10/02/18 ミュージカル座タイムフライズ@シアター1010
2010年2月18日(木)18:30
ミュージカル座「タイム・フライズ」
(月組公演)@シアター1010
どーーん、オープニングから、大人数で
客席に向かってそびえ立つ若者達。
おおおおお、そこにはバリケードが!!
しかも舞台は回転舞台!
で音楽がさらにドーーーーーン!
(玉麻尚一さんの音楽、頭に残りますよ~♪)
菊地まさはるさんの響き渡るシュプレヒコール、
麻田キョウヤさんの、響き渡る雄叫び、
映像も含めてかなりインパクトあるこのオープニングは、
これからこのミュージカル、ずっと学生運動のままなんだろうか
と若干の不安がよぎりますが、ご安心下さい、大丈夫です(笑
舞台は、平成の大学生コンビ(中本吉成さんと松原剛志さん)を
中心に話が展開するんですが、この二人の困った顔が満載!
唖然とした表情、ぽかんとした表情。。みてるうちに、
とっても愛おしくなってきます(楽しくてかわいい)。
(この二人のウルトラマンネタも!!)
昭和43年にタイムスリップするんですが、
二幕なんて、驚くくらい溶け込んでますからね。
さすが平成の大学生、順応性も高いです!(笑)
一方、中盤に登場する上條恒さんのインパクトがめっちゃでかいです。
すごい声力とあの存在感。強引に学生集団に溶け込んでいく様子が楽しい!
そして国友よしひろさん、なんとまぁ長身のスタイル!
ノリノリです!足長いっ!
と、見所満載なこのステージ、
私の個人的注目人物は、園児、瀬梨奈ちゃん役の中里裕美さん(月組のみの出演)
彼女は集団の中で、動きと表情(口あけた時の唇のゆがみ具合が最高)がとっても豊かなので
見つけようと思って観てると比較的すぐわかります(出過ぎない感がまたいい)。
今回は衣装もすごかった。びっくりした。しかも着こなしてる。。おおお。
二人の大学生コンビがティッシュ配ってるシーンに登場する時の衣装、ぜひご注目下さい。
この冒頭だけで数パターン着替えて登場されてたと思います。
表側に出てくるシーンとしては、幼稚園児の中央で身体を反ってゴツンしてしまう場面。
さらに、ラスト近くで「メヴィウス起きたー」のシーン。いいわー。楽しすぎる。
歌い方も気持ちいいんですよね。
モコモココロコロした感じなんですが、動きをみてると意外にすばしっこいのも楽しい。
(稽古場レポの写真でいうとこの写真。中本さんと松原さんに挟まれて口をぷくーっと膨らませてる女性です)
このお話、稽古場レポの動画インタビューの中で、上條さんが
おっしゃってた通り、熱いだけの学生運動の舞台ではありません。
その中に、ほっこりあたたまるお話や、当時の様子、
ひとりひとりの物語や交流、親子の話!?などが描かれてるんですね。
素敵な歌声もたくさん聞けますよ。
中でも穂積由香さん(月組のみご出演)の歌声が特に気持ちよかったです♪
エピローグもジーンときます。
菊地まさはるさん、もみあげすごいです(笑)
昭和な時代を感じて平成の時代を考える、
そんな熱いHOTな舞台です。
ターーイムフラーーイズ!
上演時間は約2時間半。
公演は2月23日までシアター1010にて!
p.s. 公演プログラムに、ミュージカル座15年の歩みが
書かれていて、今回の脚本・作詞・演出の竹本敏彰さんが
ミュージカル座に入るきっかけのエピソードが面白かったです。