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08/10/03 平成中村座仮名手本忠臣蔵Bプログラム@浅草寺平成中村座

2008年10月3日(金) 16:45
平成中村座十月大歌舞伎
仮名手本忠臣蔵 Bプログラム
2階3列9番@平成中村座

浅草の浅草寺境内に期間限定で設置されている
平成中村座に行ってきました!!
浅草駅から仲見世通りを通り浅草寺境内の左奥に
どーんと存在するこの劇場、一歩中に入ると、
江戸時代とかの劇場ってこんな感じだったのかなー
いう気分に浸れます。「木」って感じ満載です。
二階客席の一部が舞台上に張り出していて、転換中とか、幕の中に
入ってしまう席があるのです!この席、セットの転換とかみれて楽しそう!
私は2階竹席でしたが、前の席の下に少し空間があったりして、
ぎゅうぎゅうに狭いという感じではなかったです。1階はどうなんでしょうね。

今日観たのは仮名手本忠臣蔵の後半部分、Bプログラム。
まずは早野勘平の悲劇シーンなんですが、
中村勘三郎さん演じる勘平の「思い」
がぐさぐさ伝わってきます。
観劇後しばらくたった今でも私の中にまだ残ってるくらいです。
また、中村橋之助さんの悪役ぶりがまたかっこいい。
中村亀蔵さんの源六もいい味っ♪
そして数右衛門(坂東彌十郎さん)と弥五郎(中村勘太郎さん)が
入ってくるシーン、血気盛んな弥五郎、落ち着いた数右衛門、検死、腹切り、血判、
このシーン、間合いがすごくよかったです。

そしてこのBプロの動的な一番の私的見所が十一段目の
中村勘太郎さんと中村七之助さんの立ち廻り。
動きのキレ、俊敏さ、迫力、スピード、力強さ、すごいです。
勘太郎さんワイルド!七之助さんさわやか!
どちらもかっこいー。殺陣の展開も次どうなるんだろう!と興奮します。
しかも長いです!嬉しいです!めちゃめちゃ堪能できます。
必見でございます!!
もう一度観たい。。。。

七段目がたっぷりとってある一方で討ち入りはあっという間です。
ほんと「あっ」という間で、うとうとしてたら見逃します。

七段目は片岡仁左衛門さんの存在感に圧倒されます。
平右衛門(中村橋之助さん)とおかる(片岡孝太郎さん。
孝太郎=たかたろう。仁左衛門さんの息子さんであり汐風幸(改名して片岡サチ
さんのお兄さんです)
のシーンの後に出てらっしゃった時は、
もう劇場内がピシっと引き締まりました。あの瞬間って気持ちいい!
(平右衛門とおかるのやりとりはちょっとイラっと(笑)してしまい、
 おかるよ、はよー花道のその門くぐっていきんしゃいと思ってしまいました)

そしてラストで勘三郎さんが馬にのって花道から出てくるんだけど、
最初、え?本物?というくらいよくできた馬です。
その馬の上で花道の赤穂浪士達を見守る目がすっごく印象的でした。

この平成中村座、2階席中央にお大尽席という席があり(35000円!!)
たたみの上でリラックスして観れて御膳が運ばれてきたりして、
しかも最後人力車でのお見送りがあって、浅草駅まで送ってもらえるそうです。
劇場前にいた人みんなで拍手でお見送り。おおおお。

今日は1幕でハプニングがあり、
勘平が苦悩するすごく緊迫したシーンで、
私のちょうど2列前で観劇(&睡眠)していたおばさんが
いきなり観劇中横に倒れ、口から泡。。。。
え・・・・・?
で隣の知人の方が係の人を呼びにいって、
これは救急車かと思ったのですが、
その直後そのおばさん意識を取り戻し、
で驚くのはそのおばさま、そのまま大丈夫といって観劇続行。
な、なんと。。。。
おそらく、慣れない着物で嘔吐しちゃったのかなぁと。。
でかわいそうなのはその後ろの席の方。
嘔吐したものが後ろの方の足元に落ち、嘔吐物は係りの方がすぐ
ふいてくださったのですが、臭いが。。。二列後ろの私のところにも
臭いがぷーんと。。。休憩時間に清掃員の方がいらしてましたが、
ちょっとかわいそうでした。ハンカチで口押さえてらっしゃいました。

