07/08/14 しとやかな獣@シアター1010
2007年8月14日(火) 19:00
しとやかな獣(けだもの) 初日@シアター1010
久々のシアター1010。客席は勾配もあり背もたれも
交差しているのでとても舞台が観やすい劇場。
ただ、マルイの11階にあるのだけど、エレベータが全然こない。
しかもすぐ定員になるんですよねぇ。
以下、ネタばれ含みます。ご注意を。
さて、この舞台、40年以上前の映画 の舞台化らしい。
静かな出だし。スロースタート。
そしてそのまま最後まで。。。間も長めで、ゆるめのテンポで展開。
最初と最後、スクリーンが降りてきて、映画風にキャストの名前が表示され、
こういう表現は面白いですね。
舞台上には、団地の一室と思われるセット。
下手側の階段セットは、ちょっとこじゃれた
ニューヨークのSOHOっぽい感じでいまいち団地感がしないのよねん。
最初、感じたことは、この舞台、もっと小さな小劇場で
やったらいいんちゃうかなぁと。セリフの反響がかなりすごくて、
特にお父さんの声がもごもごしててあまり聞き取れず残念。。
個別の役者さんでは、山田まりやさん、いい演技しはります!
(雪まろげの時もすごくよかったんですよね。声も通るし、演技もみてて気持ちいい)
別室での動きとかもとっても自然。バスタオル姿や下着姿等どきっとする衣装も多いです。
くねくねダンスも雰囲気出てます!
ただ、他の役者さんの演技がみななんというか昔風なので、この娘役の山田まりやさんだけ、
モノクロテレビの中に一人色がついた人がいるみたいに見えてしまいました。
うつみ宮土里さんは、別室でぼぉーっとしてるお顔や、ちょこちょこ動く姿が面白かった。
真琴つばささん、背が高い~。お綺麗~。
宝塚男役さんの低い声だーと思いながら楽しんで聞いてましたが、
「○○しなくちゃ」の「ちゃ」って部分が、
セリフの読み方の演出とは思うんだけど、ちょっとなじめず。。
最後まで何かベールをかぶったままって感じでした。
そして最後の終わり方は、ありゃ?それで終わり?みたいな。。
シーンとシーンが結構ぶつぶつ切れてて、その表現を
観客に考えさせる系なのかなぁ(最後の終わり方も)。うーん。
お囃子の音楽や、スポットライトの演出等は、
これは多分映画もそうなってるんだろうなぁと想像してみたり。
休憩なしの1時間50分。ちょっと消化不良感あったのでプリン三つも買っちゃいました。