おけぴ管理人の観劇感激レポ

ミュージカル「ZANNA ザナ」公開稽古レポ ミュージカル「オリバー」ゲネレポ
ミュージカル「アンナ・カレーニナ」囲み&公開リハーサルレポ 「4Stars」制作発表レポ
Google
 


おけぴ管理人が管理している"おけぴ"はこちら。観劇速報は管理人ツイッターから

08/04/22 ラマンチャの男@帝国劇場

2008年4月22日(火) 18:00
ラマンチャの男
2階C列55番@帝国劇場

数年ぶりに観ました。ラマンチャの男。
実はこのラマンチャの男、
私が人生初めて観たミュージカルなんです。

今でもよく覚えてます。
私中学生。
母親に連れられて行った確か梅田の飛天(今の梅田芸術劇場)。
松本幸四郎さん主演。

観終わって飛天の前の横断歩道渡りながら、
私「ストーリーわからへんかってんけど」
母親「お母さんもようわからへん」
私「ミュージカルって難しいねんな」
母親「そやなー」

この観劇で、私の中ではミュージカル=難しい=面白くない
という意識ができあがったのでした。
先日塩田明弘さんにインタビューした際、塩田さんは中3で
ラマンチャの男を観て、芝居と音楽の融合する素晴らしさに感動
したとおっしゃっていたので、人にもよるのかなぁ。いや、でも
塩田さんは(いい意味で)ちょっと特殊な気もする。。

さてそのラマンチャ。実は私2002年に再び観てるんですが、
その時は演技に感動したんです。

そして今回!今回は音楽がよかった。今だに頭をぐるぐるまわってます。
あの旋律は頭に残りますねぇ。オープニング、塩田さんがステージ上で
舞台左右後方の奥のオーケストラピットに向って振るあの序曲は
ミュージカルの出だしのつかみとしてはすごくいいっ。

そして今日の舞台は、アルドンサ役の松たか子さんがよかった!
表情、目、声、演技、いいっ!ほんとアルドンサになっちゃってる感じ。
ラスト、あの赤い衣装で頑張ってやってきた感がまた私の胸をつきまして。。
アルドンサにキュン♪

松本幸四郎さんは、
もう、ラマンチャそのものではないかという感じ。役に確かにあってる。ってかあいすぎてるくらい。
ただ、セリフが、歌舞伎の時もそうでしたが、ぼそぼそとつぶやく感じで、しかもちょこっと
歌舞伎チックに話されるので、二階席まではちょっと正直聴きづらく、しかも眠くなる抑揚。。。
で多分幸四郎さんにあわせた調整になってるからか、他の方の声もマイク小さめ。
歌も、地声に近い感じでの響き。

で思ったのが、このラマンチャ、シアタークリエくらいのキャパで観たいなと。
今クリエでやっているレベッカ、あれを帝国劇場に。。。大きいか。。
そんなことを思いながら観ておりました。

それにしても出演者が多い!
二階から降りてくるあの兵士役の人はあの役だけなんですね。
サンチョは見た目はまり役だけど、歌声がちょっとつらかった。。

男子トイレがご年配のおじさま方で行列。
そう、客席ほとんど年配のかたたち。
この作品、年配の方にはやっぱり好評ということかぁ。
年配の方達はリピータが多いのだろうか、それとも初見の人が多いのだろうか。。

見果てぬ夢かぁ、今の私にはあんまり伝わってこないなぁ。。
演出自体が苦手なのかも。相性の問題と思いますが。。
もうちょっと歳いってからみるとまた印象変わったりするんだろうか。
その頃はラマンチャも世代交代してたりして。。。

大好評だったという韓国版のラマンチャ、観てみたかったなぁ。。

あ、ちなみに今日1111回公演だったみたいです。
でもそんなアナウンス全然なかったよー


皆様からのコメント



名古屋は初演時から「名鉄ホール」って、
900人程度の劇場で、ちゃんとオケ入れて
上演してます。
帝劇の「ラマンチャの男」と、
新国立の「SEMPO」と
池袋芸術小劇場の劇団たいしゅう「オープンザSHOW」が
同じ劇場で公演される。
う~ん・・・
東京は、ずっと、日生か青山だったんですが、
松たか子になってから帝劇になりました。
帝劇じゃ大きいですよねぇ。



観る場所によって、印象が違うんですね。
千穐楽公演を1階C列で観ましたが、とても良くて
見果てぬ夢は、今の私に ぴったりハマる曲で
気づいたら涙していました。

確かに、幸四郎さんは朗々と語ってはいなかったな、
と今思い出しました。

「ちょっと観とこう」くらいの軽いノリで
観に行った舞台に ガツンとやられることが多いです。



『ラ・マンチャの男』はボクが初めて観た作品です。当時(83年7月の帝国劇場)ボクはまだ大学生でしたが、アルバイトをして初めて貰ったボーナスでチケットを買いました。それまで気になっていた作品なので何時かは実際の舞台を観たいと願い、本当にそれが現実のこととなって嬉しかったことを今でも昨日のことのように憶えています。爾来、今日まで東京での上演は欠かさず観ております。ある時は友人とそしてある時は職場に働くアルバイトの学生達などと、仕事で悩みを抱えた時や人生の節目節目で道の選択に迷ったときなどこの作品に接することによって、進むべき道を教えてくれてきたこの作品には今でも感謝の気持ちで一杯です。今回は今年大学生となった息子を連れていきました。これから自らの人生を考えていくための心の糧としてくれればとの気持ちでささやかな入学祝いからです。来年の大阪公演、また観に行きます。

コメントを書き込む

お名前:
ホームページ: (なければ空欄で構いません)
コメント:

コメントの掲載について

コメントは内容を確認した上で反映されますので多少お時間がかかります。内容によっては、通知することなくコメントを受け付けないことがあります。ご了承ください。なお、もしエラーになるようでしたら直接 cs@okepi.jp にコメントをメールいただけると嬉しいです。










最近の観劇レポ

観劇レポ全一覧

おけぴ管理人プロフィール
名前:山野上 寛
mail:cs@okepi.jp
出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

おけぴはこちら

RSS

送料
早見表