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09/05/19 劇団スタジオライフ LILIES製作発表レポ

2009年5月19日(火) 13:00
劇団スタジオライフ LILIES 製作発表レポ

劇団スタジオライフ「LILIES(リリーズ)」の製作発表にいってきました♪

スタジオライフの代表作とも評されているこの作品。
2003年の紀伊国屋ホールでの公演の際は、当日券を購入するために
並んだお客さんの人数が、ホールの記録を塗り替えたそうです。

その作品が、今回東京と神戸で
客演4名を迎えての再演です。
まずは強烈な個性がとっても魅力的な新納慎也さん。
スタジオライフへの客演はトーマの心臓、オズに続き三回目の新納慎也さん。
仮面ライダー555をはじめ、舞台・ドラマ等でご活躍の村上幸平さん。
ミュージカルを中心に、歌手、俳優、表現者としても幅広く活動されているカサノボー晃さん(今回は母親役!)
探偵物語をはじめ、数多くのドラマや映画で重厚な演技を披露されている重松収さん。
そして、スタジオライフのメンバーの方達がご出演です。

嘘の告白をされて牢屋で40年以上の日々を過ごしているシモン。
(シモンは新納慎也さん/岩崎大さん/仲原裕之さんのトリプルキャスト)。
このシモンが、嘘をつかれた相手の神父を呼び出すところから舞台ははじまります。
当時の役を牢屋仲間が演じる、真実を求める劇中劇、さらに劇中劇中劇。
女性役も含めて全ての劇中の役を全て牢獄の男性が演じるのですが、
ここが”女性役も男性が演じる”スタジオライフとまさにぴったり。

演出の倉田淳さんによると、
嘘がたくさん充満しているんだけど、決してセリフ通りの気持ちではなく
話してる言葉の裏側がメビウスの輪のように何層にもねじれていて、
そうしたバランスの中から真実が浮上した時の衝撃はものすごいものがあるとのこと。
この”真実が浮上した時の衝撃”、これをぜひ劇場で味わってみたい管理人です。

ちなみに新納慎也さんによると、
倉田さんという演出家は、役者が嘘をつけない演出家なんだそうです。
テクニックとか、だいたいこんな感じとかでやると、すぐにばれてしまうので、
心から演じないといけないし、それが好きなんですとおっしゃっていたのが印象的でした。
稽古場で「あっまた(倉田さんに)嘘がばれてしまった・・」と思ってる日々だそうです。
余談ですが、インタビューに答えられる新納慎也さんの表情(芯のあるやさしい目)と、
指先の動き(キレがよくて、その動きが気持ちとリンクしてる感じ)が素敵でしたっ。

キャスト皆さんのお話を聞いていて、決して明るく面白いという内容ではないけれど、
見終わった後に、心の中に残るものが大きい作品のように感じました。
「LILIES」
人間は、嘘をつかないと生きてはいけない。。
人間がいくら嘘をついても、つききれないものがある。
劇が続くうちにみえてくるものとは。
ほろびゆくもの、かよわきものへの繊細な愛情が伝わる作品です。
東京公演は、6月17日から7月12日まで紀伊国屋ホールにて。
神戸公演は、7月18日から7月19日まで新神戸オリエンタル劇場にて。

会場には、中央にどーんとユリのお花がありました。
そう、LILIES のユリですね。
このユリの花は、
フラワーアーティストの東信さんからのもので、
テーマは「悲劇的なユリを眺めて」。
この公演タイトル LILIES に込められたその意味とは!?


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名前:山野上 寛
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出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
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好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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