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ミュージカル アーカイブ


00/07/01 オケピ@青山劇場

2000年7月1日(土)
オケピ!
青山劇場

コンダクター 真田広之
ハープ 松たか子
オーボエ 布施明
ヴァイオリン 戸田恵子
ギター 川平慈英
トランペット 伊原剛志
サックス 白井晃
ピアノ 小日向文世
ファゴット 北川潤
パーカッション 山本耕史
チェロ 宮地雅子
ヴィオラ 小林隆
ドラム 菊地均也

後輩に招待されて中学生の時以来のミュージカル観劇。
中学生の時に観たのが松本幸四郎さんのラマンチャの男で
ミュージカルに対していまいちいい印象がなかったのだが、
このオケピ!を観てなんて面白いんだと思った。

三谷幸喜さんのオケピ!を観るまでは、
なんでわざわざセリフを歌にするんだ、
普通にしゃべる演劇の方がいいに決まっているとずっと思っていた。

でも、セリフを歌にして、そこに踊りも加わることによる世界は、
今までに感じたことのないものだった。

真田広之さんにも魅せられたが、
出演者全員の一体感をすごく感じた。
歌とセリフが半々くらいだったのも
ミュージカルに抵抗感のあった私にはとっつきやすかったのかもしれない。

踊りはほとんどなかったが、川平慈英さんの
元気なパフォーマンスにはほんと大拍手って感じでした。
何度でもみたい、そんな感動をくれたオケピに感謝!


00/11/16 雪ん子@ルネこだいら

2000年11月16日(木)ソワレ
雪ん子
2階2M列25番@ルネこだいら

ゆき 坂本 里咲
雪の王 井関 一
雪の妃 西島 美子
人さらい 栗原 英雄
親方の義平次 吉谷 照雄
俵屋蔵右衛門 小林 アトム
はやてのげん 田邊 真也
妻きぬ 菅本 烈子
韋駄天のくろ 遊佐 真一
番頭平助 羽鳥 三実広
仏のさぶ 石野 喜一
葬儀屋黒兵衛 宮川 政洋
ドジのまさ 鈴木 由佳乃
妻つぎ 千綿 一美
さくら 谷内 愛
うめ 工藤 のぶ子

一番後ろの席でステージが遠かった。オペラグラスを持ってくるのを忘れたことをとっても後悔。さて、この演目も初めて見たのですが、ファミリーミュージカルだけあって客席は子供達がわんさか。多分楽しいストーリーなんだろうなぁ、ダンスもいっぱい見れるのかなぁと楽しみにしてたのですが、期待しすぎました。派手な踊りや歌はあまりなく、セットも地味で、主役のゆきの歌声(これは抜群!)を除いては歌や曲に感動もせず・・・ストーリーもいまいち、シンプルなようでちょっとわかりにくい。でもスリ軍団の個性はとても楽しめました。かっこいいし(でもちょっとバラバラ気味だった気もする)。と、このように書くとあんまり面白くなかっただって思われそうですが、帰りの電車でいろいろ考えてると、なんかいい作品だったような気もしてきました:) 今度観る時はもっと前で観るぞ!


00/11/18 出島@天王洲アートスフィア

2000年11月18日(土)ソワレ
出島
1階I列21番@天王洲アートスフィア

お陽 木の実ナナ
遠山景晋 近藤正臣
りん 一色紗枝
遠山金四郎 山本太郎
吉雄権之助 石井一孝
ヘンドリックドュフ 渡辺忠士
服部清蔵 山谷初男
速水一学 若松武史
貞助 植本 潤
ほか出演者多数

長崎で絶賛されたというミュージカルの東京公演。いろいろなバックグラウンドを持った俳優さんならではの演技がとても魅力的で、ユニークなミュージカルですごく楽しめました。声量や声の質という点では、やはり舞台派の石井さんをはじめ、遊女役の真樹さん、絵馬さんの存在がかなり大きかったですし、コミカルという点では、パン屋の貞助役の植本さんが最高でした!!この貞助が遊女に扮する時のかわいさといったらありません。ほんとに綺麗です。またそのしぐさやひとことひとことが面白いです!山本太郎さん、一色紗枝さんのコンビもとっても新鮮で好感度アップって感じだし、主役の木の実ナナさんは輝いてましたね(低音は綺麗だったんだけど高音がいまいち)。あと、個人的には着物姿に厚底スニーカという女性陣にはかなり抵抗がありました。終演後は、母親の紹介で山本太郎さんにお会いでき、ばっちり記念撮影。とっても素敵な方でした。


00/12/09 レ・ミゼラブル@帝国劇場

2000年12月9日(土)マチネ
レ・ミゼラブル
2階K列14番@帝国劇場

ジャンバルジャン 山口祐一郎
ジャベール 鈴木綜馬
エポニーヌ 本田美奈子
ファンテーヌ 鈴木ほのか
コゼット touhko
マリウス 津田英佑
テナルディエ 徳井優
テナルディエの妻 大浦みずき
アンジョルラス 今拓也

これもはじめてみました。長い作品ですねー。でも次から次へと展開していくので観ていてあきることはありません。テンポがはやいです。ただ、全てセリフが歌で、踊りはあまりないので、一幕を観ている時は、役者さんの顔が遠くてよくわからないこともあり、うーん、かたい作品だなぁっと思ってました。が、二幕をみて、このミュージカルの楽しさがなんとなくですがわかってきました。まず音楽がいい。心に残るテーマですね。後、見所がひっじょーに多い。登場人物が多いということもありますが、ひとりひとりの登場人物の個性を把握していくともっと面白いだろうなぁと思いました。帰ってからパンフレットを熟読すると、その出演さの多彩さにも驚きました。テナルディエが引越しの堺のおっちゃんだったとは。次は是非出島で観た石井一孝さんのマリウスをみにいきたいです。


01/04/08 エリザベート@帝国劇場

2001年4月8日(日)マチネ
エリザベート
1階S列48番@帝国劇場

ルイジ・ルキーニ 高嶋 政宏
エリザベート 一路 真輝
トート 山口祐一郎
フランツ・ヨーゼフ 鈴木 綜馬
ソフィー 初風 諄
ルドルフ 井上 芳雄
マックス 寺泉 憲
ルドヴィカ 阿知波悟美

もうね、最高!!! オケピでセリフを歌うことの楽しさに気づき、ライオンキングで歌と踊りの融合に感動し、夢醒めでリピータの気持ちがわかり、エリザベートでミュージカルの素晴らしさを心の底から実感、あぁなんて私は幸せなんだというのを1幕が終わる前に心から思いました。最高です。山口祐一郎さんの存在感とあの歌声、そして音楽、ダンス、舞台装置、構成、ストーリー、もーすべてが超スーパーワンダフルでした。こんなチケットを譲ってもらった私はなんて幸せものなんだろうと。来週も観れるのが夢のようです。


01/04/14 エリザベート@帝国劇場

2001年4月14日(土)マチネ
エリザベート
1階X列28番@帝国劇場

ルイジ・ルキーニ 高嶋 政宏
エリザベート 一路 真輝
トート 内野 聖陽
フランツ・ヨーゼフ 鈴木 綜馬
ソフィー 初風 諄
ルドルフ 井上 芳雄
マックス 寺泉 憲
ルドヴィカ 阿知波悟美

内野トート!噂に聞いていた通り演技がすごい! 目つきやしぐさにぐっとひかれます。踊りも軽やかなステップでかっこいいです。ただ、私の中では、あの独特の存在感と太くて深い歌声の山口トートに軍配かな。今回は2回目ということもあり、アンサンブルにも注目してたんですが、ほんと質が高いというかめちゃくちゃ楽しませてくれます。私が好きなシーンのひとつが「♪ミルク」のシーンと、ゾフィーやエリザベートに使える女性達の軽いステップの踊りと歌声。ほんとに魅せられます。高嶋政弘さんの存在感も光っています。ルキーニになりきってますね。ただちょっと思ったのは、一路さんの歌。はじめから音程が結構ずれているように感じるのですがやっぱりハードスケジュールだからなのかな。。CDで聴くとピッタシあってるんだけど。。ちなみに音程といえば、2幕でエリザベートとお父さんの亡霊が一緒に歌うところのはもり、事前に友人から「あそこは難しいの」と聞いてましたが、ほんとにすごいなと思いました。今日本橋でエリザベート展が開催されているということですが、今日は用事があって残念ながらいけなかったので、明日にでもいってこようかなと思います。ちなみにこのX列っていいですね。一階の一番後ろの席で、後ろを気にしないで見れて、前の人の頭も全然邪魔にならないし。しかも今日はセンターの席を譲ってもらったので、ほんとに最高でした。


01/04/21 ユタと不思議な仲間たち@相模大野グリーンホール

2001年4月21日(土)ソワレ
ユタと不思議な仲間たち
2階M列45番 @相模大野グリーンホール

ペドロ 光枝明彦
ダンジャ 春原一恵
ゴンゾ 芝清道
モンゼ 高城信江
ヒノデロ 下村尊則
ユタ 田邊真也
小夜子 井料瑠美
寅吉 吉谷昭雄
ユタの母 武木綿子
クルミ先生 平野万里
大作 遊佐真一
一郎 中嶋徹
新太 小川善太郎
たま子 種市万里子
ハラ子 大口朋子
桃子 大月恵

出だし、いきなりのあのいじめのシーンは、「えー、こんなにファミリーいっぱいきてるのに、なんかいいのかなぁあんなひどいいじめのシーン」って思ってしまいましたが、そこからの流れがとっても自然でテンポ感もあってとっても楽しいミュージカルでした! 夢醒めの時と同じような後味のよさがありました。下村さんの女装も最高! 井料さんの声、めちゃくちゃいいですね。あの声大好き。壁抜け男の時の印象より全然よかったです。あと、中嶋さん、あ、ティモンだぁって思ってしまいました:) 光枝さんもすっごくいい味出してたし、今回の配役もすごい豪華です。二人のロッテの大月さんに注目したいって思ってたんですが、最後までどれだかよくわかりませんでした。残念。もう一回観たい!


01/04/22 エリザベート@帝国劇場

2001年4月22日(日)ソワレ
エリザベート
2階M列45番@帝国劇場

トート 山口祐一郎

やっぱりエリザベート最高~! 2階最後列でも十分楽しめました。今回は、エリザベート展へいったり、過去のパンフレットを借りたり、エリザベートに関するWebサイトをいろいろ読んだりしてからの観劇だったので、今まで以上に楽しめました。歌の意味とか、ひとつひとつのしぐさとかにこう自分なりに意味を見つけたりする喜びとかね。ただ、オケが不調でした。ちょっとはずしたり歌とタイミングがあってなかったりして。でも山口さんの歌と存在感はもうピカいちですね。今日よかったのはルキーニ。高嶋さんの存在感がとっても光ってました。あとエリザベートやゾフィーに使える女性陣アンサンブル。あの動きがたまりません。
ちなみに、今回のチケットは初めて Yahooのオークションで get したんですが、Visaの貸切公演で、幕間の抽選で図書カードがあたり、しかもルキーニのアドリブ(二幕始め、抽選にあたったと思われるお客さんに「抽選あたったんだ、よかったねー」と声かけたり)や、カーテンコールのトートダンサーのはしゃぎっぷりがとても見ていて楽しかったです。また、最後に山口さんと一路さんの挨拶もあり、これまた山口さんの挨拶が笑わせてくれました。本日は・・・三井住友カードの・・・貸切公演に・・・みたいなとぎれとぎれで、わざと緊張したふりしていってるのかわからないような口調で話はじめ、ささっと、本日はエリザベート皇后から特別にお言葉を・・ってな感じで一路さんにふるあたり、うまいなーって思いました。カーテンコールの最後に見せた、小さなバイバイも、なんかお人柄を感じさせるしぐさでした。
p.s. 今回会場で買ったウィーン版のエリザベートCD、最高です。


01/05/13 アニー@青山劇場

2001年5月13日(日)マチネ
アニー
1階Q列17番@青山劇場

アニー 皆本 麻帆
モリー 稲川 英里
ケイト 松田ひかる
テシー 笘篠ひとみ
ペパー 保泉 沙耶
ジュライ 名児耶ゆり
ダフィ 清水 彩花
ウォーバックス 平野 忠彦
ハニガン 麻丘 めぐみ
グレース 鈴木 早智子
ルースター 本間 ひとし
リリィ 大原 かおり

TVでアニーの特集をやってて、これは観たいと思い即電話予約。この日がよかったら千秋楽も見たいと思って20日の分もとっておいたのですがキャンセル。うーん、個人的には、「子供向け」だったというのもあるけど(会場は親子づれONLYって感じ)、とはいえ、なんかいまいちでした。主役の子は確かにとってもいい感じで、まわりの役者さんもしっかりした方々なんだけど、なんか舞台が、演出がつまらない。子供達の声もあんまりよく聞き取れないし、「質の高い発表会」みたいな感じに見えてしまいました。。。


01/07/28 風と共に去りぬ@帝国劇場

2001年7月28日(土)マチネ
風と共に去りぬ
2階B列53番@帝国劇場

スカーレット・オハラ 大地真央
レット・バトラー 山口祐一郎
アシュレー 今井清隆
メラニー 杜けあき

大地真央さんより山口祐一郎さんを楽しみにしていったんだけど、終わってみると、大地真央さんに感激。あの演技力、歌、表情、最高でした。もちろん山口祐一郎さんも素晴らしく、コミカルな面も楽しめて満足なんですが、あの独特の歌声がいまいち生かせてなくてもったいないなぁというのが正直な感想(これは音楽が悪いと思う)。その音楽は、スケールがなく、単調だったり、また野球の応援歌っぽかったりでこれは個人的には嫌いでした。ダンスも、アンサンブルもまじって一緒に踊るシーンはほとんどなく、これまた少々不満。セットもエリザベートに比べたらちゃちい気がしました。照明はよかった。あと、メラニーとアシュレーのコンビ、歌声がとてもいい。そしてマミーの歌声がこれまたきかせてくれるんです。ただ、終わってみて、確かに感動したんだけど、この豪華メンバーだから成り立っているんだろうなぁとうのが正直なところ。特に一幕は、セットや音楽が、学校の発表会レベルなのではと思ってしまうとことが多かったので。。二幕はとても素敵でした。また行きたい。


01/08/04 フォッシー@オーチャードホール帝国劇場

2001年8月4日(土)ソワレ
フォッシー
2階5列33番@オーチャードホール帝国劇場

かなり前にとっていたチケット。本場の人たちだからすごいのかなぁととっても期待してました。席は2階の5列目。だけどこの席、2階の後ろの方。S席内で差がありすぎるよ。。さて、終わってみての個人的感想ですが、「なんか面白くなかった」。本音です。熱気も伝わってきませんでした。振り付けは観る前に「劇団四季の加藤敬二の振り付けはフォッシーが元みたいなもの」と聞いていたので、なるほどソング&ダンスや、随所に見られる振り付けがほんとにそっくりだなぁと思ってました。そう、振り付けは面白い。でも、ダンサーってほんとにブロードウェイの第一線の人なんでしょうか。なんか動きもばらばらっとしてる感じだし、立ち位置もずれてるし、ジャンプもぴたっときまってない(そういう振り付けなんでしょうか)。ワールドツアーには第一線の人は来ないという話もありますし、今回の舞台も個人的にはそれを痛感してしまいました。舞台上でたばこをふかしまくるのはあれも演技なのでいいのでしょうが、ガムをかみながら演技というのはどうも。。。しかも顔がほんとにやる気ない表情してる人がいるんです。あれが演技だとしたらマイナス効果。結局カーテンコールは一回もなく、終わった後に廊下に出たら、「ブロードウェイのレベルじゃないよね」という声も聞こえました。ただ、ボーカルの人の声はよかったし、セッション奏者、特にトランペットはうまかった。ただ、一番最後の最後にかっこいい宙返りをサービスしたダンサー、あの一瞬はすごく輝いてました。でも12000円は高い。


01/08/05 風と共に去りぬ@帝国劇場

2001年8月5日(日)ソワレ
風と共に去りぬ
1階E列28番@帝国劇場

スカーレット・オハラ 大地真央
レット・バトラー 山口祐一郎
アシュレー 今井清隆
メラニー 杜けあき

帝国劇場の5列目センターブロックどまんなか。感激~と思ってたら、前にすごく大きな男の人。うーん、複雑な心境で一幕がはじまりました。やっぱり前で観るのってすごい!というか、初めて観る演目ってできる限りいい席で観るべきだなぁと思いました。昨日のフォッシーは席が悪かったのかなぁ。もう大地真央さんや山口さんの表情に注目っしっぱなし。またアンサンブルの人の動きが実に気持ちいい。メラニーの歌声は綺麗だし、音楽も前回感じた時とは違ってすごく気にいってしまいました。終わってから口ずさむほどに。で、前の大きな人ですが、なぜか二幕は一つ横の知り合いの人と席を交代されていてめちゃくちゃラッキー! 二幕はなんの邪魔もなく観れました。この前みた時よりもかなり感動しました。また観にきたい! あ、そうそう、この前の時も思ったんですが、マミーの声がほんとに素敵。どうして二幕の最後の方のあの子供が死んだシーンしか歌わないのって思うくらい。その後に続けて歌う寿さんより全然美味いしなんか伝わってくるものがある。あの歌声をもっとききたいよ~。


01/08/20 エリザベート@大阪コマ劇場

2001年8月20日(月)マチネ
エリザベート
1階22列41番@大阪コマ劇場

トート 内野 聖陽

かなり期待していったエリザベートでしたが、うーん、ちょっといまいちかも。席が後ろの方というのもあったのですが、内野さんの歌、音程もはずれぎみで、声にはりがなく、ちょっと喉大丈夫かなという感じ。で、一路さん、馬車にのって歌うシーンで、あれれこの前聞いた時より一オクターブ高いぞという時が。。しかもかなり裏声で無理して歌ってる感じ。そんな中安定度抜群はルキーニと井上ルドルフ。高嶋ルキーニ、いきなり「大阪、いらっしゃーい」とくるとは思わなんだ。。。あとはアンサンブルのダンス。これが観れれば私は満足:) でもやっぱりトートは山口さんの歌声がいいなぁ。。そう、で今回は、照明と音楽のタイミングもいまいち。二幕ラストなんて絶対照明と音楽と舞台の進行がずれていた。最後なんだから気合いれてほしいよねー。1時開演で4時終了、4時51分ののぞみで東京に戻るという少しあわただしい観劇でした。


02/01/26 嵐が丘@新橋演舞場

2002年1月26日(土)ソワレ
嵐が丘
一階2列10番@新橋演舞場

松たか子の大ファンの後輩に誘ってもらっていった舞台。なんと席は前から二列目の花道の右側。さいっこーの席です。開演前にこの席に座っただけでなんだかうきうきどきどきしてしまいました。そして幕が明け、ネリーとジョーゼフのやりとりがはじまり、その席の良さをますます実感。そしてすぐ横の花道を松たか子が走って登場した瞬間、私も思わずなんか感動してしまいました。こんなに近いなんて。。。って感じです。キャサリンの「ヒースクリフ!!」という台詞はしばらく頭から離れそうにありません。私も叫んでしまいそうです(笑)。松たか子、さすがですね。かなり魅せられました。ファンが多いのもうなずける感じ。また、イザベラの細川直美もはまり役だし、ヒースクリフの岡本健一もいい感じ。エドガーの鈴木一真は、舞台よりドラマの方があってるんじゃないかなーとちょっと思いました。台詞もちょっと棒読みっぽかったし。あとメアリーのあの素人っぽい演技はわざとなのか、それとも初舞台だからか、ちょっと気になりました(でも気にいっちゃいました)。公演時間自体かなり長いですが、そんなことはほとんど感じませんでした。ただ、二幕は短すぎる気がしたなー。


02/08/18 ディズニーオンアイス@大阪城ホール

2002年8月18日
ディズニーオンアイス
A席 Bブロック 16列30番@大阪城ホール

大阪へ帰省した際、何かいいイベントないかなーと検索していたら、見事にひっかかって、問い合わせたら当日券も余裕があるとのことでいってきました(キャッツやオペラ座の怪人は完売だった)。公演初日から3日目ということだったんだけど、当日券、結構余裕があったみたいです。このミュージカル(といえるかな)、大阪城ホールの真中にどでかいスケートリンクが設置されていて、その上をディズニーのキャラクターが歌やBGMにあわせながらすべって踊るというもの。で、毎年やってるそうなんですが、今年は、ジャングルブック、ターザン、ライオンキングの3つの作品のストーリーをミュージカル風にアレンジし、それらの進行役をミッキーが努めるという感じ。子供がかなり多かったけど、大人でも楽しめます! 前半がジャングルブック、後半がターザンとライオンキングなんだけど、ターザンがすごくよかった。ターザンとジェーンのスケーティングやロープを使った空中の演技もすっごく素敵だし、ゴリラのアクロバティックなスケーティングも観ていてとても興奮しました。ジャングルブックは内容が単純なわりに長すぎ。間延びしてます。ターザンをもっと長くやってほしかったって感じ。でもこのミュージカル、ぬいぐるみが多いので、B席からでもとっても楽しめました(生身の人間だと、表情もわからないし、誰が誰だかわからないようになることもしばしば)。来年また観にいきたい作品です。


02/08/24 ラマンチャの男@帝国劇場

2002年8月24日ソワレ
ラマンチャの男
1階F列36番@帝国劇場

実はこの作品は、中学の時母に連れられて観にいった私が人生ではじめて観劇したミュージカルで、ストーリーから内容から全然理解できず、ミュージカルってつまんなーいという印象を私に植え付けた作品なのです。その作品をミュージカル好きになった今観たらどう思うか、とーっても興味をもって観にいきました。結論。おもしろかった! でもストーリーや内容というよりは、表情や台詞まわしなど、演技を楽しむ作品ですねこれは。なので、派手なパフォーマンスもないし、舞台も非常にシンプルなので、子供の頃はじめて観にいくミュージカルとしては、よくなかったなとあらためて思いました。松たか子、輝いてます。まず出てきた時どきっとする位胸が強調された衣装で、舞台中でも、ちょっぴり官能的な踊りや絡みが結構あって意外でした。今日劇場に入って思ったのは、ご年配の方々の数の多さ。ほとんどが50代以上の幸四郎ファンのように思えました。まー松本幸四郎によって成立しているようなミュージカルですから、当然といえばそうなのかもしれませんが。最後に、今日こんないい席をとってくれた後輩に大感謝。前から6列目。役者さんの表情がすっごくよく伝わってきましたー!


02/10/07 モーツァルト@日生劇場

2002年10月7日マチネ
モーツァルト
1階P列18番@日生劇場

エリザベートにはまったので、このモーツァルトにもかなり期待をしてました。チケットもオークションでゲット(それも定価より安く入手できて幸せ)。席は一階後ろから2列目でしたが、肉眼でも充分楽しめました。舞台の方は、子役がいい味だしてます!言葉は話さないんですが、表情としぐさが実にいい。また、キャスティングが最高。主役の中川晃教、そして市村正親、松たか子、山口祐一郎、高橋由美子、久世星佳。特に久世さんの歌声にはききほれてしまいました。ただ市村さんは演技はいいけど、歌はなんだかいまいち。また、全体で歌うシーンなども、いまいち一体感にかけた感じがしました。でも結果的にはやっぱりいい!このミュージカル! 主演の中川君は今日が初舞台だったらしく(私の後ろの席はどうやら友人達)、カーテンコールの後にちょっとした挨拶がありました。初舞台とは思えないくらいよかったです。歌声もよかった。来週の井上モーツァルトがますます楽しみになりました。


02/10/16 モーツァルト@日生劇場

2002年10月16日マチネ
モーツァルト
1階P列35番@日生劇場

先週に引き続き日生劇場3れんちゃん。2回目ということもあり、余裕を持ってとても楽しみながらみれました。今日感じたのは、松たか子がすごくいい!ってことかなー。歌の音程もばっちしだし、オーラがすごくでてます。あと、高橋由美子の声もとおっていていい! 主役の井上モーツァルトは、うーん、主役を演じるにはまだ荷が重いのではと正直思ってしまいました。声もちょっと無理があります。先週の中川モーツァルトはそういう意味でばっちしはまっていたんだけど。山口祐一郎は、彼独特の声がうまく曲にのっていなくてとても残念。久世さんも、今日は高い部分の音程がかなりはずれてました。そして子役、今日は違う子でしたが、これまたいい味だしてます。買ったパンフレットみたら、子役って女の子なんですねー。表情やしぐさがぴったりでした。このモーツァルトは、最後二幕あたりからぐぐぐっとひきよせられはじめ、松たか子のソロで魅了され、二幕最後のシーンで感動、その後連続するカーテンコールであぁきてよかったーって思ってしまいます。前回も今回もそうでした。今回は譲ってもらったチケットで友人と一緒に観劇してきたんだけど、友人はいまいちのような感じ。確かに、動きは少ないし、語り的な部分が多く、ストーリーが盛り上がりに今いちかけるところはあるので、各俳優をあまり知らない場合は、そう感じてしまうのかもと思いました。


02/12/5 モーツァルト@帝国劇場

2002年12月5日
モーツァルト
1階B列34番@帝国劇場

なんと前から2列目。オークションでゲットしたかいありました。俳優さんたちの顔がとってもよくわかります。しかも、日生で観た時よりも、演技や歌が安定してよくて、内容的にも深く感動できる作品になったって感じがしました。特にニ幕がよかったです。(一幕はちょっと中だるみ感を感じました)一幕の山口祐一郎さんのトイレのシーン、あんな仕草日生の時ありましたっけ? あと、いろいろなシーンで日生の時にプラスアルファが加わっていた気がします。それにしても子役アマデ、いい味出してます。素晴らしい~。しぐさひとつひとつ、そして瞬きまで完璧って感じでした。西田ひかるさんは、なんか目がとっても疲れてるように見えたのですが、大丈夫なのかな? 声も通らず、オケにかきけされてる感じでした。オーラはでてるんだけど、私の中では松たか子のイメージが強すぎました。あと、今回感じたのは、カーテンコールの後のオケの演奏。あれって美味しいところをつなげたメドレーですよね。あれを聴かないと損です!前の方に座っていた方は是非オケピの上からその演奏を見るのもいいと思いますし、演奏が終わった後はみんなで拍手、これがまた見ていても気持ちいいです。終わるまでにもう一回みたい!


02/12/5 モーツァルト@帝国劇場

2002年12月5日
モーツァルト
1階B列34番@帝国劇場

なんと前から2列目。オークションでゲットしたかいありました。俳優さんたちの顔がとってもよくわかります。しかも、日生で観た時よりも、演技や歌が安定してよくて、内容的にも深く感動できる作品になったって感じがしました。特にニ幕がよかったです。(一幕はちょっと中だるみ感を感じました)一幕の山口祐一郎さんのトイレのシーン、あんな仕草日生の時ありましたっけ? あと、いろいろなシーンで日生の時にプラスアルファが加わっていた気がします。それにしても子役アマデ、いい味出してます。素晴らしい~。しぐさひとつひとつ、そして瞬きまで完璧って感じでした。西田ひかるさんは、なんか目がとっても疲れてるように見えたのですが、大丈夫なのかな? 声も通らず、オケにかきけされてる感じでした。オーラはでてるんだけど、私の中では松たか子のイメージが強すぎました。あと、今回感じたのは、カーテンコールの後のオケの演奏。あれって美味しいところをつなげたメドレーですよね。あれを聴かないと損です!前の方に座っていた方は是非オケピの上からその演奏を見るのもいいと思いますし、演奏が終わった後はみんなで拍手、これがまた見ていても気持ちいいです。終わるまでにもう一回みたい!


02/12/15 モーツァルト@帝国劇場

2002年12月15日
モーツァルト
2階C列56番@帝国劇場

Yahooオークションで9000円で安く譲っていただいた席。初の二回席でしたが、いい!4回目だけに、いろいろなところに目が配れて、しかも2階から全体的に見れてとってもよかったです。やっぱりモーツァルトはニ幕がいいですねー。心の奥底からこうズシーンってくる感じの満足感があります。中川君は二回目でしたが、前回以上に素晴らしい安定感でした。井上君はちょっとお上品すぎる感じがするので、やはり私の中では中川君がウォルフガング!俳優さんがたくさん舞台に登場するシーンでは、メインでない人たちの仕草を見ているととっても楽しめます。口の動きで何いってるのかわかっちゃう時も。西田ひかるさん、やっぱり声の通りが弱いですねー、それだけが残念。あとは、ウェーバー家の、のーたりん役のおねーちゃん、あの方の演技や仕草、いいですねー。実に楽しいー。今ライブ録音(中川版)のCD聴いてますが、これもいいですねー。ぜひDVD出して~。。。。(しばし時間経過・・・)今CD聞き終わったんですが、あかん、ぜひ12月のやつをもう一度録音してほしい~。中川君も久世さんも大司教も音程、安定感が今日のとぜんぜん違うわ。。。


03/01/18 ジギル&ハイド@日生劇場

2003年1月18日(土)マチネ
ジギル&ハイド
1階P列9番@日生劇場

鹿賀丈史
マルシア
知念里奈
池田成志
浜畑賢吉 ほか

前にモーツァルトを観にいった時ロビーのビデオで予告が流れていたのですが、それを観て、面白くなさそーっとは思っていたのですが、友達がチケットを入手してくれたので行ってまいりました。主役陣がとてもよかったので、けっこう楽しめました。でも、音楽はあまり印象に残らないし、華やかさやスケール感もない。人がどんどん殺されていって、どうなんねんって感じの興味はありましたが。。ただ、鹿賀丈史さん、さすがです。この役はまり役って感じですね。マルシアさんもその堂々とした歌いぶりにほれちゃうわって感じ。執事役の人や親友役の人など脇役陣も層が厚い。しかし!初舞台の知念里奈さんはいまいち。はもる部分は綺麗だったけど、ソロでは聴かせるレベルまでいっていないし、演技中心のこの舞台で、知念里奈さんの演技や台詞まわしはどことなくお遊戯会的な感が否めませんでした


03/05/10 マッスルミュージカル@赤坂ACTシアター

2003年5月10日(土)17:00
マッスルミュージカル
@赤坂ACTシアター

テレビで見て面白そうだと思って速攻で予約した公演、いってまいりました。ミュージカルとはいいつつ、歌はなく、ストーリーもなく、ダンス中心なんだけど、アクロバティックな要素が散りばめられていて楽しめます。ただ、同じことを繰り返したりしてちょっとしつこい面や、なんか終わりがなんかよくわかんないオチだったりして、全体的な満足度はいまいちかなー。もう一度いきたいかといえば微妙。ボディスラップ、あれはどうなんだろう。確かに体をはった音と全体の調和はわかるんだけど、私個人的にはちょっと面白さにかける感じがしました。でも一番最初のオープニングはもう何回でも観たい!これはほんとに面白い。音楽にのって次々とアクロバットな技が披露されていって圧巻です。 また、あれだけ人数が多くても、きらりと光る人も多くでてるので、そういう人に注目してみても面白いなと思いました。夏に追加公演をやるらしいので、もう一度みようかな。


03/06/01 ドントトラストオーバー30@青山劇場

2003年6月1日(日)ソワレ
ドントトラストオーバー30
2階D列20番@青山劇場

ユースケ・サンタマリア
奥菜恵
井上順
ナイロン100℃

今日もこの観劇記録を観てチケットを譲っていただき見て来ました。どんな内容か全く知らずにいったのですが、ジャンルでいえばコメディで内容はタイムスリップ系。ストーリー自体は深く考えない方がいいのかも。6時スタート15分休憩9時半終了と時間はめちゃ長。でも、ユースケ、間がうまい! 後観客への問いかけとかもうまい。笑うポイントが外れてもそのフォローで笑えるところがさすが。しぐさも自然です。ただ、歌はなんかずれてた気が。。一方奥菜恵 は歌がうまい。舞台映えする歌声ですね。あと、秋山菜津子さんも声のとおりがいい。この舞台は、この女性二人の歌声で「ミュージカル」になってると思いました。空中遊泳もすっごく気持ちよさそうで観ていて楽しいし、さすが演劇集団だけあって、仕草や顔の表情が楽しい。特に田淵(?)が好きになりました。ただ、個人的には後ろで演奏しているバンドはどうなのかと。。。


03/06/17 CHICAGO@赤坂ACTシアター

2003年6月17日(火)
CHICAGO
19列33番@赤坂ACTシアター

5月に映画を観たんだけど、映画の方は、なんだか台詞を歌うというよりは、台詞の後にそれをまた歌にするんかい的な感じで、私としてはいまいち。で、元となったミュージカルを観てみようと思って観てきたのですが。確かに面白いです。横の字幕を見ながらなのでちょっと疲れるけど、笑いもあるし、歌もうまい。オケが舞台上中央に位置されているのも面白いし、演奏ものりのりだったりで楽しい。でも、なんかショーを観てる感じで(まーショーなんだけど・・)、いまいち入り込めない感じでした。なんていうんだろう、キャッツとかエリザベートとか、感動した舞台って独特の世界観があって、それを自分でも共有したいって思うんですね。ただ、 CHICAGO は、なんかせまってくるものとかじーんとくるものとかがなくて、舞台との距離が遠い気がしました(いや、席が遠いとかそういうんじゃなくて。。実際遠かったのかもしれないけど。。)でも舞台としてはいい舞台だったと思う。ただもう一度観るかといわれれば、一回でいいかなっていう、そんな感じ。


03/07/26 レ・ミゼラブル@帝国劇場

2003年7月26日(土)
レ・ミゼラブル
@帝国劇場

別所哲也
内野聖陽
坂本真綾
井料瑠美
剱持たまき
山本耕史
駒田一
森公美子
吉野圭吾

かなり久々のレミゼ。もともと山口祐一郎さんと思ってヤフオクで買ったチケットだったんですが、マチネとソワレを勘違いしていて。。。でも、とてもよかった! よかったのは、コゼットの剱持たまきさんと、テナルディエの森久美子様!! コゼットはとても綺麗で品がある中にもどこか謎めいていていい感じ! 歌声がこれまた素敵なのです。そして森久美子!めっちゃいい! 彼女の存在で舞台がこう引き締まるって感じです。別所さんは、予想よりよくて歌も歌われてましたが、ジャンバルジャンの存在感がいまいち薄い気が。。ジャベールの内野さんは、いい感じでした。さすがに演技がきまってます。ファンテーヌの井料さん、四季にいた方ですよね。うーん、この役は高橋由美子さんのをめちゃめちゃみてみたいです。


03/09/05 WEST SIDE STORY@オーチャードホール

2003年9月5日(金)
WEST SIDE STORY
2階3列20番@オーチャードホール

実はWEST SIDE STORY は、映画の方はDVDをかりて、途中までみて挫折したんですね。。。確かマリアへ愛の歌を歌うシーンで寝てしまった記憶が。。でも舞台では踊りが多そうだし、これは楽しそうと思って観てきました!で、感想第一声「トニーがかっこよくない!」。だってトニーってパーティでマリアと一目惚れするかっこいい役なんですよ。それがちょっとでぶっとしてて、お腹のまわりも引き締まってなくて、走る時もどたって感じで、ジーンズ姿では内向的でとても喧嘩なんてしそうにない感じなんですよ! かといって歌がめっちゃうまいかといえば、それも微妙。「この二枚目野郎」ってのがギャグになってましたほんとに。。。あと、マリアも、んー、微妙・・・アニタは、いい味出してるけどそこまでインパクトが強くなく、マリアのお兄ちゃんもなんかかっこよくない(リフ?)。全体的に、テンポがとてもはやく、あっという間に進行していきます。私がDVDで見たマリアへの告白のシーンは、開演後20~30分くらいでやってきたような気が。。。一緒にいった後輩によると、ミラノスカラ座バージョンということで、いろいろな演出も変わっていたそうですが、オリジナルのを観てみたい。そうそう、今回、あるシーンで、クリスタルサウンドっぽい曲が流れてて、ふーん、こういう曲も使うんだって思ってたら、後で後輩に聞いたら、なんと観客の携帯の着メロだったらしい! いかんぞそれは!


04/01/03 アイーダ@大阪MBS劇場

2004年1月3日(土)ソワレ
アイーダ
1階C列20番@大阪MBS劇場

アイーダ    濱田めぐみ
アムネリス   佐渡寧子
ラダメス    阿久津陽一郎
メレブ     山添功
ゾーザー    飯野おさみ
ほか

親がとても観たい観たい、しかも前じゃないと嫌だとごねるので、まぁ私も観たかったので、ヤフオクで少し高めで前列チケットをGETし、正月に帰省した際に観てきました! よかった! 濱田めぐみさんも相変わらず素晴らしいですが、それ以上に私は佐渡さんのアムネリスにとても惹かれました。歌もいいですが、それ以上に演技力がいいっ! また、メレブの山添さんも名脇役ですね! いいキャラだー。あと、ダンスのクオリティーがめちゃくちゃ高いと思いました。観ていて気持ちいいです。個人的に残念だったのは、このミュージカル、曲のメロディーが頭に残らないんですよね。会場出た後に、メロディーが全然浮かんでこない。。音楽の雰囲気はぼやーっと頭の中に残ってるんだけど。。あと、ディズニーなのでハッピーエンドかなーと思っておりましたが、なんか微妙なところですね。
おすすめ度(1-10)→ 6.5
もう一度観にいきたいか→ 配役が変われば観てみたい


04/02/17 RENT@東京厚生年金会館

2004年2月17日(火)
東京厚生年金会館 1列9列10番 11000円
(この会場かなりでかい?9列目でも双眼鏡必要って感じでした)
RENT

前日に何かで検索してて「RENT」にひっかかり、
あれ、今やってるのっと思ったところなんと水曜で終わり。
友達お薦めの作品だったのでこれは行かないとっと思い、
e+で前日予約でチケットをとっていってきました。
(前の方でもかなり空席あったけど、
 これだとブレイクスルーシート
 (安くて席がよかったりする)でもよかったかも)
行く前に、外国の作品だから
登場人物事前に把握しとこうかと思ってたんだけど、
ちゃんと読まずにいったら案の定いまいちつかめず、
人間関係をちゃんと把握したのは帰ってきてWEBの解説を読んでから。
あーやっとわかった。わかった上でもう一度観たい。
そんな作品。

出演者の人達の歌声がめっちゃめちゃいい声してます。
ただ、外してる人も中にはいたような気がしますが、
それも上手さゆえわざとなのではと思ってしまいました。
曲もいいし、のりもいいし、
字幕を見ずに観れたら楽しいだろうなーってすっごく思いました。
ってか、字幕、はしょりすぎ。最初壊れてるんちゃうかって思ったくらい。
半分くらいカットされてる気がします。
あれじゃーちょっとねー。。。
ま、語学力を磨けということなのでしょうか。。

東宝のエリザベートやモーツァルトみたいなゴージャズなのもいいけど、
こういう、派手派手ではないけどテンポ感よく
どんどん小刻みに展開していく作品も面白いなと思いました。
ただ、あえて不満をあげてみれば、役者さん個人個人の魅力が
私にとってはいまひとつ伝わってこなかったかも
(登場人物の相関がわかってなかったからかもしれないけど)。
ロジャーやコリンズ、ジョアンヌの演技的魅力が
私にとってはあんまり感じられなかった。
逆にマークはとてもよかった。
あと、アンサンブルの人のコーラスのはもりや電話のシーンとかが
めっちゃ綺麗で拍手したくなりました。
歌声聞いてる時にじーんってこみ上げてくる感動、最高です。
歌の内容も繰り返し歌われるので
「RENT」というタイトルにこめられた意味もよく伝わってきますし、
いっしょに歌いたくなる感じ(歌詞わかんないけど)。
この作品、観終わってからしばらくたって、
なんかもう一回観たいって思わせる作品ですね。
会場出た後は 10段階だと5.5 とか思ってたんだけど今だと8近い。

おすすめ度(1.0-10.0)→ 7.8
もう一度観にいきたいか→ 語学力を高めて字幕見ずに是非もう一度


04/03/20 エリザベート@ソワレ 帝国劇場

2004年3月20日(土)
ソワレ 帝国劇場 1階F列8番 11500円
エリザベート

トート:山口祐一郎

久しぶりのエリザベート。
トートダンサーと女性アンサンブルの踊り、
そして山口祐一郎さんを楽しみに行ってまいりました!
結果、なんか演出や舞台装置がかなり変わりましたね。
最初のシシィが怪我するシーン、以前のブランコでも少し違和感感じましたが、
今回のあのドットの光ディスプレイは最悪!
なんですかあれは。あんなところに露骨にコンピュータを使って欲しくないです。。
生の舞台はあくまでも生の装置でやって欲しい。。。
その他いたるところにそのディスプレイが登場。。
どうせ使うなら、もっとめちゃめちゃ綺麗なディスプレイ使うとか、
もーちょっとやりようがあるでしょーという感じです。

舞台装置に対する愚痴はこのくらいにしておいて、
役者さんの方も、いろいろ変わってました。
ってか、こんな曲あったっけ?ってのもありました。私が忘れてるだけ??
シシィのソロってあんな曲ありましたっけ?
あと、子役ルドルフが地球儀に乗るシーン、
なんかめちゃでっかい本に囲まれるシーンに変わっていて、これも前の方がよかった。
ただ、最後のシーン、あのシーンは、トートダンサーがいない!という点を除けば、
今回の終わり方って結構いいのかもって思ったりも。。。
うーん、でもただ単に「わかりやすくなった」って感じな気もする。。。

山口祐一郎さんはさすが!この方の存在感ってすごいです。
一路さんはちょっと今回は歌が残念な感じ。でもとてもお綺麗。
フランツの鈴木綜馬さん完璧。この人こそフランツ! ゾフィーの初風さんも大好き!
ルドルフの浦井君はとってもかっこいいけど歌に今ひとつパンチがない。。
なのでトートと一緒に歌うシーンとかではちょっと弱い。
そして私が楽しみにしてたトートダンサーは期待通り、もっと登場してほしいくらい。
そして女性アンサンブル(宮廷の侍従の人達のシーンとあの動きがとても好き)も
かなり期待通りで大満足。
村井国夫も登場機会少ないわりにはいい感じのインパクトでした。
そして高嶋政弘ルキーニ、要所要所での観客の拍手があまりにも少ないっというか
無いに等しいので、手拍子で誘導してる感じがありました。
そこらへんはいい感じなんだけど、
カーテンコールでのなんかぶすーっとした表情はいかんぞって感じ。

終わってみればやっぱいい舞台だった。でも前のバージョンを観たい。。
あと会場でエリザベートの10周年記念コンサートCDを買ったんだけど
CCCDでパソコンで聞けなくてかなりショック受けてます・・・

おすすめ度(1-10)→ 7.0
もう一度観にいきたいか→ 次は内野トートを観るぞ


04/05/11 キャンディード@東京国際フォーラム

2004年5月11日(火)
東京国際フォーラムC 3階1列47番
キャンディード 千秋楽

今回は辛口です。
キャンディードファンの方は読まないで下さい。。

よく舞台で劇中劇ってあるじゃないですか。
大げさに演技したり少しふざけた感じで演じることも多い劇中劇ですが、
このキャンディード、
最初から最後までずーっとそんな感じの雰囲気を感じました。
私には苦痛の3時間でした。。

ざっとその理由を挙げると・・
 ・クラシックな曲とコメディ調の演出とコメディ路線でない俳優のミスマッチ
 ・キャスティングのミスか演出の下手さか、
  笑いをとろうとしてるセリフが随所に見られるが全く面白くない。
 ・進行役の辰巳啄郎の声の通りがよくなく聞こえづらい
 ・中川君のポップ的な声とと鵜木さんのオペラ的な声があわない
 ・舞台装置としての演出もつまらない
 ・途中客席に降りて何か集めていたが、
  強引に客を参加させて盛り上げている感じがしてとても不自然だった
 ・踊りは全く無い。また出演者全体での一体感といったものもなく、
  主役級何人かの個人と個人が時々絡み合ってるという印象が強い
 ・下手に下ねたを演出しすぎ。
  全く受けてない上に品位を完全に落としてる。
 ・わざとつまらなくストーリーを進行させてるようにも思えた。
  下手にふざけすぎな気がする
 ・バーンスタインのクラシック系の曲に強引に
  日本語の歌詞をあてはめてる感じがしてとても不自然。
  ただ、アンサンブルのハーモニーはよかった。
  演技や見た目よりも歌が歌えるキャスティングをとったのかな
  ただ、役者一人一人を見ると別に全然悪いとは思わないんですね。
  演出の下手さにつきると思います。
  ミュージカルっぽさも全くなかったです。
  セリフを棒読みで歌ってる感じで
  (歌が下手ということではないです。曲と歌詞がリズムにのってない感じ)。。
  ミュージカルというものを見たことが無い人がこの舞台をはじめてみたら、
  多分ミュージカルってつまんないって思うんじゃないかな。
  あと、千秋楽ということで最後は
  観客席は総立ちスタンディングオペレーションでしたが、うーん。。。
  ちなみにカーテンコールは何度もあり、派手な紙吹雪の演出や、
  裏方っぽい女性の登場(誰?)など、
  カーテンコールの満足度は高かったと思います(笑)

おすすめ度(1-10)→ -0.0
もう一度観にいきたいか→ 行かない。
                途中20分休憩の間に何度帰ろうと思ったことか


04/07/30 42nd street@東京厚生年金会館

2004年7月30日(金)
東京厚生年金会館 1階5列43番 12,500円
42nd street

夏にブロードウェイで観ようかどうか迷って、
結局その時もう日本公演のチケットとってたしいいやと思って観なかった演目。

1幕が終わった時は、ちょっと期待外れかと思わされたのですが、
終わってみればよかったです!
ストーリーはシンプルで、
オーディションにきた女性がブロードウェイの主役を射止めるというものなんだけど
うーん、ストーリーに工夫や伏線はほとんど観られず、
そういう意味ではほんとに「タップ」でみせる演目ですね。
すごいのは出演者のほとんどがタップができて歌えること。
ハイヒールのタップってやりにくくないのかなー。

でも二幕のこれでもかこれでもかタップは、みていて気持ちよかったです。
ただ!今回前から3列目だったんですが、
厚生年金会館の舞台、舞台上にライトが置いてあって
私の位置からはタップダンスをしている足首以下が全く見えない。
これはかなり面白さ半減です。
ペギーのタップを音でしか楽しめないんです。
なので1階だったら10列以降、それか2階席の方がいいのかもしれません。
カーテンコールのタップダンスもまたまたよかったです。

で最後カーテンコールが終わった後、
私の足がふとオケピに自然と向かったのですが、
後からどんどんオケピのまわりに観客が集まってきて、
指揮者が手拍子を促したりして、
カーテンコール後の一曲はとっても盛り上がりました。
あぁいうのはとても楽しい。終わりよければ全てよしですからね。
歌の方はといえば、ペギーは歌も踊りもよかったです!
マーシュもよかったのですが、
うーん、ブロードウェイの控えっぽい感じを正直受けたかな。
アンサンブルやオケピも。
全体の統一感や音楽にあってなかったり、
コミカルな部分がなんかあいたたたって感じだったり。
あと、タップダンスの際に
床をひっかく「キキーッ」って音がかなり大きくて嫌でした(これは調整のせいかな)。
オケピの音と歌のバランスもオケピの音が大きすぎだったし。
でも、終わった後曲がふと頭に残り、
最後のダンスシーンが気持ちよくて頭に残ってるので、
いいミュージカルだったと思います。

おすすめ度(1-10)→ 7.0
もう一度観にいきたいか→ ブロードウェイメンバーでもう一度観てみたいな


04/08/08 ジーザスクライストスーパースター ジャポネスクバージョン@四季劇場秋

2004年8月8日(日) 初日
四季劇場秋 2階1列10番 9,450円
ジーザスクライストスーパースター
ジャポネスクバージョン

ジーザス・クライスト:柳瀬大輔
イスカリオテのユダ:吉原光夫
マグダラのマリア:井上智恵
カヤパ(大司教):高井 治
アンナス(カヤパの義父):喜納兼徳
司祭1:長 裕二
司祭2:増田守人
司祭3:小林克人
シモン(使徒):高 栄彬
ペテロ(使徒):賀山祐介
ピラト(ローマの総督):村 俊英
ヘロデ王:大塚 俊

この演目は、
2年ほど前にエルサレム版をみてそこそこ面白かった記憶があるのだが、
その時からずっとジャポネスク版には興味があった。

しかも初日。
先輩が初日2階1列目のチケットをとっておいてくれた。素晴らしい~。
この演目、舞台装置はとてもシンプルで、
白を貴重としたシンプルな四角い舞台と可動式大八車が数台。
これらをうまく使って演出している。
まず出だしのダンスがよい!
出だしがいいミュージカルは最高です。
全員が顔に歌舞伎役者っぽい塗りをしてるんだけど、
その塗化粧とあの和の要素を取り入れた気持ちいいダンス、
そして和楽器をうまく取り入れた音楽、全てが印象に残りました。
よい。よいです。
ジャポネスクバージョンとても気にいりました。

役者もいい感じです。
特に私のお気に入りの井上智恵さんがでてたのですごく嬉しかった。
ただ、歌い方はちょっと保坂さんを意識されてた感じに思えました。
でも高音部はさすが、あの声大好きです。
ペテロとマリアのかけあいの部分、うっとりでございました。。
その他ジーザスの柳瀬さん、大司教、そしてそしてあのソールガールズ。
いやー、いいですねーソールガールズ。
ユダが最後の方で歌う曲のバックで素晴らしいコーラスを披露してくれるソールガールズ。
健在でした。
今回はなんと茶坊主3人組でしたが、とても気持ちいい高音。
あれを聞くためだけにもう一度いきたいくらい。
「傷つけてっ、ごめんなっさいっ」!この声が頭をよぎります。。
そうそう、あとはヘロデ王のシーン、
下村さんじゃなかったんですが、なかなかいい感じでした。
でもやっぱり下村さんのヘロデがみたいなー。
で、このシーン、おいらんが二人いてうぉ、綺麗っとかおもってよくみたら、男??、
そう男性の方なんですねーどうやら。
今回気になったのは、男性の高音部の音がちょっと耳につくくらい大きかった点。
これは多分技術的な問題だと思うんだけど、
後半は若干ましになりました。
あとは シモンの声かな(永久にあなたを・・って歌う部分)、
うーん、この部分先ほどの技術的な部分と声質的な部分があいまって私的にはちょっと・・・
でも全体的な満足度はすこぶる高いです。
そうそう、最後帰りの電車で
「大司教がユダを問い詰めるシーン、
 司祭の持ってる棒の先がマイクになってるの、わかった?」
と言われたのですが、そうだー、前その事を聞いていたのにすっかり忘れてました。
次こそは確認したいと思います。

おすすめ度(1-10)→ 8.5
もう一度観にいきたいか→ もっと長くやって~。もう一度いきたいー。


04/08/26 キャバレー@東京国際フォーラム

2004年8月26日(木)
東京国際フォーラム C 1階5列25番 12,000円
キャバレー

前RENTを観にいった時、
チラシをみてそこまで面白そうとは思わなかったんだけど、
いい席がとれるとのことだったので申し込んでしまった公演。

正直な感想としては、
今日私の体調が悪かったせいもあるかもしれないけど
「どよーんとしててずしーんと重いミュージカル」でした。
ナチス時代のベルリンのキャバレーを舞台に、
アメリカから小説を書きにきたという青年とキャバレーのショウガールとの恋や、
初老の大家とユダヤ人との恋などを中心に繰り広げられる舞台。
雰囲気は「シカゴ」にかなり似てました。
ううむ、私はこの雰囲気苦手かも。。。。
個人的には、ストーリーや内容に深みが感じられませんでした。
また、進行的にもちょっと勢いがないようにも思えましたね。
歌は基本的にピンで歌う部分が多いんだけど、
ショウガールの人の歌以外は今いちぴんとこず。。
大家やユダヤ人の人の歌も結構あるんだけど、うーん、伝わってこない。
演技の方では、進行役を努めるキャバレーのMCの男性は結構よかった。
2階観客席に向かって「S席を買えない貧民共!」っていってたのは受けた(笑)。
でもそれ以外は。。。うーん、 いまいち。
でも舞台2階にいるオケピの人も舞台上で踊ってたり、
舞台がはじまる前から俳優が客席をうろうろしてて観客と会話してたり
(キャバレーって雰囲気だからかな)、そういうのは新鮮でした。
でも曲は頭に残らなかったなー。
そして、印象的だったのは最後の終わり方。
ん?終わり?みたいな感じで客席からしばらく拍手は全く起きず、
私もしばらく ぼぉーっとしてました。
その時の雰囲気がなんかすごくどーんと重かったので、客席をたつ腰も重かった。
なんなんでしょうあの重さは。。。。
でもこの舞台、演じる俳優の力量でかなり印象が変わるような気もします。
そういう意味では超一線級の俳優という感じがしなかったのが残念だったところかも。

おすすめ度(1-10)→ 3.5
もう一度観にいきたいか→ あんまり好きじゃないのでもういい


04/09/18 ミス・サイゴン@帝国劇場

2004年9月18日(土)
帝国劇場 2階L列21番 4,000円
ミス・サイゴン

かなりよいと聞いていたのですごく期待値は高かったのですが。。。。
個人的には消化不良でした・・

まず舞台以前に、台詞が聞き取りにくく小さい。
歌詞のせいもあるかもしれないけど、
音量的にオケが役者の声を上回ってるところが 結構あった気がします。
うーん、でもこれって 私が2階最後列でみてたからかなー。。

また、舞台全体にわたって歌が多いんだけど、
なんていうんでしょう、私が当初ミュージカルが嫌いだった理由
「台詞を歌で表現する」
ってのがかなり顕著に感じられてしまいました。。。
なんなんでしょうねこれは。
例えば短い返事の部分を大幅な高低さをつけて歌ったり。。。
うーん、あとまー生の舞台から感じられる一体感というか
そういう雰囲気みたいなのが あまり伝わってきませんでした。
個々のシーン の連続みたいな感じ。。。
ううむ、これも二階席最後列だったからかなー・・・

役者さんも、まず坂元クリスは、うーん、
坂元さん、四季のライオンキングで観た時ほれたんですが、
その後の舞台では、なんか変にコミカルな演技とか、軽い感じになっちゃって、
あと声の質も四季の時より高く細くなっちゃったんじゃないかなーと感じたりも。
今回も線が細い印象でした。
エンジニアの橋本さんは味はあるんだけど、
のりがなんか吉本新喜劇のように軽く、
かといってちょっと無理してるような感じもして、
こういう少し重めのミュージカルの中では少し浮いてしまっていた気も。。
市村さんだったらコミカルさをだしつつ、
しっかり地面に足がついてるのかも(みてないけど)。
高橋由美子さんは、いつもの声の張りが今日は全然なく、
高音部も結構外されてたような。。

そんな中、松たか子はよかったです。
かなり肌露出度の 多い役ですよね。
ベッドシーンはどきっとしました。
でも彼女の声質はとても好き。
ただ時々すっごく音量が小さくなってとても聴こえづらくなってたのが残念。

ニ幕は、一幕と違って動きがかなりあったんだけど、
内容的に感動したというよりは、
なんかヘリコプターの舞台装置とか、
ストーリー上の盛り上がりにごまかされたまんま、
最後のカーテンコールに持っていかれた感じがしました。。
歌の見せ場、踊りの見せ場、演技の見せ場、
そういう印象的なシーンがあまりなく、
また曲も私的にはいまいちな気がしましたけどねー。。。
ま、あくまでも私個人的な感想です。
私の前の席のご婦人の方々はかなりご満足&ご機嫌でしたし、
ネット上の多くの方は絶賛されてるみたいなので。。

おすすめ度(1-10)→ 4.0
もう一度観にいきたいか→ エンジニア市村さんで、
                 クリスは坂元さん以外でもう一度見たい。


04/11/10 オペラ座の怪人ケンヒル版@東京厚生年金会館

2004年11月10日(水) 初日
東京厚生年金会館 1階7列23番
オペラ座の怪人 ケンヒル版

期待していったのですが。。。
ALW(ロイドウェーバー)版やコピット版と同じようなものを期待してはだめだ
ということに2幕途中で気づきました。

以下、ネタばれ&個人的主観ばりばりですので、
嫌な方は読まないで下さいませ。

1幕の最初の出だしは、ウィーンのエリザベートを100としたら、
今日の舞台はマイナス100。
そのくらい出だしは興味をそがれました。
美術はしょぼく、音楽がほとんどなく、雰囲気ぜんぜんなし、
盛り上がらず、ミュージカルって最初がすごく大事と思うんだけど。。
また、最初にピンで登場するバレリーナジャムは、
少しむっちりした方で、結構コミカルな演技が多かったんだけど、
笑いをとるにしては中途半端なスタイルだなと思ったり。。。
この1幕が終わった時、「これで舞台終わったのかな?」と思えるくらい、
よくわかんない形で終わりました。観客席もしばらくシーンとしてましたし。。

コミカルな演技が多いわりには、演技がいまひとつなように思いました。
その割にはクリスティーヌ以外は歌がいまいち。
なんか中途半端なんですよね。
ジャムにしてもマダムジリーにしても支配人にしても。。。
そして音響、PAは最悪。
マイクは飛ぶし、高音の音は割れるし、オケでなく録音だと思い込んだくらい最悪でした。
はもりの部分なんて聴いてられませんでしたから。。
特にファントムが歌う部分でのマイクは割れまくり。。。

ストーリーに関しては、うーん、まーこういうオペラ座の怪人もあるのかなという感じ。
原作には近いようだけど、コピット版の方が全然いいな。
曲に関しては、圧倒的にALW版がいいな。
今日の舞台はぶつ切りって感じの曲が多くて私的には不快でした。
ただ、拳銃を構えるところや、ウール100%など、
ドリフのコント的な乗りでみるとそこそこ楽しめると思います。

おすすめかといわれれば、おすすめしません。
でもこんなオペラ座の怪人もあるんだということで一度はみておいてもいいかも。

おすすめ度(1-10)→ 0.01
もう一度観にいきたいか→ みません


04/11/27 上海 J'triangle@築地本願寺

2004年11月27日(土)
築地本願寺
東京アンテナコンテナ「上海 J'triangle」

GREEで知り合ったダンサーの方が出るということで、
東京アンテナコンテナの旗揚げ公演「上海 J'triangle」を観にいってきました。

これ!なんと!
劇団I-CHI-MIの方々が解散後に再び立ち上げた劇団だったんですね!
パンフレットもらって気づきました!
前に劇団I-CHI-MIの公演観て、もっとみたいーっと思っていたら
その後解散したと聞いてショックを受けていたんですが、
こんな形で、しかも旗揚げ公演を観れるとは感激。。

休憩無しの2時間の舞台。
場所は築地本願寺の小さな劇場。
舞台は体育館のような感じ。満席でした。
最初の前説で「コメディとしてみて下さい」といわれてたので、
力を抜いてリラックスした状態で舞台がはじまりました。

面白い!ってか、脚本と演出素晴らしすぎ!
中心となる3人、イジリー岡田さん、小浦一優さん、下平ヒロシさんはもちろんのこと
そのまわりの人たちの個性がとてもいい~。
特にジェイソンハンコックさんと勅使河原総見の菊池均也さんが最高~。
しかも声がいいんですよね。
ジェイソンさんは連続バク転とかしちゃうし、
もうエビカニ三昧の曲のところでは私、笑い転げてました。
あの曲最高です。あれ観るためにもう一回いきたいくらい。

歌あり、踊りあり、タップあり、笑い満載、
そしてストーリーがしっかりしてるのも大きいと思う。
わかりやすいし。。
それに加えて生なりのアドリブが随所にあったりして、
例えば誰かが台詞を噛むとすかさずそれにつっこんだりしてめっちゃ面白い。
最高の2時間でした。
ってか、ミュージカル、演劇、お笑いといったカテゴリを意識しない、
これぞエンターテイメントだって感じの舞台。
次回公演は必ず観にいきたいです。
明日も後輩の演奏会がなかったら多分行ってた。。

教えてくれた吉丘さんもダンサーとしていろんな衣装で登場されていて、
みていて楽しかった。
寿司の歌のところの衣装とかも面白かった。
今日はイジリー岡田さんかなりファンになってしまった。
そして小浦一浦さんの脚本力に脱帽。。
イジリー岡田さんとの絡みもめっちゃおもろいし。
3月の若手公演、6月の第2回本公演、行きます!

