08/11/26 表裏源内蛙合戦@シアターコクーン
2008年11月26日(水) 12:30
表裏源内蛙合戦
S席2階B列6番@シアターコクーン
4時間弱!
な、ながいっ!
開演前に出演者がずらっと並んでの前口上があるんですが、
うーん、あの口上は、この上演時間を考えるとなくても
よかったのではないかなと。
ひとりひとりに話させるものだから、
内容も「がんばります」的な言葉が並び、
私的にかなり期待していただけにちょと出鼻をくじかれました。
出演者がかなり多くて、メインキャスト中心であれば
よかったと思うんですが、なんというかアンサンブルの方達
ひとりひとりを順にSPOTあてていく感じで(いろんなシーンで)、
一幕は観ててかなり間延び感が。。。キャストも結構名の知れた方が多いだけど、
ん?そ、そこだけ?という方も結構いたりして。。
お話的には、平賀源内のお話なんですが、その源内という人物の
表面と裏面を描いてる感じ。
表を上川隆也さん、裏を勝村政信さん。
この二人、とても好演!
上川隆也の赤ちゃん、これは楽しい。表情もなんともいえない。
でこの赤ちゃんから大人になっていく過程の演じ方がお見事。
二幕冒頭の勝村政信さんの講釈シーンも気持ちいい。
二幕は一幕に比べてテンポ感もあって、
絵の具のシーンや発明シーンは興味深く観てました。
ただ、全体的な流れというか、なんか断片的な感じで、
よくつかめなかったです(一幕でちょっとうとっとしてしまったのもあるのかも・・)
内容的には、言葉遊びなどもいろいろはいってるものの、
下ネタもかなり満載で、1幕の自慰ネタもやたら長いし、
お殿様の女性選びは、結構ひいてしまいますねぇ。。
2幕の腑分け(首切った女性の解体シーン)は
2階席でみててもかなりなまなましい感じだったので、
これは、う・・・・と思ってしまう人も多いのではと余計な心配。
客席との距離がもっと濃密な、比較的小さめの劇場で
濃密な感じで観たい感じかもと思いました。
音楽は、結構POPな感じでノリもいいんだけど、
なーんかタイミングが間延びしてるんですよね。
また、アンサンブルでの歌はいいんだけど、ソロは・・・
口上とか背景とかセットとか歌舞伎チックなんですが、
逆にちょっとやすっぽく、セットもとってもシンプルな感じに思えてしまいました。
うーん、なんだろう。演出がちょっと私、あわなんだかな。