08/04/06 赤と黒@日本青年館
2008年4月6日(日) 15:00
宝塚歌劇団星組 東京特別公演
赤と黒
1階J列41番@日本青年館
公演期間終了直前、前楽、滑り込みで観て参りました。
ジュリアン・ソレル、安蘭けいさん、
美しい。まーさーに美少年。足細い!
エリザやレナール夫人が出会った時の反応、うん、わかります。
(本当の心の声とは別の、つまり演じている)クールなジュリアンの声、好きです。
ちょっと切ない。
でも、考えてそうで、意外に単純っぽい行動なんですねジュリアン。
どうなったらジュリアンは幸せだったのかなんてことを
ふと考えてしまいました。あの後マチルドとうまくいってたらどうなったのか。。
レナール夫人の遠野あすかさん。
バレンシアの女海賊と同じ人とは思えないですー。
うまくいえませんが、人妻っぽい魅力を感じました。
ヴァルノ氏(にしき愛さん)かっこいい!
いい奴じゃないけど、そこまで悪い描かれ方を
されてないので、にくめない。でも最後は。。おぅ。。。
ラ・モール伯爵の萬あきらさん、素晴らしいお父上ぶり。
二幕のマチルドとジュリアンとのシーンは見ごたえありました!
机バンっ!
クロワズノワ侯爵、和涼華さん。2幕登場シーン、マチルドとのダンス、
かっちょいー。でもその後あまり絡んでこなくて残念。マチルドが
あぁなっちゃった後、彼がどういう行動とるのか見たかったのですが。
柚希礼音さん、フーケ役、いいですねー。
コラゾフ公爵の53通りのラブレターシーンも楽しい。
そしてラストのリフト前の一瞬のダンスのきれがかっちょよかったです。
門番、美城れんさん、「時間です」、いい、いいキャラクターだ。
こういうキャラクターは大好き♪ふざけすぎてないのもいいっ♪
喜びながら去っていくその姿もいいっ!私もチップあげたくなる!
1幕、女中のエリザ(稀鳥まりやさん)、展開上、結構なキーマンですが、
公演プログラムでは、一番最後で、メインキャスト一覧にもないんですね。
思わず探してしまいましたですよ。
ジュリアン、バーン、あの展開部分も結構スピーディですよね。
そして一気にラスト。もうひと波乱あるかと思ったんだけどなぁ。
でも終わり方は綺麗でした。
それにしてもこの演目、ラブラブシーンの多いこと!
また、二幕冒頭シーンの衣装は確かに派手だけど、そこだけちょっと浮いてる
ようにも感じてしまいました。なんだろう、セットがあまり華やかじゃ
なかったからだろうか。特に1幕は情景描写の連続みたいな印象で
睡魔も何度か。。二幕、マチルド登場からは面白くなってきたのですが、
でもジュリアン以外の人物同士の絡みがあまりなかったので、そこが
私としてはちょっと物足りなかったなぁと。。
決して華やかな感じではなく、全体的にセットもどちらかというと地味だし、
音楽も、BGM的音楽にセリフを乗せてる感じで、
旋律でぐっと聴かせる感じではないので、なんといいますか、
安蘭けいさんの魅力を堪能する舞台といいましょうか、
ちょっと通好みの舞台なのではないかなと思って観ておりました。
あ、あとですね、”お坊さん”という表現だとどうしても和風な僧侶を
想像してしまうんですが、他の表現ないんですかねぇ。