おすすめ度(1-10)→ 10.0
もう一度観にいきたいか→ 当日券があればそのまま夜の部も見たかった


05/01/10 サウンドオブミュージック@厚生年金会館

2005年1月10日(月) 13時30分開演
厚生年金会館
サウンドオブミュージック

映画では観たけど、
やっぱこの作品はミュージカルでも観といた方がいいかなーって思ってたんだけど、
ポスターがあまり面白くなさそうだったので、そのまま忘れてて。。。
そんな時、オケピ.com でマチネが良席で投稿されてたので、
譲ってもらっていってきました。

さて、で、肝心の公演。
うーん、またちょっと辛口感想になってしまいそうなので、
まだ観てない人は、作品を観た後に、読んでやって下さい。

まずマリア。。。
歳が。。。原作って18歳ですよね。
その倍くらいで「おばちゃん」って感じのマリア。。
ミュージカルで上演する時はそういうキャスティングにするんでしょうか。。
声も、はりがある声ではなく(ただ、悪くはないです)、
なんか私のイメージしてたのと違いました。。
おてんばって感じじゃなくてしっかり母さんって感じ。。

他の出演者も、声や演技もなーんかいまいち。
唯一ソフィーの声だけは好きだったんだけど。
子供達は、一番下の子以外はキャラが薄い。。。歌もいまいち。。
一番上の子(配達の子と恋愛する娘)も、
ちょっと他の兄弟と年齢差ありすぎちゃうんって感じだし。

うーん、
あとはストーリー的にも最後の中途半端な終わり方は消化不良ですねー。
え?終わり?みたいな。。

ひとことでいうならば演技も内容も歌も「堅くて真面目」って印象かなー・・・

私の大好きな My Favorite Things も全然伝わってこなかった。。
今回この公演を観て、
私の中ではサウンドオブミュージックの My Favorite Things じゃなくて、
「JR西日本のテーマ曲」という位置づけになりました。

あと、今回の公演、親子連れがとってもたくさんいました。
男子トイレも女の子を連れたお父さんであふれかえっていたし。
でもこの作品、子供はどう思うのかなー。
上演中もあちこちで子供の声が聴こえてたし、
「ドレミの歌」以外は、小さい子供には全然わからんのちゃうかなー。
全部英語ですよ。
しかも字幕は左右の端にあってめっちゃ見にくいし
(これなんとかならないんですかね。
これならまだ前の席の後ろにボードつけるか、
外国みたいに舞台の上に字幕版つるしてくれた方が見やすい気がする)

それでも、
「小さい時にこの作品を観た」という事実が大事だったりもするんですかねー。
ううむ。
でもそれもあるかもなー。

なんかマイナスばっかですが、
この作品もネットの感想読むと◎な人もいるし、人それぞれだと思いますし、
いろんな意見、教えてくださーい!

おすすめ度(1-10)→ 4.0
もう一度観にいきたいか→ キャスト、演出が変われば観て見たい


05/02/27 コーラスライン 千秋楽@四季自由劇場

2005年2月27日(日) 13時開演
四季自由劇場
コーラスライン 千秋楽

前から行きたいって思ってたんだけど、
なんだかんだで取り逃していた四季のコーラスライン。

またまた オケピ.com で管理人自ら問い合わせページを使って
1ユーザとして譲っていただいちゃいました。
しかも千秋楽!しかも初自由劇場♪

自由劇場がどこにあるか知らなかったんですが、
四季の秋のちょいと横って感じですね。
劇場の中の雰囲気は秋にとっても似てました。

さて、今日が千秋楽のコーラスライン。
(私にとってはこれが初見だったので初日なのですが)

出だし、なかなかよい出だし。
出だしがいいミュージカルって期待しちゃいます。
しかも2階3列目なんだけど全然舞台の俳優さんたちの顔がはっきりみえる。
自由劇場いいですねーこの距離。

おかげで、個性的な役者さんたちのダンス、とても楽しめました。
一番目をひいたのは高久舞さん。
なんか漂うオーラと存在感がありました。
コンタクトの黄色いドレスの女よりも、こっちの方がいい!
歌がちょいとだけ残念ではありましたが。。

加藤敬ニさんは、最初は踊ってましたが、
途中から(二階席にいる私にとっては)声だけになってしまって。。
一階のどちらかにいらっしゃったのでしょうか??
でも今回の出演者の方たち、みんな個性的でいいですね。とても楽しめました。
シーラの八重沢さんの熱演もよかった。

私は最初だけにでてきた(?)ずっと下向いてた人、
あの人にはオーディションに残って欲しかったんですが・・・
ボビーの道口さんは夢醒めとなんかキャラがちょっとかぶってる感じで楽しめました。
で、今回初見の私は??ってところも多く。。。たとえば

 ・なんで道口ボビーは八重沢シーラと仲がいいの!?
 ・なんでキャシーはみんなで踊って歌うシーン2回とも
  一人だけ全然歌わなかったの??
 ・最初の審査で落とされた人はあの後出てきてない?
 ・オペラ的歌い方する筋肉むきむきの人は誰?(緑色の服)。

今回はじめてみる出演者の方も多かったので、
途中キャスト表をちらちらみながらみてたんですが、いやー今振り返ってみると全然わからない。。

それにしても今回の舞台、2時間20分で休憩なしってのは長い!
途中、田邊ポールのシーン、よいシーンなんだけど間がめっちゃ長い。。。
いや、いいシーンなんですけどね。。

吉沢梨絵さんは私の中ではもうずっとソフィーなんですが、
この方キュートといいますか、なんか整ってますよね。。

で、終わってみて、うん、よかった!って思えるんだけど、リピートは微妙かも。
なんか消化しちゃった感じで。
ストーリーにおおきな盛り場があるというわけでもなく
(後半事件がおこりはしますが)、
キャッツの猫の紹介ってストーリーにちょっと似てるなと思ったりも。
ジェリクル舞踏会もまーいってみればオーディションみたいなもんだし。
でもキャッツはあの世界観にはまってしまって何度もリピートしてしまうんですよね。
マンカストラップ、グリドルボーン、ミストフェリーズ、ラムタムタガーに会いたい!みたいな。。。。
あーキャッツみたくなってしまった。。

千秋楽のカーテンコールは、とてもとても長かったです。
何度も何度もありました。
それぞれがペアで腕組んで帰って行く中、
田邊さんだけが舞台端にもたれかかってそれをじっと眺めてて、
最後に帽子をふりふりしながら舞台袖に消えてくっての、
あのカーテンコールまではいつもあったのかな。。

久々に四季の舞台をみて、毎週みにきたいなって思ってしまいました。

おすすめ度(1-10)→ 6.0
もう一度観にいきたいか→ 違うキャストでまたみてみたい


05/03/05 十戒@国立代々木競技場体育館

2005年3月5日(土) 12時開演
国立代々木競技場体育館 アリーナ R1列5番
「十戒」

昨日の魔笛に続き今日は十戒。
何がスペクタクルなのか、ストーリーは何なのか、
十戒ってなんだっけってな感じで事前知識0でいってきました。

1幕、スローペースな幕開け。
ううん、スペクタクルというから、
エリザベートのさらに豪華版みたいなのを期待してたんだけど、
そういう意味ではいまいちな出だし。
舞台は豪華にみえるかもしれないけど、
なんか工夫すべき部分を全部3面スクリーンの映像にゆだねちゃった感がある。
なんかこういう映像を多用したものって一発もののイメージがあるんですよね。
確かに海のシーンとか砂漠のシーンとかでうまく使ってるようにみえるけど、
なんか違和感がある。
あれのおかげで、安っぽい出し物にみえてしまうと思うんですよね。
舞台上から舞台を包み隠してしまう位ふってきたスモークはすごかったけど。。

あと、舞台がめっちゃ左右に広いので、字幕が舞台中央からみるととっても遠い。
これ、めっちゃ疲れるんですけど。。
舞台上方にスペースあいてるねんからあっこにすりゃいいのに。
ダンスや歌が舞台中央で繰り広げられる時、
字幕で重要なストーリーを表示していたりするんです。
で、字幕に目をむけるとダンスや歌手が目に入ってこないんですよね。
こりゃーどうかと思いますよ。
あと、左右の巨大スクリーンは微妙に見切れてるし。。

っと最初にマイナスポイントをいってしまいましたが、
このミュージカル、私、めっちゃ大好き!!

ストーリーはわかりやすい。
モーゼの十戒です。
愛というテーマも随所に盛り込まれてていい感じ。
でも一番いいのは歌とダンス。おすすめしたい一作品です。
Hな場面とか変にコミカルなシーンとかないし。
真面目でこうレベルの高い作品だと思います。

ちなみに私が一番気にいったのは、アンサンブルダンサーの中心にいる
髪をこう細かい三つ編み(ブレイズヘア?)にしてる女性(アンナイヴァシェフさん?)のダンス!
素晴らしかった!
一幕から、あの人のダンスいいなって思ってたんだけど、
とにかくダンスにキレがあって、歌口ずさみながらのりのりだったり、
お酒を飲んで酔っ払った感じのダンスをしたりしてて、
首の動きや手の動きなどすっごいきびきびしてて気持ちよかった。
この人のおかげで私このミュージカル好きになったといってもいいくらい。

彼女は最後の最後のカーテンコールで
男性ダンサーとペアでダンスを披露してくれると思うので、これからみる人は要チェック!

全体的には、1幕と2幕を比べると2幕が断然よかった。
最初の女性歌手達が次々と繰り出す美声とハーモニー。
特にミリアムがいい!(黄色い衣装きたモーゼの姉)。
音程の正確さと、その声質。きいてて気持ちよかったー。

その後のアンサンブルのダンスがこれまたキレがあっていい。
ちなみに十戒のダンサーはムキムキマンだらけです(好き♪)。
そしてモーゼがシナイ山に戻ってくるあたりまでの流れ、いいですねー。
満足度高しです。
ただ、PAがしょぼい。
せっかくのモーゼとラムセスの掛け合いが音割れてました。めっちゃ残念。
エコーもかけすぎ。だきあう音が反響してましたから。

そして最後のカーテンコールよすぎ!
最初のカーテンコールの後、
モーゼが歌うカーテンコールがあって(この歌がまたいいんです!)
そこでモーゼが観客席に手招きしてみな立ち上がりなさい、
そして近寄ってきなさいというしぐさをすると、観客がぞろぞろと舞台へ・・・
ちょっと宗教っぽさを感じたけど(笑)、でもいいですねーなんかこう楽しい感じで。

で、その後最後のカーテンコールが最高。
最初に私が一番気にいった女性ダンサーが男性ダンサーとペアで踊りをみせてくれて、
その後に男性ダンサー達がさまざまなソロアクロバット技を披露。
これだけでも見応えがあるくらい。

私のポイントは1幕終了時は7点、二幕途中で8.5に、
二幕最後で9に、そしてカーテンコールで9.5になりました。
終わりよければ全てよし!
ただ残り0.5は、舞台装置、美術のしょぼさ、そしてPAの下手さですね。
あと、役柄の設定がいまいちわかりにくい気がしました。
モーゼのお兄さんを私は最後までお父さんと思ってたし、
モーゼのお姉さんは最後まで誰だって思ってましたから。。

もう一回みにいきたい。
でもこの作品、人によって好みわかれるのかも。
台詞がなく歌と字幕で進行していく感じとか、
あんまりメリハリもないし、拍手のポイントもつかみにくい。

拍手といえば、この会場、拍手を吸収しすぎ。
なんか全部すいとられていく感じで、
うーん、コンサートだったらいいけど舞台にはむかないのかも。

おすすめ度(1-10)→ 9.5
もう一度観にいきたいか→ 明日もみたいなー


05/04/10 レミゼラブル@帝国劇場

2005年4月10日 (日) 17時開演
帝国劇場 1階P列32番
レミゼラブル

今回もオケピで譲っていただいていってきました。
最高~。何度でも観たい~。

最初出だしの山口さんの声が、あれ、ちょっといまいちって思ったんだけど、
いえいえ、そんなことはございません、最高でした。
惚れますねほんとに。
よい!よすぎる!
最後バルジャンがコゼットに手を握られながらファンテーヌに導かれて死んでしまうところ、
泣いてしまいましたです。。

マルシアファンテーヌ、剣持コゼット、坂本エポニーヌ、この組み合わせ、いいですね。
剣持さんは前に見た時にとっても好きになってしまったのですが
オペラ系の歌声だけど雰囲気が好きなんです。
エポニーヌはキャラがよい!最後エポニーヌが死んじゃうところがとっても悲しい。
なんでテナルディエ夫妻はでてこない!?
マルシアファンテーヌはところどころ発音が気になるんだけど、
でも最後ベッドのシーンで歌うところとかはじーんときてしまった。
この3人、高音が綺麗ですごく心に響く感じでとっても気持ちよかったです。

ジャベールの今さん。。
わ、若い。。。でもすごくよかった。とても素敵でございます。
ジャベールの思いもすごく伝わってきた。特に自殺のところとか。。

マリウスの泉見さん、かっこいいですねー。
歌にもう一つパワーが欲しいところだけど、でもかっこいい。
アンジョルラスの坂元さんも好演。
でも音域によって声の響きが全然違いますね。。なんだろう。。

子供達もとてもよかった。
アンサンブルも素晴らしい。
声、演技、やっぱりアンサンブルがいい舞台ってとっても素敵だと思います。
あ!あと1幕最初にでてきた牧師さん、よかったー。どなたでしょうか?

そして最高なのは森公美子。
この方は存在しているだけで面白い。
ってか、私の中ではテナルディエ夫人はこの人以外考えられなくなりました。
ぴったりすぎます。
じっとしていても、食べまくってても、歌ってても、しゃべってても、
目を動かしているだけでも、全てが楽しくてひきこまれます。
思わずくすって笑ってしまうくらい。。
他の人が中心のシーンでも、ずーっと森公美子を目でおっかけてました。

で、ただ一点残念だったのが佐藤正宏テナルディエ。
うーん、演技派の方らしいですが、最初の酒場のシーン、
歌唱力が全然だめで、演技的にも場の雰囲気がしらけてしまう感じ。。
観ている客としてものれません。。
あらら~って感じで。
ニ幕最後で踊りを再開するシーンでも。。。うーん。。。なんかしらけてしまう。。
愛嬌がありすぎるのか、くせの強い演技で目についてしまうのか、でかいのか。。。。
夫人に比べてテナルディエはちっこくて薄い感じの方がいいと思うんだけどな。。

あ、あと、なんかPAも少し気になるところが多く。。
ファンテーヌのシーンで変な音いっぱい入ってたり(あれって雑音ですよね・・)、
エコーをきかすきかせないの差がありすぎ。。。

でもこのレミゼラブル、ほんとに曲がよい。よすぎます。
しかも一曲だけじゃなくて、ほんとに全部いい曲。
2幕の最後の方、マリウスとコゼットのシーンから結婚式、エピローグへという部分、
めちゃめちゃめちゃめちゃ好きです。
最後に歌うエピローグのシーンとかほんとに感動的。
ついCD買ってしまいました。今聴きながら書いてます。
しかもこのCDのキャストがめっちゃ私好みで。。。

ちなみにカーテンコール、今日はすごくて10回くらいありました。
途中テナルディエ夫妻のあの曲で観客が一緒に手拍子で盛り上がるところ、
ほんとうに楽しい。
この瞬間この場にいれたことを神に感謝しますって思ってしまうくらい。

一番最後のカーテンコールでは、
山口さんがおじぎしては帰ろうとしておじぎしてはまた帰ろうとしてってのを繰り返し、
最後柱の陰にかくれたりかなりおちゃめなところを披露してくださり、
いやーほんとに満足度の高い舞台でした!

ちなみにレミゼの感想文を募集しているらしく、締切が4月18日まで。
一等100万円。二等10万円。
私、お金よりも副賞は5月21日の記念公演招待の方にとってもいきたい!
応募してみようかな。

おすすめ度(1-10)→ 9.2
もう一度観にいきたいか→ 明日も観たい


05/05/25 LES MISERABLE@QUEENS THEATRE

2005年5月25日(水) 19時30分開演
QUEENS THEATRE
LONDON A33 (20ポンド)
LES MISERABLE

友人達とわかれたのが19時で、
もう半額チケットのTKTSは閉まっていたので、クリーンズ劇場へ直行。
英語版レミゼは、10周年のDVDで観ていただけなんだけど、
歌の台詞とかも覚えていたのでめちゃ楽しみにしてました。
で、いざボックスオフィスで安いチケットないって聞くと、
あるよーということで20ポンドの席を買いました。
2階左端。舞台端が見切れる席です。でも2階の最前列。
で、この劇場、帝国劇場に比べると
舞台が半分くらいしかないんじゃないだろうかと思うくらい狭い。ってか小さい。
ちょうど四季劇場秋位の大きさ。
私の席からは双眼鏡を全く使う必要なしに楽しめました。
しかも私の席のまわりは誰もいなかったので、まるでボックス席のような快適さでした。

まずはジャベールが素晴らしい。
声の太さ、大きさ、存在感、いやー一番よかったです。
次にファンティーヌとエポニーヌコンビ。
最後の二人のはもりは超超感動ものでした。
何回でも聴きたい!
特にファンティーヌは、綺麗で歌声もよくて演技もよくて最高でした!
また、酒場シーンで左端にいたカップルの女性役の人がめっちゃ気にいってしまい
(ヒンギスに似てる)、その後もずーっと注目してました。
目線と演技の存在感があって好きです。
アンサンブルの中にこういうちょっと注目したい人がいると
舞台を観る面白さって飛躍的に広がるんですよね
(アンサンブルの人っていろんな役をするし、
舞台端とかにいる時のしぐさとかみてると面白いです)。

演出は、日本のとは結構違ったりもして、
新鮮なところも多く英語でわからないところが多くくやしいと思いつつも、結構笑いました。
でもとにかく、歌がよかった。
特に女性陣。
うーん、もう一回。いえ、毎日観たいです。

ちなみにジャンバルジャンは少し弱い気がしました。
マリウスは、うーん、ちょっと田舎くさい。
コゼットは魅力がいまいちないけど声は高くて素敵。
あと、私の席からはオケピがよくみえたんだけど、
ギターの人はクロスワードパズルしてるし、ファゴットの人は本読んでるし、
ドラムの人は写真集みてました。
うーん、でも演奏はよかったです。

終わってから劇場から出ると。。。
リバプールリバプールという声があちこちから聞こえ。。。
プレミアムリーグかなんとかいうサッカーの試合でリバプールが優勝したそうですついさっき。
そういえば友人がこれをみるためにロンドンに残りたいといっていたなー。。

さて、明日から何を観ようかな。
一番観たいのは、Billy Elliot。
あと We'll rock you、メリーポピンズ、ウーマンインホワイトってとこかな。
一応これら全部みる予定です。。。

おすすめ度(1-10)→ 9.5
もう一度観にいきたいか→ 滞在中毎日観たい


05/05/26 BILLY ELLIOT@VICTORIA PALACE

2005年5月26日(木) 14時30分開演
VICTORIA PALACE
LONDON K26 (50ポンド 約1万円)
BILLY ELLIOT

すーばーらーしーーーーーい!
これぞミュージカル。
映画「リトルダンサー」の映画版なんだけど、リトルダンサー、超えてます。
ダンス、タップ、歌、アンサンブル、ストーリー、笑、涙、演出、美術、素晴らしい!
音楽はそれほど頭に残らないけど、
でもエンターテイメントとして楽しむにはこれ以上ないくらい最高の舞台だと思いました。

もう客席で観てるのが楽しくて楽しくて。
ストーリーは基本的にリトルダンサーと一緒なんだけど、
あの主人公の少年役のビリー(もちろん子供)が素晴らしい!
踊りまくり、タップしまくりでめちゃめちゃ感動しました。
しかもこのビリー、トリプルキャストなんですね。
ビリーの友人役のマイケルもトリプルキャストで、さすがロンドン、層が厚い。
いやー今日はマイケルにもやられました。
おもしろすぎ。
マイケルもまたタップうまくて、そして演技が最高♪

また、ダンスの先生役の役者さん、
この方がまた歌もいいしダンスもいいし演技もとっても面白くて涙も誘い、いいんです。
父親の方もいい味が出てるし。

そして全体のダンスシーンがほんとに、めっちゃめちゃ面白い。
子供ダンス教室の皆で羽を持って踊るシーンなどは会場大爆笑です!
警官の踊りや、舞台中央でバレエを練習している子供をはさんでの
警官と労働者の戦いのシーンなどは演出めちゃうまい。

おばあちゃんの台詞や、子供が帰り際にぱっとはきすてるようにいう台詞の意味がわかれば
さらにこの舞台が楽しめるのになーと思います。
あー台本が欲しい(売ってなかった)。

アンコールも大盛り上がりで、出演者全員でおばーちゃんも踊ったり、
お母さんも白鳥で頑張ったり、最後の最後まで楽しませてくれました。
会場も総立ちスタンディングオペレーション。

ほんと、これをもう一度観るためだけにロンドンにきてもいいと思える舞台でした。

おすすめ度(1-10)→ 9.9
もう一度観にいきたいか→ 台本全部覚えたい


05/05/26 THE WOMAN IN WHITE@THE PALACE THEATRE

2005年5月26日(木) 19時30分開演
THE PALACE THEATRE
LONDON F26 (25ポンド 約5000円)
THE WOMAN IN WHITE

まず美術や舞台装置が。。。
基本的にCGなんです。びっくりです。

舞台の上に大きく舞台を囲むように婉曲した壁があって、
そこに田園やら宮殿やら線路やら、それぞれのシーンごとの背景がうつるんです。
これが結構新鮮で面白いなとは思ったんだけど、
私はやっぱりアナログな美術セットの方がいいなー。
確かにCGの表現方法もすごく面白いんです。
本人達はその場にいるだけなんだけど、
CGで階段の位置を動かすことで本当にのぼっているようにみえるし、
CGの扉の位置と実際の壁の扉の位置が一致していて、
本当に扉を開いているようにみえるし。
最後列車が通り過ぎるシーンも迫力あったし。。

でも、登場人物は主に3人で、ミュージカルというよりはオペラに近いイメージ。
踊りもほとんどなく、ALWの音楽も、期待していたほどではなく。。。
なんか今まで作ったのを繋ぎあわせた感じなのではと思ってしまったほど。。

アンサンブルもほとんど出てこなくて、
この主役3人+1人が物語を繰り広げるんだけど、
前半は結構英語も理解できたんだけど、
後半のちょっとなぞめいたところあたりで少しわからなくなり、
あれ、白衣の女は結局どうなったのー?ってところがいまだにわかりません。。。
白衣の女を読んだ人に聞いてみたい。。
金持ちのローラとそっくりなあの白衣の女は、
精神病院から抜け出して連れ戻されたということはなんとなくわかったのですが、
連れ戻された後はどうなったのでしょうか?

うーん、で、歌もなんかいまいちな気が。。
1幕はじまってからすぐ、「も、もしかしてつまらないかも」と思い始め、
まわりの反応も結構似たような感じで時計をちらちらみる人や、
2階席では退席する人もいたり、
終演後は誰もスタンディングオペレーションする人もおらず。。。
かなり力を入れて作ってロングランを狙っているようだけど、どうなんですかねー。

あと、ティンパニや太鼓のタイミングがずれてる気が。。
オケと歌のタイミングもずれてました。なんだかなー。。

太ったおっちゃんの鼠を使った演技は面白かったけど、
でもあのおっちゃんのシーンちょっと長すぎ。。。

というわけでビリーエリオットの印象が強すぎたせいでしょうか。。。。
全然面白くなかったです。

それにしても1日二本はやっぱりきつい。
ホテルに帰るとどっと疲れがでてしまい、そのままベッドに横たわって寝てしまいました。


おすすめ度(1-10)→ 1.2
もう一度観にいきたいか→ ストーリーを知ってから早送りで観たい


05/05/27 MARY POPPINS@PRINCE EDWARD THEATRE

2005年5月27日 (金) 19時30分開演
PRINCE EDWARD THEATRE
LONDON C28 (49ポンド 約10000円)
MARY POPPINS

すごい、最高、感動、これぞミュージカル!
昨日みたビリーエリオットとはまた違った楽しさがあります!

これ、きっとロングラン公演になると思う。
(今年まだはじまって数ヶ月しかたってないらしい)
チムチムチェリー等の曲がいいし、子役も大活躍だし、なによりも主役のメアリーが超キュート!
オードリーヘップバーンみたい。

彼女が登場した瞬間、脳が衝撃でいっちゃうかと思いました。
その登場の仕方もまたいいんですよ。
紙吹雪に目を奪われた瞬間に。。あれ!いつの間に!みたいな。

この舞台、美術がすーーんばらしい。
これほどよくできたセットはみたことがないです。
一家の住む家が、1階、2階、屋根上と見事に層になっていて、
かと思うと、屋外のシーンにぱっと移り変わったり。。

また、凧揚げのシーンなんてほんとに凧が飛んでいるよう。
ビートが天井を歩くシーンやメアリーが空を飛ぶシーンも本当に自然。
やっぱり昨日みた Woman in white のフルCGよりも、
今日のメアリーポピンズのこうした美術の方がだいすき!

ただ、主人公のメアリーポピンズとビートが素晴らしすぎるということもあるんだけど、
一家の父と母がうーん、特に父役の人の歌が。。。演技も。。。△。
子役はいい感じでした。

でもほんとストーリーもわかりやすいし、音楽もとても親しみやすい。
カーテンコールでのあの曲、とりはだものです。
観客席は最後総立ちでスタンディングオペレーションでした!

おすすめ度(1-10)→ 10.0
もう一度観にいきたいか→ 帰国をずらしてでももう一度観たい


05/06/23 ヘドウィグアンドアングリーインチ@パルコ劇場

2005年6月23日 (木) 19時開演
パルコ劇場 1階E列29番 9,000円
ヘドウィグアンドアングリーインチ

す、すごいです。三上博史最高~。
先週職場の同僚が観にいって超超お薦めといっていたので、
今日は一緒にいってきました。
というわけで、事前の期待度はかなり高かったのですが、いやー、大満足♪

まず、最初はじまってすぐあたりで、バンドの演奏がはじまると、
はじまったと同時くらいに観客席の人達がどばっと立つではありませんか!
私もつられてたってしまいました。
で、みんなのりのり。ってか、楽しいぞこれは。
なんかコンサートっぽいのりがかなり入ってます。まさにロックミュージカル。

舞台の進行自体が、三上扮するオカマのヘドウィグが、
ライブ会場で客席に向って語るというストーリー進行なので、
私もそのライブ会場にいるような雰囲気になっていてとても入り込めました。
ヘドウィグのライブを堪能したって感じです。

出演者は、ヘドウィグと舞台上のバンドのみなんだけど、
三上博史の演技がほんと最高なのです。
アドリブあり、客席との対話あり、下ネタ満載(結構ストレートです。笑えます)、
おーもーしーろーい。

前半はのりのりシーンが2回くらいあって、
後半はちょっと語りや見せ場がある感じで、最後にどかーんとくる感じですね。
構成もよくできてるなと思いました。
いや、それにしても、ほんと三上博史さんすごいです。

ちなみにタイトルのアングリーインチって観劇前はなんやねんって思ってたんですが、
ははは、おもろい。そういう意味だったんだなーって。
あと、バンドメンバーの右側にいたギタリストさん、
最後の曲めちゃめちゃかっこよかった。。
レンタルビデオが貸出中だったので、
事前に映画をみれなかったのでぜひ映画版もみてみたいと思います。

おすすめ度(1-10)→ 9.0
もう一度観にいきたいか→ ZEPPもいきたい。。


05/07/24 21C:マドモアゼル モーツァルト@関内ホール

2005年7月24日 (日) 13時開演
関内ホール 1階19列1番
音楽座ミュージカル
「21C:マドモアゼル モーツァルト」

mozart.jpg

私にとっては初の音楽座。
場所は横浜関内の関内ホール。
舞台はあまり奥行きがない感じなんだけど、その割には客席数が多すぎる気が。。

モーツァルト、ほとんど予習していかなかったんだけど、
いやー、よかったです!
主演の新妻聖子さん、最高~。
私の中ではレミゼのエポニーヌですが、この方の声好きなんですよね。
今日はもう出演者の中ではだんとつの歌唱力、そして素晴らしい演技力でした。
彼女のパフォーマンスをみれただけでもいってよかった。

モーツァルトは女だった? という大胆な設定ですが、
この女なんだけど男役をこなすという主役をほんとに見事に演じられてるんです。
コミカルさも最高~。

プレビュー公演ということもあってか、お客さんの拍手や笑は少なかったんですが、
心から拍手を送りたいです。

一方、まわりの脇役人の歌唱力がちょっと物足りない感じ。
新妻さんの歌唱力がずば抜けてる感がありましたから。。
特に1幕では、コンスタンツェ役の女性の低音部の声がかなり気になりました。
高音部の声と低音部の声にあれだけ差があるとちょっと聞いててもつらい。。
でも演技はよかったです。他は、サリエリ役の方は、個人的にキャラが好き♪
あとは、シカネーダのシーンはよかったですねー。
あぁいうダンスを全面に出した演出、とても好きです。
また、魔笛のシーンは、魔笛のストーリーをコンパクトにうまーくまとめてて、
みてて面白かったです。
一方前半の全体アンサンブルは、
うーん、なんかものたりない感じで、いまいち印象にも残らず。。。

やっぱり最初のシーンって大事だと思うんですよね。
今まで私がうちのめされたミュージカルって全部最初がいいんです。
今回のモーツァルトは、いまだに最初のシーンの位置づけがよくわからない。。
あのプロローグ、もう一度みたら意味わかるのだろうか。

また、美術が地球を模したオブジェしかでてこなかったり、
意味わかんない機関銃とかの音響がやたら登場したりで、
ちょっと興ざめ的なシーンもあったんだけど、
とはいえ、ストーリーは好きですし、
ほんとに主演の新妻さんがよかったので、満足度高かったですー。

おすすめ度(1-10)→ 8.5
もう一度観にいきたいか→ もっと前で再度観たい


05/08/26 MONO@アイピット目白

2005年8月26日 (日) 13時開演
アイピット目白
One on One
「MONO」

小劇場系の演劇ってよくあるけど、小劇場系のミュージカルってどんなんだろう、
と思いながらてくてくと目白までいってきたのですが・・・

よかったですー! ってか、かなりよかった。
唯一のマイナスポイントは、休憩がなくお尻が痛かったこと位。

出だしから、わおー、出演者が美男美女。しかも歌なかなかうまい。。。。
修理屋の店主の岡田さん、いい味出してます。
イメージ的にはダークエンジェルのローガンみたいな感じ。よかった。
また、前に「穴を食べる」を観にいった時にでていた下中裕子さん
も出演されていたのですが、超面白い!うーん、かなりナイスなキャラです。
アンドロイド派遣の事務対応のところとかかなり好き。何回でも観たい。

ストーリーもよくできてるし、出演者全員に役柄がちゃんとあって、
ストーリーにちゃんと絡んできて、役者さんも皆個性的なので、
とても楽しめます。お気に入りの役者さんが誰か必ずみつかるって感じの舞台。
いいですよねーそういう舞台。

私が今日注目したのは、下平さんと283(つばさ)役の藤田佳奈さん。
283さん、演技も不思議感あっていいんですが、それ以上に声が好き。
アンサンブルの時のコーラスは、この方の高音の美しさ(というか私好み)のおかげで、
かーなーりーいい感じで聞き惚れておりました。
あ、あとハヤト役の高橋倫平さん。フットワークが軽くて、それでいてとても存在感あって、
なんか登場すると風がさーっていくようなさわやかな感じ。
そうそう、この舞台、美術的な小物の使い方もすごく好き。うまいわー。

で、皆さん、歌もちゃんと歌われていて、私がちょと謎だったのは、
マイクどうしてたんだろうなーという点。別に体につけてないし、
でも役者さんによってエコー効果があったりなかったり。。。どうやってるんでしょう。。

終わり方もよかった。いろんな世界の色に変わるランプ。いい、よいですー。
次回公演も観にいきたい、そんな舞台でした。 DVD買おうかな。1800円。安いし。

おすすめ度(1-10)→ 8.5
もう一度観にいきたいか→ 椅子が快適だったら夜も観たかった


05/09/27 早大オムニバス@牛込箪笥区民ホール

2005年9月27日(火) 18時開演
牛込箪笥区民ホール
早大オムニバス

先月MONOを観にいった時に教えてもらった今回の公演。
早稲田の学生によるミュージカル。
現役学生の舞台を観にいくのは実は初めて。
四季で観たことはあるけど、あれをどう演じどう歌うのかなーと思っていましたが。。

いやー、素晴らしい! 大阪で観た劇団四季の時よりも印象深いアイーダでした。

アイーダ役&演出の三森さん、素晴らしかったです。
特にあの歌声がいい・・・
アムネリスは私的にはかなりはまり役。
前半と後半であの印象の違い、衝撃的で新鮮でした。

また脇役陣もしっかりしてるし、アンサンブルも楽しい♪
ほぼ全員がでてくるシーンとか、すごい迫力!
「お洒落は私の切り札」のシーンなんて、ほんと何回も観たい。。
そして美術、衣装、照明などの裏方さんが、
なんかいい仕事してますねって感じ。

ラダメスは、ちょっと高音とかの歌声につらいところがあったけど、
最後のフォーッ!で私はファンになりました!

最後のカーテンコールの演出(?)、あれ、とてもいい。
今までみてきたカーテンコールの中で一番楽しかったかも。

ちょっと残念だったのはPAかな。。
音楽が大きすぎて台詞が全然聞こえなかったり、
せっかくの綺麗な歌声が大きくなると全部音割れてたり。。。
特に後半は結構聴きづらかった。。

とはいえ!いい!なんか若くて元気で飛び跳ねてる感もいいし、
それでいて落ち着きもあって、次回公演もぜひみてみたいです。
しかも今回の公演、入場無料なんですよねー。
満員で立ち見もかなりいらっしゃったようです。

おすすめ度(1-10)→ 8.5
もう一度観にいきたいか→ 12月も観にいきます!


05/12/15 FAME(早大オムニバス)@四谷区民ホール

2005年12月15日 (木) 18時開演
新宿 四谷区民ホール
早大オムニバス FAME」

7時から新宿で用事があったんだけど、その1時間前に
早大オムニバスのFAMEの公演があるのでという
メールをいただき、お、じゃぁ前半だけでも観ようかな
と思っていってきました。

途中道に迷ったため、少し遅れて到着。
演目は「FAME」。FAME 自体は観た事がなかったので
初FAME。前に観たアイーダがよかったから、今回はどんな
んだろうなーと思っていたんですが、
(前半しか観れなかったけど)面白かった!

前のアイーダでもそうでしたが、個性的な人が多いんですよね。
前のアイーダでも出ていたメレブ役の方、いい!
そして、声的にはニックの相方の女性。あの声質好きなのです。
そう、声質って傾向ってありますよね。私が好きな声は四季だと
井上ちえさん、東宝系だと高橋由美子さんとか好きなんですが、
なんか脳が快適になる感じで気持ちいいです。四季の佐川さん
(男ですが)の低い声、あの声もかなりひかれますねー。

あと、アンサンブルがいいんですよねー。音や歌はまだまだ
荒削りなところがあるんだけど、若さのパワーというか、
全然飽きさせない何かにあふれてて、見ててとても楽しい。

アイーダの時のラダメスやメレブや黒いダンサーの方たちも
出てるのがすぐわかりました。公演が平日2日だけなので、
なかなか観れないけど、でも次回公演もまたいってみたいと
思います。しかも無料なんですよ。いい!


ちなみにその後半をなぜみなかったかといいますと
(正直なところ、舞台の後半も観たかったのでかなり迷った・・)、
予約してあったセミナー「ALWAYS 三丁目の夕日の
現場はこう作った編」というのに参加するためだったのですが、
これがまた参加してよかったです。VFXディレクターの方と
プロデューサと監督さんのトークだったんですが、監督さん
のお話がとても興味深く、いろいろ考えさせられました。
この映画、先週みて5回も涙してしまったのですが、
いい味出してるのです。で、セットとかどうしてるのか、
とーっても気になってたんですが、あの街のセットはミニチュアを
ベースにして、建物や遠くの人物はほとんどがCG。
そして都電もCGというのはびっくり!
しかも公式ガイドブックをいただいちゃいました。
原作の漫画はあまり好きじゃないけど、映画は◎です!


06/01/28 ベガーズオペラ@日生劇場

2006年01月28日(土) 12時開演
2階B列44番@日生劇場
「ベガーズオペラ」

出演者陣にとてもひかれていたものの、
なんとなく、興味がもてなかった演目。
たまたま前日にオケピで直前に譲っていただけることに
なり、本日観て参りました。

ひとりひとりの役者さんは素晴らしい!
役者さんは、内野さんはいいですね!素晴らしい演技。
コミカルさもいい感じ!
森クミさんは最高ですね。この方は天才だと思います。大好きです!
笹本さん島田さんペアは素晴らしかった!二重唱とかも最高!
(ちょとアンサンブルの歌声が大きすぎるところもあったけど)

ただ、この劇中劇が結構バタバタした感じなので、
落ち着いて歌や演技を楽しめないってのが、
ちょっと残念でした。島田歌穂さんの
歌はもっと落ち着いて聴きたい。この舞台、ちょと
叫んだりする系の歌が多かった気がします。

あとは、
ううむ。うううううむ。ううううううううううううううううむ。
以下ネガティブコメントです。まだ観てない方は
読まないで下さいねー。

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1727年に初演され、世界最初のミュージカルと
いわれている作品であることや、もろもろの背景を把握
していたら、また違ったような気もしますが、今回は
内容に関する事前知識「0」で挑みました。その感想でーす。
(気を悪くしてしまった方がいたらごめんなさい・・・読まないで・・)

まず、私の中でなんかなんとなく雰囲気と
終わったあとの印象が、ミュージカルキャバレー
にちょっとだぶる。台詞のひとつひとつは面白かったりも
するんだけど、全体的なストーリー展開や内容に
面白みがあまりなく、かといって笑い転げる舞台でもない。
そして出だしもかなり地味。踊りも少ないし、
ストーリーも単純そうなわりには把握しづらい。
風刺がきいてたり、舞台に独特の重さ暗さがあるんだけど、
劇中劇ってなんか陶酔できなくて、舞台に入り込めない。。
最後の終わり方も。。。そして音楽がまったく頭に残らない。。
私の中で今日一番頭に残った音楽が、カーテンコールの
最後で橋本さんが一言口づさんだ「最後のーダンスをー」ですから・・
観客席をうろちょろする演出とか。。CATSやエリザベートみたいに
ちょこっと観客とやりとりがあるのはいいと思うんですが、
ここまでやりすぎると、逆に観客に媚うってるように感じられて。。
ちょっとひねくれてますね私・・・

ちなみに観客とのやりとりが超楽しかったのは
ブロードウェイでみた THE BOY FROM OZ
HUGH JACKMAN。あれはすさまじかったです。

ちょっと横道にそれましたが、でも幕前や
幕間に観客とやりとりがあると、休憩時間も
楽しめるし、いいんですけどね。

そして最大の問題は、長すぎる。3時間半。
休憩2回。しかもですね、なんか1幕と2幕で
出てくる役者さんががらっと変わるんですが、
逆にいうと1幕の間では出てくる役者がほとんど固定。
ほとんど3人だけ。この3人のシーンが長すぎる。。。
めちゃめちゃ長い。。時間の経過を感じる舞台って
やっぱりどうかなーと・・・

カーテンコールは楽しかったです。ただ、客を
舞台上に上げて、最後に一緒に踊るってのは、ちょっと
興醒めしてしまう点はあります。。。やるならもうちょっと
他の客も楽しめるように考えてほしかったなーと。。
でもやっぱり舞台には陶酔したい。劇中劇やこうした観客を
絡めた演出には陶酔できなかったです・・3時間半、長かった・・・

でも、観て損したとは思わなくて、こういう舞台も
あるんだなーという感じで、そういう意味では観れて
よかったです。

次はレミゼが観たい。。

おまけ:
 先輩のブログで紹介されてた「中村屋」 。
 合の手が笑えます(笑)


06/02/25 屋根の上のヴァイオリン弾き@日生劇場

2006年2月25日(土)
2階H列35番@日生劇場
「屋根の上のヴァイオリン弾き」

週末何か観ようかなぁと思ってオケピをぴこぴこ
みてたら、A席のチケットが出てたので開演前手渡し
で譲っていただいて、観てきました。

屋根の上のヴァイオリン弾き、今まであまり興味が
もてなくて、みてこなかったんですが、市村さん、
吉野さん、そして剣持さんが出てるということで
今回は興味もってたんですよね。

さて。感想をば。

市村さん、めっちゃよかった! 安定感、
そしてシリアスなシーンでもそれをぶちこわさない感じ
の適度で絶妙なコミカルさ。
かなり惹きつけられました。神と話す時、二階下手の
方をいつもみはるんですが、これは2階下手に座りたい
と思いましたね!! 浅芽さんとのやりとりもいいっ!

そして、吉野さん、この方の存在感、好きなんですよねー。
私の中ではシカネーダなんですが、あの声がすきです。

剣持さんは、レミゼのコゼットの時ファンになったんですが、今回は
ちょっと歌声に元気がなったかな。。声質はとても好きなんですが。

その他の役者さん、アンサンブルの方たちも、いい感じで
落ち着いて、楽しく観れました。

ただ、曲がいまいち頭に残らないのと、いまいち好きになれない曲
(しきたりーの曲とか)とか、ミュージカルの歌唱的なところ
よりも演技的なところに重きがおかれてるのかなーと思ったり。

あとは、設定にちょっと無理がないかと。。長女の匠さん、
んー、二十歳前というのは・・・ ちなみに三女のチャヴァ、なんで
ロシア人に本貸してもらう時に、仕立て屋モーテルの家の中にいたのでしょうか??
そこが理解できなかったので、ん?あれは誰やねんって思ってしまった・・

この演目、ユダヤ人迫害という結構シリアスなテーマなんですよね。
最後の終わり方も。。。 なんだけど、どよーんとした暗さだけが残る
みたいな感じではなく、ユダヤ人達の絆の強さや家族愛
がとても伝わってきていろいろと考えさせられたりもしました。

ちなみに屋根の上のヴァイオリン弾きというこのタイトル、
安定感のない屋根の上でヴァイオリンを弾く・・つまり、迫害を受けて
安住の地がないユダヤ人の受難を例えたものだそうです。

席は2階後方でしたが、雰囲気は十分楽しめました。
またみたいかも。曲がもーちょっとよければなー・・・


06/04/08 DOWNTOWN FOLLIES@青山円形劇場

2006年4月8日(土) 12:00
F列9番(舞台横最前列)@青山円形劇場
DOWNTOWN FOLLIES vol.4

島田歌穂さん、す、すごい!
演技も歌もほんとに魅せられました。
数多くの引き出しをもってはりますねー!
声、演技、表現力、ほんと多彩♪

舞台最初の出だしでは、う、これって
もしかしてリピータorコアなファン向けの舞台?って
ちょっと思ってしまったんだけど、
「ホンマミーア」からはまってしまいました。
いい、いいですホンマミーア。もう一度観たい。

吉野さん、かっこええー。
私の近くに座っていた女の子をさらっていったシーン
もすごくダイナミックで笑いました。演出もうまい。
玉野さんのタップも見事!北村さんキャラも面白いー。

島田さんの小学生、世界中のメドレーのコント、いいわー、
もういっぺんみたい。

オケピの人もうまかった。バイオリンとか。

もう一度観たいです。いいっ!


06/06/17 ミー&マイガール@帝国劇場

2006年6月17日(土)12:00
1階M列4番 @ 帝国劇場
ミー&マイガール

楽しかった♪
ちょっとハイテンションです♪
以下ネタばれ含みます。ご注意を。

開演前から、階段のところでパフォーマンス。
そして席につくと、なんとオケピがた、高い。
あれじゃぁ1列目の人みえへんのでは・・
と思ってたら、最初の曲で盛り上がった後、
ずずずっと降りていくではあーりませんか。
おおおお! しかも指揮者の塩田さんののりが
めっちゃ面白い。こういう楽しそうに弾くオケピっていい♪

主演の二人、井上芳雄君と笹本玲奈さん、素晴らしいっ!
井上君はルドルフやモーツァルトの時とはぜんっぜんちがって、
最初登場してきた時から、おっこれは楽しめそうだっと思えました♪
そして笹本さんがこれまた、演技、衣装、そして歌声、
素晴らしかった。彼女は今後の活躍がめちゃめちゃ楽しみですね。
最後のドレスシーンではまた全然イメージ変わってびっくり。

純名りささんは、イメージと全然違って新鮮でした。
そして私的ヒットは涼風真世さん!声の変化、演技、
歌声、すばらしー。ファンになりましたです。
村井国夫さんはさすがですねー。決めるところは
きめ、おちゃらけるところはとってもかわいくおどけたりして
男としても惹かれます♪

パンフレット見てて、おっと思ったのは、中村友利子さん。
この方、夢醒めみまくってた時に先輩が彼女の大ファン
だったこともあり覚えてました。二幕舞台中央で踊ってた子だろうか。。

そしてアンサンブル大好きな私としては、1幕のあの
キッチンのシーンとか、とても好き♪ アンサンブルの人達
が一同にでてきて、いろんな表情で、一緒に踊るシーン、
大好きなんですよねー。で、パンフレットみてふと思ったんですが、
振り付けの方、ダウンタウンフォーリーズに出てた玉野さんなんですね。おおお。

1幕最後のランベスウォーク、これ、
めっちゃ楽しいですね。客席にどんどん降りてきて、
客席を巻き込んでの大パーティ。こういう客席への
降り方、とてもいいですー!ほんとに楽しかった。
カーテンコールの時なんて客席もほぼ全員総立ちでした。

ただ、最後の終わり方は、ん?なに、ここで幕?
って思ったんだけど、その後のカーテンコールで、
なるほど、これがあるから、あぁいう終わり方なのかなと。
でも、やっぱりそれにしても、あそこで幕ってのはあまりにも
唐突なのでは・・・

楽しくって、幸せにしてくれるミュージカルでした♪
曲自体がいいとかいうよりも、「のり」が楽しくて、
あの劇場にいた人だけが味わえる生の楽しさ
を実感できる舞台でした♪ 
終わらないでーっと思う舞台ってとても素敵です。
もういっぺんみたいな。


06/07/31 ダンスオブヴァンパイア@帝国劇場

2006年7月31日(月) 13:30
1階O列3番@帝国劇場
ダンスオブヴァンパイア

ついに、やっとこさ、観てきました!
平日、しかも月曜マチネとあって、
男性の姿はまったく見えず。。
トイレですれ違った人くらいでした。

以下、ネタばれ含みますので観てない人は
みないで下さいませ。。

一幕が終わった時には、消化不良感が高かった
のですが、二幕では個々の演技や歌を楽しめるようになり、
最後も終わり方がいまいちよくわからないと思う暇なく
ヴァンパイア達のダンスからカーテンコールに
がんがん展開するあたり、結果的に満足
させられちゃいました。うまいなぁ。。。

役者さんはほんとに素晴らしい。

まず、市村さん。さりげないしぐさが最高です♪
台詞も一番聞き取りやすかった。剣持さんは、部分的に
声がかすれるのが残念だったんですが、あれってもしかして
PA的な問題なのかな。
入浴シーンは、男性としては双眼鏡を覗いてると
ちょっといけないことをしてる気になり裸眼で見てました。
浦井君は、あの役があってるなって感じで
市村さんとのコンビ、よかったです。
山口さんはさすがの存在感。ただ声にエコーが
かかりすぎで、時々割れてて音量が大きすぎなのが残念でした。

絶賛は、ヴァンパイアの息子ヘルベルトの吉野圭吾さん!
やっぱ好きですこの方。多彩すぎます。
声がいつもとちょっと違うように思えたので、
最初吉野さんってわかりませんでした。

そして、召使(?)クコールの駒田さん、最高です!
これ、すごい演技力だと思いました。
台詞や歌がほとんどないのが残念なくらい。
でも休憩中にレミゼ少し歌ってくれてました♪

ただ、サラのお父さん役の佐藤正宏氏、
この方、レミゼの時も思ったんですが、
歌がひどすぎます。。。あと演技も個人的に苦手・・・

また、一幕の最初のアンサンブルのシーンは
ともに台詞がとっても聞き取りにくい。。。
また、PAのせいか、台詞や歌声が割れたり
響きすぎたり・・・うーん。二幕の夢のシーン(?)も
音響がひどすぎて耳が痛かったです。

でも、おすすめかといわれれば、そこは微妙だけど、
また観てもいいかなと思える作品でした♪


06/10/07 トラブル・ショー@シアター千住

2006年10月7日(土) 19:00
1階18列3番 @ シアター千住
ミュージカル座「トラブル・ショー」

めっちゃ楽しかった!久々に笑いすぎて涙出ました♪
隣や前のおばちゃん達もつっこみしながら大笑いしたはりました。

1幕あっての2幕なんですが、もうあのマッチシーン最高!
1幕はじっくりみて、2幕は1幕でためてた分大爆発みたいなそんな感じ。
やっぱミュージカルって、こう笑って楽しくさせてくれる演目っていいー。

登場する役者さんの数も多いんだけど、みな歌がめっちゃいい!!しかもいろんな声質があって、
きっとお気にいりの声をみつけられるはず。音楽もいいんですよね。私は十字架(?)の前で
歌ってた女性の方の声がとても好き。アンサンブルのダンスとかの振り付けもいいし、
役者さんがみんな役柄にあった雰囲気を出しててどのシーンも楽しく観れます。

また、公演の舞台裏のいろんなミニストーリーもよくできてて楽しめます。
楽屋での話、なんで脚本家になったかの話、芸能界事情、裏方事情、トラブルの話・・・
なんか一緒に舞台袖にいるような感覚で、特に二幕はあっという間でした。
照明も新鮮でした。客席にもぴかーってきたりして、まわりの
おばちゃんはパンフレットで目を覆ってましたが・・

19時にはじまって終わったのが21時45分だったんだけど、
たーっぷり楽しめます。逆にいうと内容たっぷりで体力使っちゃう位。
休憩時間が20分あって、私はデパ地下にプリンチェックしにいっちゃった
んですが、帰ってきたら、ロビーに劇中用語コーナーとかあって、しまった、
こっちみとくべきだったと後悔。二幕後半は、途中で帰る人がちらほら
いたのは、やっぱり時間が遅いからかな。

でも千住シアター、観やすい。18列目で、一幕は時々双眼鏡でみてたけど、
二幕は、ほとんど裸眼で観てました。開演前や休憩時間にデパ地下に
いけたりして、こういう劇場もいいですね。

次回公演もぜひいってみたい♪


06/12/05 マリー・アントワネット@帝国劇場

2006年12月5日(火) 12:30
1階P列25番@帝国劇場
マリー・アントワネット

観てきました、MA♪
とても豪華なキャスト陣に感動の第一幕。
ニ幕、お、重い。。。ずしーん・・・・・

事前に聞いていた情報を全てリセットして、
無の状態で観劇に挑みましたが、出だし、
いいですねー。好きですこういう出だしも。

豪華さはないけど、オペラでよくみるような感じのセット、
シンプルかつ壮大さを感じるセットもいいですねー。光の演出も素敵。

そして音楽がまたいい。頭に残らないけど、曲が素敵。
休憩時間に流れてる曲とか、つい立ち止まっちゃう位。
CDを買いたいと思って売店いったら、売る予定もないと。。えー・・

以下、ちょっとネタばれあるかも。。

1幕は、笹本さんの勢いと演技、表情、そして歌にはまり、
ぐいぐいとひっぱられ、キャストの豪華さと音楽のよさ、
コミカルさも随所にちりばめた内容に、かなり満足度高かったです。
老けた赤頭巾(でしたっけ)、あれ、かなりうけてその後もロアン大司教
が登場するたびに、私の頬はゆるみっぱなし。。

プログラム買う予定なかったのでかばんもっていかなかったんですが、
幕間にプログラム、買ってしまいました。。首飾り事件のことを読みたく
なったのと、3人の男性(ボーマルシェ、オルレアン公、カリオストロ)
の役どころと位置づけが一幕ではいまいちわからなかったので。。
(読んだ後もカリオストロとボーマルシェはいまいち位置づけがわからないけど・・・)

で、2幕。どんどん重くなっていきますね。。。そして最後ずどーん。。
あれは・・・・あれはどうなんですかね。。仕方ないのか。。でもあれで終わると・・
しかもそのままカーテンコールってのは・・・ 

キャストは豪華すぎ。アンサンブルもみたことのある顔の人がかなり。。
ボーマルシェ、オルレアン公、カリオストロの3人は全員色が黒っぽいけど
それぞれに存在感あるし、ルイ16世の石川さんは、ニ幕では涙がぽろっと
こぼれてて、なんか台詞がすごく伝わってきて、今回お気に入りBEST3。
フェルセンの井上君はさすがの安定感だ。涼風さんといきなりブチューと
キスしたのにはびっくりしましたが。。。子供いるのに。。。
涼風さんはすごかった。一幕のキャラも好きだけど、ニ幕の変わりようも見事。
そして高音部の歌声は素敵♪ 笹本さんは、一幕はめちゃめちゃよくて
すごく勢いあったんだけど、二幕はなんか落ち着いた感じになってますね。

ボーマルシェの山路さんのつぶやきみたいなシーンは、お口直しみたいな
感じになって、またつぶやきから舞台に戻るタイミングが見事だったので、
あのシーンは好きだなぁ。。

一方、衣装で特に気にいったのがオルレアン公の衣装と化粧。
最初高嶋さんって気づかなかった。。それ以外にも、MAは
全体的に舞台がシンプルな分衣装が凝ってていい♪

それにしても場面転換がかなり多いですね。ストーリーは確かに大きく
筋があると思うけど、描き方がすごくちょこまかしてる感じで、これは
これでどんどん展開してくので飽きないけど、もうちょっと深くつっこんで
ほしいなぁというところも多い(これは事前に聞いてた感想にかなり納得)。

また、ニ幕では拍手しない方がいいなぁみたいなシーンも多く、
最後のカーテンコールでも出演者の皆様、全然笑わず。
で、オケピの演奏中客席がみんな着席してたので、お?と
思ってたら演奏終了後にもカーテンコール&客席スタンディング。
ここでは一部役者さんは手をふったりするも、涼風さんとかは笑わず。
最後までそういう演出なんですかね。。。最後の印象が一番強いので、なんか
どよーんとした気持ちになってしまう。。なんかMAはちょっと後味がよくないなぁ。。
でも嫌いじゃない。もう一度観たい。でもギロチンの血はリアルすぎて嫌だ。。。

あと、細かいことだけど、一幕でオルレアン公(かな?)が椅子をけって
椅子が横に飛んでいくシーンで、紐でひっぱってるのが丸見えなのは、
かなりひいてしまいました。。

ニ幕は、二階席で観ると民衆の視点にたてるのでいいと
おっしゃってた方がいたのですが、なるほど、そうかも。
次は二階で新妻さんのマルグリッドを観にいきたいです。


06/12/24 マリー・アントワネット@帝国劇場

2006年12月24日(日) 17:30
マリー・アントワネット 前楽
2階E列42番 @ 帝国劇場

おけぴで譲っていただきまして、いってまいりました♪
2階席&初新妻さんしかも新妻さん千秋楽。

いいっ。よかったです! 
新妻さん、歌声がめっちゃ心に響いてきました。CD買いたい。。

観たかった2階席。この2階席、二幕の裁判のシーンとか
刑場のシーンとかは、まるで舞台上の民衆と同じような
目線位置になるんですよね。群集心理を感じつつ、
自分はこういう時どう行動するんだろうなどと考えながらみてました。

キャストの豪華さはほんとーにすごいですね。おいしすぎだーと。
涼風さんはお見事。演技歌声表情、そしてあの見開いた目。
彼女が軸となって、マルグリットやフェルセンやルイ16世の演技が
より光ってる感じがします。
今日特にいいなーと思って注目してたのはアニエスの土居裕子さんの歌声と
ロアン大司教の林アキラさんの声と演技。アンサンブル陣も豪華。
しかも指揮も塩田さん、この方みてるだけでも面白いです。

そして今日のカーテンコール、最後のオケピの演奏の後、
涼風さん、マリーアントワネットの衣装で再登場!いい!
そうですよ、やっぱエリザベートみたいに観客はこれを期待
してたと思うんですよね。しかも涼風さん笑顔だし。
その後は、今日が千秋楽の子役3人がかわいくおじぎの後、
新妻さんの千秋楽ということで、新妻さんからご挨拶。4月にまた行こ♪

メロディーが頭に残らないんだけど、旋律は綺麗なんですよねー。
歌も結構響いてくる。。んだけど、あのシーンの誰の曲!
みたいな印象が薄いのはなんでだろう。。どのシーンもなんか
ちょこちょこみたいな感じなので、
もう少しじっくり聴かせてくれる歌があったら違うのかも。
あ、でもアニエスの歌はしっかり頭に残ってます♪CDほしいー。

ちなみに、今回30分ほど遅れて到着したのですが、
列のど真ん中だったので1幕はドアの傍で立って観劇したんです。
これ正解でした。1幕、なんと、私の持ってる
チケットの席に誰か座ってはったようで休憩時間行ったら
マフラーが置いてありました。
隣の席の人に聞いたら若い女性だったと。。
1幕、もし強引に分け入って入ったらややこしい事態になってたなぁ。。

ただ、休憩時間、待てどもその子はこず。。。
2幕はマフラーを抱えて観劇。
その子はどこにいったのかなぁと思ってたら終演後
すみません、1幕は席間違えてましてといってやってきました。
間違えてあそこに座ることはありえないと思うんだけど、
自分のチケットじゃない席に座ったらいかんとですよね。
こうして時々、途中で席移動しはる人をみるけど、
まわりのお客さんにも迷惑かかりますからね。。やめましょうね♪


07/01/20 スウィーニートッド@日生劇場

2007年1月20日(土) 17:30
スウィーニートッド
2階D列46番@日生劇場

おおおお、日生にオケピがある。
日生でオケピを見るのはじめてかも。
2階席なのでオケピの中が丸見えでした。

ストーリーはなかなか重い話なんだけど、
2幕は各役者さんたちの熱演が光っててよかった。
ソニンさん、大熱演ですね。武田真治さんも役柄に
はまってました。市村さんはさすがですねー。
細かな演技や、台詞の間とかが絶妙。そして
カーテンコールで、重いストーリー展開を少し
ふわっと持ち上げて帰してくれる心遣いもなかなか。

という感じで観終わったら、なかなかしっかりした舞台
だったって感じですが、1幕を観終わった時の感想は
「う、うたが・・・」。

メインキャストの方たちの歌が・・・・・
ちょっと難解で歌いずらそうな曲だとは思いますが、
ソロの歌は聞いてるこっちが緊張しちゃうくらいで。。。
大竹しのぶさんのあの長い歌も、
全部普通の台詞でいってほしかった。
(一方でアンサンブルの方たちの歌声はしっかりしてはりました)

でも2幕はそんな歌をはねとばす熱演でよかったです。

にしても今日はやっぱり「音」「歌」がなぁ。
オケピの音も大きすぎて、台詞が聞こえないときがかなり多く。
メインキャストの方も声がソフトな方たちばかりでしたし。
あと、笛みたいなピューって音がやたら大きく高くて耳についた。
曲は印象的だったけど、「スウィーニートッド」の歌以外は、
曲に日本語の歌詞がうまくのってない気がしたし。。

最後に一言。
今日のキャストだとミュージカルじゃなくてストレートプレイで観たい。


07/01/27 スウィングボーイズ月組@東京芸術劇場

2007年1月27日(土) 18:30
ミュージカル座 月組 「スウィングボーイズ」
1階T列12番 @ 東京芸術劇場中ホール

すごい、なんかとっても新鮮な舞台でした。
実際に演じている役者さんたちが、ジャズバンドを
組んでというストーリー通りに、役者さんたちが実際に演奏するんです!
最初の出だしはいきなりビッグバンド風で、そのままコンサート形式で
進行するのかなぁと思ったら(コンサート形式の舞台はちょっと苦手なので)、
ちゃんとストーリーの中にうまくバンドが組み込まれていて、
とっても自然。しかもすごい、のりのり。聴いてて気持ちいい。のりたくなる。
今までの舞台で感じたことのない心地よさを感じました。

鈴木智香子さん! 素晴らしい!! ブラボー!!!
最初田舎から出てきた時の方言、演技、声、表情、そして
歌い始めた時のギャップ、いろいろな歌い方、のり、パワー、
堪能しまくりでした。私のお耳ちゃんは喜びまくりです。

そして片桐和美さん、彼女が登場すると舞台がぱっと明るくなるんです。
歌声や演技、ダンス、立ち姿、はどれも素晴らしいんだけど、
それ以外に、なんかもったはるんでしょうねぇ。タキシード姿がまたかっこいいです。

私の個人的お気に入りポイントをいくつか。
・東堂家のお手伝いさん(川田真由美さん)がこっそりトランペット吹いて
 吹けるようになってガッツポーズするシーン。階段の降り方もまたいい。
・九州から出てきた親子の妹さんの方の演技が楽しい。
 兄と母が舞台袖にはけて、取り残された妹がどうやって下手に
 はけるんだろうって一瞬どきっとしたけど、うまい。もう一回観たい。
・1幕で竹本さんが下手でトランペットをくるくるまわすシーン、
 めっちゃかっちょいい。私もあれマスターしたい(中学時代ペット吹いてました)
・2幕のムーンライトセレナーデで、谷口さんが歌い始めるところで
 ジーンときた。すごくいい声。その後の片桐さんの声でさらにジーン。
・高野さんと鈴木さんのコンビのシーン。告白のシーンで
 方言の笑いや、軍服のシーンでのあのつっこみ。まじめなシーンで
 ちょこっと微笑ましい笑いで持ち上げられると不思議な心地よさ。
・小野やすしさんのおとぼけ具合がだんだんつぼにはまってきました
・福地さんがまたいい味を出されてます。メインキャストの層が厚い!
 というか、誰が主役って感じじゃないのがいいです。
・ドラムの方は超うまかった(この方はプロミュージシャン)
・舞台の最後のショーがこれまた圧巻でのりのりで楽しい。

普段パンフレットを買わないのですが、幕間にキャスト確認を
したくて買ってしまいました。九州から出てきた妹が誰かわからない・・
ちなみに瀬川さんのお写真がのってたんですが、
おおおお、終演後にロビーにいらっしゃいました。感激。

終演後、いろんな曲が頭の中に残ってて、ジャズやっぱいい!って再認識
したので、久しぶりにジャズピアノが弾きたくなって、帰りにジャズのスコア
買ってかえりました。こういう刺激くれるミュージカルっていい!
★組も観たい。。。スケジュールが調整できたら行こ。


07/01/28 スウィングボーイズ星組@東京芸術劇場

2007年1月28日(日) 18:30
ミュージカル座 スウィングボーイズ(★組)
1階C列8番@東京芸術劇場中ホール

昨夜観た興奮が忘れられず、★組のを観たくなり、
当日券で購入していってきました!
するとなんと前から2列目!

