2007年9月29日(土) 13:00
劇団四季 キャッツ
2階4列77番@キャッツ・シアター
久々のキャッツ。
初めてキャッツを観るという友達との観劇。
幕前にストーリーは?と聞かれ「猫の紹介」と4文字回答。
で、そこに付け加えて「そっから一匹の猫が選ばれる」と。
うん、まーそんな感じですよね。
なんだけど、やっぱりこのキャッツの魅力は猫の世界に浸れること。
一匹一匹の猫がとても魅力的で、客席下りもたくさんあるので、
猫が身近に感じられて、しかも曲や踊りも楽しいし、ほんと見事。
1981年に作られたとは思えない。。
特に好きなのは2幕。
グロールタイガーの劇中劇、スキンブルシャンクス、ミストフェリーズ、
カーテンコール、この4シーンが観れるだけで幸せ♪
1幕だと、やっぱりタガーのシーンかな。前回観た金森勝さんとは一転、
今日の金森さん観て、金森タガーもいいな!と思いました。
動きはちょっとのんびり型だけど、キャラ的に愛されるタガーみたいな。
最後の高音はめっちゃすごい。他のシーンでも客席下りしたタガーを
いろいろ観てると、いろいろ客にちょっかい出してて面白かったです♪
いきなり後ろからタガーが肩に触ってきたらびっくりしますよね。
あと1幕だとバストファージョーンズ(田島享祐さん)のシーンも好き。
今日はバラを投げた時、欲しがってたっぽい女性に
見事に届き、おぉぉぉとちょっと感動。
ちなみに1幕最後のナンバーの直前ってかなりテンポが遅くなりますよね。
いつもここで少しだけ睡魔に襲われます。
グリドルボーンは遠山さやかさん。雰囲気があっていい!
グロールタイガーとのシーンでは、誘惑の仕方がチャーミング。
声は高音が素敵で、これからもっともっとよくなっていきそう♪
そしてシラバブの南めぐみさん!かわいー!
ここ最近のキャッツ観劇では、過去2回とも彼女のシラバブでしたが、
子猫な感じがとってもいー。
後ろに去っていく時のお尻がとってもキュート。
そしてグロールタイガーの語りのシーンでの
シラパブのしぐさや動きみてると、これまたほんとにかわいー。
(このシーンは舞台上のいろんなところでいろんな猫が小芝居してるので
どこを観ようかとっても迷います)
また、スキンブルシャンクスのシーンで、雄猫の上に
雌猫が乗るシーンで、一番下手側で、タガーの上にシラバブが乗りますが、
最後までタガーがだだこねてますよね。このやりとりもひじょーに微笑ましい(笑)
金子信弛さんのミストフェリーズは、側転時の足の動きがとっても綺麗~。
最後ライトを消す時の表情もくしゃっとした感じで好印象♪
マンカストラップの西門宇翔さんは趙宇さんでしたか。
マンカストラップは、リーダー猫でそれぞれの猫を紹介する時に
まずマンカストラップから入ることが多く注目度が高いので
その分セリフの妙なアクセントはやっぱりちょっと気になる。
「つ」と「す」の発音が普通の日本語の流れとは違ってそこだけ
妙にひっかかって聞こえました。。また、最初にジェリクルキャッツを・・
ってところが「ジェリコーキャッツ」ていう英語っぽい発音に
なっていて少し驚いたんだけどその後はジェリクルキャッツになってましたね。
グリザベラの重水由紀さんのメモリーは、うーん、声にいまいち
はりがない気がして陶酔できませんでしたが、お調子が悪かったのか。。
あと、グロールタイガーの劇中劇に入る前に、「みせようか」で
客席から拍手が起きるの、好きなんですが、あの観客の拍手のタイミングが
今日はちょっとはやすぎな気がしました。リピータさんが多いからとは思うんですが、
あそこは彼が言った後に拍手が起きた方が自然と思うんだけどなぁ。
それにしても、ほんとキャッツは、劇場に入った瞬間から
会場の壁一面ゴミだらけで、猫の世界に浸れていいですね。
開演直後の回転席がぐわんぐわんまわるのも上からみてるとなんか楽しい。
キャッツは今まで何度も観てきたけど、
一番最初に観たのは2000年にロンドン。
その時は、すっごくいい席だったんだけど、とにかく大興奮。
ラムタムタガーが私の目の前でいろいろパフォーマンスやってくれて
とっても緊張しつつ感激したのを今でも鮮明に覚えてます。
その後は、2000年の年末に名古屋にマチソワ遠征して四季のキャッツを観て、
八巻大さんのラムタムタガー、福井晶一さんのマンカストラップに魅せられて。。
この時は、ヴィクトリアとジェリーロラムとシラバブが終演後にこんがらがって、
パンフレットの絵と照らし合わせて覚えたりしてましたねぇ。
(メインのシーン以外だと衣装がどれも白系なので)
そして2001年は大阪遠征。この時のメンバーは豪華でした。
グリドルボーン木村花代ちゃんとグロールタイガー渋谷智也さん、
ミストフェリーズの蔡暁強さんにシラパブが中村友里子さん!
でも今日こうしてまた観て、毎回、新しい発見がある気がします。
演じてる役者さんによってもいろいろ細かな部分とかしぐさとか違うし、
とにかくまずは安心して観れる、というのが大きいですね。
ライオンキングとかだと、シンバかナラへの依存度が大きいけれど、
キャッツは、メインキャストがそれぞれの猫!って感じなので
この猫がよかった!って猫が三匹くらいみつかった状態で
今日来てよかった!って感じになります。
やっぱいい作品だな、キャッツは。