09/01/13 花組芝居 泉鏡花の夜叉ヶ池@青山円形劇場
2009年1月13日(火) 19:00
花組芝居 泉鏡花の夜叉ヶ池
Aブロック47番@青山円形劇場
今回の舞台、開場時間がなんと開演15分前。
客席に座り、舞台がはじまったらその理由がわかりました。
そこ(!)にいらっしゃったんですね!
話すと外に声もれるでしょうし、
じっと、シーンとして待機されてるんでしょうか。
客席の声とかも聞こえてるんでしょうね。
この夜叉ヶ池、先日稽古場で通し稽古を拝見
していたのですが、生の舞台、本番の盛り上がりはすごかったです!
客席いじりにより面白さ倍増で、
日替わりゲスト(今日は劇団鹿殺しの方達!)の二度にわたる登場で
これまた盛り上がり(意外にたっぷり演じてくださいます!)、
それでいて本編自体の見所満載盛りだくさんで、あっという間の2時間でした。
今日観たのは、武蔵屋組(下記4人がダブルキャストなのです)。
晃役が水下きよしさん(頼れるアニキ!という感じ!)
百合が堀越涼さん(反応がかわいいっ)
山沢学円が桂憲一さん(好演!桂さんの若い時の演技観てみたい!)
白雪姫が山下禎啓さん(白雪姫シーン楽しいですよ)
最初、晃・百合・山沢学円の3人のお芝居は、
どちらかというと”静”な感じでスタートしますが、
そこから、ぐわん、ぐわんと動きが出て、
最初のゲスト登場のあたりから、お?お?という展開、
コイとカニでテンションもヒートアップ、
文箱登場で、異次元ワールドへ突入。
お客さん数名が舞台上に上がったり、踊ったり、
記念撮影したり・・・そして客席絡みの大合唱♪
最前列、もしくは通路側に座っている方、
連れて行かれるかもしれませんよ(笑
いやー、それにしても観ていてぐいぐい引き込まれていくのですが、
時々よくわからない方向にいっちゃったりして、
でもその後すぐに本筋に戻るんですが、その”戻り方”が好きです。
(ゲストによるフリー演技(!?)の後、どう本編に戻すのかなと思っていたら、
一瞬で戻った!すごい!さすがです!)
客いじりは、しょっぱなの”夕顔”が楽しいです。
その後もこの夕顔の方、かなり集中的にいじられますよね。
そしてお客さん数名を舞台にあげての白雪姫のシーン。
今日はサラリーマンの男性の方も舞台上に上げられていて、
その方の下の名前で**ちゃんと出演者の方達が呼ぶのが
かわいくて楽しかった!
キャストさんの中では、万年姥役の谷山知宏さんの
メイク、動き、声がいい!あの歩き方もいいっ!
そして神主代理の北沢洋さん、いい味!
大井靖彦さんの、かにーーーーも楽しいです♪
最後終わった後の余韻もいいです。
あの鐘が元の場所に戻る瞬間がここちいい。
那河岸屋でもみたくなりますし、日替わりゲスト、
そして日替わり観客!バージョンもぜひ観たくなりました。
おもしろい!