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11/08/11 「星の牧場」稽古場レポ&朝海ひかるさんミニインタビュー

2011年8月11日(木)13:00
朗読劇「星の牧場」朗読×歌×ダンス 稽古場レポ

児童文学の不朽の名作「星の牧場」(作:庄野英二さん)の朗読劇。
”言葉がキラキラしていて、昔の日本語のきれいな文章、
想像を掻き立てられるられるような形容詞がたくさん散りばめられている作品”
(朝海ひかるさん談)です♪

今回お稽古場を拝見させていただいたのですが、
そんな言葉たちを深く、聞きやすいお声で読み進められる様子に、
心からホッと癒されました。
朝海ひかるさんのお声と物語の”色”が、とてもあってる!

働き者で純粋な青年「モミイチ」が、心から大切に思っている馬「ツキスミ」。
「ツキスミ」と呼びかけるモミイチの声は朝海さんの中に居る少年のお声!

『兵士達は朝起きると裸馬に乗って野原へ出て行った。
そこで朝露にまだ濡れている、柔らかくて
美味しい草を腹いっぱい馬に食べさせた…』
↑こういうところが本当にきれいです。情景が目の前にぱぁーっと広がります。

そして今回稽古場を拝見させて頂いて、改めて感じたのは、
普通の「朗読劇」より、かーなーりー贅沢な演出だということ。

朗読されている朝海ひかるさんの周りで
佐藤洋介さん(シアタークリエの"Underground Parade"
春の芽吹きのダンスがとーっても奇麗でした!)と
千田真司さんのダンサーお二人が物語に合わせて舞い、
スペシャルゲストの春野寿美礼さんが歌い、
舞台袖ではピアノとドラムが生演奏をし、
さらに最後のシーンでは朝海さんも交えたフィナーレ演出が!

さらにさらに最新情報で、
朝海ひかるさんのダンス×春野寿美礼さんの歌のコラボレーションや、
春野寿美礼さんによる宝塚時代の曲披露もあるとのことです!

そしてその演出は宝塚の名作を多く創り出してきた荻田浩一先生!
ファンタジーで、かつショーっぽさもある朗読劇が楽しめると思います。

この日は朝海ひかるさんとダンサーの千田真司さんのお稽古日だったのですが
物語に沿うようにダンサーの動きを入れていく荻田先生となぞる千田さん。
朝海ひかるさんの声に、
ダンサーの仕草と視線で想像の世界が作られていく様子を目の当たりにいたしました。

舞台上、朝海さんが腰掛ける椅子の横にはこんな楽器も(インドネシアの楽器だそう)

ピアノとドラムによって生演奏される音楽も、言葉と同じくらいキラキラ♪キラキラ♪

2004年に、TCAスペシャル公演という宝塚の全組が一同に集まる1日だけのイベントで、
この「星の牧場」のラストシーンを演じられた朝海ひかるさん。
お話を読んで感動し、とても楽しく上演された作品だったそうです。
今回はその「星の牧場」全編を、歌、ダンスも交えて”朗読劇”としての上演。
お稽古場前に少しお話をお伺いすることができましたので、ご紹介しておきますね!

<お話の魅力について>

読んでいくほど奥の深い話で、
終戦後の話で、重いテーマになるんですけど
文面や使ってる言葉がとてもキラキラしていて、
昔の日本語のきれいな文章、言葉の美しさ、
想像を掻き立てられるような形容詞が散りばめられていている作品なんです♪

<歌・ダンスは?>

基本読み手なのですが、
春野さんの歌、佐藤さん千田さんのダンスに誘われて
少し歌ったり踊ったりします

<朝海さんの好きな場面は?>

最後の場面の情景描写が素晴らしくて、
読んでいるこちらが涙ぐんでしまうくらい本当に綺麗なんです

<朗読劇ならではの魅力>

朗読劇というのは、見てる方の集中力が途中でとぎれてしまうと、
お話がわからなくなってしまう危うさもあるので、
お客様の心をどこまでひっぱっていられるかというのが、とても難しいところですよね。
お客様一人一人の頭の中に「星の牧場」の世界観が広がるように読みたいと思いますので、
南の国の情景はどんなだったかとか、想像しながら聞いて頂けたら嬉しいです。

大震災の起きた今、
自然と人間、動物と人間の愛とか、
そういう純粋なものに帰って行くお手伝いができればいいなぁと思います。

この作品は宮城県出身の朝海ひかるさんが、
日本復興支援への長期貢献を上演目的の一つに掲げ、
その足がかりとして企画されたチャリティー公演。
収益は日本赤十字社を通じて、被災者救援のための救援活動、
及び振興支援活動等資金として贈呈されます。

限りない平和への祈りが根底に流れる「星の牧場」。

ぜひ、この夏にこそみて欲しい舞台の一つです!

公演は2011年8月24日,25日に日本青年館大ホールにて、
8月29日に梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで上演。
上演予定時間は約1時間45分の予定。
公演HPはこちら

<出演>
朝海ひかる
佐藤洋介(ダンス) 
千田真司

春野寿美礼(スペシャルゲスト)

宇賀村直佳(ピアノ)
丹寧臣(ドラム)

原作:庄野英二 
宝塚版脚本:高木史朗
上演台本・演出:荻田浩一
宝塚版音楽:中元清純
オリジナルソング作曲:青木朝子
振付:原田薫



おけぴ稽古場取材班:nats、おけぴ管理人  撮影:おけぴ管理人


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出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
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好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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