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08/05/03 アクトラッシュ@六行会ホール

2008年5月3日(土) 14:00
アクトラッシュ
H列11番@六行会ホール

先日観劇したアクトリーグがとーっても面白かったので
今回はその個人戦ともいえるアクトラッシュ
を観てきました。

アクトリーグやアクトラッシュを観る前は、
演劇バトルって何を競うのーって思ってたんですが、
実際に観てみたらその面白さはすぐにわかります!

例えば今日のアクトラッシュはまず最初

 デスアクト

からスタート。

9人の役者さんたちが、会場のお客さんから与えられたテーマで、
制限時間内で即興でストーリーを作っていき、
その演技力で場を作った人が勝ち残っていくというもの。
もちろん即興なのでセリフがかぶったりもするんだけど、
そこはさすが役者さんたち、即座に軌道修正して、
自分のポジションなどを作りつつ、自分だけ前に出るのではなく、
相手もたてて対話をしつつ、自分を出していくわけです。
俺が俺がになってしまうと、見ててあいたたた・・になってしまうわけで、
そのあたりは、ほんともうセンスになってくるんですが、
このアクトラッシュにエントリーされてる役者さんたちは
そのあたりがしっかりしてるので安心して即興劇を楽しめるんです。
(多分素人の人がやると支離滅裂&ぐだぐだになると思います)

最後は客席の拍手の大きさでどちらが勝つかを決めるんですが、
今日のデスアクトで見事勝ち残ったのはタイソン大屋さん。
私も彼に拍手!ほんといい味出されてました♪

そして今日は、スペシャルマッチ、ミドル級タイトルマッチ挑戦権争奪戦、
ライト級タイトルマッチ、ヘビー級タイトルマッチ、タッグタイトル
という戦いが行われました。

ちなみにミドル級というのは、与えられたテーマに対して、
笑いとシリアス、両方を求められるクラス。
ライト級は、軽く、薄く、不条理、不可思議でもOKな笑いを主体とするクラス、
ヘビー級はシリアスのみで重厚な演技・ストーリーを求められるクラス。

このクラス分けが実にうまい。よく考えられてますねー。
どの戦いも、その場で審査員や客席からお題が出されて、
考える時間もなくいきなりゴングで、3分間でストーリーを
互いに作り出すというものなんですが、
今日一番私がいいなって思ったのがミドル級タイトルマッチ挑戦権争奪戦。

西岡竜一朗さん vs 後藤公太さんの戦い。
与えられたテーマが「日記」。これがうまかった。
バトルではなく、純粋にストーリーとして入り込んでお芝居として楽しかった。
二人の服装もストーリーにあってた感じがします。
最後、あの日記には何が書かれていたのか。とっても気になります。
あの続きがみたいー!

戦いは3分間3本勝負で2本先取したものが勝ちというルールなんだけど、
1本目と2本目でテーマが全然違ったりするので、演じるキャラも全然
違ってきて、そのあたりも、さすがだなぁと感心します。

あと印象に残ったのはライト級の木戸美歩さんの木戸ワールドと
呼ばれる彼女独特の世界。ほんと、まさに彼女の渦に巻き込まれていく感が
みてとれました。ぜひこの渦をぐじゃぐじゃにしてくれる挑戦者の方との
戦いがみてみたいです。

ラストのタッグタイトルは、シアターFのナビゲータでもある小川輝晃さんと勝矢さんに
岩本淳さんと中川素州さんが挑むというもの。
最初はシナリオマッチといって、同じシナリオが事前に渡されていてそれを
演じるというもの(なので即興ではない)だったんだけど、この2チームで
もうまったく違う設定で、小川勝矢チームのうまさを実感しました。
(この審査の審査員コメントが実に的確でした。確かに小川チームは
 その場面以前の背景まで表現してましたね。あの審査員の方(映画監督さんで
したでしょうか)、それ以外にも実に納得するコメントしたはりまして、コメント聞くのも楽しかったです)

そして最後のあの戦い!テーマは「ラスト」
いやー、岩本淳さんのあの最初の「自由契約だ!」
あの言葉でスコーンともっていかれました。そしてその後の「ラストっ!」
あの叫びもタイミングよかった。この時点でかなり岩本チーム有利と
思ったんだけど、その後、絡み合う展開にならなくてちょっと残念。
これも先ほどの審査員の方のコメントが実に的確で、
お互いの対話合戦を私も観たかったです。

それにしても2時間(休憩なし)あっという間です。
アクトラッシュとアクトリーグ、どっちが面白いといわれれば、
うーん、どっちも面白い。しいてあげるならアクトラッシュかな。
誰かに頼ることなく、まさに1対1での演技バトル。
バトルというか、2人で芝居を作り上げていくその感じが
すごく好きです。どんなストーリーにしてくれるんだろうというドキドキ感。

そしてなにげに好きなのがあの司会者の眞邊明人さん(主催者の社長さん!!)
客席からお題を募集する時の雰囲気作りがうまいっ。
そして演技バトル後のぼそっという一言が好き♪
岩本さんと中川さんに対するつっこみ、かなりうけました(笑)
いつかテーマで「プリン」っていってみたい管理人です。

p.s. 登場する役者さんの簡単なプロフィールや、
審査員紹介など、簡単なペラ紙とかあるといいのになーとおもいました。
さらに希望をいえば、ホームページ
戦いの時のお題を出しておいてくれれば、あーあの時のはあの人だったのかと
後からチェックできるので嬉しいです♪


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名前:山野上 寛
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出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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