08/09/01 新秋九月大歌舞伎@新橋演舞場
2008年9月1日(月) 16:30
新秋九月大歌舞伎
1階桟敷席19番@新橋演舞場
初の桟敷席!
桟敷席すごいです。
掘りごたつみたいになっていて、座椅子で背もたれあって、
しかも机&お茶付! 机に筋書きやチラシ置いたりして
読みながら観れるし、今回の下手側桟敷席はもう花道が近いので、
役者さんの花道での表情が手にとるようにわかります!
すごいぞ桟敷席♪
さて今回の演目は、中村時蔵さん、市川亀治郎さん、市川海老蔵さんの
魅力をたっぷりじっくり魅せます!という感じの舞台。
16時半に開演して終わったのは21時15分頃。
5時間近くもの公演時間でございます。
最初の加賀見山旧錦絵は、女忠臣蔵とも言われてる作品。
いじわるなお局役の市川海老蔵さん、みものです。きっと目を開いた後
ふっと首を振る、その目線の流れが美しく、ツンとした感じがまたいいのです。
そして背が高いっ!
お初の市川亀治郎さん、
なんかお初の感じがとってもよくでてます!
ほんとお初になりきってる感じでした。
そのお初が仕える中老尾上役が、中村時蔵さん。
めちゃめちゃかわいそうな中老尾上。
花道去っていく時ほんとに泣いてはりました。
岩藤(市川海老蔵さん)、ひどいぞっ!
でもその心情がほんとに伝わってくる見事な芝居でした。
この演目、六場面あるのですが、各場ごとに見せ場がきっちりあって、
場ごとに満足感が芽生えるのが心地よくて、休憩時間がワクワクします。
そしてもう一つの演目、色彩間苅豆は、
今度は男役の市川海老蔵さん(これまだひどい男)と
女役の市川亀治郎さんの二人が中心の舞台ですが、後半魅せてくれます!
市川海老蔵さんの花道のあの霊力にひきつけられる様は圧巻。
また、この二人の見得のポーズがこれまたかっこいい。
そして今日は大向うさんの掛け声のタイミングと声質が
気持ちよかった! 盛り上がります!
セットも、背景や、客席の提灯を使ったあの一瞬の変化は見ごたえたっぷり。
あと、唄い手さんのハーモニーや唄声が妙にずれてるように感じたのですが、
これは、不安感を出すようにあえてそう唄ってるということなのでしょうか。
ちなみに、5時間にも及ぶ公演なので途中眠くなることもあると思います。
(私も2度ほど落ちた)。でももしも途中うとっとしても全然Ok。
大きなストーリーを把握していればついていけます。
念のため、イヤホンガイドがあればなお可ですが、
最初にチラシの裏のあらすじを読んでおくことといいかもです。
市川海老蔵さんは昼の演目にもメインで出てるわけで、一方の市川亀治郎さんは
昼は歌舞伎座の竜馬がゆくに出てるわけですよね。すごすぎ。。。