舞台が近い!しかもピアノが目の前!
左端だったんだけど、スピーカーのボリュームが気になったのは
最初の10分だけで、後は舞台にはまってました。

昨日から連続してのスウィングボーイズですが、
もう新しい発見や感動もいっぱいあって、
明日も観劇したいくらいです。

まず、この左側の席。真正面にピアノとドラムと
バンドの人用のスペースがあるんですが、この舞台左側
のスペースではプロの方が中心に演奏されてるんですね。
その演奏の迫力がすごく伝わってきて、昨日は
ドラムに圧倒されましたが、今日はサックスの人。
この方、サックス、フルート、ハーモニカなど色々な
楽器を吹きかえるんですが、音色が綺麗♪

でも、舞台をみていると、この人がプロで、この人が
団員でみたいな区別は意図してみない限り感じないんです。
その自然さがすごいなーと。ほんとに、東堂孝之と
スウィングボーイズのメンバーが、目の前で演奏している
わけですから、すごく演奏にも説得力があって、感動も倍増なんですよね。

そしてとっても楽しい。何かに打ち込むことって素敵だなぁ
というのが伝わってくる。多分これみて、私も楽器やってみたいな、
再開しようかなって思った人多いはず。しかも団員の方、はじめて楽器に
触れて数ヶ月の特訓を経て舞台に出てる方も多いとのことで、
刺激うけまくりです。

昨日の月組との違いですが、いろいろ違っててすごく新鮮でした。
アンサンブルの方たちが踊るシーンはメンバー自体が違うので
全然印象も違ってくるし、台詞のいいまわしや方言も微妙に違う。
昨日私が気に入ってた九州から出てきた母娘の、娘役の子が下手に
はけるシーンは、昨日は待って~みたいに台詞があったんだけど、
今日はエーンって泣きながらはけたはりました。また、東堂男爵一家
で写真をとるシーン(このシーンの笑いとても好き)、
昨日はバケツもったままでいいからってのがあって私は大うけだったんだけど、
今日はその部分はなかったですね。昨日のがアドリブ?
また、2幕最初のシーンで縄跳びでジャンプしてる子のふくらはぎの
筋肉に妙にみとれたりしたのもこの席ならでは。

みんな歌声いいんだけど、特に鈴木さんと片桐さんの声は聞き惚れます。
片桐さんは、表情と声質から伝わってくるものがすごいです。

また、いろんなところで小芝居みたいなのもみれたり、楽器の
吹き方をみてても気持ちよかったりして、何通りもの楽しみ方がある。
この舞台、これで7500円はかなりお買い得。
舞台転換もすごくスムーズ。舞台前方と後方の入れ替えや、
家のセットが気がついたらなくなったりと、すごく工夫されてる感じ。

今日のヒットキャラは谷口春男と秋男の兄弟。タバコのくわえ方とか、
目の動き、靴磨いてるシーンのさりげないしぐさ、ペットの吹き方、
とても伝わってくるものがありました。

戦争の時の話なので、暗いように思えるんだけど、テーマをしっかりと
観客に自然に投げかけつつ(通常戦争ものだと、なんかこれがテーマだって
いってるんだなぁみたいなテーマ押し付け型のが多いけど、これは全然そうじゃない)、
笑いあり、涙あり、感動あり、鳥肌あり、帰路の口ずさみあり、
歌・演技・ダンス・楽器演奏によるエンターテイメント、これぞ
ミュージカル観劇の醍醐味だなぁと思いました。だいまんぞく。

この舞台、DVDになりませんかねー。絶対買うんですが。
それも星と月の両方ほしいっす。


07/02/02 タイタニック@東京国際フォーラム

2007年2月2日(金) 18:30
タイタニック ザ ミュージカル
3階6列3番 @ 東京国際フォーラムホールC

行きたかったんだけど、日程がなかなかあわず
チケットをあきらめかけていた今朝、
「行けなくなったんですけど、行きます?」
というモーニングコールで起床。行ってきました!!

観にいってよかったー! すーごーーい!
キャストがめちゃめちゃ豪勢。アンサンブルも充実しまくり。
曲もなかなか壮大でい。セットもいっけんシンプルなのに多彩。
描写の仕方もうまくて、史実にかなり沿っているようで、
この事件のことをもっと知りたくなる。パンフレットは買う価値あり。

最初、出だしは、オケの音がダイレクトに届いて、松岡君以外の
台詞や歌詞が3階席は聞き取りにくく、またストーリーを完全に
知ってるだけに、テンポ感がちょっとどうかなってのは感じた
んだけど、じょじょにじょじょにのめりこんでいきました。

誰が主役っていうのではない舞台だなぁと思いましたが、
やっぱり中心にいる人物となると、松岡充さんのアンドリュースかな。
ちょっと衣装や雰囲気も異次元的で、ストーリーテラー的なシーンは
そんなになかったように思うんだけど、そういう印象が残ります。
で、松岡さんの歌声、よかった!すごい、太く響いてくる。
いい声だ。舞台映えしますね。

鈴木綜馬さんと岡幸二郎さんのデュエットシーン。
(恋人に電報打ってというシーン)
このシーンは素晴らしい!
なんて贅沢なシーンなんだと思いながら堪能してました。
このシーンもう一度観たい。
ほんとにいい声されてます。
通信士役の綜馬さんは役柄の真面目さが直球できました。
また、ボイラー係の岡さんってどんな感じなんだろうって思ってたけど、
沈没後にこぎ手を譲った時、その後の歌、ずしーんって響いてきて。。

そしてアンサンブルといっていいのかと思えるくらい豪華な出演陣。
あ、李香蘭の裁判長が一等船室に!と思ったら三等船室にも!
佐川守正さんの声大好きだったんです。
で、今日舞台で拝見できて、ソロで歌われるのはほんとにニ、三箇所、
しかもワンフレーズとかが多かったんだけど、もっと聴きたかった。

浦井くんはめちゃかっこいいですね。声もいい。
紫吹淳さんら三等船客3人の女性のシーンもすごくよかった。
藤木孝さんも役柄にめっちゃあってる。声もナイス。
みんな歌がうまい。声がそれぞれまた違って聞き応えもある。
ほんとに幸せな観劇タイム。

大澄賢也さんもナイスキャスティング。演じきってましたね。
宝田明さんはさすがの安定感。間が長い気がしたけど、それもまたいい。
久々に拝見した光枝さんと諏訪マリーさんの夫婦愛シーンもなかなか。
ところで、夫婦が乾杯するシーンで、瓶を踏んで割るのはなぜ?

で、今日のマイヒットボイスは見張り番で氷山を見つけた
フレデリック・フリート役の松原剛志さん。歌声がいいー!!

一方で、森口博子さんは、演技や声はいいんだけど、
歌う時の歌い終わり方が、こうなんかブチって
きったような感じで、一人ちょっと浮いてる感があり残念。

また、子役の子はカーテンコールでやたら堂々としてたけど、
上演中は、目線が客席みてますね~的に見えたり、なんか
演技してます系にみえて、こちらも残念。

ちなみに、時々、ちょっと笑うところかなみたいな台詞も
あるんだけど、笑いのネタがなんかアメリカ的でしたね。
また、ニ幕後半は結構泣いてる方もいらっしゃいましたが、
結構涙もろい私だけど、じぃーっと舞台をみつめる感じでそこまでの
高ぶりはなかったかな。

そして今回の座席3階席の通路後ろだったんだけど、前の手すりが高い!
座高が高い私でも、舞台前方がちょっと見切れたりしてたので、
身長160センチくらいの子だったら結構きついのでは。。

でーもー、そんなことなんてまったく気にならなくなるくらい
素敵な舞台でした。終わり方も悲劇の沈没の後、全員を登場させて
少しこう持ち上げた形で終わってくれる締めくくり方。
舞台の曲が頭の中でBGMで流れる中、
自分は同じ状況になったらどうするだろうってことを
考えながら帰路につきました。
リピートしたいです。でももう千秋楽。再演めっちゃ希望♪


07/03/04 蜘蛛之巣医院@クロスロード

2007年3月4日(日) 14:00
タンバリンプロデュース「蜘蛛之巣医院」
自由席@東放ミュージックカレッジ内「クロスロード」

本日マチソワ観劇の第一弾。

狂言師の和泉家の皆さんがメインキャストで出てはった
んですが、狂言の時とはまったく違うイメージ、
プロレスの時もびっくりしましたが、ミュージカルでも
存在感たっぷりに演じてられて、しかも華があるなぁと。

和泉元彌さんは、衣装変わりまくりで、しかもめっちゃ似合ってる。
その脇をかためる外科医の渡邊文人さんと内科医のいわいのふ健さんが
これまた衣装がお似合いで、ダンスもダイナミックでよかったです。

そして茶風林さん!窓をふくパントマイムが印象に残ってます。
パンフレットみて、ちびまる子ちゃんのおじいちゃんと永沢君って
両方とも同じ声優さんだったんだー(茶風林さん)って知りました。

三宅藤九郎さんは、バンドシーンにいたる直前の表情がゆるむあたりがツボ。
和泉淳子さんのたるさんの若い時役、めっちゃいいっ。もっと出てほしかった。

そして今日のマイヒットは奥沼さん役の加戸佑香利さん。
声もいいしキャラが光ってました。語尾を伸ばすのは癖なんだろうか演出なのだろうか。

ただ、全体的には、歌よりも踊りの方が得意な人たちが多いようにみえたので、
もっどダンスシーンがみたかった。佐野周さんとかもっとみたいっす。

ちなみに、休憩なしの2時間でこの固い椅子はつらい~。
座布団おいてくれる等の配慮が欲しいなぁ。


07/03/15 TOMMY@日生劇場

2007年3月15日(木) 14:00
TOMMY トミー
1階J列41番@日生劇場

映像と照明の効果がすごかった。
映像とセットがうまく連動していて、
そこにさらに照明が加わって、光と影をうまく
作り出して、舞台の世界につれていってくれます。
(ただ、セリフがちょっと聞き取りにくい)

そして私としてはモーツァルト以来の観劇となる中川晃教くん。
いいですねー、うん、彼はやっぱりいいわー。
声がいい。演技も好き。
トミーでは、ピンボールを打つ際の動き
とかもすごく伝わってきました。

で、トミーの子役の子がまたいい!
つぶらな瞳と表情、そして二幕でみせた声がまたいい。
中川君とのハモリもよかった。二幕最初のお医者さんの
シーンからライブにいたるシーンは、かなりお気に入り。

変態アーニーおじさん(でしたっけ)、
あそこまでプチ脂肪のおなかをさらけださなくても・・・
ローリーは、声も通るし、いいキャラなんだけど、
せっかくだから、生ギターで弾いてほしかったなぁ。
弾きマネってのがとてももったいない。。。
あとは、他の方やアンサンブルの方はあまり印象に残らず。。
高岡早紀さんは私にとってはなかなか意外なキャスティング
だったけど、いい声なのでもうちょっと歌えるといいのになと。

そうだ、一幕最後の方で、客席前方のドアから係員が
出てくるのはちょっと興ざめ。多分客席に飛ぶボール
の行方を回収のために確認するためかなと思ったんだけど、
あんなに監視って感じででてこなくてもって思いました。

中川君(&子役)と、映像&照明を楽しむって思って観にいくといいかも。

観劇ノススメ


07/04/07 マリーアントワネット@帝国劇場

2007年4月7日(土) 12:00
マリー・アントワネット
1階M列45番@帝国劇場

昨年のクリスマス以来のM・A。
演出ちょっと変わったらしいよと聞いていたので、
少しわくわくしながらいってきました。

最初、山口さん登場して、くるっと振り返って顔を
見せた時に会場の一部から拍手が。。おおお、ここで拍手なのかー。宝塚っぽい。

今日のマルグリットは新妻聖子さん。す、すすす、素晴らしい!
声が透き通っていて、体の中に浸透するように気持ちいい。
1幕で横になりながら歌うシーン、アニエスとのシーン、
そして1幕後半の群集シーン・・・特にアニエスとのシーンでは鳥肌がたちました。

鈴木綜馬さんオルレアン公、いい、いいです。高嶋さんオルレアン公の時は、
見た目が強烈だったので、綜馬さんだとどうなるのかなって思ってたんだけど、
綜馬さんオルレアン公、目がいっちゃっててよかったです。そして歌がうまい!!
ただ、二幕、オルレアン公のマイク調整がひどい。。。
音が割れてて・・・せっかくの歌声が。。。もったいなすぎる。

今さんのフェルセンは、自然な感じでよかったんです
が、前回の井上君フェルセンがあまりにも貴公子的な感じで輝いてたので、
今さんをみてても井上君が浮かび上がってしまうこともしばしば。
それだけ井上君の印象が私の中に強烈に残りすぎていたんだと思いますが、
今日はちょっとフェルセンの存在感が薄くなったようにも感じました。

2幕、山口祐一郎さん、すごく登場機会増えてますよね。
歌もセリフもギャグも。歌、これ、一曲丸ごと増えてます?
また、3人が幕の前に登場する流行がなんとかかんとかっていう
シーン(トリコロールカラーがどうのっていう部分)も、
前みた時は、あんまり好きじゃなかったんだけど、今日はいい感じでした。
ボーマルシェによる、ロアン大司教登場シーンでのつっこみはなくなったのかな。
好きだったのに。
あ、女装行進シーンの最後で、鈴木綜馬さんオルレアン公が女性の声を
まねて高い声でいきなり叫んだのにはちょっとびっくりしました。
あと、子役の女の子が、なんかいい味出してましたねぇ。

今日一番印象に残ったシーンは、処刑前のマリーアントワネットとマルグリットのやりとり。
なんかすごくいい感じ。マルグリットが手を差し伸べたら
アントワネットが、すっと、王妃モードになってその手をとる感じとか、
マルグリットが何か語ろうとするのを、すっと突き放す感じとか、
すっごく伝わってきます。演技素晴らしい!

そしてギロチンシーンの後、前は、マルグリットがアントワネットを
おこしにいってましたが、今日は暗転の後、アントワネットは舞台上に
いませんでした。ギロチンのイメージをあまり引きずらないようにってことなのかな。

あと、歌い終わった後のシーンとかで、拍手が起こらない時が多いのは、
内容的に拍手しない方がいいからとかなのでしょうか。素晴らしいシーンの後、
拍手があっても不思議でない余韻や暗転が、シーンとしてるのは少し寂しい。
何人かの人がぱちっと拍手しそうになってましたが、誰もしてないので
すぐやめたはりました。
また、カーテンコールの後、オケピの演奏、あの演奏中も手拍子したいような・・・
でも誰もしてないし。。ただ、お客さんみんな帰りません。
その後2度目のカーテンコールがあるってもうわかってるんですねー。
で、演奏が終わったら、マルグリットに続いて、宮廷衣装に身をつつんだ
マリーアントワネットが出てきて、マリーアントワネットがばっと手を広げて、
それに飛び込むマルグリット。ほー。そうきたか。いいかも。

この演目、曲もいい、歌もいい、キャストも豪華、歌唱力も見事!演技もいい~。
前回と違って今日は終わってからしばらく口づさんでました♪
最後、確かにギロチンという終わり方は悲しいけど、それ以上に見所が多いです。
もう一回は観にいこ♪

p.s. 一幕で長椅子が下手にひっぱられる時、紐が見えちゃうのだけはやめてほしいー。

観劇ノススメ


07/04/22 ミュージカル座スクール生発表会@さいたま市民会館浦和

2007年4月22日 19:00
ミュージカル座スクール生発表会
「I HAVE A DREAM」@さいたま市民会館浦和8階コンサート室

前に友人が、どこかの学校の卒業公演を観にいって、たった1回に
かける情熱がすごくいいといっていたのを思い出し、ふとそうした
公演がみたくなり、何かないかなぁと思っていたところ、
ミュージカル座のスクール発表会が今日あると知り、
さらに職場から結構近かったので、ひょこっといってきました。

さいたま市民会館浦和、伊勢丹が邪魔して(笑)、なかなか道順が
よくわからず、開演直前に入場。 受付横に片桐さんが!おおおおおー。
会場後ろに竹本さんが!おおおおおおおお~。

会場はスクール生のお友達とかご両親とか、そういう方達も多かった
ようで、かなり席は埋まって熱気がありました。

狩俣さんによるアナウンスの後、ステージが暗くなり。。
お!なんか皆さん、目が輝いてます。いい、いいですねー。
みてて気持ちいいです。

そしてすごいなと思ったのはキャスティング。
多分、スクール生って年齢も個性も経験も違った人達が
集まってると思うんですが、ナイスなキャスティングだなーと終わった後思いました。

中でも印象的だったのは、スパイクの三原さん、安定した演技と心地よく響く生声♪
タイガーは熱く、サンシャインはいつラップがはじまるだろうとドキドキ、リンは助演女優賞ですねー。
あと、赤に白いシャツを着た女性の方のセリフの言い方が綺麗でした。
そして本日のマイヒットは、フィリス役の堀内さん。第一声から私の大好きな声質♪
細いようでしっかりしてて声に張りがあって、聞いてる方としては何かにつつまれたような、
そんないい声でした♪ (&演技もよかった)

ちなみに今回のスクール生発表会、第12期生とのことなんですが、
毎週日曜日の午後、三ヶ月間、ミュージカル座のスタジオで練習して
今日がその発表会だったようなのです。毎週日曜日だけでここまで、
しかもほとんどとちらず、すごいなーと感心しっぱなしでした。

今日のアイハブアドリームは、1時間に抜粋されたものだったんですが、
うまーくまとめられていて、ちゃんとストーリーがつながってました。
ノーカット版が観たい!


07/04/28 モダンミリー@新国立劇場

2007年4月28日 17:30
モダン・ミリー
1階14列49番@新国立劇場中ホール

数年前にブロードウェイで観たんだけど、内容をすっかり忘れていたと
思っていた作品。でも最初はじまってしばらくして、あぁ!っと思い出しました。
であの時は英語で、あまりわかってなかったことが、
今日わかって、そうだったのかーと(特に最後の今陽子さんのセリフ)。
数年前の時の感想読むと、「ネタをしってる人にわかる笑い」「英語が難しい」、
「最後の登場した子はミリー?」「華やかさはなくて地味」という感想だったみたい。
3番目の「最後に登場した子」だけど、これは今日もいまいちわからず。
あの子の登場の意味はどういう意味?同じような子が今日もまたってこと?

ミリーの紫吹淳さん、スタイルがいい!
演技素晴らしい!笑いのポイントとかもいいっ!!
キャラ的にもあっていて、とってもかわいい!衣装も似合う!
ただ、高い音域でちょっと歌がつらそう。。

樹里咲穂さんは、歌、演技、素晴らしい!今日のマイベスト賞!
最初ミリーとドロシーのソファーでの絡みで、ミリーがドロシーの
膝をこちょこちょっとこそばせてたのはアドリブ?それとも毎回なのかな。
あの後、ドロシーは笑いをこらえながら歌ってるように感じたんだけれども。

今日は14列でそこそこ観やすい席ではあったんですが、
オペラなしで最初みてたんですが、岡さんと川崎さんが両方ともスーツで、
ぱっとみ、区別がつきませんでした。
いや、もちろんすぐにわかるんですけどね。タイプ打ちの会社に就職した時出てきた上司が、
あれ、道で出会った人とここで再会するんだっけって思っちゃったくらいですから。。

まわりでは結構好評みたいなんだけど、個人的には、うーん。といった感じ。
ま、これは好みですからね。仕方がない。
結局はNYで観た時と同じ感想になっちゃったみたい。
ストーリー的に大きな見せ場がなく、一つ一つのシーンもだらっと長く、
でも長いわりには各シーンごとの盛り上がりがなく、次のシーンにいっちゃったりして、
舞台セットも地味で、聞かせる歌というよりは、ちょっとちゃかした歌という印象で、
笑いも大笑いというよりは、くすくす系が時々、わかった人には笑えるというネタも結構あり
(チンホーのセリフでの笑いや、岡さんの花も月も雪も星も宙も~とか面白いんだけどね)
感情があまり上下しなかったので、客観的に観てる感じで、後半ちょっと時間が気になったりも・・
ミュージカルが苦手だった時代の私がみたら、さらに苦手になっちゃってたかもなぁと。。。

でも、岡さんと樹里さんのオーバーアクションはすっごく面白かった。
岡さんの「アハハハハ」は最高~♪
前田美波里さんは、すばらしい安定感。楽しんで演じてるってのが伝わってきます。
(役どころ的にはひどい役なんですが)

アンサンブルの中のお一人の方のタップはお見事でした!(拍手おきてた)
また、女性のアンサンブルの中のお一人の方の声がすっごく私の好み。
タイプの職場シーンで上手奥にいた方だったように思うのですが誰かわからず。

ドロシーが最後、チンホーと単純に結ばれるのはどうなのよ(笑)
チンホー役の方、最後樹里さんと見つめ合ってるんだけど、樹里さんはすっごく自然
なんだけど、チンホーはみててこっちが緊張する感じがあったんだけど、
そこまで含めての演技なのかな。。。

あと、今日感じたのは・・・
 ・セリフや歌の歌詞が聞き取りにくかった
 ・最初のエレベータ前でのタップ。なんであそこだけ録音使っちゃうんだろう。
 ・暗転の時、スタッフさん見えすぎ。気をつけてほしいなぁ。
 ・パーティのシーンでシャンパンのグラスをとる時の「ピタッ」って音はすごく興ざめ。
  (トレイにひっついていたのがとれた音ですよね多分)

でも、宝塚の元男役スターさんが、こうして、キュートな女性を
演じられるってすごいなーと。男役の時の紫吹さんや樹里さんをみてみたくなりました♪

観劇ノススメ


07/05/02 マリー・アントワネット昼@帝国劇場

2007年5月2日(水) 13:00
マリー・アントワネット
1階P列53番@帝国劇場

素晴らしい!MA最高!素晴らしく豪華なキャスティングですよねほんとに。
歌的にも、演技的にもこの最高のキャスティング、
これはやっぱり観れる時にもっともっと堪能しておかなければと思っちゃいます。
あの人があぁだったらなぁとかそういうのがない!全員がいい!
どのシーンもいい!そして曲もいい!去年観た時は終わり暗いしと思ったりもしたけど、、
その暗さを上回る熱意や愛や感動が伝わってきます。そして終わった後のすごい満足感。
頭にこびりつきまくっているメロディ。休憩時間、つい音楽に足をとめてしまうのです。。
終演後、あの曲で送り出されたら、きっとまた戻ってきてしまう。。

というわけで本日幸せのマチソワ観劇の第1弾。マチネ編です。

凱旋公演では私、初観劇の笹本玲奈さん。
マルグリットがすみれをボーマルシェに売るシーンの
ナンバー「なぜ」(であってます?)で、どきゅーん・・
透き通るような笹本さんの歌声を聴いて、
この時点であぁもう今日くることができてよかったという満足感。
二幕処刑シーンの直前のナンバー(曲名なんでしょう・・)がこれまたよかった。
なんて綺麗な声なんでしょう。。。心に響いてきます。

涼風真世さん、美しすぎます。はぁっというため息がまた素敵。
あの時の表情がたまりませんです。展開に応じて、髪型も次々と変わっていき、
一つ一つの動きが綺麗なので(手の動きやお辞儀、歩き方、ふるまい等)、
オペラグラスで観がいがあります。
カーテンコールでの、あの後ずさりが、これまたおちゃめでかわいい♪

そして今拓哉さんのフェルセンがよかった!
一幕でパンがないならケーキをといった女性に
一言いうシーンや、パーティの後マルグリットを
追いかけるシーンでは、紳士的な態度と声がもうぴったり。
二幕、フェルセンの愛、びしびし感じます。
マリーアントワネットの後ろで影で歌うシーンは、かーなーりー素敵でした。

で、今日もですね、私的に、子役お姉ちゃん役の奥村優希さんに注目。
一言もしゃべらないんですが(しゃべりそうになるのに・・)、
その表情やルイ16世と一緒に本を読むシーンは、何をしゃべってるか
想像しながらみてると面白いです(ここはメインでアントワネットと
マルグリットが「流れ星のかなた」を歌ってるので普通そっちみるんですが)。
本に黄色い円が描かれてるのを指さして、奥村さんの黄色いリボンと一緒だね
みたいなしぐさをしたり。。そして弟が連れていかえれるシーンでは涙が!
そして振り返ったところで、暗転。。。見がいがあります。

首飾り事件で山口祐一郎さんが上手舞台下に降りるところでは、
山口さんかなり遊んじゃってますね。手ふったりVサインしたり。
でも2幕の山口さんの新曲は、めっちゃめちゃいい。
山口さんの声の素敵さがすごく伝わってくる曲だなぁと。
凱旋2日目に観た時はそこまで思わなかったんですが今回は特に感じました。

そして林アキラさん、私、てっきり、ロアン大司教だけとばっかり
思ってたんですが、レオナール(アントワネットのヘアメイクさん)
林アキラさんだったんですねー。おおお、今回ではじめて気づいた私。
で、しかも後半で、3人が流行について舞台手前で踊り語るシーンは
1幕最初のガラス背景のシーンの3人と一緒だったんですねー。
何度目で気づいているんだ私。。。。

そしてランバル公爵夫人の河合篤子さん、好演♪
最初のちょっとおばかっぽい演技から、後半一点真面目な演技、
今日気づくまで私はてっきり別の人かと思っておりました。

あ、オルレアンが椅子をけるシーン、椅子をひっぱる紐がめだたなくなってたね。
その分下手袖にひっこむスピードは落ちてたけど。

今日はなんか客席の拍手が少なかった感じで寂しかった。
連休谷間で団体客が多かったせいや、平日昼間で年配の方が多かったこともあるかも。
年配の方が多くなると、途中退席の方も多くなるようで、今日は私の前の席のおばさんが
1幕のめっちゃいいシーンで、いきなり立ち上がり、目の前をさえぎられてしまったのは
とても悲しかったです。。。せめて退場するなら、場面を選んでほしい。。。

で、ですね、今回私の左後方のおばさん、この方の二幕のマナーがひどかった。
二幕がはじまったと同時に、後ろで、パリ、パリパリパリというビニール袋音+
プラスチックのがさがさ音。耐えかねた私の友人が「静かにしていただけませんか」と注意。
が、その後も、パリ、パリパリパリという音がえんえんと続く。
友人が再度注意。その後友人の横の女性が注意。それでもやめない。
なんか、もぐもぐという音も聞こえてくる。ん?食べてる?
どうやら、後ろで、サンドイッチ等のまわし食べをしていたらしい。
信じられん。なぜ休憩時間に食べない。しかも、サンドイッチが
なかなかプラスチックケースから出しにくいようで、ずーっとパリパリパリパリ。
舞台上が静かなシーンであろうがうるさシーンであろうが関係なし。
私も何度か振り向いたんだけど、声をかけるにはちょっと遠くて断念
(注意ってすごく勇気がいる&神経消耗するんですよね。なので振り向いた時点で気づいてほしい)。
いっこうにおさまる気配がないので、友人が、身を少しのりだして、
ケースを押さえ、大きくバッテンマーク。ナイス。
これでやっとわかったらしい。が、その後は、その隣の連れが、カバンを頻繁に
上げ下げしたり、チャックを開いたりで、その都度カバンにつけた鈴が鳴る。
リンリンリン。やーめーてーーーー。途中、舞台の音楽の中の鈴の音か、後ろから
聞こえる鈴の音かわからなくなってしまいましたよ。ただ、二幕途中からは、
そんな音を上回るくらいの感動に包まれていったので、終わってから別に文句を
いったりするほどではないんですが、観劇中のマナーはほんと気をつけてほしいなと。

追伸:ただ、普段あまり観劇しない人で、特におばーちゃんおじーちゃんなんかだと、
昔観劇したはった時とかは飲食OKとかだったのかもなぁと思ったり。
なので、音とか飲食のこととか、前のめりのことは、会場内でしっかりアナウンスして
ほしいなと強く思います。

観劇ノススメ


07/05/02 マリー・アントワネット夜@帝国劇場

2007年5月2日(水) 18:00
マリー・アントワネット
2階A列29番@帝国劇場

幸せのMAマチソワ第2弾。ソワレ編です。

帝国劇場の2階最前列ってはじめてだったんですが、
すっごく観やすい。しかも今回どセンターで、
役者さんの視線がびしばし飛んできます。

でなんといってもこの席で観たことによる新発見が
たっくさんありました。1階席で観ていた時には気づかなかったことが。。
 ・光/照明の素晴らしさ
  →円盤上の回転舞台になってるんですがここがうまく
   光で色分けされてたり、光でビルの窓をを表現してたり、
   十字架を表現したり。。。2幕でカリオストロが火花を
   飛ばすシーンがありますが、あの火花シーンがとっても印象的に
   みえてびっくりしました。火花と照明で一瞬で舞台が変わったんですよね。。
 ・セットの奥行き感
  →向こうの方から群集が行進してくるシーンとか。。
 ・アンサンブルのフォーメーションの綺麗さ
  →動きが綺麗なんです。1階席では何も感じなかったちょことしたしぐさが
   実は全員共通だったりとかして、それが2階席だと綺麗にみえるんですよね

そしてこの舞台、2階、おいしいです。先ほども書いたのですが
役者さんの視線がばんばん飛んできます。
訴えかける時は、たいていこっちの方をみてる気がしました。
オペラでみてるとどきっとします。ルイ16世が謁見シーンで、
耳を2階に傾けた時には何かいいたくなってしまうくらいでした。
そして2幕の裁判や処刑のシーンでは、群集と同じ視線になるので、
気持ちがかなり舞台に入り込みます。

鈴木綜馬さんのオルレアン公が1幕、気球シーンの後で独唱するところで、
最後、観客に拍手あおるようになってますね!あれ、面白い!
その後、山路さんボーマルシェが、その拍手をびしっととめるしぐさを
するんですが、そこで観客席の拍手がぴたっとやむのも面白い!

今日は山路さんの独り言は、「連休ですね。私に休みはないですが。フランス人ですから」
みたいなちいさな独り言、おもしろい、おもろいわーこの方。あの聞こえるか聞こえないか
の微妙な独り言、いいですよねー。さらにこの独り言シーンの後、アンサンブルダンスの中に
ボーマルシェが入っていきますが、その時、下手の女性に絡みますよね。その絡み方が、
今日のマチネとソワレでは全然違って、ほっぺを人差し指でぴっとちょっかいだしたり、
キスしようとしたり、で、そうされた女性の反応がまた面白くて、ここは次回観劇の際も
要チェックポイントになりました。

今回のソワレでは、土居裕子さんアニエスと、
北村岳子さんラパン夫人の声が、
すごく伝わってきました。MA、観るたびに好きな点や好きな人がどんどん
増えていって、しかも毎回、「今回のが最高だった!」って思えてるんですよね。

新妻聖子さんは、心の歌、すばらしい!最後の高い声、びんびん響いてきます。

あ、キャストでいうと、子役の水谷一弥君を見てみたいなと。
幕間に聞いてびっくりしたのですが、彼がオルレアン公の愛人、
グレースエリオット家の子孫だと。。すげーーー。
確かに、公式ブログにもそう書いてました。。
そして奥村さんの演技はもう素晴らしいのですが、黒沢さんの方も観てみたくなりました。

ちなみに、私、双眼鏡を忘れてしまったんですが、幕間に借りにいったら、
400円なんですね!(保証金は5000円しますが) 思ったより
全然安くて、しかも観やすくて(自分のよりみやすかった)
これだったら、今度から忘れた時毎回借りようと思ってしまいました。

マチソワ、おすすめです。特に1階、2階のマチソワ、最高♪

観劇ノススメ


07/05/12 LUV@ル・テアトル銀座

2007年5月12日(土) 18:00
ミュージカルコメディ LUV
18列11番@ル・テアトル銀座

今宵はル・テアトル銀座。
この劇場、客席急勾配で観やすくて好きです。

最初、なんとなく幕があいてスロースタートな出だし。
森山開次さんと、
貴水博之さんのやりとり。
この二人のやりとりを興味深くみていたのですが、
じょじょに、じょじょに森山開次さんの動きに釘付けに。
動きひとつひとつが面白い。綺麗。かっちょいい。そしてよくわかる。
相手の耳が聞こえないという想定シーンでのジェスチャーでの表現が
見事で、あのシーン、もう一度リピートしてみたいと思ったくらいです。
そして、ゴルフのパットシーンがこれまた擬音と演技と動きが見事。
後から聞いたところによると、この森山開次さん、すごいダンサーさんとのこと。
今後要注目の方となりました♪

ってかですね、2幕最初に、安寿ミラさんとのデュエットダンスや
ソロダンスが盛りだくさんなんですが、こーれーはー見事ですよほんとに。
かっちょよくて面白い。2幕で、舞台中央で貴水博之さんが紙袋と対話
してるシーンで、上手で安寿さんと森山さんがサングラスかけて、
見守っているんだけど、この二人のやりとりが面白いんです。
とにかく森山さんは動きが面白い。声もそれにあってて、んー、いいっ!

安寿ミラさんも、お綺麗。スカートがひらってなるのがとっても綺麗。
安寿ミラさんと森山さんのデュエットシーンはほんとに美しかった~。
そして円周率の歌、すごいですねー。とても覚えられないわー。

ストーリー的には、最後、そ、そうなるんだ~って感じですが、
歌よりも、演技と声、そして特にダンス&動き!!見ごたえある舞台でした。

観劇ノススメ


07/05/20 マリー・アントワネット@帝国劇場

2007年5月20日(日) 13:00
マリー・アントワネット
2階F列18番@帝国劇場

おそらくこれがマイ楽になるであろうMA。
観てまいりました♪

前回観た後に、CDをiPodに入れて、聴きまくりまして、
各曲がかなり頭に入ってるつもりだったんですが、
実際観るとまたこれが新鮮でCDとは全然違う!
(もちろんCDの時とは歌詞やセリフの変更もあるんだけど、
やっぱり録音と生は違うなーと)。

ちなみに、私がCDの中で一番好きなのは、
幻の黄金を求めて。なんだけど、山口祐一郎さんの声はもちろんなんですが、
その後ろのタンバリン。この音がたまりません。
でもこのタンバリン、生で聴くとそこまでこないんですよねー。
でもCDできくとすごく気持ちいい♪
でも一幕も二幕もカリオストロの曲、いいわー。
あの独特の声の太さと立ち姿、そしてあの閃光。いつもびくっとするけど。
ちなみに、あの逃亡を静止する歌のシーン(黄色い旗を出す直前)に、
「おぉ?」って高い声でいいますよね? すこしふざけてるふうにもとれる声で。
あの「おぉ?」は何に対する「おぉ?」なんでしょう。。?

でも!やっぱりマルグリットがいい!
100万のキャンドル、もう出だしから最後まで釘付けでした。素晴らしい!!!

今日は、なんかいろいろな部分で、遊びが多かった気がします♪
ボーマルシェのロアン大司教の紹介シーンでは、大きな妖怪とうがらしだったかな。。
ボーマルシェの一人トークも、結構長かった。ここ、私は長くても、最後に
「フランス人ですから」っていうあの一言でずーっと入り込んだままでいけます!
ロアン大司教も、首飾り事件の最後、上手から舞台に登場する時の声、遊んでました♪
そしてオルレアン公さまの「私こそがふさわしい」、すごい、もうなんかどんどん
パワーアップって感じ。今日は指先の拍手のあおり、なかったけど、
客席の拍手がやまなくて、そこはいつもながらボーマルシェがカット。楽しい楽しい。

今日特にいいなって思ったのは、フェルセンの今拓哉さん。
いいわー。最初の、「恥を知るべきですよ、マダム」の時の動きや
セリフからいい。その後の気球、二幕のシーン、うーん、いいっ。
うまくいえないけど、いい。

そして今日は終わった後にトークショーが♪
指揮者の塩田明弘さんが司会。塩田さんと涼風さんと新妻さん。
涼風さん、めっちゃ声が多彩。素の声って新鮮で面白いです。
新妻さんは思ったとおりの声だったけど、涼風さんにとにかく驚いてしまった。
そして男役の声をしてくれはったんですが、すげー、もっと聞きたいーって感じ。

というわけで、大満足なマイ楽(多分)でした。

ところで、今日は2階に初見の団体さんがいらっしゃったようで、
私の前の方が、1幕、ずーっと前かがみになってはって、
さらに、左右に動きまくられるので、上手が全然見えず。。。
で、さすがに幕間にちょこっと注意させていただいたら、
「あらー、もっとはやくいってくれればー」とおっしゃって、
二幕は、ぴたーーっと背もたれにくっついてらっしゃいました。
いや、そこまでくっついていただかなくても。。。って思ったんですけど。。
開演前や幕間のアナウンスの時とかってその人席にいなかったし、
やっぱり四季みたいに開演直前に、席の近くでアナウンスしてくれるといいのかもと。

観劇ノススメ


07/05/23 コンチェルト@東京芸術劇場

2007年5月23日(水) 18:30
ミュージカル座祭り「コンチェルト」空組 初日
K列5番@東京芸術劇場小ホール

オフィスから電車で15分、うん、こうして会社帰りに
ミュージカル観劇、素敵です。いい時間だー。ホール入ったら
ほんと、祭りって感じで浴衣やハッピを着た座員の方達がたくさん。
たいことかもどんどん鳴ってました。

さて、このコンチェルト、芸能学校を卒業して2年という同窓生が
再び集まって作品を作っていくというものなんだけど、それぞれ
いろんな事情やドラマがあり。。。という演目ですが、今日は
マキさん!このマキさんがツボでした♪。

マキさんは、はい、役名です。お名前は、中里裕美さん。
そう!この方、先日お稽古場訪問した時にポッカのなめらかプリン持ってた方!

舞台がスタートして、しばらくしてから登場しはるのですが、
登場から目ひきます。細い方なんだけど、衣装と動きで、少しふっくら見せてるんですよね。
そして登場から持ってたパンを美味しそうにかじりまくってます。
そしてマキさん中心にダイエットの歌を熱唱ー。
で、このマキさん、表情がめっちゃめちゃ多彩。基本的におちゃめモードなんだけど、
ある時はドキっとするように美しく、ある時はしわくちゃになったり、
そしてまた、漫画のように面白くゆがむんですよねお口が。。
特に、屋根の上に登場した時に目に涙ためて語ってたシーン、このシーンの
表情は、ずっとオペラグラスでみてたのですが(まわりほか誰もオペラ使って
なかったのですが・・)、堪能♪ 私がはまる役者さんって、
声と目と思ってたんだけど、今日、口も加わりました♪

9人がそれぞれ個性を持った役を演じるこの演目、
他の組も見比べてみると、面白そうです。


07/06/03 不思議なラヴ・ストーリー@東京芸術劇場

2007年6月3日(日) 13:30
ミュージカル座祭り「不思議なラヴ・ストーリー」千秋楽
e列3番@東京芸術劇場

不思議なラヴ・ストーリーでした!(笑)
観終わった後、親兄弟友人知人たちとのつながりをふっと考えて
しまう、そんな心あたたまる作品です。
それにしてもこのジョージは、すさまじい前世だ!
全部超大物じゃないですか! 私の前世はなんだろうなぁ
なんて考えながらみてました。

基本的に舞台転換はないんだけど、nyのアパートの一室の
後ろの扉が開いて、ぱっと対抗催眠中の過去という舞台に
はやがわり。。そしてさっきまで現代を演じていた役者さん達が
過去の時代の衣装にはやがわり! この衣装がみんな妙にマッチ
していて登場してくるだけで面白い!

ジョージの高野絹也さん、見事に役にぴたーっとはまっていてさすがです。
衣装が変わらないのに、過去と現在の役柄がちゃんと切り替わって観えました。

ジムの竹本敏影さんは、もうどの時代の衣装も着こなしていて、
その役のキャラになりきってますねー。もう登場だけで笑っちゃう場面も多数(笑)

そして桑原麻希さん!素晴らしい!最高~!
あーひっこまないでーって思っちゃうくらい楽しい。
素敵すぎます!一つ一つのしぐさが指先までほんとに美しい。動きが綺麗。
特に、コロンブスに金を出す女王様の時のあの扇の使い方と
妖艶な表情、ゴージャスな衣装がまたよく似合う!
トムヤムクンと小籠包、あの曲聴いたら必ず思い出しそうです。。
ストーリー的に最後、エリザベス(桑原さん)も幸せにしてほしかったです(笑)

最初、指揮棒をふってたのってアイリーンですよね。
まるで運命を操ってるかのように。。
このアイリーンも衣装いろいろ変わるんですが、
青島凛さん演じるアイリーンは、不思議な感じがただよっていて、
それがとてもみてて興味深かったです。どこか第三者的で感情があまり
表に出てこないような、でも気持ちはぐっと入ってるような、でも
2階にのぼって消えてしまいそうな。。。私は心の中で、
消えないでねー、消えないでねーって思いながらみてました。

母親役の片岡直美さん、声が超好みです!
インディアンの時の第1声でぐさっときました。

3人のマスター(天使)をみるのも楽しい。
オペラ魔笛の3人の天使が大好きな私ですが、
あの天使が舞台上方にずっといるみたいな、そんな感じ。
このマスター達も、ちゃんとストーリー上過去からつながっている
んだなぁと最後にわかって、すごい、よくできてるなぁと。。
ちなみにマスターの山根三和さんのインディアン姿めちゃかわいいです。

1幕で高野さん、ほんとに舞台上手のピアノ弾いてはりますね!びっくり。
一方で、俳優バンドの方は、ちょっと音を外すとかの間違いとかってプロでもあるので全然ok
なんだけど、音程と音量が外れたり演奏することに精一杯になってると、せっかく演技側
の気持ちがわかってても舞台とシンクロしないので、観客としては時々ふっと現実に
引き戻されたりしてその点がちょっと残念でした。

ちなみに2階でサックス吹いてる会川彩子さんが、1階の舞台を時々いろんな姿勢や
視線で覗いたはるんですが、ちょうど私の位置からは髪の飾りが角にみえて
とてもかわいくて楽しかったです♪


07/06/13 レ・ミゼラブル@帝国劇場

2007年6月13日(水) 13:00
レ・ミゼラブルsp
2階m列9番@帝国劇場

久々のレ・ミゼラブル。
一番楽しみにしてたのは、先月までマルグリットで
観ていた笹本玲奈さんのエポニーヌ!
笹本さんエポニーヌが素晴らしかったです!

最初登場のシーンで、下手側で、もう座ってるだけで絵になる。
倒れ方も絵になる。そして第一声からドキュンと...
素晴らしい透き通る歌声。。いい、ナイスエポニーヌ!
最後マリウスの膝でみとられる時のエポニーヌのあの表情、
そして目!ぎゅって抱きしめたくなる目です。
2階最後列でもそれがびしびし伝わってきました。

そう、その泉見洋平さんマリウスなんですが、甘い~、スウィートです!
(後から聞いてびっくりしたんですが、
泉見さんって、ご年齢、まじですか!?私より年上!びっくりです)

岡幸二郎さんアンジョルラスはいい!声素敵ー!そして若い!
アンジョルラスが死んじゃうシーン、今日は結構
拍手おきてました。あそこの拍手は迷うところですねぇ。

ファンテーヌの岩崎宏美さんは、いい、好きな声質だー。
ただ、ちょっと伸びがいまいちな感じで残念。
コゼットの辛島小恵さんは、高音とかとっても綺麗なんだけど
二幕最後、バルジャンの胸で泣く私が大好きなシーン、
表情がなんか冷たくみえてしまい。ちょっとさめてしまった。。
結婚式のシーンも踊り、がんばれーと。。。

鹿賀丈史さんジャベールは、最初、独特のためが入った符点音符みたいな
セリフいいまわしがすっごく違和感あったんだけど、じょじょに慣れていきました。
ただ、声が小さめだったのと、活舌がなんかいまいちでセリフが聞き取りにくかったです。
でも、最後の落下シーン、あそこはかなり見入ってしまった。見事でした。

今井清隆さんジャンバルジャンは、いい声してはりますねー。高音も気持ちいい。入り込めます♪

テナルディエ夫の斎藤晴彦さんは、あのがらがら声がどうも苦手で。。。
音程とリズム、両方外れてる気がして気になってしまい。。
逆に夫人の阿知波悟美さんの方は、いいっ!
あと500フランは。。。みたいな去り際のセリフもいいっ。

原田光くんガブローシュは元気な感じとちょこちょこ走り回ってる
感じがすごく好感もてました。でも、砦の向こうで、撃たれる際、
1,2,3、ドキューンって演出はどうなのよ。 どうしても
1,2,3、ダー!にみえてしまうんですよねぇ。。。

アンサンブルさんでは、一幕工場のシーンで、最初ファンテーヌに
絡むファクトリーガールの浅野実奈子さんの声と動きが気にいりました。
二幕では、妊娠したはりましたね。。

カーテンコール、じょじょに、皆たちはじめてって感じ。
終わった直後にどばっと立つ感じでなく(今までそれを味わったのは
teamnacsのhonorの時くらいかな)、カーテンコールごとに
じょじょにパラパラ、前の人が立ったから立とうかみたいなのは
どうなんかなーって思ったりするんですけどね。。
最後は、鹿賀さんがなげキッス。で今井さんが高速連続なげキッス。
これはみてて楽しかったです。

そうそう、なんかオケが薄くなった気がしました。
オーケストレーション変わったみたいですが、
バルジャンの独白の曲のオケのあの低音部の進行が好きなのに、
さらって感じになってたり、
舞台とのタイミングも結構ずれてたりで、うーん。。。

あと、銃でジャベールを逃がした後、みんなが銃をどんどんするシーンですが、
なんでどんどんしてるのかなーと友人に聞いたところ、よくやったという
意味じゃないかと。ただ、それを止めようとしてる女性アンサンブルもいて
叩いていない男性もいるとのことなので、次回観劇の際はそこも注目して
みたいと思います。

レミゼ、ほんとすっごく見所の多い作品ですね。
私が一番好きなのが、二幕後半で
ファンテーヌ、エポニーヌ、コゼット、バルジャンが歌うシーン
なんだけど、今日そこで後ろから登場する岩崎さんファンテーヌの
包み込むような優しい声としぐさがとてもとても印象的でした♪


07/07/20 ヘアスプレー@オーチャードホール

2007年7月20日(金) 19:00
ヘアスプレー HAIR SPRAY
オーチャードホール

NYブロードウェイで観て、大興奮して、思わずスタンディングオベーションして、
即CDと台本と映画DVD買って、セリフを和訳したりした HAIR SPRAY。
今回、来日と聞いて、ちょっとポスター見て、うーん、
トレイシーちょと違うかもなーと思いつつ、観てきました。

で、今日観劇して。。。

予感的中。期待が高すぎた分、ちょっと落胆の
ネガティブ系コメントが多い感想かもしれません。
なので、できればあまり読まないで欲しいなぁと思いつつ、
UPしちゃってます。

今日、同じ日に観劇した観劇仲間達(NYでは観てない)は、
皆大興奮のようだったようです(観劇後、一人だけテンション低い私・・・)
なので、多分ほとんどの人はこの来日公演、楽しいー!って
思うと思います。いや、楽しいです。二幕最後の盛り上がりとかは、
これぞミュージカル!って盛り上がりです!

ただ、NYでの大興奮を味わっているので、どうしてもその時の
キャストが脳裏から離れず、今回のこのテンションと相成りました。。
例えるなら、10億円の超豪邸を見てきた後に、1億円の豪邸を
見る感じかなぁ。。ちょっと違うか。。

というわけで、あくまでも、そういう感想持つ人もいるんだなぁ程度に
読んでいただければ幸いです。
あと、席がかなり1階後方だったのでそれも少しはあるのかなぁ。。
うーん、会場のでかさとマイクの調整のせいってのは結構大きいかも。

--------------

まずは2004年、NYで大興奮したこのオープニング。
その時観たこの出だしのインパクトは衝撃的だったのですが、
まず来日トレイシー、なんとなく、堅い。
ペニーとテレビ見てる時や、何もしてない時の立ち姿に
そういう堅さ、必死さを感じてしまいました。。
そして高校生に見えない。。。
歌い方やセリフのトーンや切り替え方は、NYで観た
トレイシーと似た感じだけど、肝心の歌が、まず歌詞が
聞き取りにくいし(これはマイクの調整もかなり
いまいちだったように思う。ってか会場でかすぎ)、
歌にパンチがない。。
(変な訳(字幕)もマイナス効果高めてる気がします)。
動きもNYで感じたコミカルでひきつけられる感がない。
「愛嬌」がなくて、真面目にがんばってるトレイシーって
感じにとれてしまえて。。。

大好きな曲 I can hear the bells は、NYでは
もうベルが鳴るたびにどきどきして見入ってたんだけど、
今日は、さらっと過ぎていきました。そんなあっさり歌わないで~。
でも一番大好きな曲 WITHOUT LOVE は、リンクがいい感じで、
ここはNYの興奮再びって感じに近かったです。

そしてNYで見事に魅了されたペニー。
私の中ではめちゃめちゃ重要なポジション。
が、今日のペニーは、最後まで地味で普通の女の子といった感じ。
NYで観たペニーは、終盤どんどん変化していって、最後は、
おっとー!大変身!っていう衝撃があったのですが、
今日のペニーは最後のシーンでも、服着替えて、口紅塗って、
ちょっとがんばってみましたって感じで・・・
歌声も高音部がきんきん、甲高い。これはマイクの調整のせいもあるのかも。。
オーディションシーンで、上手の後ろの方でこちょこちょ動き回って
ガム膨らましたりするんだけど、その動きもなんだか、
しっくりこない。。演技してまーすみたいな。。

(※注釈:来日トレイシー&ペニーが決して下手といってるわけではなくて、
  NYのトレイシー&ペニーに比べると。。。という視点ですのでどうかご理解を)

とにかく感じたのは、全体的にキャラが弱いなぁと。。
(※また注釈:この日本公演が初めの観劇だったらキャラが弱いとは言ってないかも。
 なにしろ見た目だけで強烈ですから。。。。)
お父さんとかも、かなり弱い。これは後方席というのもあるのかなぁ。。
お母さんは、アメリカで観た時のキャラがほんとーに強すぎました。
今だに脳裏に焼きついてます、NYで観たあのお顔とお声(ひくーいダミ声)。。。
NYではお父さんとお母さんの会話で会場もう割れんばかりの
大爆笑だったんですが、今日は大爆笑みたいなのはなく。。
そしてこのお母さん、なんかセリフの間がいまいちで、
1幕ではセリフを忘れたのかと思うくらいドキドキ。
ペニーの母親もよくわからないテンションで、二幕最後では登場の瞬間変な間も。。
アンバー役の子は綺麗なんだけど、アンバーを演じてるって感じで
いやみ感とかも全然感じなくて、どうなのかなあと。。
黒人の女の子役の子も、セリフや動きがなんかぎこちない。。
そしてシーウィードのお母ちゃんは黒人に見えない。。
リンクも、なんかいまいちぱっとしない。。

でもアンサンブルのダンスは楽しい!
こうしたアンサンブルの方達のダンスや歌声はとてもよかったです。
曲はほんとーにいいんですよね。めっちゃいい。
NYのオリジナルキャストのCDをもう一度探して聴いてみようと思いました。
演目としては、とてもいいミュージカル♪

ただ、ほんと、繰り返しになりますが
NYで観たキャストがもう頭から離れなくて。。。。
今日の公演のいいところ、いいキャストを探そうと思って観たんですが、
(一人いいかもって思う人がいたんだけど、ピンで注目してるといまいちでした)
やはりあのNYキャストは最高だったなぁと思う点ばかり。。
そんなこといってもしょうがないやんって言われるのは重々承知ですが、
それほどNYのメインキャスト達は衝撃的だったんです。。

あと、幕間に、客席全員立たせて振りを教えてくれるのですが
(立つのが実はめちゃめちゃ嫌いな私。。ずっと座っていたい。
 スタンディングオベーションを除いて。。)、カーテンコールの
テンポ速すぎでお客さんついていけないよーと思いました。。
で、カーテンコールそのまま総立ちさせて(これもどうなのかなーと)
オケ(生オケだ♪)の演奏を聴かせ、
最後再登場するかと思わせる演出を舞台上でしておきながら、
しないというのもなんだかねぇ。。。

舞台左右に設置されている字幕も、
どうなのよその言い回しは、みたいなのが結構ありました。
すみません、かなりテンション低い感想でした。。

でも、曲はほんとにいい!
もし私がNYでこの演目を観劇してなくて今日観てたら、
きっととても興奮した。。ような気がします。
なので、一度観といてもいいとは思いますよ♪

そして来日版で感動した方、ぜひNYでみてきてー!!
(でも今のNYのキャストがどうなってるかはわからないのですが・・)


07/08/08 レ・ミゼラブル@帝国劇場

2007年8月8日(水) 18:15
レ・ミゼラブル
1階W列53番@帝国劇場

岡幸二郎さんジャベール、かっちょいい!!!
1幕登場の瞬間、目が釘づけに。。鳥肌ものでした。
すらっと背が高くて衣装が似合って、立ち振る舞いもかっこよくて、
優しく包みこむような歌声♪ 今日はもうこの最初の瞬間から
二幕の自殺のシーンまで、ジャベールの登場が待ち遠しくて待ち遠しくて
仕方ありませんでした。警棒の扱い方ひとつとってもめっちゃかっちょいい。
そしてコートがめちゃめちゃ似合う!とにかくかっちょいい!

そしてコゼットの菊地美香さん!かわいいー!!
まだあどけなさの残る女の子女の子した、かわいらしいコゼット!!
声もいい!ソプラノの声、素敵です。あんど、演技がいい!
最後バルジャンの胸元で涙がツツツ。。。バルジャンとマリウスの間の
あの微妙な間の演技、素晴らしかった。。そして後ろの3人の亡霊の前で
手紙を読むときのあの表情。。。釘付けでした。
他のキャストさんが観れなくなってもいいと思いずっとオペラで観てました。
彼女のコゼットを観れるのであればもう一回行きたい。。。
あの2幕の最後だけでももう一度観たいです。。

今井清隆さんのバルジャン、岡さんジャベールとの相性もばっちし!
新妻聖子さんは、ちょっと抑え目に歌ってはったのかな。
 声がほんとに安定してて綺麗。心地いいです♪
泉見洋平さんマリウスは、いいねー、ほんといいねー。
 コゼットとマリウス、幸せになってほしいです。
シルビアさんは、少々風邪気味?それともこういう声質なのかな。
 低い部分やささやく声はいい感じ。
坂元健児さんは、声高いですねー。軽やかですねー。リーダーとしてはちょっと若いかな。。
 伸びのあるいい声してはるので、あまりくせつけて歌わずにストレートに
 歌ってほしいなーなんて思ったり。
森公美子さん、もう好き放題ですね!マイクも小さい独り言拾ってくれて楽しいです。
 豊富な胸の谷間をフル活用。この方、ほんとにすごいわ。1幕で司祭さん家のシーンで
 おとなしそうに座ってる森公美さんもまたよかったです。

そして前回いい!って思ったファクトリーガールの浅野実奈子さん! 今日も素晴らしい!!!
最初の工場のシーンで素敵なお声を再び聴けて幸せだった私ですが、
今回、ちょっと注目してたのですが、浅野さん、
どのシーンでも、結構いいポジションにいはりますね。
バリケードの娼婦っぽい役、妊婦のシーン(毎年子供はうまれてる~)、
結婚式のシーン(黄色いドレスが素敵!)
そして居酒屋のシーンでも、上手の方にいる浅野さんをみてたら、
ほんと表情や動きが楽しい。そしてお綺麗!どの役やってはっても美しい!
声も大好き!もっともっと歌って下さい~って感じでした。

レミは、私の大好きな群舞はあまりありませんが、結婚式シーンの最後のあの列に
なって帰るシーン、あれ、大好きなんです。めっちゃ楽しい。もっとゆっくり、
もう一周していってーって切に願いながら観てしまいます。

そして最後のカーテンコール!
た、たのしいーーーー。オケの演奏にあわせての拍手は、ほんとにまたきたーい!
って強く強く思いますね!ずーーっと拍手してたい感じ。帰り道頭の中で流れまくり。
最後はバルジャンとジャベールが抱き合って終わり。

うーん、これはもう一回行かねば。。


07/09/06 トリオdeトリオ@TACCS1179

2007年9月6日(木) 19:00
TACCS1179
たばすこ座 トリオdeトリオ 初日
三人の花嫁・三人のドライブ

台風9号が関東大接近のさなか、観劇にいってきました♪
雨がびゅんびゅん横から吹き付ける感じですごかった。。
でも台風にも関わらず、会場は満席でした。

前半が三人の花嫁、後半が三人のドライブという二本立て。
三人の花嫁、舞台と客席が近ーい!近すぎると思うくらい(照)。

後半の三人のドライブ村上由香さんのつねばーちゃん!
いいっ、とてもとても大好きなキャラクターです。最初のつねばーちゃんの登場から
私の視線はつねばーちゃんに釘付け。
スポットがあたってない時でもなんか動きとかがかわいいかわいいおばーちゃんです。
腰の曲がり具合、そして目と口と顎がいい!叫び方もいい!!
”あさがお”にこめられた想い、私にはびしびし伝わってきました!(笑

最初女性陣三人で始まるのですが、そこに、阿部よしつぐさん、
角川裕明さん、高野絹也さんが、順々に加わっていって、
加わるたびに、スパイス(タバスコ!?)がぴりっぴりっときいていく感じ。
2日目以降どんどんドライブかかっていくんだろうなと思いますが、
この三人のドライブ、ハマナカトオルさんの
新作ミュージカルということで、その初日が観れたのは嬉しい!

