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12/02/14 DANCIN' CRAZY2稽古場レポ

2012年2月14日(火) 16:00
『DANCIN' CRAZY2』稽古場レポ


左から湖月わたるさん、風花舞さん

ACT1は史上初!女性キャストのみの「CHICAGO」ミュージカル・セレクションズ!
ACT2はダンスの名手として名をはせた宝塚出身のスター女優たちによる
“どんな男たちよりもハンサムで、どんな女たちよりも凛々しい”
珠玉のダンスショー「All NewDANCIN’ CRAZY!」

この贅沢で夢のようなショーのお稽古場にお邪魔してまいりました。

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左から風花舞さん、湖月わたるさん、朝海ひかるさん、星奈優里さん

まず拝見したのはACT2のお稽古。
2007年の大人気ショー「DANCIN’ CRAZY」を、
“All New”の文字通り、新しい構成で作り上げています。
踊り手は、男役の湖月わたるさん、朝海ひかるさん、
パートナーに風花舞さん、星奈優里さん。

男役のお二人は、ソロダンスとデュエットダンスで出すオーラが違います。
コレデモカというほどにカッコイイオーラ全開のソロダンス、
目線、振る舞いともに、パートナーへ向けられた
大きな優しさが魅力のデュエットダンス
乙女のキュンキュンするツボを突きまくりのイイ男っぷり!


湖月さんはその長身を生かしたダイナミックな動き、リフトも素敵な“ダンディ”な男


朝海さんはバレエを基調にしたシャープで凛々しい動きがお似合いの“クール”な男

それぞれ個性的な男っぷり!


この日のお稽古は名倉加代子先生による振り写しが行われていたのですが、
先生がその場で(!!)振りを作り、それを踊り手に伝えていくのです。
タンタタン、ここでキック、ターンターンというように、
実際に動きながらの振り写し!!


写真右が名倉加代子先生。拝見していて先生のファンになった管理人です

朝海さん&星奈さんのカップルが歌っている間は
湖月さん・風花さんカップルが踊り、
次はその逆に・・と交互に繰り返すので、
常に踊っているか歌っているか。しかも歌いながらの振りもあるのです。
それを一体どうやって身につけるのだろうかと思っていたら、
先生が他の人(ペア)の振りをつけている間に、
先ほど新たにつけられた振りを繰り返し繰り返し復習し、
次に通してみる段階ではある程度身体に記憶されている。
そのスピードにただただ驚くばかりでした。

続いて、既に振付が済んでいるメドレー部分、こちらはご出演のみなさんが参加!

群舞の華やかさ!圧巻です。

ナンバー毎に描かれる世界観がぶわーっと伝わってきます。


そして!
ついにはじまりました
ACT1「Razzle Dazzle Musical Selections from CHICAGO」のお稽古が!

みなさんが黒を基調としたお稽古着に着替えられ、
ピアノ&パーカッションも生演奏!
何といっても、女性だけの「CHICAGO」です。
「CHICAGO」日本公演にも関っておられた演出の吉川徹さん、
音楽監督・指揮の上恒聡さん、振付スーパーバイザーの大澄賢也さんら
“CHICAGOスペシャリスト”のもと、“徹底的なクオリティの追求”がなされています!

3月の公演に向け12月半ばからお稽古を始められているという異例の稽古期間!
目指すべきゴールの高さが感じられます。
まず、天才振付師ボブ・フォッシー独特の表現スタイルの習得、
同時になぜそうなのか、その意味を理解するための時間でもあります。

この作品の中では、人間の表裏などの二面性が描かれています。
そんな二面性を肉体、緊張と緩和で表現されているのも
フォッシースタイルの特徴であると大澄さんから説明がありました。

指先からつま先までピンと力が入ったような型が一般的だった中で、
背中にはキュッと力が入っているが、一方で腕はぶらりと脱力している。
そのなんともいえない“アンバランス”こそがフォッシースタイルなのだと。

その表現が型としてピタリとはまり、
動きが身に付くとなんとも気持ちがよいそうで、
大澄さん曰く「僕はもう中毒・笑」。
表現する側も、観る側も、人の心を捉えて離さない魅力の秘密は
その辺りにありそうです。

観る側はこのように期待に胸を膨らませるのですが、
実際にそこに挑むのは本当に肉体的にも精神的にもタフさが求められます。
動きを身につけ、“振り”を踊ること、
その上に求められるのは一人一人が強い個性を持つ役を演じる、表現すること。
舞台上ではもの凄いエネルギーのぶつかり合いです。
そのことをまさに間近で体感したお稽古場でした。

もちろんボーカルも入ります♪
作品の象徴とも言える“ALL THAT JAZZ”のシーンを拝見しましたが、
やはり曲もいい~、思い出しただけでクラクラです・笑

今後はお稽古場に、ブロードウェイ、ウェストエンドなど
世界中の「CHICAGO」を手掛けたクリエイティブチームも合流するというから…
さらにすごいことになっていきそうです!
熱い稽古場ブログも要チェック!)

第一部と第二部で、2作品たっぷりと楽しめるこの構成。
今回の稽古場レポでご紹介した写真は、第二部のほんの一部シーンです。
ぜひ劇場で、たっぷりと楽しんできて下さい!

<公演日程>
2012年3月17日(土)から20日(火) 梅田芸術劇場メインホール
2012年3月23日(金)から25日(日) Bunkamuraオーチャードホール

<出演>
湖月わたる朝海ひかる
風花舞星奈優里
秋園美緒百花沙里珠洲春希牧勢海桐生園加美鳳あや彩海早矢真波そら大凪真生祐澄しゅん大月さゆ
(スペシャルゲスト)姿月あさと
(スウィング)美影凜光海舞人

公式HP:http://www.umegei.com/dc2/index.html
おけぴ製作発表&インタビューレポ:http://okepi.jp/kangeki/2011/12/20111223.html

帽子を取って、華麗に・・・

あらら、帽子がコロコロと・・




おけぴ取材班:chiaki、おけぴ管理人 撮影:おけぴ管理人


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名前:山野上 寛
mail:cs@okepi.jp
出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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