10/01/26 蜘蛛女のキス@東京芸術劇場
2010年1月26日(火) 13:30
蜘蛛女のキス
@東京芸術劇場中ホール
流れるように熱く展開する石井一孝さんと浦井健治さんの二人の世界を堪能。
前回観劇時は、暗く重い印象だったのですが、
今回は二人のお芝居に加えて看守の迫力、
アンサンブルの躍動感などがストレートに伝わってきて、
一本の映画を見終わったような、そんな観劇後の印象でした。
石井一孝さんと浦井健治さん、ほぼ出ずっぱりです。
石井さん終始熱演!なんともいとおしくかわいらしいです。
涙を目にためての歌、白い衣装、そして出所場面のあの行動。
叫び、想い、もがき、次第に険しかった表情がやわらいでいく
浦井さんからも目が離せませんでした。
そこに舞い降りるオーロラ金志賢さんの歌と舞♪
登場のたびに変わる衣装や髪型にもご注目下さい。
ママ初風諄さん歌声があたたかいです
(二幕冒頭での、一人背が小さな茶色いアンサンブルの初風さんもかわいい♪)
刑務所長今井朋彦さん
(二幕ロシアン風な今井さんもまたいい!)や
辻本知彦さんの伸びやかなダンス、
ヴァレンティンが想う相手役の朝澄けいさん、
看守の二人(ひのあらたさん、田村雄一さん)の迫力!
そしてアンサンブルの方達の躍動感あるダンスと歌声が素晴らしかったです。
カーテンコールでみせた石井さんの投げキッス。
あのキッスにはかなり愛がこもってそうでございました。
最後に「たまごサンド!」と叫ばれた石井さん。
たまごサンド、劇中あるシーンで出てきます。
今回飲食シーンも結構あるのですが、
チキンをとても美味しそうに幸せそうに食べる浦井さんがちょっとかわいかった。。
そうそう、初風さんが登場すると、つい、母親の視点で、
モリーナとヴァレンティンをみてしまうんですよね。
そのくらい、母親の存在の描かれ方もインパクトがありました。
上演時間は約3時間5分。
公演は2月7日まで。
p.s. 音楽、タリララリラタリララリラという前奏、つい金さんのメモリーを思い浮かべてしまいました