角川裕明さん曰く)「チェアーアクションファンタジー」、
チェアーで車やバイクまで表現してしまうところは面白いです。
(チェアーって椅子ですか?いやーそれはわかんないなぁ。。(笑
 →稽古場レポの男性陣コメントをチェック!)

そして最後、カーテンコールの曲がいいですね。
客席降りしての握手も、握手してもらった人は嬉しいだろうなぁ。
帰り道、カーテンコールの曲が頭に残ってました♪


07/10/09 イーストウィックの魔女たち@帝国劇場

2007年10月9日(火) 18:00
イーストウィックの魔女たち 初日
2階XA列2番@帝国劇場

初日♪
ロビーパフォーマンスがあるということで、
開演の30分前に劇場到着♪
が!
チケットがない・・・
あれ~・・・
初日にチケット忘却。。
席番は覚えてなかったものの、
幸い友人の隣席だったので、
受付で友人の隣席の番号を伝えると、
(友人が端席だったので助かった)
空席確認のため開演15分前までお待ち下さいと。
その間はお入りいただけませんと。
こりゃー仕方ない。
遠くの方(ロビー)で指揮者の塩田さんが楽器の説明を・・
あぁ聞きたいなぁと思いながら、入り口で待機してました。。
で開演15分前に仮のチケットを渡されて、
急いでロビーパフォーマンス会場に向うと、
終わってました(泣)

さて、イーストウィックの魔女たち、初日、
休憩25分なんだけど、1幕が1時間半ちょっとと長い、合計3時間。
以下、少しネタばれ含みます。。

カーテンコールで陣内孝則さんの挨拶がありましたが、
いっぱいいっぱいで台詞も歌詞も一部忘れてましたと。
陣内さんのキャラクターがとってもでたご挨拶でした♪

陣内さんは、作品上でも陣内さんがそのままいる感じ。
イーストウィックという街にきた陣内さん。。みたいな。

開演前から、そして開演後も最初から最後まで、結構下ネタ満載ですが、
いやらしい感じではなくあっけらかんとした感じ。
なにしろ劇場に入った瞬間ステージに置いてあるものがインパクト大ですから。

この舞台、白馬の王子様を夢見る3人の女性達がとっても素敵。

マルシアさん、ジーンズが似合う~。特に二幕後半の歌声は素敵でした。
森久美子さん、ほんとに、この方の、あの眉を八の字にした
「困った」という表情は、かわいらしいというか愛くるしいというか。
素敵すぎるキャラクターです。そして中低音がすっごく心地いい。
テニスウェアのシーンの登場のインパクトも楽しかった!
そして1幕最後の宙吊り、彼女をささえるワイヤーもすごい!

この宙吊りでほんっとにお人形さんのように手をふられていたのが涼風真世さん。
涼風さん、声、何種類お持ちなんでしょうか。ちょっとあのいじけた感じの声が好きです♪
そして涼風さん、もうどのお衣装も素敵で、眼鏡姿も知的で美しいのですが、
テニスウェアのシーン、登場と共に魅せられました。か、かわいすぎです。美しい。
ほんっとに。。。え、涼風さんって何歳?

そして大浦みずきさん、かっちょいー。きっとにらむ表情や、きりっとした動きが
宝塚時代の男役(観たことないけど)を彷彿とさせる感じでかっこいい!

二幕最初のダンスシーンで、マイケル役の中川賢さん、足が頭まで綺麗に
あがって、きりっとしたダンスを披露されてましたが、どっかで見たことあるなぁと
思っていたら、アンバランスで、猫の動きやってた方だ!またお目にかかれて嬉しい。

少女役の小此木麻里さん、二幕後半からいいなと思って注目してました。
そして陣内さんちの召使(?)のフィデルの及川健さん、
しゃべらないけどめっちゃおもろい。
ただ、最後の一言は・・・うーん、よくわからない。なぜあの台詞?

それにしても、この舞台、観終わって、キャストの役名が全然頭に残ってなくて、
唯一残ってるのが大浦みずきさんが叫んでいた「クライド!」。彼の名前くらい。
あ、あとは、ジェニファーも名前は印象に残ってるかも。でも陣内さんと
主役3人の女性の役名が全然頭に残ってないってのも不思議な感じでした。

あ、開演30分前に15分くらい指揮者の塩田明弘さんによるロビーパフォーマンスが
ありますが(私は観れなかったけど)、
開演5分前のアナウンスも独特なので、5分前には席についてるといいと思います。
あと、客席降りがめちゃめちゃ多いです。
そこまで降りますかと思うくらい多い(いや、正直ちょっと多すぎると思う)。
1階最前列は陣内さんと握手する確率がかなり高いと思うし、
1階通路側の人は、頻繁に役者さんが通ります。
1階最前列前の通路をあまりにも多く使うので、宝塚の銀橋がそこにあるように見えたくらいです。

指揮者の塩田明弘さんの開演前のご挨拶、二幕にもご挨拶!
なごみますねー、いい雰囲気作らはります。初日ということもあり、
少しかたくなってた客席があのご挨拶でかなりほぐれたと思う。
そして二幕、塩田さん、着替えてはるし(笑)。。
そしてなにより、私は3人の女性が幕前で歌うシーンでの、
塩田さんの流れるように気持ちよく振ってられる両手にも魅せられてました♪


07/10/17 THE TAP GUY@博品館劇場

2007年10月17日 13:00
MUSICAL THE TAP GUY ゲネプロ
@博品館劇場

TAP最高!!
めっちゃかっこいい!

玉野和紀さんとHIDEBOHさんのタップ、
これはですね、もう、必見です。ソロでももちろん素敵ですし
二人でのタップシーンがこれまた息もあっててとても気持ちいい。

Mr. Bojangles という伝説のTAPダンサーの物語(フィクション!)
なんだけど、玉野和紀さんのさりげないタップが素敵すぎました。
例えばちょっとトイレいってくるってのも、
GO TO TOILET!って言いながらのTAP。
さりげなく去るシーンでの軽やかなTAP・・・DVD出してほしい。

そして玉野和紀さんとHIDEBOHさんの階段を使ったステアタップ!
こーれーはー、みててほんとに気持ちいいです。

その他にも、ギャンブルTAP、風船TAP、サンド(砂)TAPなど
いろいろなタップがみれて、どんどんのめりこんでいきます。
(風船TAP、これ、気持ちいいんです!)
そして二幕後半TAPバトル、これはすごい!
めちゃめちゃ速い。連射なんてもんじゃないくらい速い!しかもリズム正確!

小堺一機さんも1幕最初でTAPシーン!お、おおおお!すごいです。
小堺一機さんはこの演目、掃除シーン、風船シーンの登場は、お、おもしろいです!
ラストの歌声も素敵♪
そして特に女性陣、衣装が変わる変わる、
しかも女性陣の衣装は毎回ゴージャス!

照明もきれい!セットがあまり大きくは変わらないんだけど、
照明の使い方で同じシーンでも全然違って見えたりして、
スポットライトとか、ライトの消え方とか、印象的で綺麗~でした。

1幕は華やか、2幕はぐっとストーリーに深みがでてきて
観てる人の中には、涙涙してる人もいました。
どんな華やかな時を過ごしても世代交代の時が・・・
そしてカーテンコール、最後の終わり方がこれまた素敵。
余韻が気持ちいいです。

公演プログラムの稽古場写真みて、剱持たまきさん、髪短い~。
何曲も歌われますが、妖精のよう~♪そして動きがとってもお上品。
また、舞台上ではいろいろな髪型をされますが、金髪、に、似合う!

tekkan さんはピアノ伴奏や、歌も聴かせてくれますし、
蘭香レアさん、お美しい!綺麗!かっこいい!
そして足高い!一つ一つの動きや表情に余裕があるというか、
まさに”舞ってる”感じです。

秋山エリサさんは剱持さんや蘭香さんとはまた違った魅力で好演!
小寺利光さん、加賀谷一肇さんもイキイキ!
出演者9名がみんないい感じ!でした。いや、ほんとに。

この演目、玉野さんが作・演出・振付。
しかも最後の3人のご挨拶を聞いててびっくりしたのが、
小堺さん51歳、玉野さん50歳!、HIDEBOHさん40歳!
ま、まじですか。元気すぎます。若すぎます。
その小堺さんがおっしゃってたのが、昔NYでタップショーを観た帰りに、
ショーを観たおじいちゃんが、タップは踏んだことないんだけど、
タップのまねをちょっとしてみてて、それを奥さんにだめーっ
ていわれてた光景をみていいなぁと思ったそうで、
そんな人たちが博品館劇場の近辺でおこったら嬉しいですとおっしゃってました。
うん、きっとそうなると思う!
だって私も帰り際、ドトールによった時、階段を昇る時に
つい「ステアタップ」が頭をよぎり、なんとなくコツコツしながら
あがってしまったくらいですから(笑)

歌あり踊りあり笑いあり泣きあり、そしてTAPありまくり!!
元気がもらえて、タップってかっこいいな、って心から思える楽しいミュージカルでした♪

最後に、会場、花がすごいです!まだ設置されてないお花も
たくさんあったので、多分もっともっと増えると思いますが、
現時点でも、博品館劇場、階段の半分以上がお花です!
しかもいろんなお花お花お花。開演前や20分の休憩時間、
このお花たちみてるのも楽しいですよ!

銀座博品館劇場で10月28日まで。チケットなど詳しくは博品館劇場の公演ページをどうぞ

p.s. おけぴスタッフ akki のブログにもレポ掲載中(写真もいっぱい)

舞台写真は許可をいただいての撮影・掲載となっていますので、引用・転載はご遠慮くださいませ


07/10/18 ロイヤルホストクラブ@新国立劇場

2007年10月18日(木) 18:30
ミュージカル座 ロイヤルホストクラブ ★組初日
D4列8番@新国立劇場小ホール

月組、星組とあるうちの星組の初日を観てきました!

まずはダメホスト役の阿部よしつぐさん!に魅せられた!
衣装もどんどん変わっていって、ダンスの見せ場はかっこいい!し
後半、効果音と見事に一致した自己紹介がこれまたかっちょいい!(演出うまい!!)
そしてラストの歌声も素敵。動きが軽やかでかつダイナミックで、アンド、お茶目。
このお茶目さと微妙な声の高さが気持ちいいです。阿部さんの声質、好みです。
稽古場レポの時のインタビュー動画もぜひぜひご覧下さいまし♪

そして、マルちゃん!(中里裕美さん)!!
やっほ!
いい、いいですわー、マルちゃん。
前にコンチェルト観た時も中里さんいいなーって思ったのですが、
今回の役も、とても個性的なんだけど、いいっ!
タイミング、動き、表情、口の形、姿勢、ふっと抜けた時の声もいい!
そして小芝居もいい!
トナカイがトナカイにのって恋人が・・・これもうまい!(笑)
そういえば、ほっけ&ご飯、めっちゃ食べたはりましたね。
え、そんなに食べて大丈夫?ってくらい。
そして最後ポンジュースでごっくん。
マルちゃんをENJOYするなら断然上手席です。
上手前方席。ご飯シーンとか、最前列上手、いいなぁ。。
ちなみにこのシーン(だと思うんですが)、
谷村昴(尾花宏行さん)がずーっと机の下で何かを
探してはる感じだったのですが、あのシーンは
何を探してはったんでしょう。あやとりシーンの前。かな。
あ、リボリボ、あの部分、なにげにめっちゃ好き♪ニコス~。

ジョニー(KAZZさん)、登場とともにやられました。目、いっちゃってます(笑)
めっちゃいい感じでいっちゃっててかなりうけました。
2幕後半の トゥモローズゴナビー、この曲、KAZZさん自身の作曲。
すごくいい曲で KAZZ さんの歌声も素敵。なんですが、私の頭の中では、
前半の KAZZ さんのイメージとこの曲を歌うかっこいいKAZZさんのイメージが
交互に切り替わる感じで、気持ちよく混乱してました♪

青島凛さんと福田奈実さんの異国の女ペア、
登場と共に客席から笑いがおきるくらいうけてました。お、おもしろい!
でも私が一番好きなのは、台詞のやりとりももちろん面白いのですが
後半のシーンで舞台下手での、少し猫背気味でおとなしい青島さんロベリンと、
困ったって表情をした福田さんジャスミンの二人のたたずまいがお気に入りです♪
あ、福田奈実さんのすらっとした手足を使った動きや表情にも注目です!

おなべ二人、かっこいー。丈二(狩俣咲子さん)、スーツ似合うー!
前半で眼鏡っ子役してた方と一緒とは思えない!
剣士郎の梅沢明恵さん、おおおお、男役だー!
しゃべる台詞がぐっと伝わってくる感じ。そして声がとても明瞭で綺麗♪

竹本敏彰さん、脚本・作詞・演出、そして出演!すごいです。
竹本さんは、動きが面白い!目の動きや笑いの間とか、最高ー!
あの髪型でまず私はやられました(笑)

三原康志さんが要所要所で、見た目とのギャップで笑わせてくれはります。
北村がくさん、またこの役あいますねー、声も雰囲気もぴったり♪
No2ホストの角川裕明さん、兄貴!って感じで、このTOP3のホスト3人の
キャラがたっていて、ホストクラブとしてはいいバランスぁ
なんて思ったりしながら観てました(笑)
No3ホストの聖夜、国友よしひろさんは、お、おいしい、いい役だー。
そのいい役を見事に演じきったはります。誕生日の歌もいいっ♪

No1ホスト藤浦功一さん、軽やかでギャグも絶好調の1幕、
そして2幕あの展開。最後は、うーん素敵♪そしてぐっときます。
とてもいいシーンです。かっこいいぞ、豪!
そして最後の最後は、これはロビーの写真に貼られた貼り紙を読んでね♪

この演目、前の方の数列はFLATな感じなんですが、
(多分)ステージとめっちゃ近い。なのでほんとに
このホストクラブ「パラダイス」のお客になった気分になれるのではないでしょうか。

そ、そしてなんと開演前、舞台上に掃除のおばちゃんが!!!
一目見て、あ!会川彩子さんだーっと(そうですよね?)。
前にミュージカル座のファンクラブイベントに参加した際、
会川さんのおばーちゃん役をみて、かなり印象に残っていたんですが
今回はその時よりもも少し若いおばちゃん姿♪
ミュージカル座は、一部キャストが月組と星組にわかれていて今日は星組。
会川さんは月組なので、今日は見れないなぁと思っていたので
しかもお茶目な掃除のおばちゃん姿がみれて得した気分。
2幕開幕前にも再び登場しますので、休憩タイムは
少しはやめに席に着いとくといいと思います。
いやー、でも星組で堪能してしまうと、月組も観たくなりますねこれは。

p.s. ロビーの入り口付近にある、ホスト達の写真に要注目。
開演前、幕間、終演後、見比べてみて♪

舞台写真は許可をいただいての掲載となっていますので、引用・転載はご遠慮くださいませ

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07/11/16 蜘蛛女のキス@梅田芸術劇場

2007年11月16日(金)19:00
蜘蛛女のキス
1階20列20番@梅田芸術劇場

今月はマチソワが多いなぁと思いながら、
THE SECOND LIFE の余韻にひたりながら、
阪急で梅田芸術劇場へ移動。

で上演時間を確認すると。。。
おおおお、な、ながいぞ。
19時開演で終演22時10分。
さらに、休憩が15分(短っ!)
一幕1時間45分の後の休憩15分は
ちょっと短すぎとちゃいますかねぇ。

カテゴリはミュージカルとのことなんだけど、
印象としては歌付ストレートプレイみたいな印象。
動きが少なく、セットもほぼ固定で、舞台全体が終始暗く、間が長い。
(もっと近くで、小さい劇場で観てたら印象違ったかもですが)

そして演じ手のテンションがずっと同じような感じで盛り上がりという
盛り上がりもなく。。そう、ミュージカルっぽくないんです。
歌のフレーズがこれまた全く印象に残らない。。

拷問シーンとかもかなり重くて。。
あまりその背景を知らずにこうした人の存在自体を否定し
虫ケラのように扱う場面っていうのは観ててかなりつらいものがありました。。
(事前予習してたらまた印象違ったのかもしれませんが。。)

キャストの方達は、うーん、うーん、いずれのキャラにも正直陶酔できず。
ただ、朝海ひかるさんは、その存在自体が美しすぎでした。
あの妖艶なダンス、思わずオペラグラス♪
でも、その存在の意味がちょっとわからず。。

とにかく1幕が長かった。2幕はちょっと内容に
変化も出てきてそこそこ楽しめましたが、
最後。。。
頭の中で結局「?」というのが残ったまま終わりました。

劇中、少し外した時に、あらま生オケ?って思ったりはしましたが、
うーん、生オケの良さもあまり伝わってこなかったです。


07/11/20 モーツァルト!@帝国劇場

2007年11月20日(火) 17:45
モーツァルト! 井上君初日
1階Q列45番@帝国劇場

数年ぶり、初演以来のモーツアルト!
いやー、やっぱりいい作品ですねー。盛りだくさん!
アンサンブルの豪華衣装シーンは、観てて贅沢な気分になれます♪

まず歌声で聴かせてくれたのはヴァルトシュテッテン男爵夫人の香寿たつきさん。
いいっ!”星から降る金”最高!
1幕で、おとぎばなしを聞かせましょうのシーン、下手から椅子を出してきて
一言話すあの高橋由美子さんナンネールのつなぎ、うまいー、
雰囲気作りがめちゃめちゃ見事です。ナイスアシスト!そして香寿たつきの美声♪

コロレド大司教の山口祐一郎さん、ほんと、やっぱり、すごい存在感。
でーんと構えてて、惹き付けられる魅力、オーラ満載。
道中のトイレシーンは、今回もやりすぎちゃうのんくらいの演技。
ま、観てて、ふっと抜けるのでこういうのも楽しいです。

レオポルドの市村正親さん、いやー、お父さん、
前に観た時以上に、父親の熱い想い、感じました。
モーツァルトを見つめる目線や台詞に込められた思いみたいなのが
びしびし伝わってきます。そして低音、市村さんの低音の歌声がとっても素敵♪

シカネーダー吉野圭吾さん、楽しすぎ!
登場シーンで、構えてる時から、もう気持ちはワクワク。
客席手拍子が一気に起こったのにはちょっとびっくり。
全体の中にいる時も動きがキビキビしていて
すらっと背が高くて足も長くて、ほんと見てて気持ちいいです!
実際のオペラ魔笛でパパゲーノ、吉野さんにやってほしい~。

アンサンブルでは、ウェーバー一家の徳垣友子さんのノリが楽しすぎです。
舞台下手で踊る時も、はじけ具合がとっても豪快で面白い。

そして魔笛シーンの夜の女王のやまぐちあきこさん。
ハッ・ハッ・ハッ・ハッ・ハッ・ハッ・ハッ・ハッってのが続くのですが、
いい声だった!私、この後の部分が好きなんですよねぇ。あぁ続き聴きたい~。
※11/28追記:これ、録音のようです。最後の部分明らかに”あえて”歌ってない感じでした。。
ちなみにモーツァルトの魔笛は、ほんとにオペラとはいいつつも、
当時は多分考えられないくらいPOPな、ほんと衝撃的なオペラ
だったんだと思います。パパゲーノとパパゲーナのシーンとかめちゃめちゃ楽しいし
曲もほんとに面白いのです。夜の女王のアリアといい、モーツァルト、ほんと、天才!

コンスタンツェのhiro さん、
現代っ子風の女の子って感じで初々しさもあって、ほぉぉぉと。
(パンフレットではそのまんま hiro さんって感じですが。。)
ただ、「ヴォルフガング」ってモーツァルトに向って話す時、
どうしても棒読みというか感情が無く不自然に聴こえてしまうのが残念で。。
歌声は、気持ちよくスポっとはまる部分とかすれてつらそうな部分があったりしましたが、
公演後半、特にお芝居面でどんどんよくなってほしいなぁと。。
あ、ピアノソロで歌い始める”ダンスはやめられない”は、
オケピのピアノさんがかなり緊張してるように聴こえました。。。
ここはちゃんとピアノ弾いてあげんとねぇ。

オケピといえば、タンバリンの音が好き。気持ちいい♪
長谷川友紀さん?)

モーツァルトの井上芳雄さんは、もう安心して観てられるというか、
より役に入り込んでる気がしました。
動きもなんか綺麗だし、髪型もかっちょいいっ!
群集の中で歌う時は、歌声がかきけされちゃう感じで、あぁ声が聴きたいーと思っちゃいますね。

ナンネールの高橋由美子さん、さすがです。前半の私はプリン~セス~での部分はちょっと
元気ないように感じましたが、後半はもう魅力されまくり。最後のエンディングのながーい間もよかった!

そう、今回の舞台、TV放送だったら放送事故になるくらいの長い間がいっぱいあったのも印象的でした。

(初演時しか観てないので、再演を知らないのですが)
背景の美術とかも、結構変わりましたね。

アマデの野本ほたる君、女の子みたいなかわいらしさと
男の子のきりっとした感が両方あって、いいっ♪ アマデいい~。
※追記:野本ほたる”ちゃん”でした。女の子だったんですねー!
楽譜を一生懸命書いたり、とことこ歩くさまや、男爵夫人が歌ってる時の
あの前かがみ、いい、いいねー。子役全パターン観たいなー。
カーテンコールになってはじめてみれるアマデの笑顔がまたかわいー。

シルヴェスター・リーヴァイさん、なんとカーテンコールで日本語挨拶!
しかもめっちゃお茶目な感じ。市村さんと手つないで
幕降りきるまでしゃがんで手ふりまくり。いいキャラだー。
こんなすごい音楽作っちゃうのにー。

今日は公演2日目だからかそこまでの一体感や感動は味わえなかったけど
(なのでまわりのアンサンブルさんの表情とか中心に観てました)
これから一ヶ月半の間に、どこまで盛り上がっていくか楽しみです!
次は来週観にいく予定です♪
今度は中川君モーツアルトだー!!

p.s. 公演プログラム、ヴァルトシュテッテン男爵夫人のページだけやたら色あせて見える


07/11/28 モーツァルト!@帝国劇場

2007年11月28日(水) 13:00
モーツァルト!
1階H列14番@帝国劇場

先週の井上君ヴォルフガングに続いて今日は中川君ヴォルフガング!

めーーーーちゃーーーめーちゃーよかったです。
席がヴォルフガングの美味しいシーンが多い下手側1階前方
ということもあり、もう中川ヴォルフガングの声がダイレクトに
届いてきました。中川君、歌い終わった後に、もう一声出すのが
なんだかアドリブっぽくてとても新鮮。叫ぶ感じがいいっ!
初演で観た時は、井上君と中川君でそれぞれのよさがあるなぁって
思いましたが、今回両方みて、よりそれが深くいい意味で別別の
魅力になってるなぁと思いました!
中川ヴォルフガングは、ほんと天才肌というか、熱中すると他が
見えなくなって、自分の世界に没頭する感、そして苦悩する天才ぶり
がすごくでてました。彼の声は、なんというか、突き抜ける感がありますね。
1幕ラストとかでも、群集の中にいても、ぽーんと伝わってくる♪

一幕で、市村父さんが、借金の残額を手帳出してヴォルフガングに
見せる時に、金額いう前に「うわぁぁ~」って言った一言に
中川君が少しうけてたような気がしました(笑)
市村さんもこのあたりの言い方ほんとに面白い。。

今日はなんか、キャストの人たちのノリもとーってもよかった気がします。
テンポ感もとてもよくて、めりはりもあって、ぐいぐい引き込まれていく感じ。
1幕では、かなり感情が伝わってきて、目に涙がちょっとたまっちゃいました。
高校生の団体さんもいて、彼らが幕間にロビーで「モーツァルトッ!」って
口ずさんでいたのがなかなか微笑ましかったです♪
(今日は幕間の男性トイレが行列!帝劇ではほんとに珍しい。。。)

hiroさんも、前回観た時よりもなんかすごくいい感じ!
かわいらしさもあり、天才に少し翻弄されるあたりの感じとか、
これからどんどん進化していきそうで楽しみです。

シカネーダの吉野さんは、やっぱり最高~。前回よりさらにテンション高い気が。。

子役(アマデね)の田澤有里朱ちゃん、いいですねーいいですねー。
こう不思議でいつかいなくなっちゃうんじゃないか的な不思議オーラが出てて、
かつかわいらしいアマデ。

そしてヴァルトシュテッテン伯爵夫人の香寿たつきさん、
ほんとに、いやー、なんといいますか、素敵すぎます。輝いてます。
よーぞーらーのーほしからふ~るー♪の「よ」の部分が大好きです。
ちなみに2幕で、アマデが伯爵夫人を上手でエスコートする際、
伯爵夫人が歌い始めると、アマデが前傾姿勢になりますが、あの前傾姿勢もいいっ!
さらに、今日のアマデは、あの独特のかつかつ歩きで袖にはける際、
はけきる直前に小走りになるアマデを見れたのですが小走り姿がこれまたかわいかったです。。

また、今日は、アンサンブルさんの小さなつぶやきやら、小話が、いい感じで
マイクに拾われていたりして、小さなヒットポイントもたくさんありました♪

さらに、カーテンコールも楽しくて、市村さんがアマデっぽく歩いて登場されたり、
(幕が降りる時、市村さんとアマデが、最後までしゃがんで手振ってる笑顔がまたいい♪)
最後カテコで幕降りた後、アマデがちょこちょこと舞台上にでてきて、
ヴォルフガングを指でかわいくエスコート!?、
その後の中川君とアマデの仕草がまた微笑ましくて、いやー後味最高~♪

13時開演、休憩25分はさんで16時20分終演。
もう見ごたえありまくり!
今後の進化も楽しみー!
次回は12月12日の予定だけど、その前にまたいっちゃうかもー。

p.s. 一点だけ。。前も実は少し気になってたんですが、どうも、オケの
ドラムのタイミングがな~んかずれてるように思えてしまうのです。
特に、一幕の、うーん、どの曲だったかなぁ。んー。。。


07/12/01 ハウ・トゥー・サクシード@東京芸術劇場

2007年12月1日(土) 12:00
ハウ・トゥー・サクシード
- 努力しないで出世する方法 -
1階T列41番@東京芸術劇場中ホール

初演時に観れなくて、今回の再演の追加公演、
観てまいりましたー♪

スミティの入絵加奈子さん!いいですねー!
今回のマイヒットさんです。声、演技、動き、
彼女の玉の輿もぜひサクシードさせてあげたかったー(笑)

三浦理恵子さん、「ゥンッ」「ゥンッ」って相槌がとってもキュート。
TV番組シーンで聖書に誓うシーン、あの正直さもよかった!

大塚ちひろさん、ローズマリー役、かわいーですねぇ。
お歌も素敵。ただ、あの一気一目ぼれのシーンがどうも
唐突に覚えて・・・そこまで惚れた理由を知りたかったですー。
(いや、別にいいんですけどね、感情移入したかったもので)

西川貴教さん、そう、T.M.Revolutionです!
お歌は、ちょっとかすれ気味な感じなのが惜しいって感じですが、
それ以上に愛されるキャラクターという感じが伝わってきました!
背、通常のシーンではあまり感じないんだけど
藤本隆宏さんと並んだ時にその差にびっくりしてしまう位でした。
(その低さがまた愛されキャラクターがでてていいっ)
そして西川さんのカーテンコールの挨拶が、とってもいい感じ!
トークがまたうまいですねぇー。ぐっと心をつかまれた感じでした。

社長役の団時郎さん、いいキャラクターなんだけど、
最初、台詞をしゃべりはじめる前に「チッ」っていう口を開ける時の音
(舌打ちっぽい)がかなり入るのがとーてーもー気になってたんだけど、
その後は、特に何もなかったので、うーん、あれはわざと?

演出は、携帯メルマガを読みながら窓拭きからトップにのしあがっていく
という部分からしても、今風にアレンジされていて入り込みやすかったんだけど、
プレゼンの資料が全部英語だったり、一部の美術セットが少し古~い感じに
思えたのが少し違和感あり(ブロードウェイ上演はなんと1960年代!)
(でもオフィスはちゃんとパソコンになってた)

この演目、ドタバタコメディ系で、キャストもなかなか揃ってて
アメリカ的ハッピーエンドで楽しいんだけど、
曲やフレーズがあまり印象に残らないのが残念だ~。


07/12/02 ウーマンインホワイト@青山劇場

2007年12月2日(日) 13:00
ウーマンインホワイト 千秋楽
1階F列23番@青山劇場

この作品、しかも千秋楽に、少し傾斜がかかりはじめたF列
センターで観れて、ほんとによかった!

最初、別所哲也さん登場で、
お、おお、別所さん声素敵~って思いながらシーンが転換して、
ステージ上手側から、
すらっとした背の高い若奥様っぽい役者さん登場。
歌い始めて、おぉぉぉ、声綺麗ー、
しかも顔も演技もきりっとしてて、
この人初めて観た、なんていう人なんだろう、お気に入りかもー
って思ってると・・・・
彼女から「妹が」という台詞が。。。。
ん? 妹がいるということはお姉さん?
それって主役の姉妹ってこと!?
ということは、おおおおおおおおおおおおおおおおお!
笹本玲奈さんじゃありませんかー。
全然わからんかったー!!
よくよくオペラで拝見すると、確かに面影が。
すっごく姿勢がよくて、すらっとしてて、
まるでメリーポピンズ先生のよう!
MAのマルグリットやレミゼのエポニーヌとは全然違う、
堂々たる大人役にびっくりいたしました。
笹本玲奈さん、素晴らしかったです。
表情、歌声、演技、しぐさ、動き、シルエット。。。全部いい。
途中、ソロの歌の後で、客席拍手がずーっと続く時もしばしば。
いや、ほんとーに素敵。
最後のシーンのあの振り返りも、ぐっときますね。
ってか切ない・・・・あぁマリアン。。。
精神病院で、ローラが生きてるとわかった時。。おぅ。。。

そして別所哲也さん、カテコで、自分より20歳も若い姉妹に
恋されて。。。最後の青年役と思って頑張りました、なんて
おっしゃってましたが、いえいえ、お若い!
カテコの最後、メインキャストの方達がお一人づつ挨拶された後、
最後の最後、別所さんがなんと笹本さんを抱きかかえ。。。
おぉぉぉぉぉ、その後笹本さん万歳してやったーと。
ここにまたなんかぐっときてしまいまして。。
別所さん、素敵な役者さんだなぁ。。
ただ、あの二幕の別所さんの仕草は、
面白いんだけどちょっと過剰に感じてしまって。。
ハートライト(別所さんの役ね)ってそんなにお調子者だっけって思ってしまいました。。

そして石川禅さん!とってもひどい悪者役を、ほんとに好演。
判子強要シーン、手をあげるシーン、カジノシーンとか、
みてるこっちがドキドキしちゃうくらい。爪噛むしぐさも怖い・・
最後は意外にあっけないですね。

光枝明彦さん、70歳って・・・すごいー!
ローラの神田沙也加さんとアンの山本カナコさんの演技もよかった!

ロンドンで観てたんですが、
ロンドン版は、美術セットがほとんどスクリーン投影だったし、
白いドレスの女と妹がほんとに似てて途中こんがらがったりとか、
ロンドン版では、正直音楽どうなのよーって思ったんだけど、
日本版では、繰り返し流れるあの旋律は、なかなか心地よくもあり。。
舞台上方のオケピで振ってる塩田明弘さんが時々ステージの方を向いて
振ったりしてたりするのも楽しかったです。


07/12/06 ハレルヤ!@銀河劇場

2007年12月6日(木) 13:00
ハレルヤ!
1階C列27番@銀河劇場

川平慈英さん、山路和弘さん、山崎育三郎さん、
面白い!この3人の組み合わせはとても面白かったです。
そして見終わった後、あったかい気持ちになれる、
内容もまさに師走のこの時期にあってて、いい作品だなーと思いました。

川平慈英さんの濃い~感じがまたいいよくてノリが楽しくていい人ぶり満点な牧師さん。
山路和弘さん、かっちょよくて、ダンディーで、トランペット吹いちゃって素敵すぎ。
山崎育三郎さん、男性と女性の両方の魅力が一緒になった人!美しい~。

1幕、山路和弘さんが最初ホームレスっぽい風貌で登場するんだけど、
(山路さんの登場で舞台がきゅっと一気に締まった気がしました)
これまたその動き、姿勢、仕草、挙動ひとつひとつが、面白い!
教会の十字架の前で、お焼香のマネしてる仕草、最高でした。
そしてその後のあの変わりよう、渋い!!!さらにラストのトランペット!
山路さん自ら吹かれるのですが、これがめちゃめちゃうまいのです。
(私中学校の時ブラスバンド部でトランペット吹いてたのでより実感しました)
音色やノリが素晴らしい!役柄の設定とぜんっぜん違和感なかったです。
もっともっと吹いてほしかったー。

川平慈英さん、いいですー、オケピ!の時も楽しかったですが、
台詞の声もいいし、動きが好き!で、いい人オーラを体全体で
表現されてる感じで、気持ちがいい!楽しいくどさ(笑)、そんな感じ。

そーしーてー、山崎育三郎さん!
先日のTANAGALAで初めて拝見して、彼のマリウスを観なかったことを
とっても後悔してたのですが、今日舞台ではじめて拝見しまして。。。
な、なんと、二幕で、なぜか目があいまして。。。0.5秒ほど。。。
はい、めーちゃーめーちゃードキドキしてしまいました。。
歌声も、低音域から高音域まで気持ちよくて、癒されますねぇ。

ただ、んー、東北弁がちょっとしっくりこない感を感じたり。。
1幕は山路さんが登場してないシーンはちょっと間延び感を感じたり・・
4匹の馬は、や、やりすぎなんちゃいますか(笑。。おもしろいけど。

いや、でも、最後の競馬の大勝負は、どうするんだろう、
勝つわけにもいかないだろうし、負けると大変なことになるし・・・
って思ってたら、なーるーほーどー、そうきましたかと。
舞台後方に登場するハレルヤコーラス隊の皆さんも楽しそう~♪

年末のこの寒い時期に、こうなんというか気分がほっこり温かくなる、
そんな舞台でした♪


07/12/06 ライトインザピアッツァゲネ@ルテアトル銀座

2007年12月6日 19:00
The Light in the Piazza ライトインザピアッツァ ゲネプロ
@ル テアトル銀座

先日、稽古場レポでお伝えしたライトインザピアッツァの
ゲネプロを拝見してきましたー♪
(すこーしネタばれといえなくもないところもあるので
ネタばれが嫌な人は観てきてから読んでくださいー)

とにかく音楽が綺麗!美しい~。
なんとステージ中央奥にオーケストラピット。
この時点でまず驚きです!
指揮者がステージのど真ん中の穴の中にいる感じ。
しかもこの穴から出演者が登場したりと、舞台機構的にも面白い。
(こういう場合、出演者はどうやって指揮者をみるんだろぅって
思ってみてみたら、ステージの客席側の端にモニターが3台
埋め込んでありました。なるほど、こうやって指揮棒みてるわけですねぇー)

そして、私もう最初、クララ役新妻聖子さんの登場でドキュン♪
茶髪でこのお衣装、かわいい!!!!歌声も素敵~。
デートへの道に迷ってる時の歌がほんとに愛らしい感じで、
道順を書いた地図をくちゃって丸めて捨てちゃう場面がまた印象的。
またその後一気にこう感情が高ぶるシーンは目が離せなくて。。。

っと、観劇中ずっと新妻聖子さんを観てたいなと思っていたら、
お母さんマーガレット役、島田歌穂さんの魅力がこれまた炸裂!!
歌はもちろん、表情(特に目!)、間、姿勢、雰囲気、声のトーン、
ほんとーに素晴らしい、ひきこまれまくりでした。
娘のためを思っていろいろと動く母親の気持ち、とっても温かく伝わってきて、
アメリカの夫に電話するシーンの後の歌!や、
クララにそれを聞かれてしまった時のあの表情、クララに対する想い。。
いいっ。。。最後の歌もとってもいいです。

また、クララ(新妻聖子さん)の飛んでった帽子を
ファブリツィオ役小西遼生さんが拾って二人が出会うんだけど、
帽子が飛んでくシーン、あっという間なんだけど、ふわっあっ感じで素敵です。
1幕最後のクララとファヴリツィオのシーンは、どきっとしますよ。うん。

ファブリツィオの真面目で純な感じと、少女のまま大人になったクララの
純な感じがとってもよくでてました。
(出会いからプロポーズまで、ん?何日!?は、はやくないー?笑)

ファブリツィオのお父さん役の鈴木綜馬さん、
最初の式の時のお父さんの行動には私も驚きましたが(この部分
親族一同の会話が(あえて)全部イタリア語なので、
なぜあの行動をとったのか、その時は全然わからなかった・・・)
その後のお父さんのあのマーガレットとの展開は・・・あのキスは一体!?

ファヴリツィオの義姉フランカ役のシルビア・グラブさんの歌、
とーっても難しそうーなんだけど、さすがの歌唱力。
役柄は少しきつめなお姉役なんだけど、魅力的なのです。
あ、ひとつ、最初ファブリツィオ一家を訪れたクララ、
フランカの部屋に案内されて出てきた後、
かなり驚いて動揺してる表情をされてますが、
この理由は、フランカの歌の歌詞からわかるので、
歌詞にも注目してみて下さいね。

キャストの衣装替えも結構あって、そのたびに、かわいー、素敵~、かっこいー
って感想を持っちゃう私。ほんと、新妻聖子さん、かわいぃ。。
遺跡を靴でコツコツ叩いてお母さんに怒られるシーンとかもなんともいえず愛らしい。。。

あと、ファブリツィオのお母さん役が寿ひずるさんなのですが、歌声素敵~♪
また、舞台あちこちにいろんな役で登場するアンサンブルさん達の表情見てるのも楽しい♪

音楽はほんとーに素敵に綴られていくのですが、照明も素敵で、
光と影をうまく使って、全然違うシーンになったり、雰囲気ががらっと変わったりするんです。
また、衣装がほんとにキャストさんにどれもあってて、
特に新妻聖子さんはもう登場とともに、目がうばわれてしまうくらい
かわいらしかったり、シーンにあってたりで、今でも衣装が目に焼きついてます。

でも、今回は、もうなんといっても島田歌穂さん。
この方の魅力は、うーん、文章でかけない。
あえてかくなら、島田歌穂さんのお芝居と歌を見れるなら通いたいなこの舞台、
そんな感想をもっちゃうゲネプロレポでした♪

7日~16日、ルテアトル銀座にて。
チケットを取り逃した人は、よろしければ一度管理人までご一報下さい。

おけぴスタッフakki のブログに今回撮影した写真がたくさん掲載されてます

※写真の掲載にあたり、関係者の許可をいただいていますので、無断引用・転載はご遠慮ください。


07/12/10 モーツァルト!@帝国劇場

2007年12月10日 17:45
モーツァルト!
2階J列38番@帝国劇場

モーツァルト!初の2階席からの観劇♪
舞台の床に五線譜が描かれてたんですねー、
一階席だと気づきませんでした。

井上ヴォルフガング、苦悩しているのが伝わってきますね。
やっぱり中川ヴォルフガングとは、ほんと全然イメージが
違ってどちらにも良さがあって、面白いです。

涼風真世さんは、語りかける感じで歌わはりますねぇ。
あいうえおの「う行」の口をすぼめた発音が涼風さんっぽくて
なんというかかわいらしい感じで、私は好きです。

高橋由美子さんと市村正親さんのデュオ、
いい、いいわーやっぱりこのシーン。

hiroさんの”ダンスはやめられない”、いい感じでした!
でもヴォルフガングとの相性は、中川君との時の方が好きかも。
カテコの拍手はもうちょっとあってもいいと思うんだけどなぁ。。

ウェーバー四姉妹の徳垣友子さん、みてるとほんとに楽しい~。
アンサンブル全体シーンでも、動きも綺麗だし、とにかく楽しいのです。

子役アマデは、残る一人、真嶋優さんをみたかったんですが、
今日も野本ほたるちゃん。二幕のヴァルトシュテッテン男爵夫人を
手あげて登場させるシーン、なんだか姿勢がだれっとしていて、
そのぴりっとした姿勢が好きな私は残念でしたぞー。

山口祐一郎さんはB席から観てもすごい存在感でした。

最後オケの演奏後のカーテンコールは、井上君がアマデと手つないで
登場して、イヤッホーみたいに叫びながら客席上手下手などにご挨拶。
このカテコ再登場、毎回違うっぽいですね♪この時のアマデの笑顔が好き!

そうそう、2幕ラスト、B席のまわりをみわたすと、
全員オペラグラス状態、
客席からの愛の視線を感じました♪


07/12/11 ALL SHOOK UP@青山劇場

2007年12月11日 12:30
ALL SHOOK UP オールシュックアップ
1階Q列@青山劇場

楽しかったー!
全員がいい人ミュージカル♪
こういう楽しい作品、大好き~。
しかも途中、これ、どういうカップルができるんだろう
みたいなワクワクもあって、展開が楽しみなあっという間の3時間でした。

湖月わたるさん、いいっいいですー。
最初美術館のカツカツしたちょっとお高くとまった
学芸員(?)かと思いきや、チャドを本でばしっとひったたいた
あたりから、私のツボにはまり、その後のエドへの恋、
そしてピンクドレス、最後の純白!いい女優さんだー。
上手でかぶりつくしぐさで「がぶっ」って言ったあの場面、
ずっと頭に残ってます♪

岡田浩暉さん、もうあのキャラクターめっちゃいい!
しかも、歌声がとっても素敵。抜群!!

花影アリスさん、一幕ラストの歌声はぽーんと響いてきて気持ちいい。
また男装役、かわいいルキーニみたいな感じ♪

坂本昌行さん、実は私舞台でははじめてだったんでが、
チャドのキャラクターにいい感じではまってはりました。

そして休憩時間パンフレットみてびっくり。
アール保安官、青山明さんじゃないですかー。
最後、素敵な歌声も披露してくださいました。
アンサンブルの質も高い!

女性ダンサーは、レミでファクトリーガールでいいなーって
思った浅野実奈子さんの高音の歌声や綺麗なダンスがみれて、
またミュージカル座の桑原麻希さん、席は結構後ろだったんだけど
桑原さんの表情は遠くからも読み取れるんですよね、で、動きが気持ちいい~。

最後、どうなっていくんだろうと思っていたら、
ぐいぐいぐい、ぴたぴたぴたっと展開、いやーほんとHAPPYなミュージカルだ!
エルヴィス・プレスリーの曲で展開するんだけど、
正直私はあまりプレスリーの曲は頭に残らず、ストーリーと演技に夢中でございました♪
いろんなキャストさんにスポットライトあたりまくりだし、見どころも満載、
カーテンコールも、本編の一部みたいなノリでとっても楽しいし、
リピートしたいなって思える作品でした!


07/12/21 音楽座ミュージカル メトロに乗って@東京芸術劇場

2007年12月21日(金) 19:00
音楽座ミュージカル メトロに乗って 初日
1階U列14番@東京芸術劇場中ホール

いいっいい作品でしたー!

まずびっくりしたのが1階U列14番なのに、
芸術劇場中ホールなのに、舞台が近く感じる。。
お・・・よくみたら、オーケストラピットがある!
そう、生オケなんです!この劇場で生オケは初めて観るかも。
前5列がとっぱわれて、オケピになってるわけですね~。おおお。

最初の幕開きからして雰囲気たっぷり。
じょじょに半透明になっていくバラの幕、上からひらひらと落ちてくるバラの花びら・・・
そう、この舞台、盆の上のセットが回転していろいろなシーンを描写
するのですが、その見せかたが実にうまい!!雰囲気があって綺麗で美しい!
盆のスピードによって、また受ける印象も変わったり、照明の当て方一つで
全然違うシーンになったり、階段、スロープ、高台、これらのセットが
もういろいろなシーンに見事にぴたーっとはまるんです。

私的な見どころは2幕!

その2幕を堪能するには、1幕がなくてはならない感じ。
1幕はちょっとたんたんと展開する感じにも思えるんだけど、
要所要所で出てくる登場人物や、キーワード、ん?とひっかかった
言葉やパーツなどを頭の中に留めておきましょう。

そうすると、もう2幕は、パズルが組み合わさっていくように展開。
時空を越え、疑問に思ってたことなどがどんどんと
解き明かされていくのですが、これを言葉で説明しろといわれれば
うまく説明できる自信がまったくない私ですが、
これが舞台で観るとですね、すっと入ってくるんですよ。
まさに”舞台は語る”って感じです。

この2幕、一つ一つのシーンがどこかにつながる感じなので、
例えば2幕冒頭を見逃したり、途中で睡魔に襲われると、終わった後、
え?あれはどうしてあぁだったの?ということになってしまうので注意♪

ちなみに私が一番好きなシーンは、2幕、お時さんのお店のシーン。
真次(広田勇二さん)、みち子(秋本みな子さん)、
アムール(吉田朋弘さん)、お時(井田安寿さん)
の4人が揃う場面。そして最後あの出来事。。。
その後、二人が階段昇って、右折したと思ったら、コートの中は・・・
なんと。。。。

あ、このシーン↓も大好き。。とっても綺麗~。
オペラグラス使って一人一人の方をみて楽しむか、使わずに全体の雰囲気を味わうか
とっても迷いましたが、全体の雰囲気があまりにも綺麗だったのでノーオペラで堪能しました♪

エピローグも綺麗。ちゃんとそうつながってるんですね。
観終わった後、いろいろ劇中の話について、あれこれと話し合いたい、
そんな、とっても印象に残る、心に残る作品でした。

あ、今回の私的ヒットキャラクターはですね、おばーちゃん!(野田久美子さん)

1幕の冒頭で舞台上手のスロープのところで歌われた時から、
声がいいっナイスおばーちゃん!とロックオンしてしまったのですが、
その後は、しばらく登場ご無沙汰と思いきや
(実は1幕ラストでも舞台下手におばーちゃんがいたとのこと
を後で聞いたのですが、私、前の席の方がとっても背が高い方で、
その方の頭と右肩の間から舞台を観てた感じなので、舞台下手側を
ほとんど観れなくて。。残念でした)、2幕では女学生に!
おおおおおお、やっぱり、とっても若い方だ!
ますますファンになりました!

今回の観劇、おばーちゃんは別として、特にどの方が、どういいっとかいうのではなく、
全体的なストーリー、内容に引き込まれました。心に響いてきます。

客席に男性客が多いのも印象的でした。
公演プログラムが無料で入り口で配られるのもびっくり。
さらにびっくりしたのが、終演後にキャストさんが衣装そのままでロビーでお出迎えで、
ファンの方達と交流されてること! これがまたとっても素敵な雰囲気で、
おばーちゃん(野田さん)と少し会話できました!幸せ~♪

来年2月のリトルプリンセス、8月に新作「七つの人形の恋物語」、そして
マドモアゼル・モーツァルトと続くようで、どれもとっても楽しみ!
そういえばモーツァルトは、2005年に関内でプレビュー公演を観たなぁ
なんてことを思い出しました。ちょうど私が今の会社を作る一週間前に
てくてくと横浜まで観にいったんですよねぇ。。懐かしい思い出です。

公演は12/30まで東京芸術劇場中ホールにて。

p.s. おけぴスタッフakkiの通し稽古レポゲネプロレポもぜひご覧下さい(写真も豊富!)

※上記写真は、ゲネプロ時に撮影させていただいたもので、関係者の許可を得て掲載しています。無断引用・転載はご遠慮下さい。


08/02/01 妊娠させて!@東京芸術劇場

2008年2月1日(金) 18:30
妊娠させて!
1階M列25番@東京芸術劇場中ホール

結婚相談所、不妊治療、精子バンク、子宮内膜症、減数手術、体外受精、多胎妊娠、無精子症。。
といった、テーマ的には重めのミュージカル。
観終わった後、いろいろと考えさせられてしまう感じ。

マルシアさんはじめ、鈴木ほのかさん、今井清隆さん、
三矢直生さん、ANZAさん、西村直人さん、福井貴一さん、
などほんとに歌唱力・演技力ある人が揃っているので、
見ごたえ聴き応えは充分!
特に主演のマルシアさんは、控えめだけど思いが強いという感じで好演、
歌声も、ピアノの音色にぴったりとはまって心に響いてきました。

いきなり歌い始めるのが、ちょっと唐突な感じのシーンも多いけど、
でもこのキャスト陣だったらやっぱり歌って欲しいし、
素敵な歌声がきけてとても満足。

ただ、歌詞の内容とかを考えると、例えば歌い終わった後、
拍手していいものか考えてしまったり(その内容のまま
歌い終わらないで、もう少し希望を。。とか思ってしまったり。。)
手拍子はとてもできないなぁと思ったりで。。
客席自体の反応も、反応がわかれている感じに思えました。

”10%”という内容の歌をはじめ、
好きな人と出会える確率、結婚できる確率、
子供ができる確率などは、これ、実際の統計数値なのかな。。
結構考えさせられる数字ですね。。

二台ピアノの生演奏はいいなって思うんだけど(音楽も知ってる
旋律をいろいろ2台ピアノでアレンジしてたりして面白い)、
最後までこの2台ピアノ中心なのは、すこーし物足りなさを感じました
(セットもシンプルなので、ステージがちょっと広すぎるかもって思った位)
またピアノのさきっぽだけぽこっと舞台袖に出てて奏者が一切見えないので、
ぜひ演奏しているところも観たかったです
(なぜ先っぽだけ舞台に出す配置にしたのかなぁ。。)

今井清隆さんの一幕の雰囲気に少し気分が救われたんだけど、
後半の今井さんはシリアスな展開。。。
結婚相談所で出会った夫婦(今井清隆さんとマルシアさん)。。
本音を言えず。。。そして。。

ちなみに、ちょっとマニアックな私的ポイントは、
ANZAさんが歌う時の口の開き方が綺麗で。。。うっとり。
ANZAさんが演じる役の展開も、救いが欲しかった。

2幕後半では、客席、涙する人も結構多く、
台詞の内容、歌詞ともに、結構直球でくる感じの舞台なので、
気軽にコメディミュージカル。。という感じで思っていると、
そのギャップに驚いてしまうかも。。

重い、だけどこういう作品観て、いろいろ考えるのもありです。

ただ、観たい作品が山のようにある昨今、自らの懐事情も考えると
ここまでリアリティのある社会的テーマの舞台よりも、
日常を忘れさせてくれるような世界を舞台で楽しみたいなと思ってしまうのが本音かな。

。。。と観た当日は思ってましたが、その後じわじわと
もう一度観たくなってきました。。
もう一度あのキャストで、心にしっかりと受け止めたい、
そんな印象を観劇後数日たって持ってます。


08/02/07 ウェディングシンガー@日生劇場

2008年2月7日(木) 13:30
The Musical Comedy Wedding Singer
ウェディング・シンガー
2階D列16番@日生劇場

これは楽しい!
何も考えずにすかっとするミュージカルです!
しかもかなり笑いました。
拍手もたくさんしました。
通いたいかもです。

主役ロビーの井上芳雄さん!
ハイな井上君、落ち込んでる井上君、
ギターの弾き語りをする井上君。。。
いろんな井上君がみれます♪
ますますファンになってしまいました。
ノリが楽しすぎです!!!

その脇を固める役者さんたちがまた見事。

サミーの鈴木綜馬さん、この髪型でこのキャラクター!
で、いい声なんですよねー。
そしてジョージの新納慎也さん、美しい。
そしてこの方もほんとーにいいキャラだ。。

ロビー、サミー、ジョージ、この3人のシーン、
いつまでも観ていたい、この3人のバンドのライブ、
あったらぜひ行きたいなぁ。

女性陣は、モーツァルト!の時のウェーバー4姉妹の4女だった
(この4女がほんとに好きでした)徳垣友子さんのリンダ!
今回はその時と比にならない位すごい!見せ場たっぷり!
1幕、強烈なインパクトで登場したリンダ、
最後沈んでいく時は、客席から拍手喝采!この拍手は気持ちいい~。
1幕ラストでは、舞台中央でセクシーで美しいダンスを披露。
これがまたみてて気持ちいい。
2幕では、井上君にかなり官能的にせまるリンダ。。
リンダのキャラ大好きです。

ホリーの樹里咲穂さん!
彼女のキャラクターがまたいいのです!そして動きが綺麗!
1幕ラストでは、徳垣さんと共にパンチのあるダンスがみれます!
そしてこの1幕ラストのラスト、すごいです!
思わずおおおおおっといってしまいました。

2幕で魅せてくれるのはロージー役の初風諄さん。
エリザベートのゾフィと同一人物とはとても思えない。。
ナイスなおばーちゃんでした。
2幕のジョージとのノリはめちゃめちゃ楽しい!

アンサンブルの人たちもかなりしっかりしてるので、
舞台袖の小芝居をはじめ、ラスベガスでの物まね、
アンサンブルの群舞の楽しさなど、ほんとに見どころ満載です!

ジュリアの上原多香子さん、
お顔も足も歌声も綺麗なんだけど、
ロビーやグレン(大澄賢也さん)への愛情が
感じられなくて。。。。え?そんな反応!?みたいな。。
うーん、なんというか、かなり控えめな感じでもあり、たんたんとして、のうてんきというか。。
でも、まだ初日あけて2日目ですし、これからジュリアがブレイクしていけば
この舞台、めちゃめちゃ好き!
あと、2幕ラスト、客席にブーケを飛ばすシーン。
これは、ぜひ後ろ向いてやってほしかったなぁ。。。

ちなみに2幕は客席降りも結構あって、おいしいのは最前列センター、
井上君にいじられたりします(笑)。
そして2,3列目センター、お札が飛んできます。
そーしーてー、下手側通路脇。弾き語り井上君を堪能できます♪

この舞台、美術セットも面白いです!
最後、それらが組み合わされてのあの演出もお見事!
そして舞台上方にはオーケストラピット。
指揮者の塩田明弘さん、青いジャケットきたはります。
かなりノリノリです。
そーしーてー!その塩田さんの右奥に長谷川友紀さん(ですよね?)発見!
2階席だったことを一番嬉しく思いました!
(多分一階だったら長谷川友紀さんはみえないのでは)
もうですね、1幕冒頭のタンバリンの叩き方から超気持ちいい。
カテコの後の、オーケストラピットの演奏も、ソロ満載で
気持ちよく、最後のオケピの皆さんが笑顔で手をふってたのも
本当に後味がよかった。

このミュージカルはオススメです。
気分が良くなります♪

今度は一階で、各キャストの方達のパワーを受けとめたいです!!


08/02/20 音楽座ミュージカル リトルプリンス 公開ゲネプロ

2008年2月20日(水) 18:30
音楽座ミュージカル
リトルプリンス 公開ゲネプロ
1階L列23番@東京芸術劇場中ホール

★最後にゲネプロ時の動画映像があります♪

稽古場を訪問させていただいて、
野田久美子王子と宮崎祥子王子の両方の通しを拝見して、
こーれーはー素敵すぎる!と大興奮したリトルプリンス。
本日、公開ゲネプロを拝見させていただいて参りました♪

曲が頭の中にもう残ります残ります。
最初の二曲からもう素敵すぎます。

どんなに♪遠くへ♪行きたい時でも♪ではじまるぼくの星
  by王子(野田久美子さん)

星空と♪砂の海♪さまよい今は・・・ひとり・・
  by飛行士(広田勇二さん)

いいっ。。。よすぎる。。曲、歌声、雰囲気、う~んこれぞ陶酔♪

展開はゆったりめなんだけど、遅いという感じは全然なくて、
陶酔して余韻を味わえる感じ。それでいてシーンは盛りだくさん!
一つ一つの登場キャラクターがとっても印象的に、
愛されるように描かれていて、どのシーンを思い返しても
また観たい、いいシーンだなぁって思える感じなのです。
花、バラ、キツネ、バオバブ、地理学者、嵐、小惑星、うぬぼれ屋、点灯夫、
呑み助、ヒツジ、もう印象に残るキーワードがあげきれないくらい。

シンプルなセットなんだけど、照明と衣装と背景と
そして観てる人の想像と空想でぱーって広がる感じなんですよね。

二幕冒頭、蛇(山合大輔さん)の登場シーンなんかも非常に幻想的!
うぉー!!!なんだあれはーとびっくりしました。
またこのキラキラ衣装の蛇の動きがかっちょいいのです。

1幕ラストのアストラル・ジャーニーは王子・飛行士・花(秋本みな子さん)
の3人のシーンから渡り鳥達が出てきて、
あぁもうここは何度でもリピートして観たい、
アンサンブル・群舞好きにはたまらないです。

この1幕、いろんな星達のシーンでセットの中にいる渡り鳥達の
表情や挙動をオペラグラスでのぞいてるととっても面白いです♪
群舞の展開はとってもはやいのでなかなかこの方!って
ロックオンして追うのが難しいですが、キラリと光る方もたくさん!

ちなみに稽古場で私が気にいったシーン、二幕で水を発見するシーンで
台の上で舞ってる女性(富永友紀さん)、
暗闇に幻想的に舞うシーンになってました♪

2幕ラストシーンは、天井にも注目!
これは2階席から観るととっても綺麗だろうなぁ。。

そしてカーテンコールの曲、めっちゃ好き。
渡り鳥たちのノリがこれまたいいっ!
もっと長く渡り鳥のダンスを観てたいー!!

劇中、ところどころで、ふっと考えさせられるテーマも
随所に出てきて、見どころ、感じどころの多い、
後味のいい、原作を読みたくなる、そしてリピートしたくなる、
とっても素敵な作品。

王子や飛行士、そしていろんなキャラクター達がしっかりと心に残って、
観終わって芸術劇場を去る時に、芸術劇場の建物自体が
このリトルプリンスの創り出す世界にちょっとだぶったりして。。
夢の世界を後にして。。。
池袋駅の階段降りるあたりで一気に現実に戻ります(笑

次は22日、6列目で観劇予定desu!

あ、全公演当日券出るそうです♪
24日までととっても公演期間短いのでお見逃しなく!


★20日のゲネプロの様子を動画でご覧いただけます!



下記、この映像を撮影・編集した おけぴスタッフ吉田のコメントです♪

昨日、おけぴ管理人のお供をして 音楽座ミュージカル「リトルプリンス」の 公開ゲネプロに潜入して参りました。

フランスの文豪サン・テグジュペリの
「星の王子様」のミュージカル化です。

原作をとても大事に舞台化してあると感じました。
作り手の誠意がビシビシ伝わって来ます。
今の世に「星の王子様」をやる意義を見ました。

公開ゲネプロなので
関係者各位、お客さんも入っていたのですが、
鼻をすする音が各地から聞こえてきました。
なんと言いますか、皆さん静かに感涙されていました。

一応映像班としてビデオカメラ持参で
参加させていただいたのですが、
薄暗い照明の夜の場面などは
映像ではうまく映らないんですね。
カメラより人間の目の方が数段性能が良いので、
これは是非、劇場でご覧いただきたいです。

おけぴメルマガ2/21号より

公演時間: 約2時間半(15分休憩含)
参考: 音楽座ミュージカル リトルプリンス公演ページ

ちなみにこんな記事見つけました。リトルプリンス誕生秘話。必見です。


08/02/21 ミュージカル座トラブルショー@シアター1010

2008年2月21日(木) 19:00
ミュージカル座
トラブルショー
1階15列11番@シアター1010

2年前の初演に観て大笑いした演目♪
初日に行ってまいりました!

1幕が表(劇中劇)、2幕が裏(バックステージ)。
1幕で印象深く各シーンが頭に残ってるので、
2幕はステージ上は実際に観えないんだけど、
何がおきてるか1幕でわかってるので、表と裏両方堪能できる感じ!

