08/11/05 劇団青年座フユヒコ@紀伊國屋ホール
2008年11月5日(水) 18:30
劇団青年座 第193回公演
マキノノゾミ三部作
フユヒコ
H列17番@紀伊國屋ホール
劇場の客席に入った瞬間、セットが醸し出してる雰囲気が
好きになりました♪ 部屋の雰囲気がとっても素敵。
そして舞台がはじまると、さらに細部までほんとによく
作りこんであるなぁと関心します。窓に積もる雪とか、
お母さんの部屋とか、階段の下の隠れスペースとか。。
そしてこの部屋の配置がなんともいえずいい感じ。
いやー作・演出のマキノノゾミさん、素晴らしいです。ほんとに。
役者さんもいいっ。印象的だったのは
後妻、津田真澄さん、落ち着いたキャラがいいっ。
秋子、加茂美穂子さん、表情がいいっ。困った顔が実にいいー。
(HPのプロフィール写真は別人かと思いました!)
寺田家次男、五十嵐明さん、役的にも美味しいっ!
家主、寺田冬彦役、山野史人さん。味のあるいい役!
感覚が今風でありながら昭和9年のあわただしくもあったかい雰囲気にどっぷり浸れる作品。
カレンダーの文字、部屋の雰囲気、天井から吊るされた照明、窓の雪、窓に○○があたる音!
休憩に入る直前に上からすっとおりてきたあの文字もいいっ。開演前のBGMも素敵です。
湯たんぽにお湯入れてる時間や、湯のみにお茶入れてる時間が
まったく時間を感じない、なんか心地いい時間が流れてる感じ。
終わりも、ひとひねりあって満足!帰ってきた理由はなんなんだろうなぁ。。。
ちなみに10銭っていくらくらい?
家族の絆や夫婦の関係とかもしみじみ感じられる、とっても素敵ないい作品でした。
終わった後、思わず「いい作品でしたよねー」と隣の人にいいたくなります♪
ああ、ご覧になったのですね。管理人様のレポを読んで本当に観たかったです。観なかったことを後悔しています。
「フユヒコ」を含め、マキノノゾミ三部作、観たいと思っていたのですが、三部作全部観るか、「赤シャツ」と「MOTHER」だけにするか(青年座に三部作セット券を申し込むと割引があったので。)で迷っていたら、ペットが大病になり「フユヒコ」は終わってしまった。。。
前回、マキノノゾミ作、演出の「阿片と拳銃」が良かったので、同じく同氏の「東京原子核クラブ」を観ました。
本当に素晴らしい作品でしたので、今回の三部作も観たいと思いました。しかも、今回は演出がこれまた好きな宮田慶子さん。この二作は絶対観ます。管理人様は後の二作をご覧になるのですか?
マキノさんの作品って、本当に何か暖かいというかほっとする感じがします。脚本が奇をてらうところがなく、オーソドックスですがきちんとできているといつも思います。私は彼の脚本は本当に好きです。
管理人様のレポを拝読し、ますます「赤シャツ」と「MOTHER」を観るのが楽しみになりました。