10/03/06 染模様恩愛御書@日生劇場
2010年3月6日(土)16:30
染模様恩愛御書
@日生劇場
炎に向かう花道の市川染五郎さん!
若さかわいさ美しさをビンビン感じる片岡愛之助さん。
一目惚れからはじまった
この二人の衆道(男同士の愛)は、観てて気持ちいいくらいまっすぐ。
コミカルな笑いを絶妙に交えつつ、ぐっと引き込む展開。
ただ愛を描くだけでなく、”恩義”と”忠義”、これがまた熱い。
かなり胸がジーンとしてしまった私管理人です。
演出も見所満載で、講談師も登場、
日生での花道のほか、階段、火事場の大がかりな仕掛けをはじめ、
照明、音楽、衣装、スモークなどなど、臨場感たっぷり!
矢のシーンは、飛んできたらどうしよう・・とかなりあせりました。
そして火の粉ぶぉーーーーーー!
これはぜひ劇場でご体感下さいませ。
染五郎さんの恋の眼差しから、
キっと変化した火事場の時の瞳は熱かった!
階段シーンは最大の見所でございます。
この公演プログラムが友右衛門が命をかけて守り抜いた御朱印状に見えてきます
透き通るような魅力の愛之助さん。
15歳の美しい小姓がそこにいるようでした。
階段をツツツツと駆け下りる姿がうっとりするくらい美しいー。
美しいといえば市川春猿さんが女性的にものすごく美しい-。
嫉妬に狂って、最後は、えぇぇぇぇ。
市川猿弥さんも見事な極悪ぶり。
中村芝のぶさんの、なんともけなげな妻ぶりが、胸をつきます。
そして市川門之助さんの一幕ラストはジーンときました。
ここかなり好きなシーンです。
最後のあのストンと落ちてくる場面もステキです♪
全体的にストーリーは実にわかりやすく、
イヤホンガイドなくても大丈夫な舞台です。
(でもあればフォローしてくれるし休憩時間もいろいろ解説あって楽しいです)
もう一度観たい場面満載の舞台。
歌舞伎が初めての人にもこれはオススメ!
”YES WE CAN”も出てきます(笑