そして2幕、お、おもろすぎ。
また今回も涙出てしまった(面白くて)。
1幕も2幕もですが、KAZZさん、つかみうますぎです。
キャラクターがぴたー!っとはまってる!
最初の自己紹介シーンから、あの微妙な曲がり具合がいい!
せむし男の歌は、それまでの印象をひっくりかえすくらいいい声で
最初のキャラクターを忘れて純粋にKAZZさんの歌を楽しんでました。

マッチ売りの少女も大好き♪

そして2幕終わる頃には、あぁひとつの作品を
こうやってみんなで作り上げるって素敵だなぁと
思いました。このトラブルショー自体も、そうやって
できてるんだなぁとトラブルショー自体のバックステージを想像してみたり。

今回、公演プログラムの座談会進行を担当させて
いただいたのですが、その時の役者さんのイメージと
今日観た舞台上のキャラクターがぜんぜん違って、
やっぱり役者さんってすごいなーと感心しまくり。
特に中本吉成さん、ぜんっぜん違った!

真樹めぐみさんも、登場シーンから、お、おおおおおーと。
1幕でのダンスはめちゃめちゃきまってました。かっちょいいー!
ダンスといえば、振付家役安奈の黒澤尚子さんのダンスシーンも気持ちいい。
そしてマコの福田奈実さんの劇中劇酒場シーンのダンスもかっちょいい!

今回いいなーと思ったのは舞台監督の尾花宏行さん。
2幕は舞台監督さんが進行の中心ですが、間が気持ちいい!

そして泉信弥役の櫻井太郎さん!いいっ!このキャラ大好きっす!
とぅーっ!

そしてそして魔女左側の中里裕美さん!この方、今までの作品でも
かなり私、大好きなのですが、声がよくて、かわいくて、
そして表情がいいんですー。
アンサンブルシーンでも、表情見てると楽しくて、台詞も多くて
オペラグラスで追いがいがありました♪
また、もう右側の魔女の村上恵子さん、歌姫の声、素敵です♪

この演目、上演される演目の舞台裏の作品ではありますが、
劇中劇で上演される「オペラちゃんちゃかちゃん」。
この作品自体がですね、なんかとってもいいのです!
この作品自体をぜひ上演してほしい!って思ってしまう。

最初のせむし男KAZZさんのソロからはじまり、
曲もいいし、アンサンブルシーンも盛りだくさん、
そしてあのラストシーンは、ぜひとも実際にみてみたい。
どういう感じに見えるんだろう。

月組、星組の両キャストでぜひリピートしたいです。

ちなみに今日は19時開演で終演が22時5分(休憩20分含)でした。
でも時間の経過なんてぜんぜん気にならず、たっぷり堪能できますよ!


08/02/22 ミュージカル座トラブルショーゲネプロ@シアター1010

2008年2月22日(金) 13:30
ミュージカル座
トラブルショー ゲネプロ

トラブルショーは、月組と星組の2パターンのキャスト構成に
なっていて、昨日月組初日を観劇したのですが、今日は星組の
ゲネを拝見してきました!

演出助手は、星組は谷口浩久さん。
月組の中本吉成さんとはまた違った
キャラクターで、それぞれに魅力があって、
劇作家田辺一星(菊地まさはるさん)との
絡みの様子とかを見比べると面白いです。

今日もやはり1幕でKAZZさんにやられました。
今日は前方席で拝見したのですが、とにかく表情に
まずノックアウト!あとあの微妙な姿勢と表情。絶妙!

そして2幕は、上手の前方で拝見したのですが、
下手側ではあまり気づかなかった細かな仕草が
いろいろわかってとても面白かった!

特にこの2幕は、劇中劇のステージが上手袖にあるという
セットなので、ステージにあがる直前のやりとりが間近に
観れるんです。大女優大村光代(田中利花さん)がステージに上がる前、
人の文字を書いて飲み込みまくってたり、
スポンサー(山形ユキオさん)が、ステージのよねこに
つっこむ時の細かい演技とか、見どころ満載♪

そして今日もやっぱり思ったのが劇中劇がいい!
劇中劇の音楽が頭に残るってすごい!

この舞台、1幕は劇中劇を楽しみ、2幕はそのバックステージを
楽しめるという2度美味しい作品なんですよね。
あぁやっぱり劇中劇のラストシーンが観たいー!!


08/02/22 音楽座ミュージカルリトルプリンス

2008年2月22日(金) 19:00
音楽座ミュージカル
リトルプリンス
1階G列23番@東京芸術劇場中ホール

今日は一人で観てたので、観終わった後、
この感動を一人でも多くの人に伝えたくて、
いろんな人にメールや電話をしてしまいました。

ゲネプロの時よりも、なんといいますか、
台詞、動き、間やテンポ感、いろいろ含めて
もうめちゃめちゃいい感じになってました!!

先日のゲネプロでは、JR池袋駅の階段を下りたあたりで
現実に戻ってしまってたのですが、今日は電車に乗っても、
曲が頭の中を流れ続けてて、キツネや花、黄花のことが
頭にこうかわるがわる浮かんで、あぁ素晴らしき余韻♪

この作品本当に大好き。。。素敵な夢の世界♪
ミュージカルをはじめてみるような人に、
ぜひとも観劇してほしいなーと思える作品。

まず、開演前のあのテーマ曲のベルがいい♪
作品の世界にすこーし足を踏み入れた感!
そしてあのテーマ曲ですよ。
もうこの時点で完全に星の王子様の世界にIN!

もうほんとに曲がいい。そして歌詞もいい!
私、絶対音感あるからか、ミュージカルで
曲の歌詞が伝わってきにくいんですが、
曲はびしばし届きました。自然に響くんですよね。。

そしてまた台詞がとっても印象に残る。
めちゃめちゃ伝わってくる。。”はかない”って言葉一つとっても、
いろんなシーンでそれがふっと頭に浮かんだり、
”肝心なことは目には見えないんだ”というキツネの台詞から
飛行士の宝の眠る昔の家の台詞のシーンへのつながりとか、
考え始めたら、どんどん深く考えたくなる、そんな要素が盛りだくさん。

本当にどのシーンもよくて、王子(野田久美子さん)と飛行士(広田勇二さん)
はほんとにブラボー!王子の動き、目、表情、声、歌、もう王子そのもの!
カーテンコールで、野田さんの笑顔ーって感じになってたのもいい余韻でした。

花(秋本みな子さん)やキツネ(安中淳也さん)
の台詞と表情が本当に今でも脳裏に残っていて。。
黄花(井田安寿さん)のダンスがこれまた美しかった。
そしてヘビ(山合大輔さん)のダンスは見ごたえありまくりで
ラストシーンのヘビがこれまたすごくいいっ!

また、ゲネレポでも書いたんだけど、
特に渡り鳥や花といったアンサンブルさんの
表情や動きが本当に素敵。群舞好きにはたまらないです!
キツネと王子が花たちについて語るシーンの
一つ一つの花の表情とあの動き。綺麗~。
渡り鳥は、表情豊かな女性の渡り鳥や
ダイナミックな男性の渡り鳥、
この星を渡り歩く渡り鳥達を主役にした舞台をぜひ観たいくらい!

そして前回は後ろからひきで観てたバオバブシーンの群舞。
今日これがめちゃめちゃかっちょよかったです!
途中から中央で踊ってる関川慶一さんに目がいってから、
ずーっと最後までロックオンして追い続けてました♪かっこいい!

あ、一点だけわからない台詞が。王子が飛行士に向って
「飛行機のいけないところが見つかった」
という感じの台詞がラストにありますが、これは
修理箇所が見つかったということ?それとも「行けないところ?」

今日は開演前のバックステージツアーなるものにも
参加してみました!これはいい!楽しい!
出演者の方達が、最初ロビーでいろいろ説明してくださった後、
(メイン進行は藤田将範さん。王様と地理学者役の方なんだけど、
 あの役をやってますと言われない限り、絶対わからなかった!
 やはり役者さんってすごい!)
客席で稽古(今日は地方公演用の場あたりの稽古)を20分ほど
見学させていただき、その後は3グループに分かれて、
ステージ上のセットの説明(中くぐらせてもらえた!)、
上手の衣装替えコーナーの説明(王様と地理学者の早替え時間5分ですって!)、
下手のシンセサイザーコーナー
(ここで舞台上の様子を画面で観ながら生演奏してるのです!)
めちゃめちゃ貴重な体験でした。いや、これはほんとおすすめです。

そして音楽座さんのすごいのはですね、まず入場の際に
公演プログラム以上!の、なんというか、
「雑誌 リトルプリンス」といった感じの冊子が全員に配られます。
しーかーもー、今日私が入場した際、宮崎祥子さんからこの冊子を
手渡ししていただきましたー
(当初は今日王子にキャスティングされてたんですよね)。
あまりにもびっくりしてチケットを落としてしまいまして、
拾ってくださいました♪
地方公演で宮崎王子が観れるなら、ぜひ遠征したい。。。

あと、驚くのはですね、終演後、ロビーに出ると、なーんーとー!
キャストさんが全員ロビーにいらっしゃいます!主演の野田王子と広田飛行士も!
そしてお客さんと話したり写真を一緒に撮ったり、サインしたり。。
す、すごい。。。これはすごい。。
私も花・渡り鳥・水の精(?)ですごく印象に残ってた富永友紀さんと
ちょっとお話できました!

リトルプリンス、すごくリピートしたくなります。
でも明日から大阪で観れない。。
あぁ。。。地方公演、いきたいです。

ゲネレポに動画UPしました
観てない人は観たくなると思うよ♪
観た人はぜひ感動の余韻にどうぞ!

p.s. 稽古場レポとゲネプロで私の超お気に入りになってたと書いた
カーテンコールの最初の渡り鳥群舞のノリノリジャジーな曲は
なくなっちゃったようです。残念!

追記: リトルプリンス全国ツアー情報が発表されたようです


08/02/28 カリフォルニア物語@銀河劇場

2008年2月28日(木) 19:00
スタジオライフ Studio Life
カリフォルニア物語
1階I列22番@銀河劇場


吉田秋生さんの名作漫画「カリフォルニア物語」。
原作読まずに観てきました。

今回の公演、キャストの組み合わせが4パターンあるのですが、
今日はBパターン(Road39と呼ばれてる組み合わせ)の初日。

いろんな役をされる曽世海司さんが観てて楽しい。
動きが直線的な面白さと綺麗なしなやかさが両方ある感じで、
警官、2幕バーでの派手な男、男を買おうとする挙動不信な男、
葬儀シーンでのおばさん(女装)、などなど観てて飽きない♪
今日の Road39 のインディアン役は佐藤滋さんで、
真面目で信頼できるインディアンを好演されてましたが、
曽世海司さんのインディアン(Road227では曽世さんになる)も観てみたい!

そしてドラッグに誘導していく売人サイファン役の tekkanさん。
歌がいいっ!演技と間がいい!舞台下手側でずっとサイファン観てたい感じ。
tekkan さん、Road227では、ブッチ役をされるんですよね。
今日ブッチ役のカサノボー晃さんのサイファン役も観てみたいし、
tekkan さんのブッチ役をぜひ観たい!

そして個人的にツボだったのが、シャーロット役の多田直人さん。
キャラメルボックスの方です。ヒースのお母さん役なんですが、
なんというか美しい年のとり方をした女性という感じでよかった!
カーテンコールで舞台下手側で、少しうつむき加減で上品なノリで
小さく踊ってらしたのがこれまた好印象でした!!!

スウェナ役の及川健さん!イーストウィックの魔女でフィデル役
めっちゃ印象に残ってた方だ! 一幕の最初の登場シーン、
なんというか、ほっこりした娘さんて感じで、かわいい♪
そしてその後のアンサンブルのダンスで、これまたかわいらしい。
それが2幕では急成長。1幕がかわいかったなー。足首が細い!

そしてこのスウェナ役を、Road227(という呼び名のキャスティングパターン) では、
伊礼彼方さんが妹役(女役)されるんですよね。
この方、今年のエリザベートのルドルフ役にキャスティングされていて、
沖縄出身のお父上とチリ出身のお母上ということで、めちゃめちゃ甘いマスク。
1幕アンサンブルシーンでは、サングラスかけた、
遊び人モテ男風の印象が強烈でした。伊礼さんのスウェナ、観たい。。

あと、前回アドルフに告ぐでアドルフ・カウフマンを演じてられた
荒木健太朗さんのアレックス。ずっと目を細めて笑った状態での演技、ひきこまれました。

ヒース役の林剛史さん、かっちょいい方ですねー。アニキって感じ。
アハハハ!って笑う部分とかにちょこっと演技してる感を最初
感じてたのですが、二幕ではかなりなじんできたはりました!
(カーテンコールのご挨拶によるととても緊張してらしたそうです)

イーヴ役の松本慎也さん、ベッドの病床シーンは、少女のように見えます。
この物語、彼の視点に立って考えると、とても切ないです。。

ヒースとイーヴの関係、ヒースのスージーに対するふるまい、
ヒースと兄テレンス、ヒースと父マイケル、リロイのヒースへの行動などなど、
親子・兄弟・異性・同性の間における愛情や友情、感情がいろいろ感じられる作品でした。

生バンドの演奏がかっちょよくて(特にギター気持ちいい!)、
(ただ、バンドスペースの扉が演奏の都度シャーって開いたり閉じたり
 するのはなーんとなく気になる。。というか意識がそこにいってしまいます)
それに合わせた歌もたくさんあるんだけど、中でも tekkan さんと、
そしてヒースの兄スワンソン役の HILUMAさんの歌声(特に太い低音)も素敵でした♪
そこまで歌にせんでもーっとか、そんなに長く歌わんでもー、
音程もーちょっとがんばってーってところもあったりしましたが、
客席からファンの温かい応援の熱気を感じた初日でございました

ちなみに、観終わってから、なんとなく RENT がふっと思い浮かんで、
(ドラッグや同性愛、精神病、自殺といったキーワードのせいかな)、
強引に登場人物をあてはめて遊んでみました♪
(ちなみにカリフォルニア物語原作は1980年の作品、RENTは1996年の作品)

ストーリーテラーのインディアンが、マーク。
主人公のヒースは、ロジャー。
ブッチの妹のスウェナが、ミミ。
ゲイのアレックスが、エンジェル。
バイセクシュアルのリロイがモウリーン。
お兄ちゃんテレンスがコリンズ。
お父ちゃんマイケルがベニー。うーん、ちょっと強引か。
そしてイーヴは、うーん、エンジェルとジョアンヌ半々とか。。

銀河劇場で3月9日(日)まで公演(チケットお申し込みはこちら)。
上演時間:約3時間(休憩10分含)


08/03/07 DREAM BOYS@帝国劇場

2008年3月7日(金) 13:00
DREAM BOYS
2階L列7番@帝国劇場

とーてーもー楽しかったです。
とにかくフライングがすごい。
飛びまくり、浮かびまくり、二階席に迫りまくりです。
しかも、結構スピードをつけていたり、
時には命綱無し(!?)であの2階席以上の高さでの
パフォーマンス、見ごたえありまくりでした。

私、ありきたりのフライングって、ほぉあぁ浮いたねー
って感じで少し醒めてみてしまう時が多いのですが、
今回のフライングは、演出がうまいというか、単に飛ぶだけじゃなくて
魅せるフライングパフォーマンス!

そして帝国劇場の舞台機構すげー!と思うようなことの連発。
2階建てのどでんとした舞台セットがそのままステージ下の奈落に
沈んでいく様は圧巻!すごい、最後のてっぺんが沈みきる
ところまで思わず注視してしまいました。また、次から次へと
変わるセットの数々。この転換が実にうまい。はやい。

開演前から客席に出演者がうろうろしていて、いろいろ
お客さんに絡んだりしている様子をみるのも楽しいです。
(2階から第三者的に眺めるのがいいのです)
開演後も、一階客席の通路は結構使ったりするので、
そういう時は二階からはみれなかったりというシーンもあるんだけど、
このフライングに関しては2階席堪能できまくりです。
フライングは、舞台上方じゃなくて、客席上方を飛びまくるので、
一階席前方の人はフライングあんま堪能できないのではないかな。

特に二階席最前列中央の人って、あの1幕ラスト、
ステージから亀梨和也さんが飛んでくるフライングはめちゃめちゃ
迫って見えるのではないでしょうか。私、2階席に
そのまま飛び込むんではないかと思ったくらいですから。

2幕最初、白い幕が出てきて、なんだろうと思ってたら映写、
そしてワイヤーアクション、なるほど、そうきたか!と。
しかもタイミングがあって気持ちいい!いろいろ考えますねぇ。
1幕冒頭での、あのオーケストラピットを使ったアクションジャンプも
楽しかった!劇団SETのタイツマン達を思い出しちゃいました。

アクションと曲、照明がぴたっとあってそれがまた気持ちいいんですよね。
あ、ただですね、1幕で、曲中、定期的に入るシャッシャッシャッシャッ
って音がとても気になりました。曲とタイミングがあってなかったので
多分曲の中の音じゃなくて、音響的なトラブルか問題のようには思うのですが。

出演者は、メインキャスト3名が、
KAT-TUN亀梨和也さん、田中聖さん、
Hey!Say!JUMP藪宏太さん。
最初は、普段テレビを観ない私にとっては、どの人がどの人か
全然わからなかったんだけど、終演時にはほぼわかってました。
ダンス&フライングパフォーマンスがよかった!すごい。

ジャニーズJr.の子たちは、台詞がたどたどしかったりするんだけど、
それをまたうまくアドリブでフォローやつっこみいれたりして
盛り上げるあたりがうまい。また、舞台中で、宣伝やらしちゃうのも、
これはこれで楽しいかもと思いながら聞いとりました。ってか、
そういう部分を入れるタイミングがうまいんですよね。

今回は、鳳蘭さんと真琴つばささんがご出演。
鳳蘭さんは、立ち姿が綺麗~。声も美しい~。
真琴つばささん、ラストの男役衣装かっちょいー。声はずっと男役~♪

びっくりしたのが、キャストを把握しようと思ってチラシを
探したら、チラシ自体ないんですね! 徹底してる。
プログラムを買わないと何もわからないってことですよね。。
でもそこで2000円のプログラムはちょいと高い。
できればチラシを300円くらいででも販売してくれればいいのに。。

今回ダンサーとして出られてた男性女性のダンサー陣、
男性陣のアクロバットダンスも気持ちよかったけど、
女性陣のダンスが美しかったんですよね。どちらの方達なのでしょう。
また、あのヴァイオリンを生演奏してた子も、ジャニーズの方?

お芝居が終わった後の、SHOWTIMEも楽しい!
ローラースケートも出てきた♪
客席総立ちでノリノリになったらどうしようという私の変な不安も、
余計な心配で、意外に客席は皆着席で、私的には快適に観れました。

とにかく盛り上げる雰囲気作りがとてもうまくて非常に楽しめました!!
男性が見ても全然楽しめる演目ですが、本当に好きな子たちだけで
チケットがうまってしまうんでしょうね。
全公演が宝塚の人気演目状態って感じでしょうか。

そうそう、客席マナーはめっちゃいいんですよね。携帯も全く鳴らない。
携帯を見る子もまわりには皆無。さらに、上演中、私の前の子が
前かがみになったのですが、ささっと係員がよってきて、注意をしてる!
な、なんて素早い対応。。このあたり、ジャニーズさんが厳しいのですかね。

今回、初帝劇ジャニーズだったのですが、
劇場入り口、受付、ロビー、客席、男性ほぼ皆無。
トイレにいたっては、開演前、休憩中、二度
行きましたが、一人も出会いませんでした。。


08/03/12 WILDe BEAUTY ゲネプロ【舞台写真付】@博品館劇場

2008年3月12日(水) 13:30
WILDe BEAUTY ゲネプロ
博品館劇場

幕があがってしばらくは、この舞台の世界に入り込むまでに、
すこーし時間がかかりました。なんというか、こう、
少しづつステージに吸い込まれていく感じ。
そして、数多くの登場人物が絡み合っていくうちに、
深くはまっていき、観終わったらリピートしたいと思っておりました。

1幕は、歌がある台詞劇という印象。
2幕は、歌が多くなり、特に2幕後半の歌はいいっ!
台詞を歌でつなぐというよりは、心情部分を歌にして表現してる感じです。

この舞台、セットは最初から最後まで基本変わらないんだけど、
照明によって、シーンが様々に変化します。しかも綺麗。
一瞬でぱっと変わったり、ぼーっとうつしだされたり、
ステージの色が真っ赤に染まったり。。

そして音楽!音楽は斉藤恒芳さん、そう、
クライズラー&カンパニーの方!学生時代はまりました♪
今宝塚やこうした舞台の音楽でもご活躍なんですね!
この音楽、いいんですよね。特に二幕、とっても美しい。

ところで、何度も何度も出てくる
クワーシー、クワーシーソーフィー(何語?)
ってあれどういう意味なのでしょう?とても心地よいフレーズです。

この舞台の演出は、宝塚の舞台を演出されている方で、
観劇ファンからはオギーという愛称で親しまれている荻田浩一さん。
どうやってこういう作品作りあげはるんだろうととっても興味
持ってしまいました。ぜひ荻田さん自身によるこの舞台の解説本が欲しい!!

観てて、考えようとすると、もうすぐ次のシーンに展開
してしまって、さらに台詞量もかなりの量で、浦井健治さんなんて
もうほとんどでずっぱりなので、表情や演技にみとれてると
相手役の人が別の役になっていたり、シーンが変わってたり。
そう、この舞台、浦井健治さん自身も含めて、
一人の役者さんが複数役の演じ分けしてるんですね。
いや、ほんと、もっとたくさんいるようにみえるんですよ。
登場人物、合計で何人いるんでしょう。

公演プログラムの浦井さんコメントによると、演じる役が
各役者によって「共通した性格」を持ってるとのこと。
それを聞くと、さらにんーって考え込んでしまいますね。。

例えば朝澄けいさんは、最初フローレンス役、次が娼婦シヴィル役、
このシヴィル役として登場した時、「フローレンスと似ている・・」みたいなオスカーの台詞があって、
それで、あっ違う役なのねとわかったのですが、最後は結婚相手のコンスタンス役で登場。
台詞を聞いてないと、全員黒系のシックな衣装なので混乱するかも。

その衣装ですが、これがまた皆さん似合う!
特に池田有希子さんの赤はすごく似合ってる。
そして赤い洋服の時は姿勢が綺麗~。

晩年のオスカー(宮川浩さん)と若かりし頃のオスカー(浦井健治さん)が
同時に舞台上に存在して、時には自分自身、時には記憶のような形で
進行して、オスカーワイルドの人生を描いていくのですが、
浦井健治さんのワイルド、なんというか、すごく感覚的な感想ですが、
若々しくて、ソフトで、かつ頭の回転もはやくて、そして純粋!素敵♪
(公演プログラムの写真の印象と全然違う!)

出演者一人一人に、それぞれに見せ場があって、見所・感じ所満載です!
リピートしたくなりますよきっと。

音楽はステージ上手側のセットの中で、ヴァイオリンとアコーディオンが生演奏です♪

オスカーワイルドの作品を知ってなくても、なんとなく陶酔できるとは思いますが、
彼の作品「サロメ」「ドリアン・グレイの肖像」「幸福の王子」の内容が結構
絡んでくるので、少しでも知ってるとより入り込めると思います。
特に幸福の王子は、あっという間に読めるので、これは読んでおいてもいいかも。

p.s. 公演プログラムの各キャストさんの紹介ページのコメントがとても興味深くて面白いです。
ぜひどの役柄を演じてたかも載せてほしかったなー。

出演:浦井健治池田有希子森新吾小野妃香里良知真次
朝澄けい上野真未戸井勝海宮川浩。23日まで博品館劇場にて。

 おけぴでWILDe BEAUTYを探してみる
 公式HPの公演情報
 博品館劇場の行き方 携帯版


08/03/12 中野ブロンディーズ@全労災ホール/スペースゼロ

2008年3月12日(水) 19:00
中野ブロンディーズ 初日
14列12番@全労災ホール/スペースゼロ

協調性のないオタクな女の子たちが、
チアリーディングに挑戦!というミュージカル。

舞台は、中野ブロードウェイ(実際の中野ブロードウエイ
何かしらからんでるのだろうか。。)のとある漫画屋さん。

そこに通っていたある女の子(女子大生)が、
店をつぶしてほしくない一心で、漫画屋のおばちゃんから
提示された店をつぶさない条件「チアリーディング大会で入賞する」
を満たすために、ネットで書き込みをして仲間を募るというオープニング。

チアリーディングへの持っていき方がちょいと強引な感じでは
ありましたが(一応その理由も後で明らかになるんだけど)、
このネットの書き込みをみて集まる仲間が面白い♪

一番印象に残ったのがギャルの黒木マリナさん!
イーストウィックの魔女たちで、ジェニファーやってた方だ!
しゃべり方が、ツボにはまりました。キャラクターもいいっ!
今日は結構セリフ咬んではりましたが、そんなこと全然気に
ならないくらいキャラクターが面白かったです。

そして田舎から出てきた子役の中島愛子さん。
おいしい役ですが、間がうまいので、かなりうけました!
途中事故にあった後、え?もっと出てきてーと思っちゃった位ですから。

RPG好きの分析少女さん(どなたでしょう?)も、好演!

ストーリーに対して、展開がちょっとゆっくり目な感じでしたが、
でもあのラストのチアリーディング大会のパフォーマンスが見れて満足!!
すごい!あれ、かなり特訓されたんではないでしょうか。
劇中自体の特訓のようなことを実際したのかな。。
とにかく、気持ちよかったです。バックで盛り上げてるダンサーの方の
お力がもちろんあってとは思いますが、とはいえ、中でも黒木マリナ
さんとか、実際リフトとか、足前後開脚とか、綺麗にきまっちゃってますからね。
パフォーマンス後には、会場から自然と拍手がぶわーっておきてたのも
気持ちよかったです。

一応ミュージカルということなんだけど、ミュージカルにしなくても
よかったんちゃうかなぁと。。途中の歌とかは、なかば強引な感じで、
その子に歌わせなくても。。という場面もちらほら。。
ただ、歌い終わった後、客席から拍手が皆無だったのは、多分初日だから
というのもあるのかも。

セットは非常にシンプル(シンプルすぎる位)。
箱がいっぱい置いてあるーみたいな感じ。
上手から漫画屋さんのセットが登場してくる出方、
あの出方がちょっと妙に興醒めしてしまう私でございました。

客席は、結構男性は多めな印象を受けましたが、別に一人で観にいっても
楽しめる舞台と思います。劇中のセリフに、かなりマニアックなアニメネタ
とか出てきますが、知らなくてもなんとなく楽しめるし、知ってたら
もっと楽しめるんだろうなー(実際笑ってる人結構多かったです)。

上演時間:約1時間50分(休憩なし)。3月20日まで。


08/03/25 ベガーズオペラ@日生劇場

2008年3月25日(火) 18:00
ベガーズオペラ
GC階A列63番@日生劇場

よかった!
前観た時と印象が変わりました!
これはリピートしたい(もうほとんど終わりだけど)

とにかくキャストがいいっ!

内野聖陽さんマクヒース、かっちょいい!
そして歌がうまい!!
前エリザベートのトートで聴いてた時から
すごく味と深みが出た気がします!
そして、よっ!プレイボーイ!(笑)
客席の絡みシーンとかも見てて楽しい♪

ピーチャム(どうしてもピーちゃんに聞こえる)の橋本さとしさん。
おおおお、トムとピーチャム役、両方とも橋本さとしさん(1人2役)と
わからないくらい、全然違う! そのギャップがまた楽しいです。

ルーシーは島田歌穂さん。
前回観劇した時は、歌穂さんあんまり歌がないのか~って印象だったんですが、
今回は2幕以降の歌唱シーンを堪能!台詞や仕草のちょこっとした演技
にも魅せられました(ちょっとオーバー気味のところがまたいいっ)。

そしてポリー・ピーチャム役の笹本玲奈さん。歌声大好き♪
前回のウーマンインホワイトの時(あのお姉さんもよかった!)とは全然違う娘さんを好演!!
歌声大好きです!心地よすぎです。いや、ほんと。スコーンと届いてきます。

森久美子さんは、もうこの方ほんといるだけで、すごい存在感ですが、
あの後半のメイク。。強烈なメイクですよね。。あの頭部分とか。。
それでいて歌声にあの安定感。。実に貴重な方だ。。

ちなみに1幕前半で素敵な歌声を聴かせてくれた男性はどなたでしょう?

そう、この舞台、アンサンブルの人たちもいいっ。
勢いがありますね。舞台が進むにつれて、あ、あの人、
あの作品にも出てた人だってのがわかったりして、
そう思った時点でもう一度最初から観てみたくなってしまいます。

唯一、この舞台、私的ちょっと苦手シーンは、
マクヒースが次々と娼婦を呼んでくるシーンの後の娼婦の人たちの
衣装やメイクや演出やノリが私的にはちょっと。。苦手で。。。

あと、観てる時は、音楽にのりながら見入ってるんですが、
見終わった後、例えば今この文章書きながら音楽を思い出そうと
しても出てこないんですよね。。。歌も結構あったんだけどなぁ。。

でも、3時間半、少しお尻の位置を調整したりしながらではありましたが、
堪能! ステージ席や1階最前列、かなり絡まれますよね。これをGC階
から見てるのは楽しかったです。私は絡まれたくない人なので・・・(笑

開演5分前からのパフォーマンスや、休憩中のパフォーマンスも楽しく、
20分休憩&10分休憩(3幕構成)はあっという間でした。


08/04/10 レベッカ@シアタークリエ

2008年4月10日(木) 13:30
ミュージカル レベッカ REBECCA
16列28番@シアタークリエ

オープニングの大塚ちひろさんの歌声がいいっ!

1幕冒頭の彼女の歌声聴いて、あ、この舞台いいかもって思ってしまいました。
やっぱり舞台は最初のつかみ、大事ですね。
実はこのところ、iPod でダンスオブヴァンパイアのCDをよく聴いていて、
1幕最初は、おっサラの声だ!って思ってたんですが、
途中から、サラからこの舞台での彼女の声に印象が変わっていきました。
表情、衣装、フレーズの歌い終わり方、高音!とても素敵♪
カトレア~、私もつつじが好きです~。
仮装パーティシーンは、もうね、うっとりですよ。
去年がどうのとかそういうのどうでもいいです(笑
綺麗ですもん。最初黒髪で登場した時、別人かと思いました。
爪噛む仕草もかわいー。
1幕、丘の上の帽子が、作業用ヘルメットに見えてしまうのは私だけかな。

山口祐一郎さんは、若い!若くみえる。
あのかたまった感じの歌い方や独特の手の動きも、
山口さんならではって感じで楽しめます。
衣装もいろいろバージョンありますしね。
でもお金持ちのわりには、あれ、さっきと同じ衣装なの?って
シーンもあったりして、でも旅行中だからあんまり替え持ってきて
ないのかーと思ったり、でもあんだけお金持ちだったら。。
とか余計なことを考えてしまいました。
今回、山口祐一郎さん、歌い方がやさしいですねー。
また、曲の数がそれほど多くなくそこが残念です。

シルビアさん、いい味だされてますねー。
かーなーりーこの役にぴたりとはまっておられると思います。
ちょっと嫌な役ですが、それをうまーく演じたはります。
なんというか、気持ちよくすっと役を演じてはる感じ。
そうそう、マイクの効果、あまりかけないんですね。
特に1幕は生声っぽく感じました
(1幕でそう感じなかったのは大塚ちひろさんと
山口祐一郎さんと石川禅さんの3人)。二幕は響いてたのだけど。。

石川禅さん、いい役ですねー。なんともいえないやさしい
雰囲気を出されますよね、それでいて紳士!

マキシムのお姉さん(伊東弘美さん)も、キャラクターの出す雰囲気が
すごくいいっ!この方が登場するだけで、ほんわかっと舞台の空気がなごむ感じがします。

吉野圭吾さん、ちょっぴりぃー悪い役、
ノリが軽い(笑)。ソロダンスシーンもあって、いやー、足細くて長い!

また、仮装パーティ用に大塚ちひろさんをドレスアップする時の
クラリス役の河合篤子さんの表情と仕草がいいです!

そしておおお、中村友里子さんだ!キャッツのシラパブ好きでした。

一方で、うーむ、ベンのあの(あえてですよね)外した歌い方は、
私としてちょいと苦手でございまして。。。
また、ヴァン・ホッパー夫人は、ちょっとコミカルな役でもあり美味しい役なんだけど、
どうしても怖い印象を持ってしまって。。歌も少しきつそうでした。

ストーリーは大筋はわかりやすいのですが、一点私としてわからない点が。
二幕、どんどんサスペンスっぽい展開になっていくわけですが、
二幕、沈んでた舟で発見された人がレベッカ?じゃぁ最初に発見された人は誰?

一幕は、この2幕につながるいろいろな伏線シーンや展開が楽しめるのですが、
ベン(治田敦さん)やベアトリス(伊東弘美さん)、
ヴァンホッパー夫人(寿ひずるさん)、ファヴェル(吉野圭吾さん)、
フランク(石川禅さん)などが、2幕では、え?そのくらい?
みたいな登場の仕方でちょっとものたりない感はありました。

でも2幕、ぐん、ぐんぐんって変化していく大塚ちひろさんの
表情はなかなか見ごたえあります。
でもやっぱり1幕の大塚ちひろさんが好きだなぁ。。

セットは比較的シンプルな印象でした(あまり大きく変化しない)。
でも雰囲気ある感じで素敵です。あの最初の幕は、いいですね。
音楽は、シルヴェスター・リーヴァイさんぽいですねー。モーツアルトの
アンサンブルシーンが頭の中をよぎります。
低弦のボッボッボボッボッみたいなところが。
でも、曲、好きです!

ちなみに振付も、モーツァルト!っぽいところも多々。
生オケなんですね。途中、金管の吹き方とか
外し方とかタイミングとかノリで、生なんだろうなぁ
とは思ってましたが、カテコでセット右手から指揮者
が出てきた時には、おおおっそこにいたのかーと。
オケの人たちはどこにいるのでしょう?上手と下手の2階セットの中?

あ、カテコで山口さんつまづいてました。
こういうハプニングもいいですねぇ。

休憩時間、地下でつながってる日比谷シャンテにいってみました。
美味しそう。。。
これ、幕間の時間中(25分間)に食べ終わることは可能なんだろうか。
ブロードウェイみたいにプレシアターメニューとかあるのかな。

この舞台、結構アンサンブルさんにもスポットがあたっていますが、
全体的には、とにかく大塚ちひろさんにSPOTあたりまくりです。
また、これだけのメンバーが揃っていてこの楽曲でこの規模の公演で、
シアタークリエは、正直もったいないと思いました(小さい)。
もっと大きな劇場で、歌声を豪快にスコーンと聞きたいし、
オーケストラも、オケピで堂々と演奏してほしいなぁ。。。などと思ったり。。

リピートしたい?と聞かれれば、6月頃、もう一度観てみたいです。

上演時間:約3時間(途中25分間の休憩あり)


08/04/20 情熱のパソドブレ@そごう劇場

2008年4月20日(日) 13:00
情熱のパソドブレ
1階P列2番@そごう劇場

★東京公演 2008/11/19-20 詳細はこちら。チケットはこちら


大阪遠征してきました♪
そごう劇場、綺麗~。
しかも最後列のP列でも観やすい。

さて、先日のパーティで歌声を聞かせていただいていた
この公演、本番、拝見してきました!

椿火呂花さん綺麗!立ち姿が美しい~。
寿依千さん、最初の登場美しい!
田渕法明さん、かわいい。牛よかった!
立ともみさん、りりしい!そして二役さすが!声が通る♪
チャーリー西尾さん、いい声してはります。

鞍富真一先生の音楽はいいですねー。
これ、生オケで聞いてみたいなぁ。もっと迫力出るだろうなぁ。

ヴァイオリンの生演奏は、演奏がセリフにかぶって
すごくセリフが聞き辛くなったりする場面が多かったのが残念。

ヴァイオリンの音や歌声は、ほんと地の音や声に近い感じで
聴こえてきたので、もうちょっとマイク効果で響かせて欲しかった
なぁと思ったり。

衣装いい!特に椿火呂花さんはいろんな衣装を
着はるのですが、どれも似合う!私はあの肩にパットが入った衣装が好き♪
そして立ともみさんの二役もよかった。あの最初の髭おじさん、
後から登場した役と同じ人が演じてるって気づいてない人もいるのでは。。

ストーリーはわかりやすい筋だけど、
ラストシーンで、おおお、そうなるのねーと。友情ものですね。
いやー、それにしても、校長先生、孤独に耐えるためとはいえ、かわいそすぎだー。
しかもエミリオ、一生だまってようって思ってたなんて。おぅぅ。。。
ルイスがエミリオに、ラファエロに言ってしまったことを伝えたシーン、
私、エミリオが怒るんじゃないだろうかってドキドキしてしまいましたですよ。

ルイスの田渕法明さんは、走り方かわいいですねぇ。
若くてかわいくて一生懸命な内弟子ルイス、よかったです。
そうそう、牛の動きは綺麗だった。。一瞬寿さんかと思ってしまったくらい。
ストーリー的には田渕君のキャラをもう少し深くみせてほしかったなぁ。

フィナーレがありました!椿火呂花さん、ギンギラです!
スパンコールです!似合います!5年間のブランクなんて感じさせません!
東京公演、お待ちしてます♪


08/04/22 SEMPO@新国立劇場

2008年4月22日(火) 14:00 千秋楽
ミュージカル SEMPO - 日本のシンドラー 杉原千畝物語 -
B席2階2列63番@新国立劇場中劇場

一幕LAST!杉原千畝役の吉川晃司さんの光と影、全身鳥肌でした!
いやーもうね、1幕途中で彼が登場した時から、
彼のセリフの太く低く甘い声にいいって思ってたんですが、
この1幕LAST、机に座るSEMPO(千畝)。
歌う少し前、照明が少し暗くなった感じがして、
あぁここで暗転かなと思ってたらですよ、
座りながら歌い始めはりまして、
これがめっぽう素敵な歌声で、
おおお、SEMPO立ち上がった!と思ったら
メロディーがまた突き抜けたような旋律になって
こういわゆるミュージカルやオペラやそういう歌い方じゃない、
なんというか特に語尾の独特な歌い方(くぅぅぅっとか、るぅぅぅっとか、らぁぁっとか)
が、とてもかっこよく聴こえましたです。

聴いてる私も思わず姿勢を直してしまいまして、
まずは顔にじーんと鳥肌たって、
最後は全身でじーんと感動しておりました。

独唱後は、もうそれはそれはもう客席中から割れんばかりの拍手。
そして一幕終了。
すばらしい、すばらしい終わり方。
Wicked の Defying Gravity と同じような感じの終わり方。

幕間、ロビーではこの劇中挿入歌「光と影」のCDを販売中。
1250円(確か)。多分500円だったら即買いしてました。
で、かなり迷ったけど、家に帰ってから iTunes で買おうと思って
とりあえず休憩時間はロビーで流れる光と影に陶酔してました。

二幕は、一幕前半の少しせわしない展開とは一転、
一つのシーンをじっくりみせる感じ。
秘書グッシェさんが手をあげてあぁいう行動した瞬間に思わず涙。

ラストは、うん、やっぱりそうするかなという終わり方で、
全体的な印象としては Wicked をはじめて見た時に感じた感想に近い。
つまり1幕終了の方が感動が大きかった。

二幕、グッシェのシーンはぐっときたけど、それ以外の展開は
少しあさーくひろーくという感じで、もっと上演時間長くてもいいから
人間関係をもう少し深く掘り下げてほしかったなぁと。。
それぞれの存在が独立してて、そんなにからみあわなくて。。
なので、ストーリーに陶酔というよりは、役者と歌に陶酔って感じでございました。

とにかくこの舞台、吉川晃司さんが主演ですが、
それ以外の出演者に歌える実力派が多い!

SEMPOの妻役の森奈みはるさん。
急遽降板になった愛華みれさんのかわりとのことですが、
SEMPOを支えるしっかりした妻役を好演。歌声も台詞の声もいいっ。
エバ(彩輝なおさん)のお母さん役の井料瑠美さん。
1幕冒頭の彼女の歌声は素敵すぎる!オープニングのつかみばっちしです!!
ニシュリの泉見洋平さん、やっぱこの方の甘い声好き。もっと歌ってー。
今拓哉さんも好演。全体的に演技の間が長め?
徳垣友子さんはすらっとしたダンスで魅せてくれはります。
斉藤レイさん、グレース美香さんとの3人のシーンもいいっ。
子供役の池田祐見子さんも表情豊かで印象度大!
SEMPOの秘書グッシェ役の田村雄一は雰囲気最高~。元四季の方なんですね。
SEMPOの妻の妹節子役の辛島小恵さんもいいっ!
泉見さんと辛島さんが出てると、ニシュリと節子、くっつかないかなぁとか思ってしまいますね
(レミゼのマリウスとコゼットね)。
いやーそれにしてもほんと歌える方だらけ。素晴らしい。
しかもいろんなジャンルが集結してる感じで、
それがいろんな国が登場するこのミュージカルならではって感じでもあっていいです。

セットはシンプル。というか中央部に小さな二階建の建物がぽつんとある感じ。
なんだけど、照明や仕掛けやらでうまーく演出したはりました。
(汽車のシーンはやたら凝ってましたね~)

一幕、台詞を歌うシーンとかで、響きすぎなのか、
台詞が聞き取れない場面があって残念でした。

あ、指揮者の方!めっちゃ腕がしなやか!
二幕、SEMPOと指揮者とピアノの三角形。
私の客席位置からはSEMPOと指揮者だけがみえてるのですが、
あの指揮者の方の腕のしなやかさがなんか気持ちよかったです。
この曲のピアノ、音色きつめですよね。キンキンピアノ。あえてでしょうか。
その直後の曲ではやさしい音色なのに。

今日は千秋楽ということで、カテコが何回もありました。
客席からとぶ「こーじぃぃーっ」という掛け声がなんか新鮮。

帰宅後、iTunes で 光と影を購入♪(200円)
でもなんか劇場で聴いてたのとはちょっと違う。
(といいつつ今日はずーっとリピートで聴いてます)
できればライブ録音&拍手付のが聴きたいー!
であればDVD買えってことですかねぇ。。。

上演時間:約2時間半(うち休憩15分)


08/04/22 ラマンチャの男@帝国劇場

2008年4月22日(火) 18:00
ラマンチャの男
2階C列55番@帝国劇場

数年ぶりに観ました。ラマンチャの男。
実はこのラマンチャの男、
私が人生初めて観たミュージカルなんです。

今でもよく覚えてます。
私中学生。
母親に連れられて行った確か梅田の飛天(今の梅田芸術劇場)。
松本幸四郎さん主演。

観終わって飛天の前の横断歩道渡りながら、
私「ストーリーわからへんかってんけど」
母親「お母さんもようわからへん」
私「ミュージカルって難しいねんな」
母親「そやなー」

この観劇で、私の中ではミュージカル=難しい=面白くない
という意識ができあがったのでした。
先日塩田明弘さんにインタビューした際、塩田さんは中3で
ラマンチャの男を観て、芝居と音楽の融合する素晴らしさに感動
したとおっしゃっていたので、人にもよるのかなぁ。いや、でも
塩田さんは(いい意味で)ちょっと特殊な気もする。。

さてそのラマンチャ。実は私2002年に再び観てるんですが、
その時は演技に感動したんです。

そして今回!今回は音楽がよかった。今だに頭をぐるぐるまわってます。
あの旋律は頭に残りますねぇ。オープニング、塩田さんがステージ上で
舞台左右後方の奥のオーケストラピットに向って振るあの序曲は
ミュージカルの出だしのつかみとしてはすごくいいっ。

そして今日の舞台は、アルドンサ役の松たか子さんがよかった!
表情、目、声、演技、いいっ!ほんとアルドンサになっちゃってる感じ。
ラスト、あの赤い衣装で頑張ってやってきた感がまた私の胸をつきまして。。
アルドンサにキュン♪

松本幸四郎さんは、
もう、ラマンチャそのものではないかという感じ。役に確かにあってる。ってかあいすぎてるくらい。
ただ、セリフが、歌舞伎の時もそうでしたが、ぼそぼそとつぶやく感じで、しかもちょこっと
歌舞伎チックに話されるので、二階席まではちょっと正直聴きづらく、しかも眠くなる抑揚。。。
で多分幸四郎さんにあわせた調整になってるからか、他の方の声もマイク小さめ。
歌も、地声に近い感じでの響き。

で思ったのが、このラマンチャ、シアタークリエくらいのキャパで観たいなと。
今クリエでやっているレベッカ、あれを帝国劇場に。。。大きいか。。
そんなことを思いながら観ておりました。

それにしても出演者が多い!
二階から降りてくるあの兵士役の人はあの役だけなんですね。
サンチョは見た目はまり役だけど、歌声がちょっとつらかった。。

男子トイレがご年配のおじさま方で行列。
そう、客席ほとんど年配のかたたち。
この作品、年配の方にはやっぱり好評ということかぁ。
年配の方達はリピータが多いのだろうか、それとも初見の人が多いのだろうか。。

見果てぬ夢かぁ、今の私にはあんまり伝わってこないなぁ。。
演出自体が苦手なのかも。相性の問題と思いますが。。
もうちょっと歳いってからみるとまた印象変わったりするんだろうか。
その頃はラマンチャも世代交代してたりして。。。

大好評だったという韓国版のラマンチャ、観てみたかったなぁ。。

あ、ちなみに今日1111回公演だったみたいです。
でもそんなアナウンス全然なかったよー


08/05/07 ルドルフ ザ・ラスト・キス@帝国劇場

2008年5月7日(水) 18:30
ルドルフ Rudolf The Last Kiss
1階N列54番@帝国劇場

まだ曲が頭の中でぐるんぐるんまわってます。
やっぱり曲がいいっ♪
先週オケ練見学でいいっと思った曲はやっぱりよかった!
帰り道も今もずーっと頭の中でランダム再生されてます。
ドラムのリズム感が気持ちいいです♪

今回、浦井健治さんがすっごくよかった。
あの不思議な存在感、いいっ!
実は一番最初の登場、ぱっとみ、新納慎也さん?って思ったんだけど、
オペラグラスで確認すると、あー浦井君だーと。
かっこいいし、メイク、衣装もすっごく似合ってる。
舞台中央でバババッくるりっと一人で舞うシーンが
何度もあり、ダイナミック&美しかった・・・みとれます。。
舞台袖(主に下手)でたたずんでるシーンの表情や、
娼婦の館(マダムヴォルフの館!?)でのあの存在感っ!

ルドルフ役の井上芳雄さんは、王子(皇太子)。。。王子だ~。
余裕で演じておられる感じ。安心して楽しめます。
マイクトラブルもありましたが、一瞬生声が聴こえたりして
これはこれで嬉しい♪その後の演説シーンも見事。
ぐっと聴衆をひきつける力をお持ちです。
カテコでの笑顔も楽しい。

マリー役の笹本玲奈さん、凛としていて綺麗。
歌声がもっと伝わってくればよかったなぁと(これはマイク調整のせいかと)。
でも1幕ラストは鳥肌たちました♪
そして後ろ向きでたたたっと去っていくあの走り方が好きです♪
香寿たつきさんとの絡みもいい感じ。

新納慎也さん、かっこいい。けど一幕、ほんと一瞬のご登場。
でもそれでも存在感出すところがさすが。
首相の岡幸二郎さんは、二幕で悪役好演♪
ステファニーはメイク&衣装ばっちしだけど、
セリフや歌の妙なアクセントというか言い回しが気になってしまい。。
皇帝フランツヨーゼフは、エリザベートの鈴木綜馬さんのイメージが
強すぎて、最後までいまひとつ入り込めませんでした。。残念。
もう1回観たらまた印象変わるかも。

アンサンブルの振付、いい!ダイナミックな躍動的ダンス!
あ、ただ、一点、あの二幕階段シーンで、笹本玲奈さんのぐっとくるシーンの後
(あの階段、どうしても観戦スタンドに見えてしまう)
「ご乗車下さい~」のセリフが、うわずった感じで違和感が。。。
あそこはすっと締めてほしかったですー。

ローニャイ(砂川直人さん)、あなたはさくっとまぁ・・・・(行動ね)
ブラット・フィッシュ(三谷六九さん)は登場多くてなかなかおいしい役。

セットは、盆、まわりまくりで、背景や美術も多彩でいいです!
だけど、だけどね、
特に1幕、これ、センターブロックの観客のみを
対象として考えたようなセットになってません?
今回はN列54番という上手側のブロックの端っこでしたが、ここもS席です。
例えば1幕で、左右から壁が左右三分の1くらいせり出して、
その後ろ側でアンサンブルがかっこいいダンスを
踊るシーンとか、そのアンサンブルの中央の人がちらちら見える感じで
右半分はまったく見えないのです。このあたりはセット面で考えてもらうか、
もしくは客席のクラスをSじゃなくてAとかにしてほしいです。
1幕はS席の端よりも、A席センターブロックの方がいいかもと思ってしまいますです。

2幕はそういうセットはなくなり、またシーン的な見所も多くなり、
ストーリーの展開もすっと入ってきますが、
1幕は、なんというか寄り道しながらさささーって展開しちゃう感じで
いまいちストーリーにも入り込めませんでした。二人の出会いとかも
もーっとみせてほしかったなぁと。。。あれでそこまでの恋に・・・
セリフも、ちょっと強引に詰め込んで話したり歌ってるように思える部分も多々。。

そして、残念なのがセリフや歌詞が非常に聞き取りづらかった。
オケとキャストマイクのバランスですかね。
岡さんの声はスコーンと響いてきたんだけどなぁ。。
例えば2幕ラスト、ルドルフとマリーが中央にいて、メインキャストが
交差しながら語り継いでいく場面、何をいってるか全く聞き取れない。。
ここはぜひとも聞き逃したくないところだと思ったんですが。。。

といろいろ書きましたが、この世界感は好きです。
エリザベートを観たことない人がこの作品観たらどう思うか
の感想聞いてみたいところ。

今年後半は、エリザベートの全国縦断公演ですし、
その前にこのルドルフ観て、ルドルフに陶酔しておくと、
よりエリザベートに入り込めていいと思います。

カテコで塩田明弘さんが左手で観客を煽りますが、
あのように煽られるとふっと気持ちが軽くなって
より大きな音で拍手しちゃいますね♪
あの煽り演出は好きです。カテコの曲もいいっ!
歌詞が綺麗にバランスよく乗ったCDでたら買います。

マイクのバランスが丁度よくなってセリフがすっと聞き取れる
ようになった頃に、リピートしまーす♪
照明も綺麗だったので、オケピも見える2階席もいいかも。

上演時間:約3時間ちょっと(途中休憩25分くらい)

5/27 おけぴ管理人 ルドルフ観劇レポ(2階G列センター)
5/17 おけぴ管理人 ルドルフ観劇レポ(2階E列サブセンター)
5/7 おけぴ管理人 ルドルフ観劇レポ(1階N列端)
4/28 おけぴ管理人 ルドルフオケ練潜入レポ♪

劇場近辺のオススメ情報♪

08/05/17 ルドルフ Rudolf The Last Kiss@帝国劇場

2008年5月17日(土) 12:30
ミュージカル ルドルフ Rudolf The Last Kiss
2階E列45番@帝国劇場

二階からのルドルフ、照明が綺麗!
ステージに落ちる照明、馬車シーンで流れる照明、
横に走ってた馬車が歌詞と共にぐるっと、それにともなって照明も、おおおお!
ふわっと集まってくるスポットライト、汽車の煙、
ぜひ一度は二階席からの観劇おすすめです。

そして!2階席はオーケストラピットが見えるのもいい!
指揮者の塩田明弘さんのノリノリ具合♪
観客の動かせない身体を代わりに表現してくれている感じ。
そして、塩田さんの左手がぴっと立つと同時に
パーカッションがどーん、このあたりの視覚も楽しいです♪
ドラム、スネア、本当に気持ちいい。曲最高~!
またもや頭の中ぐるぐるまわってます。

ファイファー、浦井健治さん、やっぱりいい役だー。
彼の歌うメロディーがまた素敵。そしてあのお辞儀が好きです。
1幕、後ろで大きく口開けて上手側にはける部分、
前回は見切れてて見えてませんでした。
そういえば、前回みえないーって思ってた
1幕の男性アンサンブルのステージ後方でのダンス、なくなりました?あれ?

井上芳雄さん、ほんと、なんて素敵な役者さんなのでしょう。
皇太子の気品さ、そして高音部のあたたかい包まれるように響く歌声も好き!

マリーの笹本玲奈さん、一幕ラストの「愛してる それだけ(Only Love)」、
今日は聴いてて、最初顔に鳥肌がたって、全身に広がっていきました。
いいっ曲も歌声も最高!SEMPOの時みたいににぜーひー幕間でCD売ってほしい。

そしてこの二人のデュエット曲がまた素敵!
CD出して。ほんとぜひ出して。

ラリッシュの香寿たつきさんの歌声や演技も見とれます。
1幕そのラリッシュ、マリー、女性アンサンブルシーンの曲や振付好き!
(曲は、M06の「美しき戦争」でしょうか?買い物シーンの曲です)

岡幸二郎さんは光ってますねぇ。悪役なのに、かっこいい。

前回観劇時に比べて、セリフや歌声はかなり聞こえやすくなってました!
ちょっと効果かけすぎ?と思うくらい。でも聞き取りやすくなってました。
ただ一点、オケの演奏が入り始める前に、スピーカーがONになった
ってのがわかってしまってスピーカーから「ジジジジ・・・」という音が
聴こえてしまうのだけがほんのちょっと残念でございました。

2階から観た照明は本当に綺麗だったんですが、
一方でちょっとセットは平面的に見えてしまった感も。

今回、エリザベートを観たことのない方が隣にいらして、
感想を聞いたんですが、1幕、ストーリーを追おうとすると
よくわからなくなったとのこと。うん、確かに。そうかも。
1幕はシーンも多いので、その各シーン各シーンを楽しむ感じで
いいんじゃないかなーと。1幕の展開がよくわからなくても、
ルドルフの位置づけさえわかっていれば、二幕は自然と楽しめます。
(実際その隣の方、二幕はかなり楽しまれてました)

さて、今日思った点をいくつか箇条書きで。
・ステファニー(知念里奈さん)、ルドルフ好き好きなんですよね。
 そのステファニーさん、歌い終わった後、しばらくステージ上にいますよね。
 その後途中ですっと立ち上がって上手にはけますが、あのタイミングと演出がよくわからないです。
・ラストシーンで、ステージ前方に穴があくのが二階席ではちょっと気になったりします
 (ファイファーの穴ですかね)
・二幕、エリザベートが一瞬出てくる演出エリザベート観てる人には面白い。
 コルフ島へ行かれるのでしょうか。
・セットを動かす黒子さんがあまりにも見えまくりで、うーん。
・カーテンコールで下手側の方達が順番にぴょんぴょんジャンプしてはけていくの楽しい。
 中でもファイファー浦井健治さんのぴょんっがよかった♪

そしてカテコの最後の井上芳雄さん&笹本玲奈さん再登場もいいですね。
今日は二階に投げキッス、その後一階に投げキッス、
そしてもう一度二階に投げキッスしたはりました。
18日夜の井上君トークショー、聞きたかったなぁ。。。

あと1回は観にいきたい!!

お願い!ぜひCD出して下さい!

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08/05/27 ルドルフ The Last Kiss@帝国劇場

2008年5月27日(火) 18:30
ルドルフ
2階G列35番@帝国劇場

はまってます♪
頭の中から曲が離れません♪
特に印象に残ってしまってるのが
1幕のM6「美しき戦争」。
ラリッシュ(香寿たつきさん)が歌い始め、
マリー(笹本玲奈さん)が受け継ぎ、女性アンサンブルで
歌いついでいくあのリズミカルで行進的な旋律と
印象的な振付がずっと頭にこびりついてます。

次に好きなのが2幕M27「明日への階段」。
曲が気持ちいい!
このシーンのルドルフ(井上芳雄さん)の演説シーン、
ほんとうに若きリーダーという感じで一緒に聴いてる民衆の
気持ちになれます。でそれを表現するあの合間に入るオケの盛り上げフレーズがいい!
このシーン、誰に焦点あてて見ようかとっても迷います。
指揮者の塩田明弘さんを見てても気持ちいいし、
井上芳雄さんはもちろん見たいし、アンサンブルみてても楽しいし、
オーケストラピットの奏者さんみてても浸れていいんです。
一方で、舞台上手で冷静にその様子を見てたたずんでいる
ラリッシュの香寿たつきさんの表情がまたなんともいえずいい。
そしてこのシーンの終わり方が綺麗!
一同固まったままの状態のところに、ファイファー(浦井健治さん)が
幕を閉めるんだけど、その締め切る最後の瞬間のファイファーの
肩を落とした姿勢というか雰囲気がとても悲しげで印象的でした。

その次にお気に入りなのが2幕M33「ただ君のために」。
あの階段シーンでマリーが登って来た絶妙なタイミングで
入るあの出だしのフレーズがめちゃめちゃ好きです。素晴らしい!
そしてその後のルドルフ&マリーのデュエット♪
ちなみにこのシーンの前にマリーが汽車にのろうと階段降りていく時、
階段降りきる前に汽車がスタートしてた感じですよね。
あそこはやっぱり降りきって、あぁ乗ったかなと思わせてほしい。
あれじゃぁ走っても間に合わないよなぁとか思いながら見てました。
(実際そうだから結果的にはいいのですが・・・)

そしてもちろん忘れてならないのが1幕ラストのマリー
笹本玲奈さんのソロ、M20「愛してる、それだけ」。
毎回鳥肌です。オペラグラス使わずに全身で感じてます。
照明がグイーンって中央によってきて、もうステージから
気持ちいいオーラがばんばん飛んできます。

その他にもほんとに曲がいい!
ちなみに今日いいなと思ったのは、二幕、ターフェ(岡幸二郎さん)の曲、
(多分、M21、命令次第)。この曲のアンサンブルの肩を前後に揺らす振付が好きです。

そして今日は、フランツ役の壤晴彦さんに魅せられました!1幕冒頭のシーンから
息子を失った悲しみが舞台上手側からひしひしと伝わってきました。
その直後のあの低音のお声。前聴いた時は、んーって思ってましたが
今日、とーってもよかった。フランツの思い、フランツの苦悩などが
歌声や表情に乗せて伝わってきました。拍手!

それとステファニー、知念里奈さんがいい感じでした!
二幕あのソロを歌い終わって赤い幕の中で泣いた後、
下手でフランツとルドルフが話している途中
立ち去るあの立ち去り方、すくっと立ち上がって、
涙をぬぐって、すそをぱっとはたいて、
姿勢をただして気丈に振舞おうと立ち去るあのお姿、
あれは胸を打たれました。前回も同じ振る舞いしてたようにも思うのですが、
前観た時は、ただ立って去ったって感じに思えてたのですが、今日は違いました。
舞台全般的に、ちょっとステファニーの気持ち側に立ってしまった位です。
最後の舞踏会でのルドルフとステファニーのやりとりを見てると心が痛かった。

今日は前回に引き続き2階席でしたが、今回は2階G列35番、
そう、センターだったので、舞台全体がほんとによくみれて、
端の方の細かな動きとかもよく見えました。例えば

・二幕で階段シーンでマリーが戻ってきた後、上手側の
 ブラットフィッシュ(三谷六九さん)が、
 よしよしっという感じで腕を上下に振って立ち去っていかはったように見えました
・スケート場シーンで、上手側でラリッシュとブラットフィッシュの会話が気になる
・ローニャイ(砂川直人さん)、
 1幕馬車シーンの下手でもあのようなやりとりがあったんですねー
・二幕冒頭の浦井健治さんの動きが好き♪
・娼婦宿のシーンで、ぼうや~っといじられる若い男性、
 ふとプログラム見たら、この小野田龍之介さん(ですよね?)、
 なんとほんとに16歳!!
・二幕ラスト、ルドルフとマリーの間を、交差しながらエピローグ的なことを
 語っていくシーン、今日はとーってもはっきり聞こえました。もちろん最後は
 他の人の会話と重なるのでちゃんとは聞こえないんですが、あれ、全部知りたいなー。

なんか、前観た時から、位置やセリフや振付が変わったように思うのですが、
前回ちゃんと見れてなかったのか、実際変わったのか。。。
今日の、とてもよかったんですね。ほんとになんというか、それぞれのキャストさんが
そのキャラクターにずっぽりと入り込んでる感じで。

そしてファイファー、浦井健治さん、
最後、オペラグラスでじーっと見てたんですが、幕降りる瞬間、
本当に人形になっちゃったように見えました。表情がなんともいえず、いい!!
この作品、ファイファー、マイベストヒットキャラクターでございます!

