10/02/24 ダンスミュージカル絹の靴下製作発表会見レポ
2010年2月24日(水)13:00
ダンス・ミュージカル『絹の靴下』製作発表会見レポ
「力のぬけた、お洒落なラブコメディー♪
コール・ポーターによるダンスナンバーはもちろん見所だけど、
僕はニノチカ(湖月わたるさん)がパリの自由の風にふかれて
『鉄の女』から『女』へ変わっていく様が恋愛というフィルター
を通じて描かれているところが、ドラマの見所だと思うな~」
と語る今村ねずみさん(THE CONVOY SHOW 主宰)。
懐柔させようとあの手この手でニノチカを
甘い誘惑で誘う(口説く)アメリカ人映画プロデューサー役を演じます。
「アメリカvsソ連」という1950年当時の冷戦構造を
ユーモアたっぷりに描くダンスミュージカル『絹の靴下』。
なんと湖月わたるさんはソビエト政府の最終兵器として
パリに派遣された、<最強の模範共産党員>なのです!
この党員服がとてもタイトで、身体の自由を奪うような形になっているのも象徴的!
生まれて初めてパーティへ出掛けるために支度をするニノチカ。
暗くて頑丈で実用的なスーツを一枚一枚脱ぎ捨てていき、
やわらかな美しいドレス、そしてその当時流行の最先端であった
「絹の靴下」に足を通して。。。。。
「退団後、初めてドレスを来たときはいかがでしたか?」
との質問には、
「いやー似合わなかったですよ!足はスースーするし、
今まで肩で風切ってあるいて来たので(笑)。
でも、今回は女性として花開く姿を力入れて
演じたいので、がんばります!女の子になって4つだけど(笑)!」
と答える湖月わたるさん。
「女年齢4歳」の湖月わたるさんが見せる「女性として目覚めるシーン」
これは是非、見所として皆様ご注目下さい!
ストーリーもちょっとご紹介しておきましょう。
ソ連の芸術を示すためにパリに派遣されたソビエトの作曲家ボロフ(渡部豪太さん)。
が、彼はパリの華やかさに魅了され、崇高な革命思想を忘れてしまいます。
そのボロフの音楽と、ハリウッド水中レビュー映画スター(樹里咲穂さん)を使って
新作映画を画策するのが映画プロデューサ、スティーヴ(今村ねずみさん)。
一方いつまでたっても帰国しないボロフを呼び戻すために派遣される
3人の共産党員(戸井勝海さん、伊礼彼方さん、神田恭兵さん)。
が、彼らも見事なまでにパリの甘い生活に骨抜きにされてしまいます
(このシーンが楽しそう!)
で、業を煮やしたソビエト政府が派遣した最強の共産党員が
ニノチカ(湖月わたるさん)なのですね。
ちなみにブロードウェイ初演は1955年。
さらにこれの原作「ニノチカ」という映画は1939年に映画化されたのだそうです。
今村ねずみさんも、会見の時の表情が本当に豊かで、
お二人の会話が、とっても楽しそうに弾むこと弾むこと。
楽屋でお互いに差し入れをしあう仲のお二人だそうです。
ブロードウェイきってのラブソングの名手による
コール・ポーターの歌、
そして二人のダンスシーンはすごく楽しみ♪
お二人とも身長は175cmで同じ
(今日はヒールの分湖月さんの方が高いですが)
立ち姿が凛々しいっ!
鉄の女ニノチカがどのようにスティーヴに口説かれていくのか!
渡部豪太さんの芸術家ぶり、
華麗な泳ぎで名を馳せる水中レビューのスター役の樹里咲穂さんなど、
チラシの写真からイメージが広がりまくってる管理人です♪
↓このソビエトのお役人3人組のオロオロ具合もとっても面白そう!
公演チラシぜひ見てみて!いい表情~♪
ちょっぴりレトロで、甘い、ダンス満載なミュージカル、絹の靴下 Silk Stockings。
公演は東京公演が2010年5月16日から30日まで青山劇場にて、
大阪公演が6月4日から6日まで梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて。
公演詳細は 梅田芸術劇場のHPをご覧下さいー。
左は演出・訳詞・上演台本の荻田浩一さん
出演:
湖月わたる 今村ねずみ
樹里咲穂 渡部豪太 戸井勝海 伊礼彼方 神田恭兵
池谷京子 金城尚美 小嶋亜衣 園田弥生 高橋千佳
小宮健吾 ひのあらた 笹木重人 長内正樹 高原紳輔 小南竜平