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08/03/18 赤坂RED/REVOLUTION東京@赤坂RED/THEATER

2008年3月18日(火) 19:30
赤坂RED/REVOLUTION 第一弾
東京
G列22番@赤坂RED/THEATER

赤坂RED/THEATER さんが「いい芝居を創る」という考えで
脚本に拘り、演出に拘り、有名無名を超えて全キャスト
オーディションをして作り上げたという作品とのこと。

ふむ。。

舞台セットや照明はシンプルな感じ(あの窓好き)、
登場人物15人でそれぞれに小さな見せ場があって絡みも多い。
それぞれの役者さんの見せ場は、結構、おっ
次どうなるんだろうって思うんだけど、
その「次」がない印象なのです。
つまり、んー、その小さな見せ場が
ぽこぽこと連続して、最後まで流れていく感じ。
軸としてあるのは、最初と最後を締める主人公の学(清水優さん)
と思うんだけど、それ以外のキャストは、
彼らに何か見せ場を一つ作るために脚本書かれてる感じだなぁ。。。。
と思って終演後パンフ見たら、
演ぶゼミナールの卒業公演用教材として書き下ろされた作品とのこと。
なるほど、ちょっと納得。

でもこうしてまず戯曲ありきで、オーディションして出演者
選んで上演というのは面白いし、いい試みだと思いました。

舞台は、最初のシーンが、全員関西弁なんだけど、
うーん、多分、関西人でも、大きな声で台詞として関西弁話すとあのように
なってしまうのではないかなと思ったり。
普通のテンションで話してほしかったなぁと関西人の私は思いました。
ま、普通関西人は、大きな声出そうとしなくても声大きい人が多いですけどね・・

そう、この舞台、若い頃のシーンで、若さのエネルギーというか、
役者さんがセリフを大声で叫ぶ感じなんですよね。バックの音楽もがんがん鳴る系。
劇場がまた小さいので、それがかなりダイレクトに伝わってきて、
これは好みの問題というのもあるかもとは思いますが、私はこうした
ただ大きく叫ぶ系は少々苦手でございまして。。特に大きな声出す直前の
あの一瞬の間とか、一生懸命叫んでます感を感じた途端、さめてしまうのです・・・
あと、私がこの舞台でんーと違和感を感じたのが、みんなで笑ったりするシーン。
そこそこ笑い続けるシーンが何箇所かあったんだけど、アハハハハアハハハハ
と口で笑いながら、目が笑ってなかったりして、やはりさめてしまうのです。

でもキャストそれぞれの方達は、さすがオーディションで選ばれただけあって
皆さんキャラクターとしては魅力的な方ばかり。

特に主役の学役の清水優さんは、挙動不審感もじもじ感がうまくて、
キャラクターにぴたーっとはまってたんですね。
つぶやく系の台詞とかは、すっと響いてきました。
ただ、若い頃のシーンで、ストーリーテラー的な存在で
叫ぶ感じで読み上げてた台詞は、やっぱり普通に読んでほしかったなぁ。

あ、オーディションシーン、このシーンは面白かった。
このシーンから私はこの作品の世界に入り込めた感じがします。
海老原礼子さんのあの緊張して紙出して読むシーン、
井筒大介さんの絶妙な猫背、今思い出しても笑える♪
劇団シーンは、小林愛さんと野本光一郎さんが、
舞台上の空気をびしっと引き締められてました。
間が長くても、その間が楽しい。そういう役者さんって素敵です。

観終って、なんとなく、ノリ的には、NYで観た Spring Awakening が思い浮かびました。
(あちらはロックミュージカルですけどね)
Spring Awakening のような作品を、
ぜひ日本でも全メンバーオーディションして選んで、
ワークショップやったりして、作品作り上げて上演してほしいです。


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おけぴ管理人プロフィール
名前:山野上 寛
mail:cs@okepi.jp
出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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