というわけで、全てがお気に入りになってしまいましたルドルフ。
公演は6月1日!まで。うーん、もう1度観たい。観ておきたい。
曲が頭から離れません。
頭の中で(覚えてる部分だけが)リピート再生されてます。
あのバイオリンやオーボエのやさしい旋律も、また聴きたい。
そうそう、オーケストラピット上手側の多分手前側が
ドラムエリアだと思うんですが、今回の曲達、私としてはドラムが
たまらなく好きで、小出じろうさんが
ドラムやスネアを叩いておられるところをぜひみたかったなぁ。
残念ながら死角で見えず、シンバルだけ見えました・・・

ぜひともCD出して下さい!!
そしてぜひルドルフのコンサートバージョンやってほしいです!

5/27 おけぴ管理人 ルドルフ観劇レポ(2階G列センター)
5/17 おけぴ管理人 ルドルフ観劇レポ(2階E列サブセンター)
5/7 おけぴ管理人 ルドルフ観劇レポ(1階N列端)
4/28 おけぴ管理人 ルドルフオケ練潜入レポ♪

お、なんと、全部7のつく日に観てる♪(オケ練だけが8だ・・・)


08/06/26 ミュージカル座 マリオネット@東京芸術劇場

2008年6月26日(木) 18:30
ミュージカル座 マリオネット 初日 (月組キャスト)
J列2番@東京芸術劇場小ホール1

ミュージカル座、竹本敏彰さんの新作ミュージカル。
マリオネット。パンフレットみたら作詞全部竹本さん。
脚本・作詞・演出されてるんですね。。すごい。。

二幕の展開が好きです。
人形ひとつひとつのストーリーが楽しく、ラストの展開もいい。
笑わせつつ、涙。このバランスが好きです。

この舞台、キャラのたった人形がたくさん出てきて、
きっとお気に入りの人形ができると思いますよ!

まずはアーサー王の三原康志さん、あの衣装最高~
お父さんとのギャップもよかった。

国友よしひろさん、どの役もかっこいい。
あのナポレオンもかっこいい(笑
言語学者(笑)も、その後の伏線になってて面白い。

悪いことができない魔女、会川彩子さん、悩む仕草と表情がチャーミング。
そしてそのお相手、白雪姫の武者真由さん。いいっ!
独唱シーンのあとの会場客席拍手も共感多数って感じで嬉しかった!
そして白雪姫のあの手紙がさらにツボにはまりました(笑

キノコおじさん人形といい、元締め役といい、北村がくさんの声は素敵です。

最初と最後で重要な役を演じる村上由香さんの多彩がも光ってました。
おばーさん役も大好き(後姿ばっかりだったのがちょっと残念)。
ラスト。。ぐっときました。

松下祐士さん。声がいい。
最初のおじーさんもそうだったんですね。

中本吉成さん、本当に人形が好きで育った人形職人ピエールにみえました。
どこか頼りない感じがとってもいい感じ♪

そしてソフィー片桐和美さん、声いい~
”よかったっ”とか、短いセリフがとっても心地よくて好き♪
キャラクターも楽しいです!

この作品もまた、若い世代、いや、子供達にもぜひみてほしい作品。
人形に心を感じるようになります。そして物を大切にする心を
もらえます。また、きのこおじさんのアドバイスもいい。
私が方向音痴なのもまさに同じ(笑

最後の方、暗転で、「あ、ここで終わりかな」と観客が思っているような
(つまり暗転が終わったらキャストが並んでるのではと思うような)拍手シーン
が何度もあるくらい、もう一押し、もうひと展開してくれました♪満足!

堅めのカーテンコールは初日っぽくて逆に好印象。
セットもいいし、照明がこれまたとっても綺麗です。
いい作品です。

一人何役もされてるので、それをリピートして見比べたり
Wキャストをみくらべたりもしてみたいなと思いました。千秋楽は7月1日!

上演時間:約2時間半(途中15分休憩1回)


08/07/15 ミス・サイゴン プレビュー@帝国劇場

2008年7月15日(火) 13:30
ミス・サイゴン プレビュー公演
2階D列47番@帝国劇場

4年前にミスサイゴン観てるのですが、
その時の印象からがらりと変わりました!!
特に1幕のあの巨大銅像(ホーチミン像)のアンサンブルシーンから
(アクロバティックなダンサーもかっこいいっ!あれもアンサンブルの方達!?)、
1幕ラストに向かう展開と音楽のノリとつながりがかっこいいー!
そして2幕冒頭の映像シーンの坂元ジョン♪ブイドイ!
2幕は、結構メインキャストにSPOTがあたって展開。
これがまた一人一人をじっくり堪能できていいっ!
それぞれの方の歌声に、私は何度も鳥肌たってしまいました。
ミュージカルって巣晴らしい!

まずなんといってもキムの笹本玲奈さん。
私、MAで何度も彼女を観ていたにも関わらず、
ウーマンインホワイトで、ん?この背の高い声のいい方は誰?と思い、
ベガーズオペラでは、このスコーンと通る素敵な歌声の方は誰?と、
毎回新しい笹本玲奈さんの一面を見せてきていただきましたが、
今回も、まさにそうでした!あのキムは誰!?と。。。。
もちろん観る前に笹本さんがキムだとわかってはいたんですが、
いったん幕があがると全てリセットされるんですね私の脳は。。。。
で、一瞬誰?と思ったあと、
あ。。。。笹本さんだと。。。。すごいなと。。。
圧倒的な存在感と歌声の通り具合でした。
2幕は、キムが展開の中心。そのキムが素晴らしいので、
まわりのキャストの皆さんもより引き立ちます。

そして!
ジョン!クリス!トゥイ!の3人が素晴らしかった。

まずはジョンの坂元健児さん。
1幕の登場から、スコーンと通る渋い高音の声。
なんというか、おなかの底から鍛えられた首を通って
ぽーんと出てきたような声。2幕冒頭の映像を背景に
歌うシーンは、すごくいいですね。iPodで聴きたい。

そしてクリスの藤岡正明さん。
声が太くて深くてそこに少し甘い感じがあって、坂元さんとは
ぜんぜん違う声質なんだけどすごくいいバランスに感じられて、
この二人の電話(通信?)や会話を聴いてるだけでも心地いいです♪
二幕の苦悩、キムを思う気持ちがすごい伝わってくる。
クリスがエレンに打ち明けるべく舞台後方に去っていくシーン、
どうやって伝えたんだろうなぁ。。。と思ったり。。
それにしてもキスシーン多いですね。
今日は一階席高校生の団体がいらっしゃいましたが、
あのキスシーンの多さ&長さとキムのベッドシーンは
どきっとした子達も多かったんじゃないかなと。

トゥイの神田恭平さん。役にあってる。ってか入り込んでる!
あぁなっっちゃった後の、地面に横になったあとの「目」が・・・見事でした。。

そして子役!タムの首藤勇星くん!
彼が、こうなんともいえない、表情、走り方、立ち方なんですよね。いいっ!
ところでこのタム、最初登場シーン、ずっとあの中にいた?
それとも、途中からスタンバイしてるんでしょうか。。
カテコで出演者そろった後上手から登場する首藤くん、
エンジニアの筧利夫さんがこっちこい!みたいに手を広げたのを、
素通りして(笑)、キムとエレンの間で手をつなぐ演出は面白かった!

エレンのRiRikaさんも歌声が綺麗です。。
キムとエレン、この二人も歌声や声質が違うのでセリフを
聴いてるだけでも気持ちいい。

群舞大好きな私ですが、1幕のあの巨大銅像シーンの
アンサンブルの気持ちいい群舞&アクロバットと、
そこに流れる心躍らせるオケの演奏。
今日の指揮者は塩田明弘さんだったんですが、塩田さんが
左手を上に少し震えさせてあげるあの瞬間、好きです。
その瞬間、ステージ上の歌い手さんのボルテージも上がり、
そしてオケピットの中の奏者もボルテージも同時に上がり、
それが観てるこっちにも伝わってくる感じ。

オケは、先日リズム隊の稽古場を訪問させていただいて、
M13の The Morning of the Dragon を中心として6時間みっちり聴かせて
いただいていたのですが、今日は、その時よりもテンポアップ
してる感じで、なんというか、曲と曲の間の空白を感じなかったです。
すべての曲がつながってるかのような印象でした。
そしてこれはステージも同様で、セット転換が綺麗で美しく、
暗転ってのを感じませんでした。ヘリのシーンへのつながりも、
流れがいいっ。前から、横から、上から、まったく飽きない。

ちなみに今回2階D列でしたが、オケピット、残念ながら
ほとんど見えなかったです。オケピットは、うすーい幕で
覆われているんですが、半透過という感じで、オケピットは
みえることはみえるんですが、パーカッションエリアは、
後方の鐘しかみえず、視認できたのは、指揮者の塩田さんと
ウッドベースの方とあと下手側のお二人くらい。
うーん、あの気持ちいいパーカッションをたたいてるところが
みたかっただけに少し残念。
ちなみにあの薄い幕は、なんのためなのでしょうね。
最後のあの花のため???

最後といえば、あの終わり方は、個人的にはエピローグが欲しいところです。

またオケに話を戻すと、笛の音色がとってもいい感じだったんですが、
あの音はピッコロなのかな、何なんでしょう。
ピッコロっぽい音色でありながら、民族楽器的な旋律なんですよね♪
あと、1幕のあのサックスは実際ステージ上で吹かれてるんだろうか。。

幕は、すだれっぽくて、涼しげでいい感じ。
ステージを囲むすだれもまたいい。それが一斉にあがったり、
その動きと他の舞台装置の動きや役者の動きが同期してたりして、
みてて気持ちよかったです。また、ステージ左右のスペースを
あのように一幕でいきなり使ったのにも驚きました。
インパクトありますね。あれだけ大きく使われると。

アンサンブルシーンとか、SPOTあてて見たい点が満載なのと、
他のキャストでもぜひ観てみたい!という思いがつのり、
18日の初日観にいくことにしました♪
スーパーウルトラ楽しみです♪

上演時間:2時間45分(途中休憩25分)


08/07/18 ミス・サイゴン@帝国劇場

2008年7月18日(金) 18:15
ミスサイゴン 初日
2階H列22番@帝国劇場

ミスサイゴン初日、観てきました!
すごいメンバー♪
わくわく、どきどき。
最初のアナウンスか何かで、訳詞「岩谷時子
と読まれて、おおおお、あの越路吹雪物語のときの
岩谷時子さんだー(私の中では高畑淳子さん)と。。。

そんな本日初日の出演陣。

市村正親
新妻聖子
井上芳雄
岡幸二郎
鈴木ほのか
泉見洋平
ほか

開演直前に、最初のあの舞台左右にある、
ヘリポートの照明みたいなあのスポットライトが
ぐるぐるって回転するだけで、
かなりワクワク感が高まります。

さてその初日!

プレビューの後の初日ということもあり、
そこまで”初日”という新鮮さはなかった感が・・

そして一人一人の役者さんがどの方も大好きな方達であっても、
そのオールスター的なキャスティングが必ずしも、マイベストな印象
にはならないんだなぁということを感じてしまいました。

そうなんです、”組み合わせ”、これ、かなりポイントですね。
一人一人は大好きでよくても、例えばアンサンブルさんが
たくさんいる中でどう映るか、身長差、愛情の深さ、
DUETでどう聴こえるか、声の細さ、他の歌い手とのバランス、などなど。

正直私的には、プレビュー2日目の印象の方が強烈ではまってました。
が、今日の初日のキャストさんとプレビュー2日目のキャストさん、
また別の方達が絡むと。。。といういろいろなパターンを
観てみたくなります。あぁお金と時間が・・・
さらにアンサンブルさんチームも青組と赤組がありますしね。
(こちらもプレビュー2日目のノリがインパクト強かったっす)

音楽のノリ、キャストさん達の組み合わせ・相性、叫び、
いろいろな要素が絡み合ったこの演目、次はどの組み合わせをみよう。。

p.s. 初日号外が出てました。さすが協賛読売新聞!
でも東宝さん、配る場所考えてくれないと(最終的にはドアの外に移動してくれはった)、
出口プチパニックになって出るまでにかなり時間かかってしまいました。


08/07/23 ミュージカルDUET@シアタークリエ

2008年7月23日(木) 14:00
DUET
10列@シアタークリエ

セットのピアノがいい感じ。作曲したくなる。
回転するセットと共に、部屋に、車に、別荘にと
いろいろ変わっていくピアノ。
このピアノの部屋、私も欲しい。
そして後半のあのピアノのバックに流れ落ちる
小さな水玉が非常に綺麗でした。

この舞台は、石井一孝保坂知寿さんが
二人(三人?)の男女関係を描き、そこに男女3名づつのアンサンブルさんが
ちゃちゃいれのような感じで登場するという舞台。

ストーリーは、まーなんというか、くっついて
離れてくっついてみたいなお話。
そこに、楽曲をなかば強引に入れ込んだ感じなので、
あまり楽曲やストーリーに思い入れはできなかった。。
主役二人の魅力でもたせたって感じかなぁ。

今回の舞台は、私としては久々に拝見する
保坂知寿さんを楽しみに行ったんですが、
石井一孝さんの魅力再発見!という感じでした♪♪
石井一孝さん、声が素敵~。かっこいー。
特に最初の一曲目、鍵盤に乗りながら歌う歌声がよかった。
その後も、動きや目線、声が気持ちよく、汗をたくさんかきながら
保坂さんに「君は汗かかないんだね」みたいに言うせりふも面白かったっ!

そして久々に拝見した保坂知寿
足細い~。足あがる~、若い~。かわいいー。
楽曲のキーは保坂さんの魅力を発揮しきれてない気がして
なんか魅力ができってないというか、少し堅い感じも。。。

アンサンブルに中山眞美さんがいたりと
なかなか素敵なキャスティングなのに、
そのよさができってない気もしました。うーん、なんかもったいない。
ラストも、ここで終わりですかそうですか的なエンディング。ちょっと唐突。。
残念!

その分、カテコで最後恋人みたいに腕組んで
舞台袖にはけていかはるのがほほえましかったです。


08/07/27 Oh!myお葬式!@萬劇場

2008年7月27日(日) 17:00
劇団TipTap
Oh! my お葬式!
大塚萬劇場

お葬式がテーマの、どたばたコメディミュージカルを観てきました。
この劇団TipTapは、2005年に早大ミュージカル研究会の出身者が
中心となってできた劇団とのことで、今回が第4回公演。

作・演出(上田一豪さん)・音楽(榎本三和子さん)をはじめ、
全てオリジナルなミュージカル!
幕はお葬式の白黒。こだわってます。
そしてびっくりしたのが、この萬劇場のステージで
盆が回転するのです!おおおおお!
(でも作業服のスタッフが丸見えで、回転のたびに一瞬、ん?登場人物?って
 思ってしまった。。。せめて黒い服着てくれたら脳内で変換できるんだけどなぁ)

群集ミュージカルということで、一人ひとりのキャストに
結構見せ所がもうけられているのですが、終演後キャスト表みると
全員がちゃんと印象に残ってるところがすごい。
普通これだけキャストいると、一人くらい、うーん、この人
どこで登場してたっけとなりますが、全員わかりました♪

そんな中でも今日抜群に印象的だったのが保険調査員役、南裕理子さん。
登場のあのながーい間は一瞬ドキっとしましたが、堂々たる登場ぶりで
一気にひきつけられました。歩き姿も美しい!
その直後のあの
ホッホッホーホッホッホッーホッホッホッホッホーー!!
音程完璧!
聞いててめっちゃ気持ちいいです。あの紙芝居も楽しい♪
表情もよかった(O型の暗転直前のお口も笑いを誘ってました)。
あのスーツのポケットにはたくさんのグッズが入ってるんですねぇ。
描かれ方も楽しい!

全体的な感想としては、ミュージカルとして観た場合、
ソロを歌われる方の音程が安定して、歌唱部分の魅力が高まると、
俄然はまりそう!!と思いました。

上演時間:1時間半(休憩なし)


08/08/02 MAYA THE BEE みつばちマーヤの冒険@博品館劇場

2008年8月2日(土) 13:00
ブロードウェイ・パペットミュージカル
MAYA THE BEE
~みつばちマーヤの冒険~
I列15番@博品館劇場

客席すべてお子様連れ~!
そんな中に私♪
女性ばっかりの客席にポツンと座るのもなかなか
居心地がよくないものがございますが、
親子ばかりの劇場にポツンというのも開演前は
少し不思議な感じでした。

が!はじまってみたら、これがですねー、
楽しいのですよ。私の頭がまだ子供だからって?
それもあるかもしれないですが、この舞台、
子供はもちろん、一緒にきた親御さんも楽しめると思います。

最初、はじまる前、私の前の席の子は少しぐずってたんですが、
舞台がはじまると、あと少しでチューリップが
もらえなかったのをいさぎよくあきらめ(この時のこの親子の会話が
面白かった 笑)、もう身を乗り出して観劇、ラストでは、
キャストさんの呼びかけに応じてぴょんぴょん飛び跳ねてました!

まず、パペットが、実にかわいい。
このパペット、動きが出ることでその魅力が出るんだなと
思いました。羽、足、そして、特に目!!
眠そうなマーヤのまばたきの仕方とか、よろめき具合とかもとってもかわいい。
またそれを操っている加藤真優さんもかわいい。
そう、このメインのキャストさん達4名
加藤真優さん、舞生ゆうさん、灰野優子さん、喜多原拓人さん)が、
表情、動き、目がいいんですね。
それが人形の動きにも伝わってる感じ。
一人何体もの人形を操られていて、またその人形によって個性や
動き方が異なるんだけど、それがほんとにキャラクターにあってて見事。
あの人形、どのくらいの重さなんだろう。。なにげに重そうだなと余計な心配を。。

登場する人形(パペット)達はほんとに個性的なキャラばかりで、
クモ(テクラ)はかなり強烈なキャラクターですね。すげーデザイン(笑)
しかも、この声はなんとルドルフでフランツをされていた穣晴彦さん!
そう、この舞台、声や歌声は吹き替えなんですが、その声がまた
いいんです。特にフンコロガシ(広瀬彰勇さん)と
番兵(宮田慶太さん)の声がいい感じでした。
番兵の「気をつけていくんだよ」、おぉぉぉ、ぐっときますねー。

終わり方も素敵です。余韻があじわえる感じ。
そして、舞台後方のスクリーンに投影される映像がこれまた美しい。
さすがディズニーのオリエンタルランド主催。

マーヤ達は客席にもまわってきます。
なんと私の席にもきてくれました。感激・・・

曲も頭に残り、声もよく、動きも楽しく、キャラクターもかわいい。
特にマーヤはかわいい。ストラップにしたいくらい。

この後、全国をツアーでまわるようです。
子供はもちろん、大人も楽しめる舞台です♪
お子さん達、飛んでも跳ねてもOK!
上演時間も75分なので、ちょうどいい感じ!
私も、もう一度観たいです。甥っ子でも連れていくか(笑

p.s. 「アポイントメント」という単語がセリフが出てきたけど、これって
 子供にも結構浸透してるのかな今の時代。。


08/08/06 ミュージカルシャウト!ゲネレポ@ヨコスカ・ベイサイド・ポケット

2008年8月6日(水) 13:00
ミュージカル シャウト!
@ヨコスカ・ベイサイド・ポケット

先日稽古場にお邪魔してきたミュージカル シャウト!の
ゲネにいってまいりました♪

タイプの異なる5人の女性(それぞれに色が割り当てられてます)
一人ひとりにスポットをあてて、60年代から70年代へと、
彼女たちの変化を、歌、踊りなどを交えて、POPに描いたミュージカル。
5人の登場人物でずっぱりです。

ちなみに音楽の生演奏も全て女性(衣装もステージにあった衣装)。

歌、踊り、スタイル、美脚、美脚の動き、壊れ具合、洋服の変化、恋愛、性・・・
この舞台、女性の方自身が観ると、いろいろと
感じるところ思うところとか、男性の私とはまた違った見方に
なるのではないかなと思います。

ちなみに車のセットがあるんですが、今回のゲネでは、この車の
ライトがもろ下手客席をてらして、キャストさんの目線がかなり
客席下手ブロックに集中してました♪(私座ってたの下手。キャー笑)

音楽も頭に結構こびりついてます♪
そしてその音楽が頭の中で流れると、必ずその音楽に同期して
軽快に動く紫吹淳さんが私の頭の中に登場します♪
そのくらいインパクト大!

樹里咲穂さんは、高音が気持ちいい。一方であんな動きを・・・
岡千絵さん、くねり!ダンスかっこいい!以上!(笑)
入絵加奈子さんの動きと表情がかなりツボでした!ウェーッ!アィッ!等等
森口博子さん、黄色かわいい&いい歌声したはります♪

美脚ミュージカルシャウト!(美脚ミュージカルについては稽古場レポの動画をご参照下さい)
東京公演は、8月12日から8月31日まで博品館劇場にて
その後、岐阜、静岡、香川、兵庫、愛媛、高知、福岡と全国ツアー♪


08/08/08 シンデレラtheミュージカル@新宿コマ劇場

2008年8月8日(金) 11:00
シンデレラ the ミュージカル
6列79番@新宿コマ劇場

モーニング娘。の高橋愛さんがシンデレラ、
新垣里沙さんが王子、この二人がとってもかわいい!
継母の愛華みれさんと麻路さきさんと並ぶと
ほんとうにちっちゃくてかわいい王子とお姫様♪

とにかくかわいい&かっこいい!そんな舞台でした!
モー娘ファン、宝塚ファン、親子連れ、中高生、大学生、おじいちゃんおばあちゃん、
いろーんな客層のファンがいた感じ。盛り上がり方、拍手の仕方、タイミング、
まわりの反応みてても面白いです。不思議な空間でございます。。

まずはシンデレラ!高橋愛さん。
いい声したはります。舞台映えもします。

お次、王子の新垣里沙さん。
かわいい王子です。衣装めっちゃ似合ってます。

派手な継母愛華みれさん。
頭がすごいことになってます。
姉二人のやりとりもかわいらしい。
特に妹ポーシャ役の亀井絵里さんは、舞踏会にヘソ出し衣装。おおおお。

王様の箙かおるさんの貫禄!
この王様とこのお妃(光あけみさん)は何歳でこの王子を
産んだのだろうかと考えてしまいました。。

この皆さん、公式ブログのインタビューサイトみると
ぜんぜん舞台と印象が違う!驚いた。。

二幕、おうちの靴のシーンで、継母の愛華みれさんと伝令官の久住小春さん
のちょっとしたやりとりも楽しい♪ この久住小春さん、モー娘の中でのキャラは
知らないのですが、今日の舞台では、クールな感じの中に温かみのある伝令官を好演!
笑顔も素敵ですラストシーンでのながーーい名前もよく読みあげた!
伝令官の手下のジュンジュンさんもピンクの衣装が似合ってましたねぇ。
私、ピンク色の衣装に弱いんだろうか。。。

宝塚OGさん達のアンサンブルも美しいです。森の精たちとか、
群舞はさすがでございます♪
ちなみに王室のドアの横にたっている番兵の男役の方、素敵、どなたでしょう。
あの微笑をぜひ私に(笑)(かぼちゃの馬車では引き手?)
チラシの裏面に写真があるんですが、役柄の写真でないと頭の中で一致できない・・・

最後の王子とシンデレラの出会いシーンの演出も好き。
もっとひっぱってもらってもいいくらい。
(逆に第1部のドアのばたんばたん演出を短くしてほしいー)

そして今回、なんとオーケストラも生。本格的です。

そうそう、今日は途中で地震もありました。ごごごごご、ボコッみたいな感じでセット全体が
グラっと揺れました、が、舞台上では何ごともなかったように継続。おおおお。

第1部と第2部はシンデレラのミュージカルですが、
第2部の後の10分休憩が終わるとですね、

モー娘ショー

タカラヅカショー

総合フィナーレ

プチ挨拶

というコースが待ってます。これが楽しかった!
モー娘プチライブが味わえて、客席のファンの雰囲気も堪能でき、
タカラヅカショーでは、歌と踊り、ラインダンスを堪能。
宝塚ショーのあの拍手”チャチャチャ”、これは一緒に拍手したいところですね。
愛華みれさんの登場は、タカラヅカファンでない人は、
この方=継母という認識ができるまでに時間かかったんではないでしょうか。
もうほんと別人。素敵。かっこいいー!
とっても豪快なウインクが印象に残っております!
その後の合同フィナーレ、そしてプチ挨拶。
盛りだくさん、満足度いっぱいって感じでした♪♪

8月6日の初日から25日まで、13日を除いて毎日、
しかもほとんどが2回公演。・・・しかもその間に
テレビとかのお仕事とかもおそらく入ったりしてるわけですよね。すごい。。。

それにしてもこのコマ劇場は横に広いです。
横が90番台まであるってすごいですね。
そしてすり鉢状になってて結構傾斜もあるので見やすいし。
さらに座席にペットボトル置き場まであるものだから、
お客さん達が途中でぐびぐび飲む飲む(笑)
今年一杯でなくなってしまうのは寂しいなぁ。


08/08/14 サ・ビ・タ@シアタートラム

2008年8月14日(木) 14:00
サ・ビ・タ
J列2番@シアタートラム

韓国でロングラン中のミュージカルとのこと。
冒頭から観客参加型で、上手と下手の端の観客に小道具のお手伝い。
あのくらいの参加感が一番楽しくていいかも。
ただ、頭ぐちゃぐちゃはやりすぎではと思ったりもしますが(笑
あれも座ってる人みて選んでるのかな。。

ミュージカルということだったけど、
最初の一曲目が駒田一さんの歌で、
高めの歌声がかなり喉つらそうで残念。
初見のミュージカルは最初の一曲目って
その後の観劇時間にかなり影響するんですよね。。
駒田さん、演技はとっても雰囲気でててよかったんだけどなー。

山崎育三郎さんは、おおおおお!かっちょえー。
幅広い役者さんだ。歌声も素敵。育三郎くんは演技も歌も観てて気持ちいいです。

原田夏希さん、なかなかインパクトある登場だったけど、
歌は全体的にキーがずれてる印象で残念。
3人で歌う部分も、ハーモニーが・・・

うーん、ミュージカルというからには歌をちょっと重視してほしかったなと。
また歌いはじめるのが唐突だったりして、かつてミュージカルが苦手
だった時の私が観たら、ますます苦手に思ってしまったのではないかという感じ・・
ビールを口であけるシーンとか電話の受話器押す音とかの効果音が
あったりなかったりってのにも冷めてしまう私です。

いや、でもこういろいろ書いてますが、楽しかったんですけどね。
ラストの雰囲気とか好きですし♪
ちなみにあの箱の中は何なんでしょう?


08/08/20 ミュージカルシャウト!@博品館劇場

2008年8月20日(水) 18:30
ミュージカル シャウト!
M列10番@博品館劇場

先日横須賀でゲネ見て来たのですが、
お客さんはいるとノリも雰囲気もパワーアップしますねー。
特に今日はラストの客席前方席はかなり盛り上がってました。

紫吹淳さんと樹里咲穂さんコンビ、
この二人の存在感は圧倒的ですね。
立ち姿や雰囲気、動きをみてるだけで綺麗。
ぶれない。そしてモードの切り替えがほんとうまい。。

役柄と演じてる人の気持ちに距離感を感じると
観てる方としてはふっと冷めてしまうものですが、
そういうのがこの二人は全然ない!

入絵加奈子さん、かなりパワーアップしてました。
表情や動きがもうかわいくて面白くて楽しくて。。
思わず声出して笑ってしまいます。
もう一度リピートして見せて!っていいたくなる。
ほんとレッドを好演です♪ そして歌うとレッドが歌ってるの?
と思ってしまうくらい気持ちいい歌声。

最後のあの相談おばさんの半分キレ具合ってのがよくわからないんですが、
グリーンの病気ネタはやっぱり嫌だなーなどと思いつつ、
少しHなネタやセリフもあったりしますが(グリーンは大変だ・・)、
ラストはそんなの吹き飛ばして盛り上がれます。

シャウッ!シャウッ!シャウッ!シャウッ!


08/08/22 音楽座ミュージカル七つの人形の恋物語ゲネレポ@赤坂ACTシアター

2008年8月22日(金) 18:00
音楽座ミュージカル 新作
七つの人形の恋物語
赤坂ACTシアター



♪マークをクリックすると七つの人形の恋物語の美しい曲が聴けます

8/27追記:本レポ最後に、ゲネの動画映像をUPしました


ゲネ観てきましたー!♪
不思議な一幕、魂を感じる二幕、そしてラスト&カーテンコール!
音楽が今でも頭の中をぐるんぐるんまわってます。
少し不安定な旋律の中に芯(魂)がある感じの曲、
ほんとに美しい透き通るような旋律の曲、
心にポロロンと響き渡る曲が盛りだくさんですっ♪
ずーっと頭の中でなり続けてます。
ターララララーラララーララララーーーー♪
休憩中オーケストラピットを覗くとわかりますが、
下手側にシンセが数台置いてあって、ほかのミュージカルとは
ちょっとオーケストラピットの雰囲気が違って新鮮ですよ。

さてこの舞台、劇団四季夢から醒めた夢宮崎しょうこさんファン
であった管理人はもう大変楽しみにしておりましたが、今回の主役ムーシュの
宮崎祥子さん(音楽座に入ってしょうこ→祥子にされたようです)、
表情、困った顔、笑顔、口の開け方、声、歌声、かわいらしさ、
ふっとみせる寂しげな雰囲気、無邪気に喜ぶさま。。などなどもういろんな魅力がつまってます。
製作発表でおっしゃっていた通り「無垢!」でした。
私は彼女が出す独特のセリフの抑揚がとても好きなんです。
例えば「ほかのみんなは?」というだけのセリフでも、
なんかツボに入ってしまうのですよ。

いろいろなインタビューサイトやチラシの写真も拝見してますが、
宮崎祥子さんの魅力は、そうした写真などの静止画に比べると、
生で、動いてるところ、歌ってるところ、演じているところ
を観て聴いて感じるとほんとに桁違いに伝わってきます。
一幕の、安中淳也さんとのトランポリンのシーン好きだなぁ。
安中さんの存在感も素敵です。ってか、ほんと身軽っ!

一幕ラストは、おっと、あらま・・と思う描写があったり
ストーリー展開も、どちらかというと
負(マイナス)の世界からプラスに向かう葛藤というような感じの印象、
でもそれゆえにいろいろ共感共鳴できたりするんですよね。
劇場から帰る時には、観た人の心に何かが芽生えているような、そんな気持ちになれます。

一幕は上手から観て、二幕は下手から観たんですが、
二幕はセットの配置からすると上手の方がアングル的にはいい気がします。


音楽も照明も素敵です。
照明は全体的に暗めですが、浮かび上がる感じで、
また時々ぱっと舞台が明るくなると気分も同時に高揚する感じに♪
曲がほんといいのですが、この曲にあわせた
歌い始めが私すごく好きなんですよね。
ぞくぞくっとくる感じ。セリフから歌へのつなぎが自然です♪
またアコースティックからシンセへの展開もいい!

今回はアンサンブルさん一人ひとりにスポットがあたるシーンが
少ないように感じましたが、黒いアンサンブルさん達の動きがかっこいいです!
(誰が誰かわからないのですが・・)

またアンサンブルシーンでオペラグラスしてると、
お、関川慶一さん発見、お、しゃべった(笑った)!と嬉しくなります♪

広田勇二さんがキャプテンコックと人形の二役をしてるのに
最初ちょっと混乱しましたが、
七つの人形は、それぞれに特徴があってどれも印象に残ります。
私は特にデュクロ博士!藤田将範さん!が気に入りました!!!
演技もいいし表情もいい、なんといっても声がいい!歌声最高~です♪

宮崎祥子さん、広田勇二さん、藤田将範さんのトリオは何度もリピートして聴きたい♪

ゴーロ役の小林アトムさんやボスケ役の新木啓介さんなど
脇を支える方のもつ雰囲気も素敵です。

そんなに小難しく考えなくても、宮崎祥子さんの魅力を十二分に堪能できて!
この素晴らしい音楽に浸れる!というポイントだけを考えても、見ごたえ十分!!

最初から最後まで作品の持つ世界観に浸れる、そんな舞台だと思います。
(最後のカーテンコールは明るく素の笑顔で送ってくれるので
 それがまた気持ちよくもあったりします)

赤坂ACTシアターで8月31日まで。

ゲネは撮影しながら観てたので、ファインダー越しだとやっぱり
伝わってくる時にフィルターかかっちゃうんですよね。
なのでやはり生で観たい!、っと、
次回は8月27日マチネ公演を観劇予定です→観劇レポUP

参考リンク

同じくゲネを観劇した方達のブログリンク

(写真は関係者の許可をいただいて撮影・掲載してますので無断転載はご遠慮下さいね)

そしてお待たせしました、ゲネ映像ですっ!

参考:映像の流れ&管理人の一言コメント
→冒頭のアンサンブルシーン(この振付大好き!踊りだそう!)
→心地よい三重奏の部分(りんごはー♪)
→キャプテンコックとムーシュ(あなたの本当の名前は・・)
→キャプテンコックと七つの人形(後ろの人形の動きに注目)
→人形達&ボスケ(人形達のメドレー。最後はボスケ!)
→ロクサーヌー!(劇中劇シラノドベルジュラック。下手側の手に注目。おらですよぉぉx-)
→ムーシュとバロットとの出会い(蝿よ。ぶんぶん飛んでる蝿)
→ジプシー(最初一緒に踊ろうといわれた時のムーシュ首くにゅっがかわいぃー)
→後半の1シーン(ラストシーンじゃないよ。さぁこのあとどうなるか!)


(映像撮影・編集 by おけぴスタッフ吉田)


08/08/24 ミュージカル銀河鉄道の夜@シアター代官山

2008年8月24日(日) 12:00
劇団ひまわり
ミュージカル 銀河鉄道の夜
D列13番@シアター代官山

シアター代官山って劇団ひまわりの劇場なんですね。
劇団ひまわりがミュージカル、ということは子役いっぱいかなと
楽しみにいってきました。

生演奏、そして映像もうまく使って、アンサンブルもたくさん!
休憩なしの1時間45分、楽しいステージでした。

発見がいっぱい。

まずは歌声が素敵なカオル(宮原理子さん)の息子タダシ役の女の子が
すっとしてて透明感あって綺麗だなぁと思っていて、終演後ふっと
キャスト表みたら「野本ほたる」とある。
なぬ!ミュージカルモーツァルトのアマデ!?
おーーーーアマデだ!
しかも今日は声聴けた♪
なんかめっちゃ嬉しい。

メインキャストがダブルキャストで今日のジョバンニは熊本野映さん。
前向きな強さが伝わってきましたです。
そしてカムパネルラの石川由依さん。ラストの歌声よかったー。
それにしてもお父さん、45分であきらめますか・・・おぅぅぅ(泣)

いいなと思ったのはザネリ。
ちょっといじめっこではありますが、声がいいっ。
セリフの間がかなり長いのは演出だろうか。
歌声も素敵。もっと歌って欲しかったくらい。
サソリでも登場しますが、踊りもいいっ。
かなり容量の少ない私の記憶に松村理子さんのお名前INPUTしました。

最初黒い踊り子で登場する3人のダンサーさんもいいっ。
舞台上方でうっすらと影になって踊る3人の笑顔がほんとに素敵で
そのシーン以外にもダンサーで登場するのですが、表情が気持ちいいと
みてる方もほんとに気持ちいいです。

もうちょっと大きなステージでみても気持ちいい舞台だなと思いました。
こういうところから、将来のスターが生まれていったりすると楽しいかもと。

今度10月に池袋あうるすぽっとで男性版の公演があるんですね。
見比べるのも楽しそう。でもチケット激戦っぽいなー。

上演時間:休憩なしの1時間45分


08/08/27 音楽座ミュージカル七つの人形の恋物語@赤坂ACTシアター

2008年8月27日(水) 14:00
音楽座ミュージカル
七つの人形の恋物語
2階B列40番@赤坂ACTシアター


↑ ♪マークをクリックすると美しいあの曲が聴けます♪
本レポ最後にゲネの動画映像をUPしてます♪
いいっ! 2回目みて、はまった! 特に二幕がよかったー。 ゲネから演出もセリフ(歌詞も!?)も追加削除変更含めて 結構変わったのではないでしょうか。 ラストは、すーっと心に落ちてきて、 なんというか、こう水面から浮上した気分になりました。

まずは、ゲネレポでも書きましたが、
曲はほんとにもーまー素晴らしいっ♪
私の頭の中で再生スイッチが入ったままです。
こればかりは止めようがありません。
今流れてるのは、うーん、これどのシーンだろう、ムーシュが歌ってます(笑)
タララーン(↑)、タララーン(↓)、タララーーーーン、ターターター(↑)・・・って曲。
三重奏シーンでしたでしょうか。二幕でもでてきますよね。
また、一幕冒頭のダンスシーンの曲や二幕ジプシーシーンの曲もかっちょいい!
これ、CDにならないかなー。
安中淳也さんと宮崎祥子さんのデュエット、
この二人の包み込むような声質のハーモニーは絶品です!
二人の出会いシーンもいいんですよね。
ムーシュの、うぁああああっ、とか、え?とかいう反応も大好きです。

次に、ダンス!
最初のアンサンブルダンスシーンからして曲とダンスが気持ちいい。
黒いダンサーさん達は、動きがとーてーもー綺麗。
手の動き、倒れ方起き上がり方、もうぼーっと見惚れてしまいます。
そして宮崎祥子さんと安中淳也さんのデュエットダンス、
中でもお気に入りは冒頭ダンスと二幕のジプシーのシーン!!
冒頭のダンスは振付最高~。
ジプシーシーンは、曲は舞台全体の曲調を保ったままでのジプシー調がすごく素敵で、
もう振り付けはかっこいいし、ダンスは気持ちいいし、
めちゃめちゃお気に入りになりました♪

今日は2階席から観たのですが、
ダンスシーンの全体が見渡せて、より印象に残ったというのもあるような気がします。
また、2階席からだと、オーケストラピットがよく見えるのです。
指揮者の方が振りながらシンセを演奏されてるんですが、
この手の動きがまた見えるのがいいんですよね。
あーこの素敵なメロディーを今あそこで奏でてるーと。
さらに、二幕のジプシーシーンでは、パーカッションとヴァイオリンの方が
ステージ上で演奏してるのですが、その方達が戻ってくるのもばっちり見えて、
かといって気分が現実に引き戻されるかというとそういうことは全然ないんですよね。

また、ステージ床面が少し鏡っぽくなっていて、
セットが舞台面に投影されるんですね。
なので最初のムーシュとにんじんさん(吉田朋弘さん)の出会いのシーンで、
にんじんさんがセットからジャンプして降りてくる際、
うぉっそんな高いところからジャンプ?と思ってしまったくらいでした。
この鏡効果は、なんというか、水面というか、透明感というか、
そういうのもあるなーと2階席でみて感じましたです。

理解力ある人とか、原作読んでる人だったら一回ですっと入ってくるかもですが、
私は2回目みて、1回目よりいろいろ感じ入ってきました。
でも今日は、ミュージカル初観劇という子と一緒に観にいったのですが、
すごく感動して興奮して、ある程度内容を把握できたといっていましたし、
演出変更などでわかりやすくなっているような気もします。

シラノドベルジュラックとロクサーヌ、ミシェルとムーシュと人形、
レイナルドとアリファンファロン、ミシェルと父親、
にんじんとジジ、そういった関係が、最後にすーっとつながる感じです。
ラストは、お、一座の名前が・・・
ということはミシェルは・・
そして、おっ、この娘は・・・
ということは、ムーシュはバロットと・・・
なのかなーと勝手に想像して楽しんでます。

広田さん二役、今日は混乱しなかったです。
(一緒に観てた子は同じ役者さんだと最後まで気づかなかったらしい)
逆に、同じ人が演じてるからこそ、ぐさっと胸が痛いシーンもあります。

歌は、一幕の三重奏(広田勇二さん、藤田将範さん、宮崎祥子さん)
やっぱりいいっ♪
特にムーシュ(宮崎祥子さん)が歌い始めるりんごはーっところが好き!

人形の中では、藤田将範さんのデュクロ博士が最高~。
ジジ(野田久美子さん)に、うっとおしいんだけど、
と言われた後のずっこけもパワーアップ!してました(笑)

カーテンコールの人形達の挨拶も素敵です。
最初開演前にロビーにかざってある人形みると、
ちょっとこわいかもって思うかもしれませんが、
このカーテンコールではかなりこの人形達に愛着出てきますよ。
終演後は、役者さん達がロビーに出てきてくれることもあり、
かーなーりーロビーがごったがえすので、人形との記念撮影は
開演前がおすすめかと思います。

入り口で無料でプログラムが配られるんですが、
このプログラムのボリューム、質がすごいのです。
キャスト紹介はもちろん、歌詞、稽古場写真なども豊富!
少しはやめに劇場にいって客席でプログラムじっくり読むのもいいですよ♪

公演は8月31日(日)まで。赤坂ACTシアターにて。
当日券は開演1時間前から販売してるようです。




ゲネプロの映像をUPしました!




参考:映像の流れ&管理人の一言コメント
→冒頭のアンサンブルシーン(らららーらーの振付大好き!踊りだそう!)
→心地よい三重奏の部分(りんごはー♪)
→キャプテンコックとムーシュ(あなたの本当の名前は・・)
→キャプテンコックと七つの人形(後ろの人形の動きに注目)
→人形達&ボスケ(人形達のメドレー。最後はボスケ!)
→ロクサーヌー!(劇中劇シラノドベルジュラック。下手側の手に注目。おらですよぉぉ-)
→ムーシュとバロットとの出会い(蝿よ。ぶんぶん飛んでる蝿)
→ジプシー(最初一緒に踊ろうといわれた時のムーシュ首くにゅっがかわいぃー)
→後半の1シーン(ラストシーンじゃないよ。さぁこのあとどうなるか!)


(映像撮影・編集 by おけぴスタッフ吉田)


08/09/23 Freddie 少年フレディの物語@東京芸術劇場

2008年9月23日(火) 13:00
ミュージカル「Freddie~少年フレディの物語~」
2階D列39番@東京芸術劇場中ホール

一度観てみたいと思っていた島田歌穂さんのフレディ。
最後のご挨拶で、今日が今年の公演の千秋楽であるとともに
8年間毎年続けてこられて一つの節目にされるとのこと、
最後にこの演目を観劇できてよかったです。

島田歌穂さん、もう、なんというか、前向きに純粋に
無垢に生きる少年フレディの感じがとてもでてて、冒頭のパンチシーン
から笑わせてくれます。宇宙旅行とかの空想シーンも楽しい。
動きとあの独特のトーンの声質が、あぁこのシーンもっと観ていたいと
思わせてくれるんですよね。

お父さん(大須賀ひできさん)の声もこれまた素敵でした♪

セットはシンプルでテンポ感は少しゆっくりめだけど、
じっくりと春夏秋冬、輪廻転生、一人の少年フレディの目線から味わえる作品です。

最後のカーテンコール後の島田歌穂さんのご挨拶が印象的でした。
8年前は平均年齢30代だった出演者達も今は40代とのこと。
また初演の頃からお亡くなりになられた方達のお名前を読み上げられ、
ここで一つの節目にしようと思われた想いなどが伝わってきて
ちょっと聞いててジーンとしてしまいました。

上演時間は約1時間半。島健さんのピアノとストリングスの生演奏に
のって病室の一室が舞台のこの演目。
何かが起きても、そこから目を背けちゃだめだなと思いながら観てました。
少年フレディ、私は君のこと忘れないよと言いたくなりました。

途中、客席から子供の高らかな笑い声が聴こえて、それがとっても
素敵な笑い声で、思わず客席からも笑い声。あの笑い声はほんと
聞いてて気持ちよかったなぁ。もし今日の舞台を収録していたら
あの子供の笑い声ぜひ採用してほしいくらい。

上演時間:約1時間半(休憩なし)


08/09/23 ミス・サイゴン@帝国劇場

2008年9月23日(火) 17:00
ミス・サイゴン
1階P列42番@帝国劇場

二幕いいっ!♪
前にプレビューと初日観てからしばらく開いてしまったからか、
演出微妙に結構変わってます?
あと、オケの音も、あっあの音がなくなった?みたいなのが
あったりして、特に二幕はとっても新鮮に観れました。

今、観終わってしばらくしてますが、
コーラス隊と坂元健児さんの二幕冒頭のブイドイ、
ずっと頭の中で回り続けてます♪
「名はブイドイ」で、なんともいえない気持ちが芽生え、
「地獄で」でさらにそれが持ち上げられ
「生まれた」さらに盛り上がり、
「ゴミクズ」でスコーンと突き抜ける感じ、
さらにその後、すっと落ちてきて、
「我々の全ての罪の証拠だー」
の証拠の「しょ」の部分の音が私の琴線に触れます。
坂元健児さんのスーツ姿もいい。頼もしい。声もあってる!!

そして鈴木ほのかさんのエレン。。
エレンの気持ちがわかる感じ。受け止めてるエレンがすごい。。

トゥイの神田恭兵さん、プレビューで拝見した時から
すごく成長して安定してしっかりしたトゥイになった印象!
でもプレビューの時の、あのちょっと危険な香りのする精神不安定感も
よかったんだけどなーと思ったり。今日は一途さが印象に残りました。

クリスの照井裕隆さん、二幕での苦悩ぶりがいいっ。

笹本玲奈さんは、今日は背が低くみえた。なんでだろう。
あ、橋本さとしさんの背が高いからか。。

その橋本さとしさん、パワフル。
一番パワフルなのはカーテンコール(笑)。ガッツポーズっ!
隣の照井さんの頬をぺしっと。照井さんもえーーという表情。
さらにカテコで1階下手で即座にスタンディングオベーションした人達に指指してポーズ。
その後1階ほぼ全てスタンディングになった時には
かなりテンション高く投げキッスしたはりました。
ありあまるパワーを感じました(笑)

アンサンブルの方達による終演後のお見送り!もあるんですね。びっくり。

次は別所さんエンジニアをみたいっ。
(その前に今週25日夜に再度筧さんエンジニア観てきます♪



08/09/25 本気でオンリーユー@パルコ劇場

2008年9月25日(木) 14:00
本気でオンリーユー
D列16番@パルコ劇場

み、みとれました。。あやや、松浦亜弥さんめちゃめちゃ可愛いです。
D列16番。。この16番の列の前方席、ここはすごいです。。
ちょうどステージのど真ん中なので、
ステージ中央のあややの視線がこの列にびしっときます。
(多分目線的にはもう少し後ろの列かも)
うっとりする目線の交差を楽しめました。。

あやや歌うまいっ♪声もいいっ!
特に後半のつぶやくように歌う歌い方、好き~。
次々に着替えはる衣装も、これがまたすごくかわいいっ!

そして岡田浩暉さんがとーっても素敵っ。
軽い感じだけどしっかりと流されない自分を持っている感じ。

映美くららさん、歌少なめかなと思ってたら二幕で歌堪能~♪
意外に低いお声でしたが、いい声~。

ラストもいい感じ~。カーテンコールも楽しい!

竹内まりやさんの曲のメロディー、歌詞が、
ストーリーの進行やキャストの心情と見事にあってるんです。
前奏がはじまると、うぉっきたきたーって思います!!

また、背景のセットに投影されるビル群やマンション群、NYの夜景などが
美しくて、時には、ステージが動いてるんじゃないかという錯覚もあって
面白かったです。電車で、雪国にいく光景も楽しい演出でした。

もーとにかく、松浦亜弥さんの魅力満載!
これはリピートしたいー。


08/09/25 ミスサイゴン@帝国劇場

2008年9月25日(木) 18:15
ミス・サイゴン
2階C列50番@帝国劇場

今週2度目のミス・サイゴン
今日のエンジニアは筧利夫さん。
プレビューで拝見した時からパワーアップしてました!
でもなんといってもあのカーテンコールのお顔が
今だに脳裏に焼きついていて忘れられません(笑)
あの目を見開いてお口をニカっと開けて両手を前に
突き出したご挨拶。あれ、すごいインパクトっ!!

23日に橋本さとしさんエンジニアで
観てきたばかりなので、この二人の違いがいろいろと
わかって面白かったです。セリフも随所違うんですね!

本日のキムは笹本玲奈さん。
1幕冒頭で、女性陣が一列に並んでのシーンで下手にいる
後ろ向いたキムが膝をちょこんとまげるシーン、
あのときのキムの姿勢のよさというか背すじの伸びというか
あの膝ちょこんが好きであります。

クリスは井上芳雄さん。
このお二人、キスの数がとっても多い!
めっちゃ積極的なクリス(笑)
トークサロンで塩田さんがいってた
キスの多いクリスって井上芳雄さんですね!?

二幕のクリスの苦悩シーン、感情びしびしです。
エレンの浅野実奈子さんもいい声~。
もしキムがあぁなってなかったら、結末はどうなっていただろう・・
といつも想像してしまいます。

ジョンは岸祐二さん。
私が大好きな
われわれのーすべてーのつみのしょうこだー
の「しょ」の音が高かったっすー(残念)

今日はキムがトゥイ(泉見洋平さん)を撃つタイミングが
ちょこっとはやかったかな。振り上げきる直前に撃ってたような。。。

そして本日のアンサンブルは23日と同じ青組さんでしたが、
あの1幕冒頭シーンのアクロバットさんのキレがよかった!
あのシーンって舞台傾斜してるんですね。どの位傾斜してるんだろう。。

今日は観劇後しばらくして地下の楽屋口の前を通ったら
ずらーっと並んだ女性の列に、握手をする。。。わ!井上芳雄さんだ。
背高い!そしてこのファンサービス。横を通った私もますますファンになりました♪


08/10/01 イル・ミュージカーレ@銀座ブロッサム

2008年10月1日(水) 18:00
イル・ミュージカーレ
2階28列10番@銀座ブロッサム

”ミュージカルを売るお店”、イル・ミュージカーレ
こんなお店欲しい~。

この舞台、ミュージカルファンにはたまらないっ!!です。
まずはもうなんといっても私的には第1幕のキャッツ!
しかもキャッツで私が一番好きなシーン!!

↓こんな感じで進行↓

今泉りえさんシラバブからIN。声かわいい!

井料瑠美さんジェリーロラム、光枝さんガスと共に登場。
井料さん今回のコンサートでかなり印象変わりました。

光枝明彦さんアスパラガス
包まれるような優しいガス♪
ガスの歌が「いつもと違う奴をみせようか、ジーザスクライストー!?」となって

ジーザスクライストスーパースターに突入!
(ソウルガールズは高島みほさん、今泉りえさん、浦壁多恵さん)
キャッツでいうところの回想シーンですね。
光枝さん後姿もお尻ふりふりでノリノリ!

でまた回想シーンから戻ってきます。

めっちゃよかった!楽しすぎです。これは手拍子したくなる!

こんな感じで、ほかにもミスサイゴン三昧、ライオンキング三昧、
オペラ座の怪人三昧、レミゼ三昧、シカゴ、モーツァルト、レント、などなど
いろいろなパターンを満喫できるのです!!

例えば魅力ポイントをあげていくと
今井清隆さんのブイドイ、このままiPodにして持って帰りたい。エンジニアの替え歌も楽しい!
高島みほさんの all that jazz、かっこよかったー。のりめっちゃいい♪
そのall that jazz のお相手井料瑠美さん、四季の時よりも全然私的に歌声が好き!
島田歌穂さんのオンマイオウンは素敵すぎます。
今泉りえさん、機転アカペラ素晴らしかったです。そしてラフィキ!!
浦壁多恵さん、ちっちゃくてかわいいー!そしてささやくような優しい歌声~

舞台設定もちゃんとあって、その中でこれだけの作品の珠玉の
曲の数々を堪能できるのはすごい。プログラムに掲載されてる
だけでも全42曲!それ以外にも短いのとかいろいろあるので
もっとですね。いやーすごかった。

2階席で観たのですが、照明も綺麗。バンドも生バンドです。
そしてなんとパーカッションは、おおおお、つい先日もサイゴンで
拝見した長谷川友紀さんではありませんか。タンバリンの叩き方一つとっても
リズムも気持ちいいし、
ノリ方、ゆれ方、伸ばし方など、見てても気持ちいいっ♪のです
マスカレードの時のシンバルとティンパニを交互にたたく際の上下動も楽しい!

アンサンブルの方達もキレがあってかっこいいです(振付は石岡貢二郎さん)。
石岡さん、舞台でもダンサーで出演されてますが、腰細いっ!動きが綺麗ー。

今日と明日だけなんてもったいないーと思うくらい素敵な舞台です。
東宝と四季のミュージカルが大好きな人にとってはたまらないです♪

p.s.
angela って、もしかして昔、池袋で路上ライブをされていた方達!?
私、その時一度通り過ぎて、あまりにも歌声が耳に残ったので引き返して
その場で自主制作のCD買ったのをよく覚えてます。


08/10/04 MusicalShow D 永遠という名の神話@博品館劇場

2008年10月4日(土) 13:00
Musical Show D 永遠という名の神話
K列22番@博品館劇場

DIAMOND☆DOGS東山義久さんの
10周年記念ミュージカル。
演出は宝塚歌劇団のオギーこと荻田浩一さん。

ジェームスディーンの物語なんですが、
東山義久さんがジェームスディーン役を”演じる”というところが面白いです。
東山義久さん、美しいです。特に目が綺麗。

セットも薄暗く青く、なんというか映画のスクリーンの中のような
イメージで展開するこの舞台、スクリーンから出演者が飛び出したように
鮮明に映え、ダンスシーンなどはほんとに綺麗です(うっとりー)。

一幕冒頭は、衝突事故。いきなりここからでちょっとびっくりしましたが、
そこから彼の足取りを東山義久さん演じる”役者”を通して観ていくんです。
わずか24歳で、生涯わずか3本の映画だけに出演したジェームスディーン。
しかも生前に公開された映画は最初の1本だけ。ブロードウェイの舞台にも
たっていたジェームスディーン、観たい。。。DVD、ないよねー。。。

24歳でなくなったジェームズディーンが出演した3本の映画
エデンの東」「理由なき反抗」「ジャイアンツ」、
この3本の背景が舞台の展開と共に描かれます。この映画観てみたくなります。
これらの映画見た後にこの舞台みたらまた違った感想持つのかもしれません。

登場人物も、映画俳優がたくさん。
舞風りらさん演じるジュリー・ハリスピア・アンジェリ
良知真次さん演じるサル・ミネオポール・ニューマン
原知宏さん演じるマーロン・ブランドなどなど。
特にこの3人はダンスでもめちゃめちゃ魅せてくれます。見惚れました。

平澤智さんと佐野大樹さんはストーリーテラー的存在。
朝澄けいさん、戸井勝海さん、峰さを理さんが舞台を引き締めます。
一人複数役という人が多いので、出演者がもっといるように感じました。

”歌”というよりも”ダンス”な感じのミュージカル。
じんわりとココロに残るいい作品です。

カテコ最後のステージ上手での東山義久さんの決めポーズもかっちょよかったっす。
(客席から「キュンっ」って音が聞こえてきた気がしました)


08/10/07 ボーイフロムオズ@青山劇場

2008年10月7日(火) 13:30
ボーイ・フロム・オズ
2階D列38番@青山劇場

2004年にNYで観たボーイフロムオズ
客席絡みがすごかったのが印象に残ってるんですが、
日本版も楽しい演出ですねー。
客席絡みもすっごく多い。
でもNY同様、客に媚びた感じではなくて、
絡みが挿入されるSPOTもストーリーの進行を
さまたげる箇所ではないので、みてて楽しい。

例えば最初は、遅刻した人にスポットライトあてての演出。
今日は新潟からいらした方でした。
今でもその方の名前、私覚えてます(笑)
いやー、でもあそこまでスポットあたると緊張しますよね。

また、2幕で客をステージ上にひっぱりだしての客席絡みもありました。
(NYで観た時は、客席の男性が”ロックなら踊れる”というと、
バンド隊がアドリブでロックを生で演奏しはじめて・・・というライブ感に驚きました)
今日は最前列中央の男性でしたが、女性の日もあるのかな。

坂本昌行さん、オールシュックアップでもいい感じでしたが、
舞台映えしますねー。今後もたくさんの舞台にぜひ出て欲しいです。
NYの THE BOY FROM OZHUGH JACKMAN SHOW って感じでしたが、
今日の坂本さんはピーターに見えました。

紫吹淳さん、おめめぱっちり。ライザ役好演!
グレッグ、すーっと線が綺麗な方だなーと思っていたら、
なんと、あのSHAZNAIZAMさんでしたか!驚いた。。

そしてアンサンブルの方達のダンス。
黒い衣装にキラキラの赤い手袋のシーンかっこいい。
キャストの方達の歌声は全体的にちょっと抑え目な印象で
曲やフレーズが頭に残らないのですが、
TAPやダンスが堪能できて楽しかったです。
”歌”というよりも”踊り”な印象が強いミュージカルですね。

バンド隊も、ドラム、ピアノ、かっこいー。
オケが舞台上なので、弾いてるところをみれるのも楽しく、
またステージが段々にリフトアップされるのも圧巻です。

そうそう、14歳役の子のTAPのキレがすごく気持ちよかったんですが、
この方はどなたでしょうか。。


08/10/09 ミュージカル座 ルルドの奇跡@シアター1010

2008年10月9日(木) 19:00
ミュージカル座 初日月組
ルルドの奇跡
1階17列16番@シアター1010

稽古場で一幕の一部を拝見していたルルドの
奇跡、
月組初日を観てきました♪
照明が綺麗~。光がぷわーっと広がります♪

特にラストのあの閉じていく感じがよかったー。
私はあのちょと前のシーンで浦壁多恵さんが
浮いてしまうのではないかと思ったくらい照明がふわっと
持ち上げる感じで優しかったです。

でそれに負けず優しいのが浦壁多恵さんの声。
であのラストはもう会場中を包み込むようなエンディング。素敵でございました。
カーテンコールで今井清隆さんと宝田明さんに並ぶと
ほんっとに3分の2くらいちっちゃいのでとーてーもーかわいい。
立姿もいいし、今回特に後姿が、これまたかわいいのです。

二幕で、アントアンの中本吉成さんが、僕も独りで。。。と伝えた後、
ベルナデットの上手袖へ去るスピードのはやいことはやいこと!すたすたすたすた!
あー振り向いてあげてーとココロの中で思ってしまいました(笑

いろいろ見所のある舞台ですが、中でも
1幕ラストの高野絹也さんの”目”の変化、すごかった。
見えない人から見える人への変化、必見です。素晴らしい見所です。

以下、おっいいなと思ったポイントなど。

ドズー医師今井清隆さん、ほんっとに素敵すぎます。金髪です。なにやっても似合います。印象大!
ドズーって名前がまたいい。
宝田明さんは、ラストシーン、名うてのハンターみたいです。こちらもまさに”ダンディー”。
光枝明彦さんの「くそー」はちょっと控えめな演出になってましたね。
ジャコメ署長、メイクすごい。北村がくさんだってことが全然わからないくらい(笑
中里裕美さんの二幕のあの大回転(転び方です)、体全体を使った豪快かつ軽やかな動きいい!
一幕の食事シーン、弟役の梅沢明恵さん、ほんとにこういう子ルルドにいそうー。

この作品、歌いあげるというよりは、セリフや心情を旋律に乗せて綴っていく感じですが、
浦壁多恵さんの歌う旋律は優しいメロディーとなって頭に残ります♪
また、ステージ天井部分までずどーんと立ちそびえるように見えるセットや、
マリア様の様子や、森の様子など、セットや照明も印象的でした。
観終わった後に、ふんわりと包まれるような、そんな舞台でございます。

死後30年たって掘り出された遺体が、埋葬時の綺麗なままの姿だったというベルナデット。
この遺体が今でもヌヴェールのサンジルダール修道院に展示されているそうです。見にいってみたい。

p.s. 今回1階17列16番という後方センター席だったんですが、
シアター1010の後方センターブロックって傾斜もあってとっても観やすいんだなーと改めて思いました。
前の人の頭がまったく気になりません。ただ一点難点は、自分の席にいくまでに
「すみません」というのを5,6回言わないと自分の席にたどり着けないことくらいで。。


08/11/04 エリザベート@帝国劇場

2008年11月4日(火) 13:00
エリザベート
1階V列32番@帝国劇場

実は久々のエリザベート観劇♪
前回の公演を観てなかったので
今日観た演出がかなり新鮮に感じました。

最初まずオープニングの音響、ルキーニの声含めて
全てステージ上方のスピーカーから聞こえてくる感じで
最初だけかなぁと思ったらしばらくそういう状態
だったんですが、そのうち気にならなくなりました。はて。

でオープニングの演出や振付、なんか平面的な印象ー。
なんか「台」って感じで。。
そしてあの手を斜め上方に延ばすモー娘みたいな振付はうーん。。

っとまぁそんな感じの出だしだったのですが、
本日のトートは山口祐一郎さん。
1日3公演くらいできちゃうのではないかと思うくらい余裕と貫禄。
歌いながら音程がうねーんとあがっていく部分は、
あれ以上やるとどうかという限界点ですが、なかなか新鮮でした。
一幕の最後のダンスの盛り上がりは震えました。
素晴らしい。鳥肌っす。よかったっ!

