08/09/07 クロカミショウネン18 弔@OFFOFFシアター
2008年9月7日(日) 19:00
クロカミショウネン18
弔
B列11番@OFFOFFシアター
ち、近い!楽しい!
葬儀会場である畳の応接間と庭のセットが劇場に
溶け込んでいて不思議な空間。客席と舞台がめっちゃ近いです。
この舞台、隣同士の2つの劇場で、
同一時刻同一キャストによる公演。
しかも、今年はじめに上演された前回公演の
「NINPU妊XXX婦SANJO」からもつながっているとのことで、
なんと3作品が連動しているとうすごい企画。
しかもその前回作を今回の上演期間中、2日間、
無料上映しているのです!
開演前、前の列の人達がみていた祝との関連図っぽい紙が
気になって必死にさがしたんだけど見つからず・・・
と思ってたら帰り際に配られましたっ。
そう、終演後に配られるのです。この弔が祝というもう一つの
作品とどうつながっているかが・・・
ということは、前の列の人たちは、隣の劇場の「祝」を
観た方達だったということですね。
休憩なしの1時間40分の舞台なんですが、かなりたくさんの
登場人物が出てきます。しかも、一瞬だけ出てくる人もいたりして、
おそらくその人はもう一つの「祝」の方でメインで出てるんでしょうね。
また、あれ?そこで笑う?的な一部客席の反応をみてると、これは
祝の方を観た人がわかる的な笑いかもしれないなと思いつつも、
弔だけみててもとっても楽しい作品でした。
展開的にはドタバタ化するんですが、行き過ぎないところで
収束してくれるので観ててテンポ感もよくて楽しいんです。
親父さん(猪俣俊明さん)と虎之助(杉本政志さん)のやりとり
とかめっちゃ面白い。親父さんのあのおならはアドリブ(本物)!?
それとも効果音!?
謎なのが田中地球(ワダ・タワーさん)の存在。
かなり意味ありげな存在で、人物相関図みても「?」「?」
という記号ばかり。な、なんなんだろう。祝を観ればわかるのだろうか・・
渡辺裕也さん、このセットの雰囲気にとけこんだ安定感!
奥さん(米田弥央さん)美人すぎ!若いし!
この二人の出会いも気になってしまう・・・
このよくできたっぽい奥さんがいるのに不倫に走るとは・・・
それにしてもヤンバルクイナとかいう言葉が出てくるあたりも面白いっ!
設定が楽しすぎです(作・演出は野坂実さん)。
また娘役の山田留美さん、いいキャラクターだー。
ますます田中地球さんが謎になります。
そして明智大五郎(久米靖馬さん)、後半いきなりの登場です!
祝の方で前半活躍されてたのでしょうか!?このあたりいきなり
かなりインパクトのある方がどんどん出てくるので多少混乱しつつも、
深く考えずに楽しめます(笑)
弔を観終わって。。「祝」がとても気になりました。
ってか、祝の状況設定だけ読んでも面白いです。
栗田家がオーナーのレストランが舞台。
この「弔」で行われている葬儀の日に、
亡き母親の意思を引き継いで通夜であっても営業を続けていたレストランに
この葬儀の日に突然ある女性が来店、今日このレストランで
結婚式を執り行う予約をしたという・・・そこにどんどん
親族たちが来店するという設定。。お、おもしろすぎる。
この祝と弔は、セットの中にある時計が同じ時刻を刻んでいます。
(開演と同時に時を刻み始めるのです!)
DVDとかでテレビ2台で同時再生しながら観てみたいかも・・・
水曜日に「祝」観にいってきます!
私も6日に観てきました!弔!!
笑いました、涙流して笑いました。
お茶の間ひとつで、この展開はスゴイと思います。
え?と思う歯車のズレが、転がるごとに大きくなって
とんでもない方向に行ってしまう。
それがまた、ストライクなんです(笑)
確かに”祝”、”弔”のあちこちにキーワードとなる言葉が
置き去りにされていて、気になります。
観たい・・・ですっ。宅配便は?なぜビショビショ?
私は「祝」「弔」の順で見たのですが、「弔」を見てる時には、
「祝」を未見の人の倍は笑ってたと思います。
両方のリンク具合が絶妙で、両方見ると3倍は楽しめますよ。
もう、濡れた座布団みるだけで、笑っちゃうんです。
なんとか時間を見つけて「祝」をもう一度みたいですね。
ところで、私は9月7日(日)の夜公演でA-11に座っていたのですが
管理人様と、ものすごいニアミスをしていたようで、びっくりです。
観劇のお邪魔になってなければよいのですが。