってます！！
チケットとれるかどうかが一番の問題ですが・・
＞おけぴ管理人さま
『君を愛してる』のご観劇予定はありますか？
幕開き、アンリ・ド・シャレット氏の公証人役奏乃はるとさん、仮面舞踏会の場で、上流階級の女性になって歌を歌っているんです。
その場の上流階級の女性はすべて男役さん。
(だから水さん、軽々とリフトされてるんです)
そして上流階級の男はすべて娘役さん、アンバランスなおかしさも誘う演出になっています。
上流階級の女性のうちの一人せしる(大湖せしる)ちゃんは、サーカス団の公演で、足がとんでもなく長い人になって出てるんです。
以上、「もっと楽しく情報」でした(^^;)
管理人さま
こんばんは。久しぶりにどうしてもコメントが書きたくなってしまいました。
私はこの公演を宝塚でも観たのですが、どうしても『ミロワール』のAQUA5が観たく、東京でも行ってしまいました…(^-^;)
大階段での黒燕尾＆ボレロ調『Time to Love』は本当に本当にカッコイイです。この場面だけをリピートしたいくらいステキで、久しぶりに宝塚らしい場面を観たなぁ～と思ったくらいです。
お芝居の『君を愛してる』も本当にハッピーなお話で、観ていて幸せな気持ちになれる宝塚らしい作品ですよね。今日は貸切公演だったため色々とアドリブもあり、大劇場とはまた違った楽しみ方ができましたよ。
今回、会社の同僚4名(内3名はほぼ宝塚初心者)と行きましたが、お芝居もショーも大好評でした。明日は仕事中に「ミロワ～ル♪」と口ずさむ人、続出です(笑)
もう終わってしまいましたが、一言書きたくて、今更ながらコメントします。
私が一番宝塚に求めているのって、マントがバサーッにドレスがひらひら～なお話なんです。男役が普通にスーツの場合、「せめてコートの裾をはためかせて」と思うくらい、翻る布に惹かれているのです。
で、今回のお話、普通にスーツだし翻る布もないっていうのに「宝塚はこうでなくっちゃ！」と思うくらい、良かった。月組のコメディー作品も大好きですが、それを上回るくらい、久々に「やったーっ！」って感じです。
私はハッピーエンドが大好き。ご都合主義でいいの。カラフルな衣装に楽しいセット。ありえない話のもっていき方でも、ひたすらハッピー目指して一直線。最後は誰も彼もが最高の笑顔で抱き合って大団円。これですよ！ 本当にスカッとしました。
ところで、いつも思うことですが、専科の磯野さん、お上手ですよね。何の役をやっても嵌るのが素晴らしい。流石です。
専科には、外部で、もっと目立つ役で演技力を発揮して欲しいと思う方が大勢います。もったいないと、思っているのは私だけ・・・？
ショーが短くて、あっという間に終わってしまったのが残念なところ。もっと観ていたかったと思う舞台でした。