エリザベートは朝海ひかるさん。
行動的というよりは、おうちで本読むのが好きそうな印象のシシィ。
1幕、フランツとの出会いシーンは、表情、特に目が
かなり無関心っぽくてなんか物思いにふけった感じで
シシィどうしたのーと意味を考えてしまいましたが、
2幕、浦井健治さんと絡むあたりから
美貌と演技がぐっと入ってきました。ドレス姿は美しい~。

その浦井健治さんがよかった!
苦悩する表情、何かをかかえているルドルフ!
あの2幕の仲間vsトートみたいなダンスシーンいいですねー♪
気にいりました。これからもっとパワーアップしそうな感じ。

寿ひずるさんも歌いい感じ。
フランツの石川禅さん、一幕若いっ!さすが!
マックスの村井国夫さま、素敵なパパ♪

私がはじめてエリザベートを観た時一番お気に入りだった
1幕後半の「ミルク」のアンサンブルダンス。これもよかった!
いいなーこの「ミルク」。あの片手に容器を持って、もう片方の手で
前で容器を叩くあの振付と音が好きなんですが、
ルキーニの高島さんの合いの手が最高でした。

ラスト、トートダンサー出てこないんですね。
後方にエリザベート、下からルキーニ、静かな終わり。
なるほどぉぉ。セットもなんとなくシンプルなイメージ。

数年前、はじめてエリザベートを観た時はどっかーんと来たんですが、
今回は、じんわりとくる印象。でも観終わった後の帰り道、
ついついメロディーを口ずさんでしまうのは音楽の魔力。

ところで私の座ってたV列の32番、
ここ、かなり正面に近い位置で、朝海さんが歌う際の目線が
オペラグラス越しではありますが、目があったーという錯覚に浸れます♪

次は涼風&武田&伊礼という組み合わせで観てみたいなと思ってます。


08/11/08 エリザベート@帝国劇場

2008年11月8日(土)17:00
エリザベート
1階O列12番@帝国劇場

武田真治トートと涼風真世エリザの組み合わせ!
観てまいりましたー!

新鮮ー!
今までのエリザベート観ががらっと 変わってとーっても新鮮でした

まずエリザベートの涼風さん、登場からめっちゃおてんば、
気も強くてまわりが手がやく感じでとってもいい感じ。
フランツとであった時も最初のちょっととまどった感じから結婚までの
気持ちの変化みたいなものがこう裏がなくストレートに感じられました。
そして結婚してからが強い!ゾフィーにまったく負けてない。
気持ちいいくらいに真っ向勝負系。”私だけに”のナンバーでは、
その心の底にある純粋なか弱さみたいなのも感じられるのですが、
なんというか少女時代から一貫してる感じが新鮮でした。
(一方でルドルフが死んでしまった後の抜け殻のような涼風エリザも印象的)

そしてトートとの関係。完全に支配権はエリザベート。。。
死ぬかどうか決めるのもエリザベート。
エリザベートが感染症にかかった際、「チャンスは今しかない!」的な
武田トートが、とても新鮮でした。

そのトートの武田さん。ロックでPOPなトート。
綺麗な小悪魔みたいなイメージ。
さらにいえば「かわいらしさ」があるのです。
思わず見守って微笑んで応援したくなるトート。
2幕ラストで指揮ふってる時とかも軽いんだけど美しい。
ついオペラで凝視したくなります。不思議な魅力だ。
二幕でルドルフが死んだ際、あなたねーというエリザベートに
対するトートの反応が「ば、ばれたか」的な表情。でもこの軽さもいいかも。
あ、黒い衣装を脱いで白い衣装になった際って和装に見えません?
歌については、マイク効果でフォローしようとしてるのか、
音が割れまくり。あそこまで割れるとちょっとねぇ。。。
あと、歌で母音を伸ばす部分がどうしてもちょっと気になりました。。

ルドルフの伊礼彼方さんは、演技や歌やダンスに一生懸命な感じでしたが、
これから余裕が出たらぐっと変わっていきそうですね。
あ、そうそう、驚いたのが、武田トートがルドルフにキスする直前の
ルドルフシェイク。あそこまでがんがんシェイクしてキスするとは。
ちょっと衝撃的。

今日はトートダンサーかっこよかったー。美しいー。
また、アンサンブルの女性で、あっこの人いいなってひといろいろでてきました
(まだどの方か特定できないんですけど)。
そしてミルクの群舞から、ミルク風呂の女性アンサンブルの振付、
あの動き好きなんですよねー(足の動きと衣装の揺れがいいっ)。

高嶋政宏ルキーニ、2幕最初でグッズ客席投げしてたのは初日だけ?
2幕のランデブーーーーーの響きはとっても素敵でした。
ミルクは前回観劇よりはじけてなかったかも。
石川禅さん、老いてからが味ありまくり、
素晴らしい役者さんだなーと。
あとね、1幕冒頭シーンで、上手で棺おけから出てきた後の
子役ルドルフの動きが超かわいいです♪

前回、朝海山口ペアで見ましたが、歌い方や演出が変わっている部分が多く
楽しく見比べれました。
今回は1階O列下手ブロック端でしたが、O列でも結構近いですね。
しかも端席は前の人の頭がないので(通路なので)とっても見やすい!

でもほんと、今日の観劇の一番は武田トートの存在感。
歌の部分さえ突き抜けてくれたら、このトートはかなり好きかもです。
もしトートが実在したら武田トートみたいな気がします。

(カテコで手を振りまくってる武田さんもお茶目な感じで好印象でした)


08/11/09 赤毛のアン@東京国際フォーラムC

2008年11月9日(日) 17:00
赤毛のアン
東京国際フォーラムC

少女アンの菊地美香さん♪
演技のメリハリが楽しかったです。
レミゼのコゼットの時も好きだったんですが、
アンの菊地美香さんもいいっ♪

子役時代のアンの子は、惜しいってところがたくさんで、
セリフとか歌声とか、これからもっともっと伸びそうな感じ。

大人のアンは、華城季帆さん。歌声が素敵です♪
(オケのピアノがちょっといまいちで残念)

キャストの中で面白かったのが、膳亀利次郎さんの雑貨屋。
そう、あのアンが髪を緑色に染めてしまうシーンです。
この雑貨屋のキャラクターが面白かった♪

そして洋服屋ルシーラ役の調ゆうさん。
雰囲気というか、華があって、やさしいく包んでくれるような洋服屋さんでした♪

プロの方と一般の方が一緒に出る舞台だったようですが、
同じラインに並んでダンスや演技するとすっごくわかっちゃうものですね。
せめて笑顔で踊ってーと念を送っていたのですが。。。
あと教室シーンなどで一人一人自己紹介させるのは。。。
全体のシーンとか、すごい人数で迫力あって見ごたえもあるので、
そういう部分でうまく楽しさを伝えてくれればいい舞台だったと思うのですが、
あえて前の方に出そうとするのが、なんというかもったいなかったように思いました。

そして開演前に、この団体の代表の方と子供代表の子から挨拶があったんですが、
「がんばって練習しました」などと言ってしまった瞬間に
発表会なのかなって思ってしまうんです。
開演前のこの2つの言葉にちょいと萎えてしまいましたですよ。。。

あと、カテコ後の、指揮者のヴァイオリン演奏が。。。弾きたかったのでしょうか。

その後のジョイフルジョイフルは楽しくていいんだけど、
それまでのアンはいずこへ。。。的なんですよね。
せっかくアンの舞台なんだったら、カーテンコールもアンの余韻で通しかったです。
帰り際、頭に浮かんだフレーズはジョイフルジョイフルでした。


08/11/19 情熱のパソドブレ@北沢タウンホール

2008年11月19日(水) 15:00
情熱のパソドブレ
SB列2番@北沢タウンホール

4月に大阪公演で観た情熱のパソドブレ。
その東京公演初日を観てきました♪

立ともみさん、冒頭のつかみいいっ!校長先生のお髭姿素敵。
田渕法明さん、一瞬女の子かと思ってしまうくらい、透き通った美しさ。
チャーリーニーシオさん、歌声がずしーんと響いてきます。
そして一瞬だけのお医者さんシーン!ほとんど後姿だけなんですが
一瞬横顔がみれまして、かっこよかった!もったいない!
寿依千さん、ラストのダンスはかっこいいーー!!
(ミスサイゴンでは園田弥生というお名前でご出演でした)

そーしーてー、エミリオ、椿火呂花さん。
おおエミリオー。エミリオ素敵っ。
太く優しく響く歌声、そして今回は私がはまったのが
伏せ目がちなところから、ぱっと見開く瞳!
そして瞬き!まばたきをされるたびにドキュン!
一回一回のまばたきが美しい~。全てがウインクのようー。
今回端っこではありましたが前から2列目だったので、
目があった錯覚にも陥ることができ、至福のひとときでした。

展開的には、あれ、もう手紙渡す?というくらい
はやく感じたんですが、その手紙シーン、
田渕法明さん演じるルイスの思いが感じ取れて
ルイスがより愛おしく感じました。
そのルイスとエミリオが接近、といいますか、
エミリオの椿さんがルイスの田渕君の肩をがしっとつかみ抱くシーン
があるのですが、観てるこちらがドキドキします。
また、別のシーンではエミリオ椿さんがホセチャーリーさんに
近づくシーンで、チャーリーさんがおぅぅっとかわしてしまいますが(笑)
あの気持ちがとてもわかる感じ。
椿火呂花さんが男性と絡む全てのシーンにドキドキしました。

田渕くんの客席絡みも楽しかったです。
(千秋楽はヴァイオリンの方にも絡んだんですね!)

フィナーレのスパンコールばりばりの衣装もこれがまた似合う。
プチショーがついてるのは余韻に浸れるので嬉しいです♪

アンダルシアのひかりとーかげにーー。。。が
椿さんのお顔とともに、頭の中にいきなりふわっと流れ出てきます。

来年4月には新作「月光のカンタータ」(作・演出:吉峯暁子さん)
が決まったとのこと!
2009年4月17日から19日。
出演は、椿火呂花さん、真丘奈央さん、立ともみさん、ほか。
そごう劇場(心斎橋)です!


08/11/19 SHOW TUNE@銀河劇場

2008年11月19日(水) 19:00
SHOW TUNE
1階L列18番@銀河劇場

JERRY HERMANの曲を綴った1幕は麻路さきさんのピアノ演奏(うまい!)、
出雲綾さんのパンチのある歌、剣幸さんの伸び上がる歌声、堪能しました。
2幕は出だしからおどけた感じで楽しい!
コメディっぽい感じが取り入れられたSHOW的展開でみなさんいきいき。
特に風花舞さんのいろーーんな魅力が堪能できて、
楽しかった♪1幕の印象と180度変化しますよ。
妊婦シーン最高、もう一回観たい。。。デュエットダンスも美しく、
掛け合いシーンも楽しくて、あっという間の2幕です。

出演者それぞれのキャラクターも楽しめて、とても9人だけで
やってるとは思えないくらい。
歌、ダンス、タップ、コメディ、小芝居。。
ストーリーがあるわけではないですが、
一幕がTUNE、二幕がSHOW、といった感じで
素敵なひとときをすごせました♪
(演出は宝塚の三木章雄さん)

終演後のトークショーも楽しかった。
出雲綾さんが進行役。
今回の舞台で大変だった点とか、宝塚の時と違う点とか、
あっという間のひととき。こういうトークショーはいいっ!

演奏も生バンド。
でもそれにも増して麻路さきさんのピアノが素晴らしかった。
(できれば弾いてる鍵盤を客席側から見たかったけど)

L列でも結構舞台から近いですね。
オペラなしでも全然OKでした。


08/12/04 愛と青春の宝塚@コマ劇場

2008年12月4日(木) 16:00
愛と青春の宝塚
17列11番@コマ劇場

コマ劇場、52年の歴史最後の舞台公演。
ドラマ放送を観てDVD買いたいと思っていたこの演目。
観てきました!

以下、多少ネタばれあるかも・・・

メインキャストの組み合わせが4パターンもあるのですが、
今日観てきたのは、
紫吹淳さん、貴城けいさん、大鳥れいさん、紫城るいさん
の組み合わせ。しかもアフタートークつき!

冒頭、ダンス。
おおおおお、宝塚だーっと見惚れていたら、乱入!?
これは本当の乱入かと思いましたが乱入者にしては
綺麗すぎると思いすぐわかりましたが、
スポットライトが当たらなければ本当にそう思ったかも。。

この乱入者がタッチーこと橘伊吹役の貴城けいさん。
試験のシーンで、影山先生が抜擢するシーン、好きなんだけど、
翌朝8時の試験もぜひやってほしかったなぁ。。

この影山先生(関西風のイントネーションで♪)が、石井一孝さん。
いい!
石井一孝さんめちゃめちゃ好演!
この先生にあこがれるのもわかるし、
先生なりのいろんな苦悩も伝わってきたし、
歌声も演技も抜群の安定感。
そして関西弁が、なんかいいのです。イントネーションもあったかい♪
今回の舞台をがしっと引き締められてました。

速水中尉は、本間憲一さん。
目がくりっとして、貴城けいさんと背も同じくらいで、
なんかちょっとかわいい中尉でした。

オサム役の佐藤アツヒロさん。
そう、光GENJIの佐藤くん。
今回の舞台では、めがねを書けた漫画家&医者を目指す学生姿。
そうみえるところがまたすごい。
カーテンコールで、眼鏡をとった時、
一瞬観客がどよめいたのは、
この瞬間に佐藤クンだと気づいた人も多かったということ!?

前半、あっ小林アトムさんっと思ったら
その後はほとんど出てこず。。

二幕は、貴城けいさん&本間憲一さんペアの
デュエットダンス素敵。貴城けいさん美しいです。みとれます。
ダンスもかっこいー。

そして石井一孝さん&紫吹淳さんペア、いい感じっですね。
石井さんは、あの日記をはっとみる場面の影がいいですね。
紫吹淳さんのトップスター的雰囲気も好き♪

セットや各種効果は意外なまでにシンプルな印象。
階段、床とかセットも平面的で。。逆になんというか、
コマ劇場ができた頃のセットや照明や道具ってこういう感じ
だったんだろうなぁという思いに。
個人的には、劇中でまわるコマを使ってほしかったなぁ。。

二晩放送されたドラマを、ミュージカル仕立てでここまで
凝縮したのはすごいと思うけど、断片的につなげてる感じも少々。
ドラマと同じく二夜連続上演とかでたっぷりとというのでも面白かったなぁと思ったり。
下級生の規律を正すシーンはちょいとひっぱりすぎな気も。
二幕はドラマもあり、涙シーンあり、いい感じと思ってたんですが、
最後の終わり方は、兵隊さんが中央に歩いていったのを見て、
あっ終わりなんだと実感。。していたら
お芝居の終演後、カーテンコールがあり、そこで
紫吹さんの挨拶があり、その後6分休憩の後に、プチショーがあって、
佐藤クンのダンスや、石井さんのポーズ(!?)の後、
まわるコマのセリにのっての回転。これはなかなか見ごたえあります!

最後のトークショーは、質問はいまいちだったけど、
それの受け答えは楽しかったです。紫吹淳さんトーク楽しい♪

コマの最後の舞台公演。
決してどかんと華やかな感じではないんだけど、
終わりは前向きな感じで、最後ショーでコマの回転を目にやきつけて、
52年のコマの歴史を名残惜しみつつ
またここに新コマ劇場として再びよみがえるといいなと思いながら
劇場を後にしました。


08/12/05 TSミュージカル AKURO 悪路@東京芸術劇場

2008年12月05日(金) 19:00
TSミュージカル
AKURO 悪路 初日
1階J列18番@東京芸術劇場中ホール

初日を観劇してきました!
”おとこっ”な舞台!でした。

これでもかというアクロバットアクション、ダンス、肉体美。
2幕の圧倒的な殺陣シーンは圧巻です。
あれだけ傾斜しているセットで、あのジャンプやあのアクション、すごい。。
そしてこの熱い男達の思いがぐっと伝わってくるんです。

歴史では、大和に抵抗して、退治された鬼という扱いになっている蝦夷。
でもその蝦夷側の話を聞くと。。実は。。。という展開。

この大和側と蝦夷側の間にたつのが安倍高麿(坂元健児さん)。
このまっすぐな男の選んだ道。
熱いです。時々”軽っ”って思ってしまう動きもしますが("道教えて"はうけた 笑)、
熱く、芯の通ったこの男には惚れてしまいますね。
リーダーというものは。。。というシーン、
私的にぐっときてしまいました。

そしてこの安倍高磨を導く謎の若者、アテルイ役の吉野圭吾さん。
大きくて青い影のような存在感、立ち姿、瞳、舞、声に陶酔しました。
このアテルイについては、公式HPのあらすじか公演パンフレットのあらすじを
休憩時間か終演後に読むと、あ、そうなのかもっとわかります。
うん、わかっておいた方がいいと思います。

今回、出演者中、登場人物としての女性は一人、
姫、神田沙也加さん。
透き通る歌声とたたずまいは美しかった、まさに姫でした。

そして白い鹿の精霊の藤森真貴さん。
この白い鹿の舞、美しかったー。見とれました。
毎回登場のたびに鹿が袖を去るその最後の瞬間まで目が離せませんでした。

イサシコ役の駒田一さん、目が印象的。好演!
そして坂上田村麻呂、今拓哉さん、こちらも目が印象的。
この二人、目の奥の思いが見えるようでした。

照明も素敵です。
笑えるシーンもあり、涙拭うシーンもあり、恋愛もあり、
盛りだくさんですが、ストーリー的にも最後まで流れがあって見ごたえありまくりです。
終演後はスタンディングオベーション。

歴史は、勝った方の都合のいいように史実化されている、
一方的な情報を鵜呑みにしちゃだめなんだ、といったことを感じ、
一方で、田村麻呂やその命令に従う家来たちを見て
自分自身の信じる道なんてものを考えながら、
圧倒された熱いアクションや舞い、そして歌に、
帰り道、ふともう一度観たくなってしまう、そんな舞台でした。

ロビーに出たあたりから、
「生まれ変わり 死に変わり~」という部分が頭の中で
再生され、今でもまだ流れてます♪


08/12/18 音楽座マドモアゼルモーツアルト@東京芸術劇場

2008年12月18日(木) 14:00
音楽座ミュージカル
マドモアゼル・モーツァルト 初日
1階K列16番@東京芸術劇場中ホール

ラスト・テーマのフレーズが頭の中を占拠してます♪
アンサンブルのダンス、振付がほんとに素敵です。

今回の舞台、特に音楽の精霊達が素晴らしいー!

まずはパパゲーナ、片山千穂さん。
1幕前半でモーツァルトのまわりをチョロチョロしているのですが
その動きがとってもかわいらしい。
そして2幕では魔笛で素敵でかわいい安定感あるダンス♪
そしてそのパパゲーナと一緒に気持ちいいダンスを踊るダーメ、伊沢絵里子さん。
この二人の振付、動きみてるだけでも楽しいです!
(私がちょっと気にいってるのが、シカネーダ登場シーンの片足ケンケンで腕前後の振付)

ケルビーノ、大川麻里江さん(ケルビーノは井田安寿さんとダブルキャスト)。
かわいらしい男の子!子供のようで純粋で、舞い降りた天使のようでした♪

スザンナ、宮崎祥子さん!
四季時代によくご覧になった方も多いと思いますが今は音楽座でご活躍。
スザンナ、いろんなシーンに出てきて、しかもかなり縦横無尽に動きまくる
のですが、その動きがかわいい!手や首の角度、小走りの感じ、
このあたりがたまらないのでございます。

ドラベッラ、野田久美子さん。
野田さんもいろんなシーンで登場するのですが、
ぽんぽん弾むようでいて、動きの安定感がすごいというか、
まったくぶれない感じ。指先まで美しいです。

ドンジョバンニのシーンでの、野田久美子さんと
安中淳也さんのダンスシーンは、美しいですよー♪

その他にもたくさんの精霊たちが登場するのですが、
この精霊たちだけでも見所満載なので、オペラグラスで
ロックオンの選択ができず、今回はほとんどオペラグラスなしで観てました。

2幕で女装(!?)してサリエリと会ってからのモーツァルト(高野菜々さん)、
なんかいきなり、観てて気持ちがぐっと入り込みました。
コンスタンツェ(安彦佳津美さん)の心情、このあたりも見所です。
そーしーてー、サリエリ。広田勇二さん。
サリエリの存在感、かなりたっぷり見ごたえあります。
この舞台、サリエリが中心にいるといってもいいかも。

私が一番好きなのは、先ほども書いた、シカネーダー(吉田朋弘さん)の
登場シーンのアンサンブルのノリノリ群舞!大好き!

ラストのあの背景は、いつどうやってあそこに登場したんだろう?
とか
ラスト、モーツァルトはいつあの真ん中に登場したんだろう?
とか、ちょっと再度観てチェックしてみたくなるポイントもたくさん。
それにしても美術が、基本あの球の装置がほとんどなんですが、
あの球をあれしたりこれしたりで見せ方いろいろ変えて、お見事。

あとですね、カーテンコールの後、最後の最後、
高田浩さんとヴァイオリンの方の演奏までどうかお聴きのがしなく!
高田さんのピアノ演奏がとーっても素敵なのです
(劇中でも下手客席に座ると、舞台上手奥で弾いてらっしゃるのが見えます)

プログラムは、入り口で無料で配られますので、ちょっとはやめにいって
劇場の雰囲気にひたりながらプログラムを読み、音楽座ならではのあの
心地よい開演ベルを聴いて観劇にのぞむといいと思います。

あ、終演後は、ロビーにキャストさんがいらっしゃるので、挨拶できますよ♪


08/12/19 ミュージカル テニスの王子様@日本青年館

2008年12月19日(金) 19:00
テニスの王子様 The Treasure Match 四天宝寺 feat.氷帝
1階N列27番@日本青年館

ついに観てきました。
初テニミュ。

舞台上にコート!
このコートに登場する爽やかな選手たち!

今回は、大阪の四天宝寺(してんほうじ)と東京の青学(せいがく)との戦いがメイン。
出演者は全員男性。女性は一人もいなくて、
また浮いた話(恋愛話)なども一切なし!
ほんとテニスの試合が全てという舞台なのでございます。
最初、どの人がどの人か全然わからなかったんですが、
”試合”をすると、その選手にSPOTがあたるので、
ひとりひとりの個性がわかってくるんですね。

でですね、この”試合”の見せ方。これが楽しい。ってか、うまい!
ボールの動きを照明でみせ、音楽がまた気持ちよく、
そしてなにより、選手のフォームが気持ちいい!
撃ち方がかっこいいのでございますよ。
シュパっ!
思わずきゅんとなってしまいそうな気持ちがわかります。
ラケットくるくるもかっこいい。

観客席はまさに応援席。
コートも、ネットの位置が左右だったり前後だったりで、
見方も変わって飽きないです。しかも舞台転換をする人の
衣装のユニフォームがこれまた白いコートスタッフみたいな感じなので
まったく気にならないし。

また、びっくりしたのが客席での拍手の大きさ。
でかい!そして手拍子も揃ってる!
そしてマナーがめちゃめちゃよかった。。
静寂シーンはほんとに、しーーーーーーん。
客席降りも何回かあるんですが、客席からキャストに
向けられる視線がかわいい。

結構笑いネタもあり、試合の中にもドラマ満載で、
セリフにも独特の世界感があるんですが、
それもまた楽しく、いや、でも、ほんと、一度
みてみると、こんな舞台もあるんだーと思うと思います。

それにしても、完璧に負けていたのに
たった一球で大逆転なんてまったく予想しなかったっす。

そして最後のあの試合のあの結末。
映像効果も楽しく、スモークもばりばり、アクションもあって、
結末は、おおおおお、そうきたかー。

歌、ダンスもあるけど、そこはなんていうんでしょう、
自分が好きな選手を応援する気持ち、そんな感じで
”観戦”すればとっても楽しくみれると思います♪

また、各学校に*代目ってのがあるんですね。
どのくらいのペースで代替わりしてるんだろうとか、
今一番人気は誰なんだろうとか、この作品にはまるのって
最初にアニメからなのかな。それともミュージカルからなのかな
とかいろいろ興味がわいてきました。

そして今日数名だけ登場していた氷帝(ひょうてい)の選手達が
クール&硬派な感じでかっこよく。。。こうして、次の公演(試合)も観よう・・
という感じではまっていくんだろうなぁ。。と。

チケットは5600円とミュージカルにしては高くない方と思いましたが、
休憩時間にプログラム買おうかなと思って
ロビーに出たら1800円。うーん、高い。。
宝塚の日本青年館公演のプログラムは800円。
800円なら即買。1000円ならよければ買う。
1200円ならそこそこよければ買う。
でも1500円以上はちょっと悩んでします管理人でありました。

ってか、日本青年館の1階席センターブロック後方。
前の席ともろかぶりで結構みにくい。
二階、もしくはサイドの方がみやすいのかしらん。

ミュージカル・テニスの王子様。
略してテニミュ。
客席には男性もちらほらといます(ほとんど若い女性ですが)。
機会があればぜひー


08/12/21 中野ブロンディーズ@新国立劇場

2008年12月21日(日) 13:00
中野ブロンディーズ
D1列13番@新国立劇場小ホール

前回は初演時の初日に観劇したこともあり、
観客席のノリはそこまでではなかったんですが、
今回は、もうボンボン持っている方や、
ペンライト持ってる方もいて、拍手や手拍子もたくさん!
でも一般人の私(笑)も楽しくてあっという間の2時間でした。

それにしても今年3月の公演を年内に再演とは、すごいですねぇ。

初演とは主役の方が変わって今回はAKINAさん。
声いいですねー♪ 並ぶと意外に小柄なのにびっくりします。

今回も、中島愛子さん、うさ役、好演。
途中マイクトラブルもあったようですが、コミカルな動きが楽しい。

G-Rockets小林由佳さん、
アクロバットは、客席からも、おぉぉぉというどよめきが。
ハイキックも、高いっ!
エフエム世田谷でオンエアでの写真みると
かわいい感じの方なんですが、
舞台では体育会系お姉さんでしたっ!

黒木マリナさん、衣装が似合う似合うっ!

たくませいこさん、プログラム、若いっ!
舞台上ではおばーちゃんを好演です。

漫画、アニメ、RPGなどのオタクネタがかなり随所に
セリフに取り入れられていて、会場からも知ってる人にはわかる系の
笑いもおきてました。うん、こういうコアなネタはわからなくても楽しいです。

ガラスの鉄仮面なんてどうでもいい。。
みたいなセリフの時はちょっとジーンときてしまいました。

ラストのチアシーンは、かなり楽しいです。
ってか、ほんとのチアの大会みてるみたい。
劇中のチアが嘘じゃないことに感動します。
そして、ラストで一緒にちゃんと踊ってるうさちゃん♪

ちなみにこの”うさ”が本番で引き起こすトラブルが
解決するまでの時間が思った以上に長くて、
初演を見てわかってても、ドキドキしてしまいましたですよ。

あ、冒頭で登場した青いシャツを中に入れた方はどなたが
演じているんでしょう??

中野ブロードウェイのお店「ブロンド」、
舞台後方に移動してましたね。前回観劇時はこのブロンドの
登場の仕方がかなり気になったんですが、今日は照明効果もあって自然でございました。

p.s. 帰りに電車の中でプログラム観てたら、
前の女性が怪しげにこちらを。。
チア衣装の女の子達が表紙の本を電車で読む。。
キャストを確認したいの・・という言い訳なんて
伝わるはずもなく、そっとかばんにプログラムをしまいました。


09/01/06 新春滝沢革命@帝国劇場

2009年1月6日(火) 13:00
新春滝沢革命
1階中列52番@帝国劇場

滝が文字に!す、すす、すごい!
帝国劇場に滝が流れ落ち、その滝が文字を描く、びっくりした!
最初にみた時ほんとに鳥肌たちました。
滝が文字を描くというか、上から文字が落ちてくるんです。
その文字が水滴なんです。こんなことが可能だなんて。。
(うまく表現できないのがもどかしい・・・)
これがめちゃめちゃ美しくてですね。
ふわっと落ちてきて、はっきりと描かれたと思ったら、
そのままびよーーーんと伸びてステージ下にふわっと消えるんです。
流れ落ちるたびにみとれてました。
こんなのはじめてみた。
「滝沢」とか「LOVE」といった文字をはじめ、イルカの形まで
水滴で描かれるのです。
めちゃめちゃ美しかった。。。

帝劇でここまで水使って表現できるなんて。。
これ以外にも、薄幕使った船の描写や、背景の映像の鮮明さ奥行き感などなど、
美術がすばらしかったです。
音と水の同期、そこにダンスが加わって。。あぁ私の好きなパターン。
音楽もショパンの革命がベースになっているのですが
ちょっと強引なアレンジ感はあるものの気持ちいいです♪

出演は滝沢秀明さんを中心としたジャニーズの方達。
滝沢秀明さんは、最初の宙吊り(低い!観客と握手してるし!)から
はじまって、お芝居、歌、ジャンプ、手品、早替え、お面、そしておじーちゃん役まで
(これ、言われないと滝沢さんって気づかないくらいおじーちゃんだった)大活躍!
ってか、これ1日2公演ってすごい。。
ラストは滝沢さん宙吊りで体についた水滴を客席にばら撒きまくり、
客席キャーキャー(笑) 宙づりも2階席まであがっていって、
ほんとにこのジャニーズの公演のお客さんの楽しませ方はすごいなぁと思いますね。
うまい。

小柄でかわいい山科愛さん、宝塚で娘役されてて先日退団された方ですよね。
G-Rocketsのアクロバットや、黒人の方の回転ジャンプ、
男性アクロバット陣も舞台に華を添えてました。

カーテンコールというか、ラストにショーがあって、
1階席は総立ち。振り付けを一緒にしている方達も多いですが、
ノリノリというよりは、ホノボノした感じで、
観劇前に心配していた男一人でポツンという心配はなく、楽しめました!
客層も幅広かったです(女性が圧倒的に多いですが年齢の幅が広かった)。

ストーリーはなんか壮大な感じ。
でもお芝居云々というよりは、演出!美術!そして滝沢さん!

いやーそれにしてもあの滝の文字、もう一度みたい。。。

以上新年観劇始めのレポでした!
2009年の観劇始めは帝劇と演舞場のマチソワとなりまして、
この滝沢革命が終わったのが16:11。そこから大急ぎで
演舞場に移動して、16:30から、次の観劇レポへ♪


09/01/09 スーザンを探して@シアタークリエ

2009年1月9日(金) 13:30
スーザンを探して
1階17列32番@シアタークリエ

オリジナル版の記録映像や、
事前のプロモーション動画などでみて想像していた
過激な髪、衣装、そしてロック!といったイメージとはちょっと
違ったけど、パンチのきいた舞台でした♪

保坂知寿さん、
語尾をちょっとのばす感じや独特の抑揚と間と話し方。
これを聞くと、あぁ保坂さんだーと。
ちなみにストーリー解説にあった役柄設定の”ごくごく普通の主婦ロバータ”
という感じではなかったです。
”世間を知らない小金持ちの奥様”というイメージかな。

サバサバしていて自由奔放な感じのスーザン真琴つばささん(足細い!)と
スーザン大好きなジェイ、吉野圭吾さん、
この二人、公演回数こなすとどんどんパワーアップしていきそうです。

山路和弘さんが、ちょっとやんわりした感じの
夫役なんですが、この微妙なテンションが楽しくて好き。

ティナの馬場徹さん、いいキャラクター。
このティナがもっと絡んでほしかったですが、
アンサンブルではいろいろご出演でしたね。

お手伝いマリアの藤林美沙さん、楽しい!
訛りもおもしろい!

コング桑田さんは、悪者なんだけど、愛嬌があって怖さがなく、
さらにロバータのあの軽いお盆ぺこんで倒れてしまうのですね。

レスリーの杜けあきさんは、
お上品な感じとの行動のギャップが最初あったのですが、
横山敬さんとの絡みから楽しくなりました。

アンサンブルさんでは、二幕冒頭の網タイツ赤毛の方の歌声、
パンチあって気持ちよかった!

今回のマイヒットキャラクターは、
クリスタル役の小此木麻里さん!
いい味でございます。独特の雰囲気を醸し出しています。
なんとなくうちひしがれた感がたまりませんです。
スーザンとの絡み、もっとみたかった。。

曲は、ブロンディの曲になじみがある人は違うと思いますが、
私はよく知らないので、あまり頭にも残らず、でも、
ラスト近くの歌は気持ちよかったです♪

セットはシンプルなようで、背景の絵とかでがらっと
雰囲気変わったりして、場面転換も多いです。

最初のシーンで浮気なんだかいまいち
よくわからない感じだったこともあり、ラスト
ロバータがあの選択をして、あぁいう展開になったのは、
どうなのかなぁというもやもや感がちとございました。

演奏は、吉野さんの歌に、途中からかぶさる音楽の出だしのタイミングが、
微妙にずれたので、たぶん生なんだろうけど・・・という予想でしたが、
カテコで左袖から演奏者の方がでてきて、おおおお、やはり生だったかと。

2時間30分、休憩20分と、一幕自体はそんなに長くないんだけど、
かなりたっぷりな印象。たぶん初日あけてまだ間もないからかな。
これからぐっとよくなっていくように思います(期待をこめて♪)!


09/01/30 スーザンを探して@シアタークリエ

2009年1月30日(金) 18:00
スーザンを探して
18列22番@シアタークリエ

二回目観てきました。
パワーアップしてました♪
特に二幕がいいですね。
歌もダンスも堪能、
細かな遊びに加えて、
各キャストさんがより役柄に入り込んでる感じ♪

香寿たつきさんスーザンは、ちょっぴり大人っぽい小悪魔のよう。
ジェイの吉野圭吾さんも魅力たっぷり。ってか若い!
コング桑田さんも追い立てる感がでてきてる!
杜けあきさんも、前回観劇時とイメージ変わっていいキャラクターに!
馬場徹さんのおかま役ティナがこれまた可愛いです。
自分のことをティナという時の表情と声が頭に焼き付いて。。
クリスタル小此木麻里さんのへなーっとした感じも大好きであります。
アンサンブルの方達のダンスのキレと歌のパンチも見所です。

マリア藤林美沙さんのノリは
今回2回目の観劇で一番のお気に入りです♪ブレイク!って感じ。

保坂知寿さんと山路和弘さん、
前回観劇時よりはロバータの行動にちょっとわかるような部分も。
ただ、ティナのお店で代金を払ってないのが前回同様気になってしまう・・
細かいところではございますが。。

ラストは、なんと本日スペシャルカーテンコール。
出演者の方から、チョコレートが配られました。
後方席でもいらしてくださって。。感激。


09/02/06 タイタニック the musical@東京国際フォーラムC

2009年2月6日(金) 18:30
タイタニック the musical
1階18列21番@東京国際フォーラムC

泣いた!泣きました。
まずは二幕、光枝明彦さんと諏訪マリーさん演じる夫妻が
残った二人のケイト(池谷京子さんと白木原しのぶさん)に
自分達の救命胴衣をかぶせるシーン。ここ、無言で舞台後方で進展するシーンなので
気づかないと気づかないですよね。そこにいたる仕草などにもぐっときました。
(このシーンは事前に友人が教えておいてくれなかったら気づかなかったかも)

そしてバレット宮川浩さんが、お客さんを・・と譲った後階段をのぼるシーン。
イジドー夫妻に最後のシャンパンをすすめた藤木孝さんが、
ナプキンを手すりにおいて、お仕えできて・・と言ったシーン。

うーん、泣いた。泣きましたです。

1幕冒頭から、音楽が美しい。ぐわぁーんと歌声が響いてきます。

アンドリュース松岡充さん、入り込んでます。
船の構造や沈没理由の説明シーンなどは、まさに設計士の顔。
アフタートークでもおっしゃってましたが(このトークショーがすごくよかった。
登場の仕方からトークまで、軽い感じななけど純粋な感じでとても好印象。
特に最後の松岡さんの挨拶は心に響いてきました)、
アンドリュースになりきっておられます。素晴らしい。

出演者、昨年からいろいろ変わってますが、
ケイト華城季帆さん、高音が気持ちいいっ♪
入絵加奈子さん、富豪紹介シーンの歌声素敵♪

一幕の乗船シーンからはじまり、説明的になりがちな一幕の中にも
いろいろなドラマの背景が美しい旋律にのって描かれ、二幕の展開にうまくつながり。。
一幕ラストが衝突まで描かれているのがいいです。
そしてこの一幕ラスト部の見張り番フリート(松原剛志さん)が歌う
No Moon が素晴らしくいいです♪ 冷たい夜空に染み入り響き渡る感じ。

二幕では、歌の後でここで拍手したい!というシーンが何カ所があるのですが、
シーン的なせいか、拍手は起きないんですよね。何かそういうルールとかあるのでしょうかね。

二幕は、最後の最後、カルパチアン号のマントを投げ捨てて、
華やかな乗船時の衣装に戻る、ここ、観ていて救われる気持ちになれます。
悲劇的な事件なんだけど、この教訓を今に学んで生きなさいね
というメッセージのようなものを感じました。

そうそう、一等船室を演じている方が三等船室のお客も演じていますが、
これ、”夢”という形でつながってるんですね。

一幕と二幕で状況が一変するわけですが、
自分がこういう状況になったらどうなるんだろう、
誰が悪い、誰を責めるというわけでなく、
一人一人の登場人物にうまくSPOTがあたって
考えさせながら観させてくれる舞台と思います。

セットもよくできてる!オケピの使い方も面白いし、
沈没してしまうシーンは圧巻。

ほんといい舞台。ぜひリピートしたい。
でも明後日まで。。
こういう舞台はぜひロングランしてほしいです。


09/02/12 ALTAR BOYZ@新宿FACE

2009年2月12日(木) 19:00
ALTAR BOYZ
16列5番@新宿FACE

オフブロードウエイで観た時は、正直「ぽかーん・・」としてしまったこの演目、
日本版のチラシ観て、日本版面白そうかもという期待をいただき、観劇してきました。

おもしろかった!!!!
すごいパワーです。
生バンドによる教会の美形イケメン使徒五人衆の伝道ライブ!
新宿FACEの会場キャパも緊密さが出ててよかった!

ニューヨークで観た時、英語がよくわからず理解できなかったことが全てすっきり!
しかもわかりやすく途中アナウンスによるニュアンスの解説まであったりして。
日本版はパフォーマンス、そして客席まで巻き込んだライブ感を重視した演出の中にも
宗教的な側面も描かれているという、これが観ていていいバランスのライブで、
最初から最後まで、パワー全開のライブ、堪能しました!
旬な言葉や、”google地図”といったワードも出てきたりして、
翻訳版という感じがせず、セリフなどの面でも日本版、いい感じです。

出演者5人がもうほぼでずっぱりで、
トーク(どこまでアドリブか全然わかりませんが、これはリピートして見比べたい)、
ダンス、ジャンプ(高い!)、歌、客席絡み、お芝居、小芝居、盛りだくさんです。
前方席の人はもう目会いまくりで、指刺されまくりで、
あれだけ近いとドキドキでしょうねぇ。
しかもステージ中央が客席の方に張り出してるので
センターあたりの前方席はさらに近い!
シーンによってはほんと顔が隣に!って感じの方も多いのではないでしょうか!
さらに、客席絡みびっくり演出もあったり!!!
(ちなみに私は後方席でそれをみて楽しんでる方が好きです)

5人の魅力もたっぷり味わえます。

まずはPaniCrew植木豪さん、
歌、演技、ヴォイスパーカッション、そしてダンス!関西弁!
多彩すぎ。。ストリート系ダンスはなんといってもお見事!
特に足の動きがみてて気持ちいいです。

田中ロウマさん、肉体派!歌いいですね♪

中河内雅貴さん、恋する乙女なマーク、髪がかわいい。

良知真次さん、歌えて踊れるアブラハム!
オフブロードウェイで観た時はアブラハムは、確かちょっと
とぼけキャラで頭にユダヤの帽子かぶってたんですが、
日本版では特にそういう演出にはしなかったんですね。

そして東山義久さん!美しいです。みとれます。。
かっこいい。いやほんとに。現代版ギリシャ彫刻が踊ってる感じ。
脇ですっと座ってる姿や表情がこれまた絵になってます。
座って足ぴこぴこ動かしたりしてるのがまたかわいいのでございます。

最後の、全曲メドレーは、これまた総立ちで、
満足度UPしますね。スタンディングが苦手な人でも、
この雰囲気のスタンディングだったら楽しめると思います。

そうそ、客席に、懺悔カードというのがおいてあります。
少しはやめに会場入りして、このカード書いて投入しておくと、
もしかしたら劇中で・・・・!

あとですね、男性の方、男性トイレは一つだけしかございません。
あの車椅子とかが入れる大きなお手洗いを男性用としてるんですね。
でも不思議と列ができてませんでした。そう、ほとんどお客さん女性なんですねぇ。
でも、不思議と男性が浮いた感はございませんでした。楽しかった-!

アールターボーーッイッというフレーズとダンスがすごく頭に残ってます♪


09/02/14 劇団TipTap タカダツカ狂奏曲@アトリエフォンティーヌ

2009年2月14日(土) 13:00
劇団TipTap タカダツカ狂奏曲
E列7番@アトリエフォンティーヌ

前回のOh!My!お葬式でも、あの回転セットに
驚かされましたが、今回も舞台装置がよくできてる!
この規模の劇場のセットで2階建で立体的に動くと感動しますよ。
最初、客席に座った時、ん?ひと部屋?
って思ったんですが、いやいや。いやいや。
しかも、途中で、ぱたんぱたん、ゴーゴーと。おおおお!

タカダツカ歌劇団の主演女優である主人公は実は男性。
そのことをまわりに隠したまま結婚式当日。
舞台初日と結婚式が重なり。。という展開。
舞台が上演されるのは「ヘイコク劇場」。

主演の安藤洋介さん、すらっとして綺麗。
オスカルならぬ「パスカル」。
男性の女装の男役、なかなか新鮮です。
「知って**」というセリフにはぐっときました。
なんと、そ、そうだったのか。

花嫁の柴田麻衣子さん、セリフの声がすきです。
ホテルの部屋のあの階段、一番上の段の高さが結構高くて、
毎回降りられるたびになにげにちょっとドキドキしてました。
ラスト近くの展開には、こちらも、
な、なな、なんと、そ、そうだったのー!?とびっくりです。

前回公演のホホホホホホホがかなりツボに
はまった南裕理子さん。
今回はタカダツカ歌劇団で、セリフをGETする役なんですが、
なんと最後にはトップスターに!そのトップスター登場シーンで
回転扉にひっかかるあたりがかわいい!(これはハプニング!?)

ブカン役(舞台監督さん、武漢!?さん)の権五柱さん。
さすがに父にはびっくりしましたが、神父役の絶妙なポー!がツボ!!

それにしても、元彼、指揮者、父親、1時間半で全部つなげるとは。
しかもミュージカル仕立てなので歌あり踊りありなんですが、よ、よくできてる。
音楽も振り付けも楽しいです。
出演者が一人何役もしてるんですが、さらに衣装も違うし、出てくる場所も違う。
私、通路側の席だったんですが、この通路に後ろから何度も登場してびっくり。
さらにこの日はなんと1日3公演!

神父のポーッ!
なにげにあのポーッがかなり気にいってます。
あのノリは楽しい♪
ポーッ!

p.s. リングケースにちっちゃな手紙、これいいですね。いつか使お♪


09/02/22 外伝ベルサイユのばら アンドレ編@中日劇場

2009年2月22日(日) 15:30
外伝ベルサイユのばら アンドレ編/ダンシング・フォー・ユー
1階6列37番@中日劇場

いってきましたー、名古屋遠征♪初の中日劇場。
3時半開演で、3時に劇場下のエレベータ乗り場に行ったら長蛇の列。
カバンを預けたかったんですが、劇場内のコインロッカー、
なんと100円戻ってくるんですね。素晴らしい。

ベルサイユのばらは、2001年に日生劇場でみて以来なんですが、
今回ちゃんと予習していこうと思い、
原作漫画5巻まで読んで観劇したんですが、
読んでおいてよかったー。
観てると、漫画のシーンがふわっと頭に浮かんできますね。

今回は、大和悠河さんと陽月華さんの二人の美しさに
ノックアウトでございました。
大和悠河さん、身を乗り出した感じの姿勢でウインク、まさにあれは”光線”です。
前の列がピンク色の服着てたのでファンの方達だっと思うのですが、
きゃーって叫ぶのではなく、小さくふんわりとした”ひゃぁ”という感じの反応、
これはなかなかかわいい。そしてそこに大和悠河さんが目線を
また送るものだから一列後ろの私も勘違い(笑)。これは思わぬおこぼれ。
客席降り&タッチもあるんですね。通路側の人美味しいなー。
一人一人ぎゅっと手を握って渡るシーン、最後に一輪の花束を渡した人、
それをアンドレ受け取ってステージに戻って暗転、おおおおおおお!

陽月華さん。可憐で美しかった。
今日は特にショーで魅了されました。
ショー冒頭の銀色のコスチュームが似合う!コスモスー♪
いろいろに変わる髪型も、その都度うっとり。
上手側で花影アリスさんと並ぶシーンでは、
あのちょっと茶色が混ざった髪型に釘付け。素敵すぎです。
まさに”華”でした。

ちなみに、原作の漫画では、アンドレは常にオスカルをたてて
下から気を遣いながらというイメージでしたが、今日は冒頭から
アンドレがオスカルをひっぱってる感じでございました。
居酒屋アジールにオスカルが飲みに行くシーンは、
おおおお、あの原作で感じたことがまさに今そこに!状態。
オスカル(早霧せいなさん)美しい-。
ただこのオスカルの登場シーンがあまりにも少なすぎて残念。

今日ぐっときたのは、アンドレとアラン(北翔海莉さん)の出陣のシーン。
このシーンはぐっときます、いいシーンです。

黒い騎士、凪七瑠海さん、今度エリザベートされる方ですね。
目を覆ってるお姿からしてもうなんというか美しい
絵になる。。エリザベート楽しみです。。

そして花影アリスさん。お芝居のちょっといじめられるシーンでまずキュン。
ショーのあのミツバチっぽいロケットは今だに頭に響いてます。
ラスト!エトワール!
おおおおおおおお、素敵な歌声でございます。

また百千糸さんが、ずっと上手側にいらっしゃったので、
あの笑顔が印象に残ってます。満面の笑み♪歌声も素敵♪

遠征は楽しいですねー。追って行かれる方の気持ちがわかります。

ちなみに戦いのシーン、市民側に寝返る部分がないんですね。
そしてオスカルとアンドレの出陣前の夜のシーンは、
マロングラッセによって語られ。。最後は、あっという間に展開。
オスカルは男装しているというような明確な解説などもなかった
ように思うのですが、ある程度、ベルばらを知ってる人がターゲット層
なのかなと思ったりもしました(原作読んでおいてよかったー)
あ、あとですね、訛りを名古屋弁とかでしゃべるのは、ちょっと違和感が。。
フランスなのに・・・・と思ってしまいますです。

お芝居のセットはシンプル。
あの百合の幕、これがユリカーテンなのですね。
一方でショーのセットはめちゃ豪華な感じ。
おおおお、降りてきたーっと。

ダンシングフォーユーのあの緑の衣装、やはり好きでございます。
頭の上の羽、いいっ♪

p.s. 今回学んだこと。
前夜大阪にいて、当日大阪から名古屋までの切符買って、
見終わった後、名古屋から東京の切符を買ったんですが、
乗車券って、大阪から東京を買っておいて”途中下車”ができると
いうことを今日初めて知りました。なんとー!


09/02/27 扉座ドリル魂 横浜現場編@神奈川県立青少年センターホール

2009年2月27日(金) 19:00
劇団扉座 ドリル魂 -ガガガガガ- 横浜現場編
14列36番@神奈川県青少年センターホール

ハートに包まれた工事現場ミュージカル!

開演前に、メガネが配られるんですが、立体視のメガネ
かと思いきや、これが、”ハートの見えるメガネ”なんですねー。
しかも特殊な状況において、キラキラハート♪
地面に落ちたハートがコロコロと転がってふわっと
消える瞬間が綺麗でした。

実際のドリルで、ガガガガガと打ち砕くシーンもあり
(打ち砕く直前にコンセントを差されるんですが、
 あの膝折っての差し方もいい感じ。準備完了=って感じで)
ツルハシも大活躍。

特に桧山宏子さん!
彼女のツルハシの扱いや(ツルハシの柄を軸にしてのジャンプも気持ちいい!)、
エアリアル(カーテン使ったアクロバットっぽい空中演技)は見事!
しかもエアリアルは2回見所があって、
2回とも堪能しました。美しい-。ちっちゃくてかわいくて
やんちゃっぽい感じがさらに演技を魅力的に。
ラストカーテンコールでも、下手端でいろんな回し方で
クルクルされてます。楽しい-。。最後落とされてましたがそれもご愛敬。

また、ミュージカルということで、歌シーンも多いのですが、
ランチタイムのお弁当カップル、上原健太さんの
太い歌声に、おおおっと耳が反応し、その後に続く鈴木里沙さんの声が
さらに気持ちよかった-。その後も随所随所で彼女の歌声が、
ミュージカルとしての安定感、気持ち良さをパワーアップさせていて、んー、いい声♪
しかも活舌がよくて声の大きさもちょーどいいっ(心地良く響き渡る♪)。

岩本達郎さん、おもしろい(笑)。挙動が好きです。
伊阪達也さん、かっこいー。なんてさわやかなんだー。
そして累央さん、若くて熱い親分好演。まっすぐな感じが素敵!

ストーリー的には、あの岩の部分の展開とラストの終わり方で
もう一押し欲しいような気もしましたが、そこは帰り道に、
あれこれと想像してしまったことを考えると、
エピローグを観客自身が作り上げるみたいな感じもありなのかなと。

セットがほんと工事現場みたいな感じなんですが、幕とかも全て
その工事現場風な感じで、これがよくできてるのです!
(唯一残念なのは上手と下手のセットがちょっと張り出していて、
 そんなに隅の席ではなかったにもかかわらずちょっと見切れてしまったこと)
客席も、前方列は、なんとヘルメットを配られ(危険というわけじゃないです)、
なんとMYヘルメットを持参してる方もいたりして、楽しい雰囲気満載の
ミュージカルでした。

ラストのカテコは、時間を気にされてる感じでしたが、これ、
AKB48 の方達の労働基準法のためですよね。つまり、12歳以下の子は
21時を過ぎると舞台に出てはいけなくなるので、カーテンコールにでれなくなってしまう。。
(もし時間が押すと、あのカテコのプチショーも観れなくなっちゃうわけですもんね)
21時までってはやすぎますよねぇ。四季のライオンキングも夜公演のカーテンコールに
子役が出てこないのは、いついっても、えーーって思ってしまいます。

p.s. 入り口で配布される無料のパンフレットの横内謙介さん
(扉座主宰で今回の作・演出)の”記憶”が面白いです。ほんと、きっかけって
どういうところからはじまるかわからないですよね。今日の公演にもたくさんの
高校生っぽいお客さんを見かけたので、そういう子たちが、また刺激受けて
これからどんどん盛り上げていってほしいなぁ。
(横内さんが初めて芝居を観た時の青少年センターの席が14列30番台と
 書かれていて、あ、今日の私の席と同じ!とちょっと嬉しくなりました)


09/03/06 Endless SHOCK@帝国劇場

2009年3月6日(金) 18:00
Endless SHOCK
@帝国劇場

ついに念願のShock 観劇!
いやーすごい。すごかった。
一幕だけでもかなり満足でしたが、
二幕のこれでもかという演出は満足度大大大です。

しかも最初と最後に堂本光一さんの挨拶があって、
これでまた好感度UP。演出うまい。。。

一幕の圧巻は、ジャポネスクの立ち廻り。
これでもかという殺陣の連続。若い!速い!”型”に見えない!
さらにそこに気持ちいいアクロバットを惜しみなく投入!
階段落ち!堂本光一さんの高所からの宙返りジャンプ!
いやー、すごい。

そして二幕ラストの怒濤のショー展開。
冒頭こそちょっと別世界でしたが、
あの電飾セットのぐおんぐおん移動、
太鼓がどんどんどんどん出てくる出てくる!
Blast!の石川直さんのスネアや太鼓がたっぷり堪能できた上に
(バチ回転させながらの演奏かっこいー!)、
その石川直さんと一緒に、
ほぼ同じ動きでの演奏をこなしてしまう堂本光一さんに感動。

空中フライングもみごたえあり。
ハシゴを飛び移ってのフライング。
二階席に飛び移るフライング。
カーテンを手づかみにしただけの空中遊泳。
(しかもその直後にその手で太鼓!)

堂本光一さんが、
屋良朝幸さんの頭をつかんでひょいと持ち上げた部分、
あまりにもかるーく持ち上がったようにみえて驚きでした。
屋良さんの身体能力の高さでしょうね。

そして米花剛史さん、ジャンプが高い!
ブレイクダンスも魅せる!
空中遊泳をする際に、紐やカーテンをぐっと支えている
真剣なまなざしの米花剛史さん、これはかっこいい!

アクロバット陣も気持ちよくてかっこよくて美しい!
G-Rockets、JAE(ジャパンアクションエンタープライズ)の方達ですよね。
黒人ダンサーさんはダイナミックですが、軸がぶれてるのが目立ったりしてちょっと残念。
Shockは二階席でみても楽しそうですね。
とにかく、あの縦横無尽に惜しみなく繰り出されるアクロバットは
端から端までみれる二階席の方が堪能できそう。

でも1階は堂本光一さんが客席通路をとおっていくシーンもあり、
私は通路から1つ入った席だったのですが、さわやかな風が流れていきました。

植草克秀さんがまたいいキャラクターで登場します。
一幕の”こけっこー”、これ今日だけ?だとしたらすごいアドリブだ。。
また、佐藤めぐみさんの、大事なところで噛んじゃだめですよ
という感じのつっこみ、あれはアドリブかなー、あのセリフよかった!

客層は、思っていたよりも年齢層は比較的高めで、
男性の観劇でもOKな雰囲気ですよ。

オーケストラピットの使い方も面白いですが、
逆に舞台袖横のオケスペースは、
ちょっと使い方がもったいないように思えました。

しーーーーんと静かなシーンはほんっとに静寂で、
客席のマナーもよくて、黄色い声援とか全然飛ばないし、
スタンディングとかになったらどうしようと思っていた心配も
どこふく風で、最初から最後までたーーっぷり堪能しました。

あーーっという間の3時間半!
楽しかった!!!


09/03/11 ニューブレイン@シアタークリエ

2009年3月11日(水) 18:30
ニューブレイン 初日
14列17番@シアタークリエ

元四季の石丸幹二さん主演の作品、
その初日を観てきました♪

劇場に入ると真ん中にピアノが1台。
そのまわりにカーテン。
シ、シンプル!
(この透け具合がいろいろと効果的に使われます)

最初、下手からツカツカと若い男性が
歩いてきてピアノ弾き語り。。。
と思ったら石丸幹二さんではないですか!
わからなかった。。。今までのイメージとは違って、
髪型も服装もなんかラフでとっても若い感じ。
そして表情がとてもフレンドリー。

さ、さらに役柄が”ゲイ”なので、
あらま!
っと思ってしまうような
畠中洋さんとのキスシーン
上半身裸のシャワーシーンなど、
ドキっとするシーンも連続して、
今までの石丸さん像が結構変わりました。

その恋人!?役の畠中洋さんはさすが歌に安定感。

ほぼ全編セリフは歌で綴られ(歌盛りだくさん!)、
流れるように、展開していきます。
お芝居というよりかは、どちらかというとショーに近い感じですね。
そう思って観た方がいいと思います。
笑いをとるようなシーンも結構あってノリ的には軽め。

ただ、ちょっと私個人の笑いのツボがあわないところも少々。
例えば、元シンバと元ムファサが出演していたから”ライオンキング”
ということなんだとは思いますが、
医者のあの行動のシチュエーションでは笑いたくない・・・・
(これは私の仲良かった従兄弟が同じような脳の血管の病気で
亡くなってるので、そういうネタにはより敏感なのかもしれません)

キャストでは、
神父の田村雄一さんのキャラクターと声がめちゃめちゃいい!
マルシアさんも、歌声と存在感が光ってました。
樹里咲穂さん、お人形シーンいいっ!もっと出番欲しいー。
パパイヤ鈴木さんは楽しい存在感ですが、もっと踊ってほしかったなぁ。
カエルの本間ひとしさんはカエル自身がどこか緊張気味な印象でした。
(それはそれでかわいかったのですが)

雰囲気的にはオフブロードウェイの小劇場っぽい作品を、
クリエで華やか系キャストで上演した感じなので、
キャスティングが逆にもったいないなぁと思ったくらいですが、
役者さんたちがもっといろいろやりたいのを演出的に抑えているようにも思えて
でもこれは初日だったからということもあるのかもなぁと思い、
二ヶ月公演ですし、また4月頃に観てみたいなっと思います。

演出は、アメリカの方なんですね。
なのでノリや笑いがちょっとアメリカのオフっぽい感じなのかも。

休憩なしの100分。
ラストの曲いい曲ですよ♪
新しい石丸幹二さんが観れますよ。

ちなみに”ニューブレイン”なんですが、”ニュー”なのかな。


09/03/24 回転木馬@銀河劇場

2009年3月24日(火) 18:30
回転木馬
1階M列24番@銀河劇場

一番のインパクトは風花舞さん!
今までのイメージが一新しました。
めちゃめちゃセクシー。
しかもあのお声。
そしてあのキャラクター。
必見です。

ビリー浦井健治さんのちょっと悪な魅力、
低音ボイスが堪能できます!

そしてそのビリーの悪友がこれまた悪そうな奴なんです(笑
最初誰だろうこの悪そうな役者さんはと思ってよーくみてたら、
なんと川崎麻世さんではありませんか。
ワイルドな悪い奴、好演されたはります!