ちなみにこの平成中村座、上演中も飲食OKとのこと。なんと!
ただ私の真後ろの男性がぺっちゃくっちゃ音たてながらしゃべりながら
食べてたんですが、食べてもいいから静かに食べてほしいー。
そして携帯パカパカしないでーーお願いーー。あの音って気になります。
皆さんもご注意を。

公演は10月26日まで。雰囲気のある劇場でたっぷりと忠臣蔵にはまれますよ♪
私は6日にAプロみてきまーす♪


皆様からのコメント



平成中村座A、Bプログラムを観劇してまいりました。
木の温もりのある、開放的で明るい芝居小屋で
舞台の上の人と同じように、観客も江戸時代の気分で
観劇できるのがいいですよ。

Aプロは勘三郎さんの切腹のシーンがBプロは
「おかる勘平」と「討ち入り」とみどころがたくさん。
山科での由良之助の仁左衛門さんの静とおかるの兄の、
汗びっしょりの橋之助さんの動などの比較も
興味深かったです。

勘太郎、七之助の立ち廻りはスピーディで手に
汗握りましたし、Bプロはもう一度観たいシーンが
たくさんありました。

平成中村座、全部のプログラムを観たくなりますよ♪



平成中村座 Dプログラム観てきました。 入り口で脱いだ靴を入れた ビニール袋を片手に持ち、木の階段を上がって行くと江戸の雰囲気漂う舞台がそこに有りました。七之助のなんと艶やかな事。勘太郎の熱演は、素晴らしく 伸びてゆく勢いさえ感じました。これは是非とも全てのプログラム観たくなりました!



ほんとうに見所満載のBプロでした。

由良之助のお茶屋遊びに興じるフリの姿は、紫の着物と相まって艶っぽさを感じてしまいました。
勘太郎さん七之助さんの立ち廻りはガッツリ(笑)観てきました。華やかで勢いがあって良かったvv

討ち入り場面はホントにあッと言う間なので、お手洗い行かれる方はご注意を~。



全部上演したら1日では無理!…という大作!
この中から、話の流れが初めての方でも割と伝わり易いチョイスなのが、このBプロではないでしょうか。(殿中の場面が加われば完璧でしたね^^;)

歌舞伎は彼是20年以上…勘太郎・七之助兄弟がまだ小さな子どもだった頃から毎月のように観に行っております。と言ってもまだ30代ですよ^^!

常々中村屋さんがおっしゃっている
「庶民の娯楽であった歌舞伎。贔屓の役者の登場に一喜一憂し、お弁当を食べながら、お茶を飲みながら、誰もが楽しめる歌舞伎」
堅苦しいイメージの歌舞伎を庶民の万人の唯一の楽しみとして栄えていた歌舞伎に戻そうと努力していらっしゃる中村屋さん…その為の第一歩が“平成中村座”ではないでしょうか?

しかし!まだまだ、大衆演劇には程遠い…
御茶菓子を食べる、ちょっとした物音にも振り返り一瞥!
お子さんに質問されて答えてあげている親御さんに、うるさいと振り返って一瞥!
これでは中村屋さんの尽力で、やっと歌舞伎に足を踏み入れた若い子たちも、嫌になってしまうのではないかと冷や冷やでした^^;

他の方はどう感じるか解りませんが、少なくとも私は、これでは歌舞伎を大衆演劇に戻すのはまだまだ難しいと感じてしまいました。

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名前:山野上 寛
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出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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