この主人公ビリーですが、ジュリー(笹本玲奈さん)のお腹に・・・
の後のビリーの心境変化、ここも見所です。

ただ、その後の展開、そう、この展開なんですが、
事前にチラシやHPのあらすじを読んで、
浦井健治さん演じるビリーは、
比較的早い段階で、あぁぁぁとなってしまうと思っていたんですが、
そこにいたるまでの描写が予想以上に長くて、うーん。
最後も、ちょっとあっけないんですが、ちょっと予想と違いました。
でも二幕の描写は好きです。

音楽は美しいんですが(生オケでオーケストラの場所が天の上!)
全体の構成が、はいっ音楽、はいっセリフ
みたいな感じで、ブチっブチっと切れたように感じられて、
進行のテンポ感に流れがなくて、時々睡魔が。。
20年位前のミュージカルってこんな感じだったのかなぁ、
その当時の演出を大切に再演したって感じなのかしらん
とか思いながら観てました。

また、楽しみにしていたダンスシーンですが、
トリプルキャストにしていた男性ダンサー
(今日は三木雄馬さん)の出番はあまりなく、
それよりも女性ダンサーの方のダンスがたっぷりでした。

笹本玲奈さんの歌声もあまり聴けなくて残念。
セットもチラシや劇場入口に木馬があるので、
この木馬をどうするのかなぁと思っていたら、
なんと、そ、そそそ、そうですかと。
コスモッ!って感じですね。
ここはタイトルの回転木馬シーンを
うまく表現してほしかったなぁ。。

印象に残ったのははいだしょうこさんの高い声と、
とってもセクシーな風花舞さん、
そしてオドオドしたキャラの坂元健児さんでした♪(プリン!って言って欲しい・・・)


09/03/26 ニューブレイン@シアタークリエ

2009年3月26日(木) 18:30
ニューブレイン
11列7番@シアタークリエ

チェーーーーーーンジのマルシアさんが
まだ頭の中に残ってます。素晴らしい!
これは当たり役ではないでしょうか。動きも衣装も歌もグー!
マルシアさんが歌うフレーズも、私の脳(ブレイン)の中を
上下動する感じで、すごくインパクトあるんですよね。

今日は2回目の観劇だったんですが、
リピート観劇すると、はまるツボがいろいろ出てくる作品と思います。
あらかじめ全体の展開がわかっていると、
各シーンの見方が違ってきて楽しく、
さらに、初日から比べるとキャストの方達が
とってもイキイキされてる!
一つ一つのシーンがより気持ち込めて表現されていて、
各キャストさんの”歌”と”動き”がじっくりと楽しめました。

畠中洋さん、いい声ですよねー。
樹里咲穂さん、腹話術シーンほんとにお見事。歌声もよくて、
中村桃花さんが加わってのコーラスや、
田村雄一さんとのハモりは、ほんとMY耳幸せモード♪
樹里さん演じるローダがもっとゴードンやストーリーに絡んでほしいー!
パパイヤ鈴木さんも、ちょっと遊び心が入ったお芝居も
あったりして、よりいい感じになってました!
また、カエルのイエス絶叫シーンのあの張り詰めた空気感もより緊迫度UPしてました。
あのシーンの空気は独特ですよね。。
(ただ・・カエルの”姉は****”ってフレーズはちょっとひいてしまう・・・なぜあれを。。)

そして主役のゴードン、石丸幹二さんは、
四季の時は、クールな役や高貴な役や上品な役が中心だったと思いますが、
このニューブレインの石丸さんは、今までの石丸さん像とほんと全然違って、
いつも笑顔で、POPで、等身大な感じで、若々しくて、ウキウキされてる感じ♪
しかもそれが休憩なしの1時間45分ずーっと続いていて、
OFFがなく、ずーっとスイッチON状態。
ちなみに石丸さんと畠中さんがベッドで横になって抱き合うシーンは、
かなり”リアル”でございますよ。
ただ、シャワーシーンでバスタオル姿で歌うシーン、ここは服着て歌って欲しい-。
いい曲なのにー、なんでバスタオルでなのー!

今回、二回目の観劇して、曲のフレーズや、出演者が歌う
そのハーモニーがとっても気持ちよく
観劇後数日たってもずっと頭に残ってます♪

最後の曲は一人づつフレーズ歌ったりして
RENTの Seasons of love っぽい雰囲気で、曲もいい♪


09/03/28 Super Live vol.2 LOVE LEGEND 稽古場レポ

2009年3月28日(土) 12:00
Super Live vol.2 LOVE LEGEND 稽古場レポ

昨年のスーパーライブの第二弾、「LOVE LEGEND」の
お稽古場(役者さんとオーケストラの歌合わせ稽古)に行ってきました♪

このコンサート、出演陣が超豪華なんです!
ウィーンより、マテ・カマラスさん、ルカス・ペルマンさん、
マジャーン・シャキさんという、ウィーン・ミュージカル界のスター
お三方を豪華に迎え、日本からは、姿月あさとさん、湖月わたるさん、
伊礼彼方さんという、実力・人気を兼ね備えたこれまた豪華スターの
お三方が出演されています!

そして、このコンサートの指揮者は、踊るコンダクターこと塩田明弘さん。
塩田さんは音楽監督も兼任されています。
そして、構成・演出・振付は、あの広崎うらんさん!
豪華なキャストとクリエイター陣のコラボレーションですから、
否が応でも期待が高まっちゃいます!

では、さっそく稽古場の様子、レポートいたします!!

まずはルカス・ペルマンさん。
(ウィーン版エリザベートのルドルフやロミジュリのロミオ役の方です)
最初に歌声を聴いた瞬間、耳がピクンッ!
ドイツ語で、と思ったら日本語!でも歌ったり!
さらに乙女な歌声を出してる乙女な表情にもドキっ。
歌ってない時も、とっても無邪気。
横で準備体操してるダンサーさんに
「タイクツ・デスカ?」と日本語で声かけたり 、
休憩中に、マジャーンさんの方にデジカメを向けて、
マジャーンさんがにこっと横向いてカメラ目線するんですが、
これがめちゃめちゃかわいい。。。

そのマジャーン・シャキさん。
(ウィーンのロミオとジュリエットのジュリエット役の方!)
すんばらしい歌声です。
第一部のルカスさんとのデュエットがはじまった瞬間、
私は思わず姿勢を直してしまいました。
第二部の某曲では、心から陶酔しますよ。

そして!
めっちゃめちゃ元気なマテ・カマラスさん。
そう!ウィーンのエリザベートの真っ白なやんちゃトート!
(私もウィーンまで二度観に行きました!!)
ノリノリ!!飛び跳ねまくってます!!

そこに姿月あさとさんと湖月わたるさん、
エリザでルドルフを演じた伊礼彼方さんが加わり、
あんな曲やこんな曲が! 歌、ダンス、見応えも聴き応えもあります!
「闇が広がる」では、トート、ルドルフ、
東宝版と宝塚版とウイーン版がそろった今回のキャストでの
組み合わせはどうなるのか、乞うご期待!

また、ステージ上にオーケストラが位置しているので、
ノリノリタンバリンや、ティンパニ叩き終わった後の美しい弧、
(パーカッションは長谷川友紀さん!)、そんなところもまた見所です。
踊る指揮者の塩田明弘さんをはじめ、各楽器のソロなど聴き所も満載。
特にティンパニとドラムのソロ競演は息を飲む迫力です!

ところで、リハーサルを見ていて気づいたことがひとつ。
指揮者の塩田さん、日本人も外国人も関係なくコミュニケーションが
抜群に取れること。それはもう楽しく和気あいあいと、国籍関係なく、
エネルギーに満ちた出演者と同じテンションで「音楽で会話」してるんです。
(塩田さんはやっぱり外人では?(笑)という説まであるくらい…)
音楽には国境がないということを、改めて実感させられました。

今回のオーケストラ編成用に、音監・指揮の塩田さんを筆頭とする
チームワーク抜群の音楽スタッフ「チーム塩ちゃん」(笑)の皆さんが
耳コピしてピアノボーカル譜を作り、かなりの時間をかけて
アレンジをなさったそうなのですが、このオーケストレーションが
美しくて楽してノリがいいっ!
「チーム塩ちゃん」の皆さん、本当に仲が良さそうで、
楽しそうに仕事してはります!


チーム塩ちゃん♪

構成は、第一部は、序曲からはじまるミュージカル仕立て。
ロミオとジュリエットの出会いからはじまります。
第二部は、幕があいたら、あっと驚く大盛り上がり。
曲目がこれまたバラエティにとんでいて、
管理人的には女性二人のデュエットと某アニメ曲にご注目です!
この第二部は、各シンガーが自分の好きな曲をSELECTして
歌っていることもあり、今日のお稽古では、
和音進行やリズム、タイミングに対するこだわり、
そしてその要望にどんどんこたえていくオケがすごかったです!

構成・演出・振付の広崎うらんさんも、塩田さんと同じく
国籍を超えたコミュニケーション能力で稽古場の空気をひとつに
まとめあげる才能を兼ね備えたお方!
稽古中、振り付けしつつダンサーさん達と一緒にノリノリで
踊っちゃっている広崎さんがとっても好きです♪

7時間稽古場にいて、すさまじい気持ちの充実感でございます。
おなかいっぱいなんだけど、どんどんおかわりできる感じ。
いや、ほんとに、すごかった。楽しい!
壁に貼ってあった曲順の中に「MC」という文字も
いくつかみえたので、トークも楽しめそうです!

お稽古の合間に、塩田さんからメッセージをいただきました♪(後ろの歌声は!?)


公演は3日から5日まで梅田芸術劇場にて、
その後9日から13日まで新国立劇場中ホールでの上演です。
公演詳細はこちら

4/10 に観てきました。大興奮の観劇レポはこちら


09/04/02 TRIANGLEルームシェアのススメ@パルコ劇場

2009年4月2日(木) 19:00
TRIANGLE ルームシェアのススメ
H列11番@パルコ劇場

井上芳雄さん、新納慎也さん、そして彩乃かなみさん
この3人と、生バンドによるミュージカルなんですが、
楽しくてあっという間の2時間20分でした。

進行の仕方が面白くて、マイクで客席に話しかけつつ、
歌いつつ、自然にストーリーが進行していくんです。
これがですね、なんかほんとに話しかけられているようで、
まるで少しトークショーの雰囲気っぽい楽しさもあるんです。

この3人、歌とノリがこれまた素晴らしくうまくて楽しいので、
1幕はあっという間でした。2幕はちょっとストーリー的に
少し深く描かれていきますが、ラストの落ちは明るくて、
うん、これはリピートしたいミュージカルです♪

印象に残ったシーンをキーワードで。

書きます!食べます!
彩乃かなみさん、納豆食べて糸が・・・
豆知識コーナー、これ毎日違う!?
今日はコンクリートを食べるカタツムリでした。これほんとなんですね!
ポテロング、ぽりぽり食べてます♪
大正デモクラシー!

彩乃かなみさんのキャラクターは、ミーマイのサリーの
イメージがひときわかわいくなってよみがえってくるかわいらしさ。
二幕の、あの小さい子になるシーン、ここ、めちゃめちゃかわいいです♪

歌われる曲は、曲は出だしを聴いたら、あっこの曲!って思うくらい
耳なれた曲がいろいろ流れ歌ってくれはります。
最初は、全部オリジナルだったらなぁと思ったのですが、
これはこれで楽しいです♪

二幕、井上芳雄さんが下手側客席から登場してびっくり!
しかも立ち止まった!下手通路側の客席はドキドキですね。
私も心臓がびくっとするほど緊張してしまいました。
井上さんの体から何かがビンビン出てるようでした。

3人のキャラクターがほんっとーに楽しく、
セットや音楽、テンポ感もとってもいいです♪
おすすめーですっ!


09/04/05 マイフェアレディ@帝国劇場

2009年4月5日(日) 17:00
マイフェアレディ 初日
2階C列9番@帝国劇場

大地真央さん、競馬場シーンのドレス姿、
美しい~。可憐です。社交ダンスシーンもうっとり。
そしてその競馬場シーンのフレディ(姜暢雄)さんとの会話。
ここ、めちゃめちゃ楽しい。間も絶妙。
思い切りツボにはまって笑ってしまいました。

ヒギンズ教授の石井一孝さん。
お母さーん、あのセリフが忘れられません。
あの間も袖へのはけ方も最高!

二幕の、教会へ行くシーンのナンバー”時間通りに教会へ”、
この曲、楽しいですねー。また、去ったと思ったら
そこからまたこれでもかと歌ってくれるので満足!
この曲はいいっ!
ただこのナンバーの最中、私の頭では、
前回の宝塚宙組公演のミツバチみたいな衣装の
花影アリスさんがずーっと踊り続けてました♪

一幕の治田敦さんの酔っぱらいの笑顔がほんといい笑顔です。
また、ちょっとマニアックなところでは、休憩時間に流れる
少し鼻声がかった喫茶室の案内の声がいい♪

物語の結末は、人によって意見いろいろありそうですね。
フレディかヒギンズか。私は後者ではない方がいいなぁと。。
”お母さーん”の後、お母さんが拍手して、そのまま
客席も拍手して終わりとかでもいいのではと思ってしまう派です。

あ、オーケストラはもちょっとがんばってほしい。特に金管の・・・。


09/04/07 ダウンタウンフォーリーズ VOL.6@青山円形劇場

2009年4月7日(火) 19:00
ミュージカルレビュー
DOWN TOWN FOLLIES
ダウンタウン・フォーリーズ VOL.6
Hブロック32番@青山円形劇場

私はvol.4から観てますが、
今回は香寿たつきさんを迎えた4人で、
この組み合わせが、いや、なんの、楽しかった♪

まずは虹組、香寿たつきさんの男役が堪能できますよ♪
あの宝塚の幕が開く前の、みなさま本日はようこそ・・・っていう
低い声の案内のセリフにはゾクゾクしました。
と思ったらその後のシーンでは美しく可憐な女性に!
と思ったら今度はゴージャスなお姿に!
舞踏シーン「どこかの国のどこかの人」の、
香寿たつきさんのスカーフ姿がとっても素敵でした♪
(あのダンスシーンは4人の衣装が皆とっても素敵でした)

そして前回出ていなかった吉野圭吾さんの
魅力も今回たーーっぷり。女装が、宝塚の男役の女装っぽくていい!
すらっとした某韓国俳優姿も素敵です。
グラサンした警官シーンもクールで、玉野さんとのやりとりがナイスです。

その玉野和紀さんは、今回なんと、
カーネルTAP!
ヒッチコックの場面は観てるこっちもドキドキしました。
そして玉野さんのおじーちゃん役が大好きな私です。
今回は、落語シーンでのご登場です。
そして毎回感じるのですが、
あの若々しさの秘訣をぜひとも教えて欲しいです。

そして、島田歌穂さん!
七変化(それ以上!)です。
おなじみの教養シリーズや、あの笑い方が楽しいのりお君、
ひげつけた島の大佐(?)役、あれ大好き!
また、島田歌穂さんと香寿たつきさんの
某姉妹のHAPPY BIRTHDAY。これは楽しいですぞ!
胸元とってもセクシィー。トークもセクシィー。
ボリューム6,カウント6、言い方最高(笑

最後はスタンディングオベーション。
青山円形の客席との距離が近い!
え?そ、そんなことやってしまうの!?という驚きも楽しく、
さりげない動きやダンス、歌全てが素敵です。
ミュージカル(実録・南太平洋)、落語、ブギウギ、ヒッチコックなど
てんこ盛りの2時間15分(休憩なし)。
公演は4月19日まで。


09/04/13 ハローキティとオズの魔法の国@サンリオピューロランド

2009年4月13日(月) 11:30
ハローキティとオズの魔法の国
@サンリオピューロランド

サンリオピューロランドの新しい演目
「ハローキティとオズの魔法の国」
の公開初日公開を観てきました。

最初にサンリオの辻信太郎社長のご挨拶の中で
なんと前作のハローキティのくるみ割り人形
上演回数は、3703公演と聞いて驚き!す、すごいです。
100万人の方が観たそうで、しかも100回以上観た方が1000人!!
オズも4000公演を目指しますとおっしゃってました。

(右から二番目が社長さんです。真ん中の左側は今回の演出の 小池修一郎さん、右側は、魔女デビリーヌの声でご出演のちあきしんさん)

今回のハローキティとオズの魔法の国は、
演出が宝塚歌劇団の小池修一郎先生。前作のハローキティのくるみ割り人形も
とても楽しかった作品でしたが、今回のハローキティとオズの魔法の国は、
さらにパワーアップ!
まず場面転換の数がすごい。テンポ感がとってもいいです。
数分ごとにどんどん変わります。
かかし、ブリキ、ライオンとの出会いは全てシーンが異なり
エメラルドシティ、デビリーヌのシーンではがらっとかわります。
カーテンの幕が開くたびにわくわくしますよ。
そして音楽と衣装がいい!私好みです♪
さらにアンサンブルの方達のフォーメーションや表情、ダンスがとっても素敵なのです!
私も早速お気に入りの方もみつけてしまいました♪
これは早速リピートしたいでございます。
(エメラルドシティや魔女の国の写真はまだ今の時点ではUPやめときますね。
アンサンブルの動きやダンス、衣装がいいです!ぜひ生で味わってくださいー)


(悩むキティちゃん→はっと気づいて...)

この演目は、キティちゃんの誕生日から、
オズの魔法使いワールドへワープして、
キティちゃんが(原作の)ドロシーの体験を通して
いろいろなキャラクター達と出会い、愛や友情をはぐくむストーリー。
子供にもわかりやすいと思いますし、大人でもたっぷり楽しめますよ!


キティちゃんが誕生日にもらったプレゼントとは何でしょう?

声の出演も豪華で、
魔法使いオズ役には市村正親さん、
市村さんのおちゃめな声やあの独特の間、ちょっとしゃがれた声、楽しめますよ♪
魔女デビリーヌ役にはちあきしんさん。
かかしが中山昇さん、ブリキが林アキラさん、
ライオンが佐山陽規さん、そしてマンチキン役が
池谷京子さん、家塚敦子さん、南海まりさんと
ミュージカルファン的には楽しい声の配役♪

上演時間は、くるみ割りから5分延びて40分。

40分という時間で、よくぞまぁこれだけの場面転換数と、
キャラクター、衣装、音楽、照明、そしてラストのキティ版宝塚フィナーレまで
盛り込まれたなぁと。最後のフィナーレはきらびやかで楽しいですよ♪

客席最前列の通路が銀橋のような使い方がされるシーンも
結構あって、前方席は楽しいですよ!
自由席なのではやめにいくと好きな席に座れます。
管理人的おすすめは下手側(左手側)の前方通路側もしくは可能なら最前列。
(今回私が座った最前列下手通路側はベストポジションだったかも)

ショー観劇の後は4階で食事したのですが、
プレートや紙ナプキン、入れ物までキティちゃんがあちこちに!
しかもかわいい入れ物のお弁当は持ち帰りも!

その後、パレードを鑑賞したんですが、
しろうさ”にノックアウトされた管理人でございます。

しろうさ、足の動きとかが超かわいいのです。
中でどういう形で操ってるんだろう。
歩き方、最高です。
下記動画の、20秒あたりにご注目!
女性キャストがしろうさの方をちらっとみた後のあのしろうさの去り方。
特に足の動きにご注目です!めちゃめちゃかわいい!
そしてその後のあのアクロバット回転もすごい。
女性の足の上で女の子がぐるんぐるん回転してるんです!
その後は、再びしろうさのかわいいかわいい行進♪


目があった!!!

09/04/26 ミュージカルスターは夢を見る...@博品館劇場

2009年4月26日(日) 13:00
ミュージカルスターは夢を見る...
@博品館劇場

冒頭、学校の卒業式で学生達が集まり
劇団を作ろうという感じのシーンからスタートするのですが、
ここで宇都宮直高さんの歌声第一声を聴いて、おおおお!
まっすぐに伸びる若くてさわやかな感じの気持ちいい歌声♪
ライオンキングでシンバをされていた方なんですね!
(しかもマンマ・ミーアの日本初演キャスト!)
彼のシンバみたかったなぁ。

その後、輪っかにのった小柳ルミ子さん登場。
今回の舞台は、小柳ルミ子さんの、魅力たっぷりでございます!
まずこの最初の登場の衣装のあのスリット!そしてまたそのお足の綺麗なこと。
登場のたびに変わる衣装がどれもこれも美しく、見事なプロポーション。
中でも私的には1幕最後のあの白い衣装、あの衣装の小柳ルミ子さんがとっても綺麗。
さらに素晴らしい歌声、ダンスもこれまたよくて(相手役のダンサーの方がまたいい!)、
笑い(過去ネタも!)もとりいれたお芝居と見所満載でした。

その小柳ルミ子さんと一緒に踊る黒い衣装に身を包んだ二人のダンサー、
関仁さんと佐藤洋介さんのダンスにもうっとり。迫力ある美しさです。

宇都宮直高さん演じるヨシダアキラと、小柳ルミ子さん演じるココの
掛け合いやキスシーン!脱線!?などなど、芝居的にも楽しい要素たっぷり。
(脱線シーンで、宇都宮君今日はまゆげが変ねといった小柳ルミ子さん、
あそこは”吉田君”といってほしかったけど)

ミュージカルエンジェルの4人の存在もとても素敵でした。

今回の舞台、脚本・演出・作曲&出演!は、
劇団とっても便利の代表の大野裕之さんなんですが、
この大野さん、チャップリン研究の第一人者でもあらせられます。
さらに実は私、同じ高校なんです。しかも年は私が一個上なんで、
ほんとかぶってるんですよね。なんか嬉しい。

話を戻しますと、この舞台、
セット自体は、特に背景や大きなセットもなくてシンプルなんですが、
そのシンプルなセットを照明等とうまく組み合わせて効果的に使ってるんです。
例えば屋敷へいく過程では、照明の暗さをうまく出して距離感を演出したり、
台を橋みたいに使ったり、鏡を効果的に使ったりと、うまいもんだなぁと
思いながらみてました。

曲もいいんですよね(作曲も大野さん)。
ソシbミbシbソファミb~というフレーズがとても
気持ちよく、帰り道もずっと頭の中に残ってました♪


09/05/07 この森で、天使はバスを降りた@シアタークリエ

2009年5月7日(木) 18:30
ミュージカル
この森で、天使はバスを降りた
@シアタークリエ

出演者がいいです♪

まずは土居裕子さんがもうとっても素敵!
演技、歌声に陶酔です。
もじもじ具合もかわいい。
彼女が夫に向かって言うシーン(気持ちいい)をはじめ役柄的な成長も見所です。

そしてボーイッシュな大塚ちひろさん、安定感ある歌声とキャラクターの剣幸さん、
そして土居裕子さんの三人の声の高さがとってもいいバランスなのです。
そこに藤岡正明さん宮川浩さん田中利花さんの三重奏の叫び♪
(一幕のウォーホー、あの三重奏は気持ちいい)

それぞれの登場人物の強さや弱さが自然に描かれていて、
笑いあり、ほっとする場面ありで、
映画とは違う、そうきましたか!という結末。

山々のセットと食堂のセットがどう転換するかにもご注目です。
あの手紙の山、一つ一つ宛名とか書いてあるんだろうかとか思ってしまいました。
なにしろすごい量です。
音楽も、生演奏で、曲調も手つないで踊り出しそうな感じです♪

そうそう、この舞台を観たおけぴスタッフの吉田君
言っていた言葉をちょっとご紹介。

”「村」の感じを田中利花さんがほとんどお一人で演じきっておられました。見所の一つだと思います。”

これ、ほんとに、そうなんです。
村人の出演者、もっとたくさんいる印象なんですが、
この舞台、出演者7人だけなんですよね。
その村人の代表、田中利花さん、
電話で村中の人とつながりまくってます(笑)

これはリピートしたいっ!


09/06/03 ミー&マイガール@帝国劇場

2009年6月3日(水) 18:30
ミー&マイガール 初日
帝国劇場

楽しーい♪
帰り道鼻歌全開でございます♪

冒頭、オーケストラのメンバーの皆さんが通路から登場。
トロンボーン遅刻は演出!?

なんてったって井上芳雄さん、楽しい!
カテコでもおっしゃってましたが、
ほんと楽しんで演じ、歌い、踊ってられる感じ。
観てるこっちにもその楽しさが伝わってくる!
一緒にいる舞台上のほかの役者さんにそのノリが
どんどん伝染してるくらいの楽しさです!(もちろん客席にも!)
ジョンおばさんと・・っていい間違えるのはわざとでしたっけ!?
そういったときのタイミングや声の切り替えし、表情がほんと楽しい♪

涼風真世さん。
とーっても素敵です。
声も低音にしびれます。
たたずまいもいい。
気品ある中での、あの大胆な演技。
ビルとマリア公爵夫人のやりとりシーン好きだなぁ。

一幕ラストのランベスウォーク、客席参加での盛り上がり。
オケもノリノリ、指揮者の塩田さんもノリノリです。
休憩後は、オーケストラのメンバーと指揮者の衣装が!

ビルが大好きなサリー(笹本玲奈さん)、いいカップル♪
そしてジョン卿の草刈正雄さんが、ダンディーです!
ジョン卿がサリーのおうちに行くシーンとかすっごくかっこいい!

それにしても観終わった後のこの気分の高揚感はすごいです。
ランベス・ウォークの魔術か。気分はハッピー!
今回は開演前のロビーパフォーマンスを見逃したので、もう一回いっときたい!


09/06/24 三ツ星キッチン TOMORROW@赤坂レッドシアター

2009年6月24日(水) 19:00
三ツ星キッチン
TOMORROW
@赤坂レッドシアター

上條恒さん、KAZZさん、伊藤俊彦さんの
3名を中心に結成されたミュージカルカンパニー
三ツ星キッチン」の旗揚げ公演初日を観に行ってきました。

赤坂レッドシアターの階段を降りると、ロビーには
何やら少し怪しげな格好の眼鏡の先生(!?)が!
劇中の人物とはまるで別人の上條恒さん!?
にこやかにお客さんを迎えられてました。
ぴっちりと腰まで上げた赤いおズボンが印象的です(笑

ストーリーは、恩師の訃報に集まった演劇部の同期5人の
女性達を中心に展開するお話なんですが、
その彼女達よりさらに中心に位置してるのが高田安男KAZZさん)。
冒頭の超挙動不審な強烈な印象から、
そのキャラクターにじょじょにひかれていき、
最後はあったかい気持ちにさせられてしまう
そんな人柄を持つ高田安男
さいごに雷興しを出してくるあたりがまたなんともいいっ。
高田安男ショーも必見です!(衣装もインパクト大!)

女性陣一人一人が、自分の人生のドラマをショー的にみせて行くのですが、
人気ママさん役の真樹めぐみさん(声心地よくて表情がとってもかわいい)や、
自動車への飛び蹴りがかっこいい真織由季さん(”ほれてまうやろ”ってセリフがいいです)をはじめ
一人一人の歌も堪能でき、
劇中劇の形で、男性陣がこれまたいろいろな役で絡んでいくので(犬役も!?)、
見所満載です。

脚本・演出が上條恒さんで、
構成が伊藤俊彦さん、
音楽がKAZZさん、
公演プログラムに載っているこのお三方のカンパニー誕生話も楽しいです。
KAZZさん作曲の音楽がこれまたとってもいいんです♪
(ちなみに音楽も生演奏♪)

なんといっても高田安男、必見です!

上演時間は2時間ちょっと(休憩なし)
公演は28日日曜日まで!


09/06/25 EVIL DEAD THE MUSICAL 死霊のはらわた@サンシャイン劇場

2009年6月25日(木) 20:00
EVIL DEAD THE MUSICAL
- 死霊のはらわた -
サンシャイン劇場

楽しかったー!
チラシの印象から、怖い怖い系かと予想していたんですが、
かーなーりーコメディ感満載です。
斬ったり刺したり撃ったり、血もブシャーってなったりと
かなり”赤い色(血ね)”がたくさん登場するんですが、
(最前列の方、ポンチョきてるようにみえたんですが、血しぶき防御用!?)
舞台全体を通して”POP”な感じのゾンビコメディミュージカル!
楽しくて笑えます!
後半のゾンビ復活の歌・ダンスなんて振付もとーっても楽しい!

機材トラブルで開演が1時間押したんですが、
開演と同時に客席から拍手が起きて、
ちょっとアメリカっぽい感じのノリに感動。
その後も、客席の反応がかなりストレートで
こういう雰囲気は客席に一体感があって楽しいです!

キャストもよかった。
主人公アッシュは諸星和己さん。
舞台で拝見するのははじめてなんですが、
70年生まれとは思えないくらい若い!!!
動きのキレもあって、歌声もよくて、コメディ的なノリがまた楽しい!

そのお相手役の高橋由美子さんがこれまたお若くてかわいい!
この二人の出会いの某スーパーでのデュエット曲は必聴です!面白い!
まさかこんな楽しいナンバーがあるとはまったく予想してなかった!
しかもミラーボール付!!

そしてアッシュの妹役に大和田美帆さん。
おとなしい本が好きな前半のシェリルと
ゾンビになってしまった後のシェリルの差が
激しすぎて衝撃を受けてしまったくらい!
地面の蓋あけて小刻みに笑い叫ぶシェリル、最高ー!
お声がまたいいんです♪

スコットの上山竜司さん(RUN&GUN)と(あの去り際のジャンプが好き!)と
お相手役の瀬戸カトリーヌさんとのノリノリカップル。
と思ってたら、瀬戸カトリーヌさん、なんと二役!

同じく二役されてるのが右近健一さん(劇団☆新感線)。
その二役ネタもでてきます♪これがまた面白い(笑

最初ぜんぜんしゃべらせてもらえないエド役に森本亮治さん。
(実はかなり見せ場がございます!)
そしてアクロバット満載の死霊に、G-Rockets
斎藤久美子さん、関根あすかさん、吉浜愛梨さん。
この死霊3人のメイクと動きがかわいらしくて好きです♪

私は映画観てないんですが、映画をみていたら、
より楽しめる部分もいろいろ詰まってると思います。
(そういうセリフやネタが随所にありました)
でもみてなくても全然楽しめます!

また、ミュージカルって、いきなり歌い始めるところに抵抗を持つ人も
いると思うんですが(昔の私がそうでした)、歌おうとするとすかさず
「ここで歌うんかい」みたいなつっこみが入るのは楽しい!
ゆっくりと、心の準備して下さい的にミラーボールが降りてきたり
(このミラーボール、上下動しながら回転するんですがこれ私結構好き!)
舞台転換の間の客席降りなど、間延びする部分が全然なくて、
あっという間の2時間(途中休憩15分)でした。

公演は7月5日まで。
池袋のサンシャイン劇場にて。
(ちなみにサンシャイン劇場には、有楽町線の東池袋駅がオススメです)


09/07/01 劇団SET 戦国ミュージカルTAKEDA@六行会ホール

2009年7月1日(水) 19:00
タイツマンズ さくら組 LIVE
戦国ミュージカル TAKEDA
六行会ホール

今までのタイツマンズとちょっと違って、
タイツなんだけど、”馬”たちの思いを中心に展開する
馬ミュージカル。いやー、視点が面白いっ!

なにしろ、武田の騎馬隊の”馬”達のお話です。

タイツ馬です。

馬の色にもいろいろあって、茶色い馬、黒い馬、そして白馬。
DIAMOND☆DOGSの小寺利光さん、白馬での登場です♪

全てを見通してる馬(良田麻美さん)がいい味です。

赤堀二英さんの抜け具合やつっこみ最高(赤堀さんは作・演出・出演!)。
白倉裕二さんのアクロバットはキレがあって大好き!

そしてなんといっても大竹浩一さんの
おいてきぼりキャラがすごく好きな管理人です。
(ちなみにこの二人のラジオでのトークがとても楽しいですよ→こちら)

歌あり、タップあり、アクション、笑いあり、
出演馬のキャラクターがストーリーに乗せて
うまーく描かれていて、馬の気持ちがすごく伝わってきました!

p.s. 開演前の産みの親アナウンスも楽しい♪


09/07/10 Musical COCO@ルテアトル銀座

2009年7月10日(金) 13:30
Musical COCO
ルテアトル銀座

セバスチャン!
岡幸二郎さん、衝撃です。
あの髪型。最初観た時のインパクトがすごすぎて。。
そして新進気鋭のデザイナーぶりがもう最高に出てます。
夢に出てきそうです。
登場するたびにワクワクしてました。歌声もいいっ♪

ココシャネル役の鳳蘭さんは、もう、とっても素敵。
ずーっとでずっぱりです。
語り口調とかもとってもいいっ!
本物のココシャネルがそこにいるようでした。

そして、湖月わたるさんが、とーってもかわいいのです。
今までのガブっという私の中での男役のイメージとは一転、なんとまーかわいらしいこと♪
ショートヘアの場面がまたキュート!
声も高めで、ちょっとときめいてしまいました。
ココとノエルのシーンは、出会い以降どのシーンも目が離せないです。
対象的な二人の人生の対比が面白いですよ。

ピグノルの今陽子さんと、グレフの鈴木綜馬さんも
とても素敵な助演ぶりです。大澄賢也さんは、役どころは
ちょっとくたびれた感じの新聞記者役ですが、ノエルの湖月わたるさんの
いい引き立て役で、このあたりの脇役構成もうまいなーと思いながら観てました。

アンサンブルさんもいろんな役を演じられていて、見どころ満載。
ラスト、舞台全体の終わり方がまた素敵な感じです!!

二台ピアノを中心とした生演奏も素敵でした(舞台後方がオケピです)。
劇場に入った時にまず目に入る、生地っぽい幕を中心とした
シンプルだけどゴージャス感を感じるセットもどうぞお楽しみに。

あ、衣装のことを書き忘れてました。
次から次へとどんどん出てくる衣装は、
どれも素敵で数もすごけりゃ見せかたもいいっ!
衣装の下からも衣装が出てきます!
最後全員が白で登場するのですが、お一人お一人にどうぞご注目下さい。

演舞場で上演中のガブリエル・シャネルとCOCO、両方観ましたが、
COCOを観ながら、ガブリエルを思い返すことでシャネルの人生をより深く感じることができました。
(COCOは晩年を描いてますが、アーサーやお父さんも出てきますよ)
キャストは全然違うんですが、違和感なく共有してみれるのがすごいです。

ココシャネルという生き方、ココシャネルという人生、
ぜひこの機会に、演舞場のガブリエル・シャネルとあわせてオススメです!
(舞台観た後に、シャネルのお店に寄れる、この立地もまたいいですね。)


09/08/10 劇団TipTap ゴン・ヴァルジャン

2009年8月10日(月)
劇団TipTap ゴン・ヴァルジャン
@Studio DoDeuxDo

有楽町線江戸川橋駅から徒歩数分、
このビルの6階にまさか劇場が..
と思ってエレベータ降りたら即劇場。
お、おぉぉぉぉ!

客席数数十の緊密な空間で、ほぼ生声によるミュージカル。
某ミュージカルのメロディーが浮かぶように作られた旋律や、
後半某場面では某美女系ミュージカルの変身シーンが!

そして、セットがとにかくすごいです。
ここまでの小さな劇場でここまでの可動式セット!
地面がまさかあぁなるとは!?
どうやって制御しているのか、
どうやってこんなに小さな劇場であの動きが
可能になってるのかにすごく興味持つと思いますよ。
とにかく驚きの連続の舞台装置は必見です。

あ。。。ただ、セットでひとつ、
舞台下手の便器の汚さがやたらにリアルでございまして、
さすがにあそこまでリアルですと、
見るたびに、うぇっと思ってしまいましたです。

パンひとちゅ盗んだ罪で刑務所に服役したゴン・バルジャン。
権さん、大活躍です!
黄金のターバンは果たしてどこにあるのか!(笑


09/08/22 天翔ける風に@東京芸術劇場

2009年8月22日(土) 18:00
TSミュージカル 天翔ける風に
@東京芸術劇場中ホール

原作はドフトエフスキーの小説「罪と罰」。
その設定を帝政ロシアから幕末に、
主人公も女性にして書かれた
野田秀樹さんの原作「贋作・罪と罰」。
そのミュージカルがこの「天翔ける風に」。

主人公、三条英を香寿たつきさん。
才谷梅太郎(坂本竜馬)を山崎銀之丞さん。

その三条英(香寿たつきさん)が、
冒頭あまりにも早い展開であっけなく老婆を
殺してしまったため、ちょっとびっくりしてしまい
最初なかなか感情移入できなかったのですが、
じょじょに各登場人物にスポットが当たっていき
特に二幕は入り込んでいきました。

戸井勝海さんの歌声が響きまくり♪
気持ちいいー!
そして今拓哉さん、素敵!
すごく印象に残る溜水でした。
この二人の存在感と役どころが2幕で活きてました♪

竜馬(山崎銀之丞さん)がバッグにお金を詰めて
上に登らせているシーン。おもろいです。せっせとためていたんですね。
でもなんでお金が”円”なのー!?
(あと”ドア”とかいう言葉もちょっと唐突で違和感が・・)

平澤智さんのジャンプ力と俊敏さも素敵でした。
阿部裕さん、いいですねぇ。
ジャベールと同じとは到底思えないお姿がナイス。
最後。。あぁぁ。


旗を効果的に使い、殺陣も随所に盛り込まれているのですが、
アンサンブルさんの躍動感がちょっとバラけている感じに思えたのが残念でした。

カーテンコールで、今拓也さんの去り際に、
人差し指と中指揃えて額からキっときる仕草がめちゃかっこよかった!


09/08/28 俳優座サマーハウスの夢@俳優座劇場

2009年8月28日(金) 18:30
俳優座プロデュース
音楽劇 サマーハウスの夢
@俳優座劇場

これはまさに大人のファンタジー!
ベル(鈴木ほのかさん)は
登場からインパクト大!
めっちゃめちゃキュートです♪

畠中洋さんもほぼでずっぱりで、
歌もたっぷり、ベルとのラブラブぶりも見所です。

そして加藤忍さん!
登場からの暴れっぷりが気持ちよく、
二幕某シーンにはジーンと鳥肌が立ちました。

野獣(二期会の米谷毅彦さん)をはじめ、
出演者全員が優しくかわいらしく描かれていて
どのシーンももう一度観たい、
ちょっと背中を押してくれるような、
とーっても素敵な舞台でした。

セットも面白くて、ハシゴのあの動きもMYツボでした!
お、おおおう、おうおう、というラスト(笑。観てぜひ感想下さい)
(そ、そうだったの!?と)

劇中、客席から自然に沸き起こる拍手がとっても気持ちいい作品です。

キーボードとバイオリンの生演奏は、
そ、そこですか!という場所で演奏されてますよ♪
”歌”での会話もユーモアたっぷり!
ぴょっぴょっぴょっ♪


09/08/30 The Musical AIDA@東京国際フォーラム

2009年8月30日(日) 14:00
The Musical AIDA@東京国際フォーラム

ついこの間まで、味のある低い声で
頼れるアニキ的な印象だった安蘭けいさん。
(最初拝見した舞台ではコミカルな役でそれがとっても印象的でした)

今回の舞台は、そこから一気に突き抜けて、
どーーーんと女優デビュー。

アイーダ。強いです。
しっかりしてます。
そして美しいです。

今までの安蘭けいさんのイメージとは全然違ったので、
はじめて拝見した女優さんというような印象でもありました。

そーしーてー伊礼彼方さん。
最初登場された時、ギリシャ彫刻かと思いましたですよ。
めちゃ美しいラダメスでした。ただ、ちょっと若すぎる!?

そしてANZAさんアムネリス、素晴らしくよかったです。
ラストもジーンときます。
ラダメス好きだったんだなぁと。

セットはピラミッドがいろいろわかれていくんですが、
このピラミッドを使っていろいろするので、
ステージ上がちょっと狭い印象。
(トゥーランドットの時の階段の時と同じ印象)

兵士の数が少なくて寂しかったので、
国際フォーラムで観るからには、
オペラのような大人数で観たいなぁと、
ちょっと思ったりもしたのでした。


09/09/01 ジェーン・エア@日生劇場

2009年9月1日(火) 18:00
ジェーン・エア プレビュー公演
@日生劇場

芯のあるジェーン・エア、松たか子さん♪
めちゃめちゃあってます。
でずっぱりです。
見事です。
声がいいですね。歌声もいいですし、
台詞の声のアップダウンも好きなんです。
そしてまた表情がいいんです!

相手役の橋本さとしさんも、ジェーン・エアをひきたてる感じの
ロチェスターでございました。

そーしーて!子役が素晴らしい!
天真爛漫さ、無邪気さ、ステップ、声、歌、
かわいらしさも満点!!!
演じてる自分に酔ってるような演技(よくいらっしゃいます)ではなく、
”演じている自分に酔ってる子”を演じている感じなのです。
しかも前に出すぎず、心地いい演技。
舞台的にすごく自然。素晴らしい。
アデールが袖に小走りで跳ねながら去っていくその姿もいい!
ただ、結婚式シーンで、アデールの衣装がそのままだったのが私的に残念。

ちなみに観る前までは、暗い感じのミュージカルを想像していたのですが、
否!
ジェーン・エアの、子供の頃から一貫した芯のある強さをひしひしと感じます。
前向きなエンディングのミュージカルでした♪

一幕はちょっと展開が淡々とした感じで、少しうとっと
してしまったりもするんですが、二幕の展開は魅入りますよ。

一幕も二幕も老婆シーン楽しいです(笑)

グランドサークルからの観劇でしたが、
舞台ステージが前方へせり出しているので、
とても近く感じ、ほぼオペラグラスなしで観てました。

また、オーケストラピットどこにあるのかなぁと
思っていたら、そ、そこでしたか!という場所から指揮棒が!

リピートして楽しみたい舞台です!
子役もう一度観たい!


09/09/03 ブラッドブラザーズ@シアタークリエ

2009年9月3日(木) 18:30
ミュージカル ブラッドブラザーズ
@シアタークリエ

一幕藤岡正明さんの登場にびっくり!
無邪気でワンパクなガキんちょがそこにいる!感じ。
(この森の時の印象に比べてかなりスリムに感じました!)

おぼっちゃんエディの田代万里生さん
おかーちゃん(TSUKASAさん)
の胸でエンエンワンワンと大泣きです。

いやーすごい。
この一幕のこの7歳!の子供シーンは
まさに”役者”ならではの演技力が必要ですね。

しかも
あっという間に成長するのかと思っていたら
この7歳シーンがたーぷりと描かれていて、
見ごたえたっぷりの楽しい楽しい一幕です。
鈴木亜美さんもかわいーです。

二幕は、そんな二人が成長して十代になり
またまわりの登場人物それぞれの思いも
いろいろな形で交差して描かれていきます。

これがですね、ぐっと切なくなるのですが、
もう一度観たいっと思うシーンの連続で、展開が実にうまいんです。
客電がついて、そしてあのラストシーン。。これもいい!

主人公は双子の二人ですが、二人の母親(TSUKASAさんと
久世星佳さん)がすごく重要な役どころで
二幕で彼女たちの嘘のない心情がぐさぐさと伝わってきました。

そして、久々に拝見した下村尊則さん、
チラシみてナレーターってどんな役なのかなぁと思っていたのですが、
役どころとしては夢から醒めた夢の、夢の配達人的なんですが、
観る人をひきつける、また笑わせてくれる、あの魅力、さすがです。
太く響く歌声も素敵♪

アンサンブルまで含めてキャストの歌唱力と演技力が高く、
傾斜のあるセットや舞台上のオケピ(マルチプレイヤーぶりにもご注目)
客席絡みや客席からの登場などもあり、
最初から最後まで引き込まれる舞台でした!

これはリピートしたいっ。
ってか、武田さんと岡田さんのバージョン観ておくべきだった。。。後悔。


09/10/06 Stepping Out@博品館劇場

2009年10月06日(火) 19:00
Stepping Out
L列8番@博品館劇場

前田美波里さんのプロポーションがすごい!
スレンダーさ、特にお足!!!美しく長いっ!
(ちなみに今回の公演で今まで演じてこられたメイヴィス役を卒業されるとのことです)

そして末次美沙緒さん♪
劇団四季の夢醒めでマコのお母さん役で何度涙したことか。
その末次さん、劇団四季退団後の初舞台。
歌声健在!&キャラクターと、そしてなにより衣装がすごい!
一幕の某衣装は宇宙人のよう!!
(二幕でその背景が描かれて、ちょっと切なくなってしまうのですが...)

お話はメイヴィス(前田美波里さん)のタップダンス教室が舞台。
生徒一人一人の登場人物の描かれ方も楽しいのですが、
中でも、シルヴィアの真山葉瑠さんがMYツボでした♪
色気満点ダイナマイトボディのシルヴィアの明るいキャラクターをめちゃ好演!
タップダンスシーンのノリやフォーメーションを
間違えてなおすあたりの動きも楽しいっ!

二幕は、各人物の思わぬ背景や人間関係まで描かれていき、
前田美波里さん演じるメイヴィスもこれまた思わぬ展開で
壊れそうと思いきやラストのショー。
なるほど、これは楽しい!
ショーの前説(!?)の榛名由梨さんもナイス助演!!
めちゃ楽しいショーでございますー♪
帰り道、思わず口ずさんでしまいました。

公演プログラムに掲載されていた音楽監督の前田憲男さんの文章を読んで、
そしてこの舞台を観ると、きっとあなたもタップ教室に通いたくなります!

出演:
前田美波里
榛名由梨
末次美沙緒杉村理加桧せいら
山崎美貴本多祐子真山葉瑠
池田知穂宮内良

上演時間、約2時間45分(途中休憩15分)


09/10/21 Sound of Silence 沈黙の声@紀伊國屋ホール

2009年10月21日(水) 19:00
Sound of Silence 沈黙の声
紀伊國屋ホール

韓国のミュージカルスター、ミンヨンギさん主演の
日韓共同のミュージカル。

ミンヨンギさんの第一声、うーん、低くて甘くて心地いい♪
包まれるようです。すーっと通ります。
オペラのように伸びがあり、かといってオペラオペラはしてなくて、
演技の上に歌が乗ってくるんですね。これがほんと気持ちよかった。
そして、チラシやプログラムのお写真の印象と違って、
すっとした印象でとーっても素敵な方でした。
(終演後、めがねをかけてロビーに出ていらした時は、
さらにまた若者な印象で驚きました)

初嶺麿代さんは、宝塚男役で退団される公演のかわいい男役姿が
印象に残っていたのですが、今回もかわいいヒロインでした♪

オモニ(お母さん)役の声も通ります。

紀伊國屋ホールのステージに、シンプルだけど傾斜のあるセットで
その上での軍隊アンサンブルシーンをはじめ、
原爆シーンの、あの表現はかなり印象的。

日本人キャストは日本語で、韓国人キャストは韓国語で
セリフを話すのですが、日本語セリフの場合は韓国語の字幕が、
韓国語セリフの場合は日本語の字幕が、舞台上方に表示されます。

最初はそれを目で追っていたのですが、今回前方席に
座ってしまったため(自由席なのです!)、ちょっと
疲れてしまい、途中からは、字幕を追わずに舞台だけをみてました。
が、これがですね、日本語、韓国語が気にならないくらい、
自然と入ってくるんですよね頭に。韓国語のセリフの部分が
わからなくても日本語のセリフで補うようにできてるんでしょうね。

主演はミンヨンギさんと、パクボンジンさんのWキャスト公演。
チャンスがあればパクボンジンさんの東真も観て聴いてみたいと思います。


09/10/28 レ・ミゼラブル@帝国劇場

2009年10月28日(木) 18:15
レ・ミゼラブル
帝国劇場

今期初観劇のレミゼ、いってまいりました。
テナルディエ夫妻が面白い♪
森久美子さん、
出てくるとぱーっと楽しくしてくれます。
動きをオペラグラスで追ってるだけで楽しいです。
胸はとにかくすごい。
駒田一さんは、嫌味な感じがなくて、
テナルディエ夫人との相性もグッド!

藤岡正明さんのマリウスははじめてでしたが、
コゼット一直線な勢いがすごく伝わってきました♪
(動作が元気ですばしっこい)
かと思えばラストのバルジャンとのやりとりもぐっときます。

坂元健児さんの高い声は通りますねー。
最後も見事。
(ちなみに2階席上手からみてると、このラストシーン、バリケードの
裏側で死んで倒れてた人がむくむくと起きだすのが見えてしまいます)

橋本さとしさんのバルジャンは、途中お髭が生えてからは、
橋本さとしさんということがわからないくらいのバルジャン、素敵でした。

ジャベール(阿部裕さん)が最後落ちていく演出、
好きなんですが、今日は欄干のあがるタイミングがいまいちで、
落ちてく感じがあまり出てなくて残念。

最後の結婚式のシーンの踊ってるカップルの去り方が大好きな管理人であります。

客席には結構外国人の方も多かったです。
確かに母国語で観たことある人だったら、
ほとんど歌詞想像つきますしね♪
帰り道には、メロディーをつい口づさんでしまいます♪
やっぱりいいミュージカルです、レミゼ。


09/12/04 パイレートクイーン@帝国劇場

2009年12月4日(金) 13:00
パイレート・クイーン
B席@帝国劇場

アイリッシュダンスめちゃめちゃ楽しいです。
特に真ん中で踊られてた本場の女性ダンサーの方の、
棒のように伸び上がり、交差する足がとっても気持ちよかった♪
男性ダンサーのテクニックにもほれぼれ。
アンサンブルさん達と海外ダンサーの方が
一列に並んでのラインダンスも圧巻でした。

メインキャストは、オマリー役の保坂知寿さんを筆頭に
ベテランがそろい、そういう意味では見応えございます。
最初、山口祐一郎さんの役(わ、わかいです!そしてかなり動いてます。カテコはノリノリです)
には驚きましたが、歌唱力はさすが(ラストシーンは、山口さんがジーザスにみえました)。
今井清隆さんと石川禅さんがとってもいいお味を出されていて
涼風真世さんはさすがでした。まさに女王。高音がスコーンと当たっていて心地よかった♪

ステージ上で楽器も効果的に使われていて、
視覚的にも聴覚的にも楽しませてくれます。
とにかくあのアイリッシュダンスが見応えありです。
めちゃめちゃかっこいいです。
足の動きがすごいっ!
数年前、リバーダンスを観に行った時も感動はしたのですが、
やっぱりミュージカルという形になって観ると、
また違った感動を受けます。
またリバーダンスを観に行きたい!


09/12/06 シェルブールの雨傘@日生劇場

2009年12月6日(日) 14:00
シェルブールの雨傘
@日生劇場

タラリーラーララーラーラーラーーーーラーーーーラ♪
というフレーズが頭の中を今だにグルグルぐるぐる。

二幕ラストのたたみかけるテーマ曲♪♪♪
音楽の力恐るべしです。オケの厚みも素晴らしい。
あのラストシーンは何度でも観たいです。

ちょっとしたセリフまでが全て音楽で綴られるこの舞台
(そこまで全部フレーズにしなくてもと思ったりしますが。。。)

一幕は、白羽ゆりさんを中心に、
二幕は、井上芳雄さんを中心に展開する感じ。
井上芳雄さん、いろんな魅力が見れます。
戦場での絶叫シーンはすごかった。

主要メンバーが出てくる位置がほとんど固定なのも珍しい。
出雲綾さんはほとんど下手側セットでのご登場。
(彼女のパンチある歌声が好きなんですが今回は椅子に座っての
おばーさん役だったこともあり、どちらかというと演技中心でした)
香寿たつきさんは、上手側のセット中心。
(香寿さん、若い。お母さんがカサールを好きになったのではと思ってしまった)
ANZAさんも基本下手側。
(1シーン、上手で登場する場面があり、
サングラスをかけてたので一瞬ジェヌヴィエーヴ!?と思った。)

途中、暗転のつなぎのような形で、
魚のダンスや風船の踊りなど、随所にダンスシーンが盛り込まれています。
戦場シーンからの一転した展開にはちょっと驚きましたが。。。

とにかく2幕ラストのあの音楽。
テーマ曲が空からたたみかけるように降ってくるのですが
この気持ちよさは、ぜひ劇場にて体感して下さい。
観劇後、しばらくは頭の中に流れ続けると思います♪♪

p.s. カーニバルシーンの指揮者(塩田明弘さん)の手にもご注目下さい♪


09/12/16 Nine The Musical@ルテアトル銀座

2009年12月16日(水) 18:30
Nine The Musical
@ルテアトル銀座

出演者一人一人の魅力満載!!
女性陣から伝わってくるオーラがすごいです。
全員で歌うシーンは、もうその光景と迫力で、
これだけのメンバーがよく揃ったなぁと。

立ち姿だけで、もううっとり。目の保養になります。
スタイルがとにかくかっこいい。
歌でも聴かせ、歩き方や登場の仕方もかっこいい。
ツカツカと後ろに歩いていて、くるっと振り返った瞬間の表情なんて
オペラグラスで眼があった気になってドキドキしてしまいました。

中心にいる時だけでなく、
脇にいる時までロックオンしてずっと追いたくなりますよ♪

衣装もとっても効果的に使われています。
見せ方がとっても素敵♪

グイド(松岡充さん)のまわりに、
次々と華が咲いては散っていくような舞台で、
全体の大きなストーリー以上に
一人一人の女性とグイドとの絡みが楽しかったです。

そして、開演前の、携帯電話の注意メッセージが、
出演者一人一人の声になっていて、かなり楽しめます。
開演15分前には席についてワクワクしながら待ちましょう♪

今日はアフタートークがあったので、参加してみたのですが
これがおもしろくてすっごく得した気分に♪
セットの椅子を動かしやすく(滑りやすく)するために、
椅子の足裏に「家具スベール」が取り付けてあるという
話で大盛り上がり。これ、本当に便利そうです!
そして新妻聖子さんは、とにかくよく食べる
食いしん坊さんなんだということが分かりました(笑)

この Nine The Musical、
12/23-25の4公演で、クリスマスイベントが決定したようです。
この4公演では、来場者全員にクリスマスカードがもらえ、
さらに抽選で出演者全員のサイン入りの特製サイン入りポスター(B3)が!
誰にあたるかは、劇場ロビーで終演後に席番で発表されますので事前エントリー不要
なので、観劇悩んでる方はこの期間がオススメと思います!


10/01/07 キャバレー@日生劇場

2010年1月7日(木) 18:30
キャバレー
@日生劇場

最初、この舞台、ステージが近い。
と思ったら中央部分が前方に張り出してるんですね。

冒頭、そのステージ前方からMC諸星和己さんがステージに現れた瞬間、
客席の雰囲気が、「どっ!」。
おおおおお!!
メイクが似合う!
視線が飛んでくる!
くねくね動いてる!
客席も盛り上がる!
ローラースケートまでやっちゃう!?
ノリがいいので客いじりも面白いっ!

休憩時間、私の後ろの客席の女性が、隣の連れの方に
「昔、光GENJIというグループがあってね。ローラースケートはいててね・・」
光GENJIの特徴をいろいろ説明したはりました。
そういえば光GENJI全盛期は私管理人も中学生くらいでしたねぇ。

話戻します。

衣装エロいです。
ミラーボール、ぐるぐるまわります。
アンサンブルもセクシーダンス全開で
客席絡みもございます(前方席はドキドキだろうなぁ)

さらに!サリー役が藤原紀香さん。
艶めかしく、美しく、チャーミング♪
彼女を生で、この距離で、この衣装で、観れるってのだけでもすごい!
余談ですが、公演プログラムの後半で、
明治製菓版、ミスパリ版、シエロ版、カネボウ版、月桂冠版のサリー(藤原紀香さん)がみれます。
ほんま美しい~。
さらに月桂冠藤原紀香さんの隣には、Dole のパイナップルの広告が!!
→キャバレーのフルーツは、Dole の提供とのこと!
Dole さん、あのパイナップルの意味、教えて-!!

そのパイナップルをプレゼントするシュルツさん(木場勝己さん)と
シュナイダーさん(杜けあきさん)の恋物語がこれまた切ないというか、
ナチスという時代背景がグサグサと刺さってきます。
そういえば、お隣で上演中のカサブランカも、ナチス絡みでしたね。

戸井勝海さん演じるまっすぐに怪しい(!?私の中ではそんな感じ)エルンストはかなりキーマン!
そのエルンストや、サリーを惹きつけつつ、翻弄されていくクリフ(阿部力さん)。
ラストの列車内での展開は、結構驚きでございます。

このキャバレー、5年前に来日公演を観た時の感想は
重い時代背景や、各登場人物の人生など、ちょっとずしりとくるテーマが強く
「どよーんとしててずしーんと重いミュージカル」
という印象だったんですが、今回はMC(諸星さん)の存在がピリリとこのキャバレーを
エンターテイメントとして引き締めていて、考えさせられつつも楽しめました。

ラスト、あの終わり方、Vサイン!?
なんか悪魔に牛耳られている感じで、すごい結末です。
ラストはずぶずぶと一気に急展開しますのでお見逃しなきよう。

上演時間:約3時間


10/01/12 ウーマン・イン・ホワイト@青山劇場

2010年1月12日(火) 18:30
ウーマン・イン・ホワイト
@青山劇場

パク・トンハさんの歌うあのゆらゆらとした旋律が
ずーっと頭の中に流れ続けてます♪
ゆらゆら、浮上、そしてゆらゆら♪♪
パーシヴァル卿の不安定な精神状態がそのまま音楽に乗って揺れてる感じ。

で1幕後半の書類サインのシーンのあのド迫力。
このサインのシーンの、縦ノリで下から上へ感情が吹き上げる感じのナンバーも好き!
下記4名のそれぞれの持ち味たっぷりいかした歌声を堪能できます。
パーシヴァル卿(パク・トンハさん。怪しく不安定にさまよう感じがいいっ!)、
ローラ(大和田美帆さん。歌声が小鳥のようにフェアリー!)、
マリアン(笹本玲奈さん。感情がのった歌声♪)、
フォスコ(岡幸二郎さん。太く厚く抜群の安定感♪)!

そして一幕ラストの、マリアン、ローラ、アン(和音美桜さん)の三重唱は、
ほんとにもううっとりです美しいです♪
その直後の絶叫シーンでは、アンが、和音美桜さんが、あぁぁぁぁぁ。ぁぁぁぁぁ。
音楽のフレーズや歌声でさらに切なさヒートアップ。。。♪

岡幸二郎さんフォスコ、期待を裏切らない楽しさでした。
計算高そうで、親切そうで、そこまで深く考えてなさそうな(笑
適当に前向きな感じのキャラクターが面白いっ!
フォスコのキャラクター、これから公演日程進むと変化していきそう!

また、二幕で、ハートライト(田代万里生さん)とマリアン(笹本玲奈さん)が
フォスコ宅を訪れるシーン。
このシーンの二人の雰囲気、いいですよねー。このまま一緒になってほしいなぁ。
あぁマリアン。あの場所で、あの娘をみつけた時、
喜んでいるけど、心のどこかでちょっとショックな一面もあったんじゃないかなぁと思ったり。
どうなんですかね。

そして、あぁぁぁアンキャスリック。。。そんなぁぁ。
(ロンドン版、日本初演も観てるのに、この展開をすっかり忘れてた管理人でした)

田代万里生さんが歌う I Believe My Heart、
笹本玲奈さんの All For Laura などなど、全編にわたって音楽をたっぷり堪能♪!
左上方のオケピットにいる塩田明弘さんの身体の揺れと指揮棒の動きみてても気持ちいい!
音楽監督・指揮の塩田明弘さんのウーマンインホワイト音楽解説コーナーをこちらにUP!

今日は初日カーテンコール挨拶があり、笹本玲奈さんに続いて
田代万里生さんが新キャストを代表してご挨拶。
僕も毎日劇場にきてますので・・とトークもうまいっ!
今回の公演、ぜひCDにして欲しいです♪

公演は1月24日まで。青山劇場にて。
(写真は許可を得て掲載してます。無断転載はご遠慮下さい)


10/01/14 ファニーガール@赤坂ACTシアター

2010年1月14日(木) 19:00
ファニー・ガール@赤坂ACTシアター

橋本じゅんさん、まさにコメディアン!
一幕の、春野さんへの振付シーン(毎日違うっぽい!)、
随所にみられるコミカルシーン。
プライスレス!笑った(笑
HAPPY NEW YEAR も、面白い♪
橋本じゅんさんは、その存在だけで笑いの沸点が低くなりますね。

一幕冒頭では、帽子を落とした春野寿美礼さんに、
橋本じゅんさんがプチつっこみ、すると
橋本じゅんさんをぼーんと大きくたたくファニー。
このアドリブのやりとり、おもろい!仲よさそうです♪

ファニーを取り巻く3人の男、
橋本じゅんさんの笑い、綱島郷太郎さんの演技、阿部裕さんの声、
この三人が、ファニーの魅力をよりUPさせてました。

そのファニー春野寿美礼さん♪

すんごくファニーを楽しんで演じてるのが伝わってきます!
そして1幕の橋本じゅんさんの振付シーンとか、よくまぁ(笑

一幕ラストから、綱島郷太郎さんとの絡みがHEATUPしていきます。
あの誘惑シーンもドキっとしますね。
それにしてもお部屋セット、いろんな場面に化けて出てくる出てくる!

で、二幕のあの展開。
ラストシーン、あの選択。あれは、みなさんどっち派?
あれでストンと両者落ちるのか、といろいろ話したくなります♪

アンサンブルさん達のキラリと光りまくるダンスやドキっとする衣装も見所。
藤浦功一さんのダンスかっこえー!
そして港幸樹さんのソロ、超素敵~♪

すーすーめーラッタッタッター!と
ハッピーニュゥゥゥゥイヤーがずっと頭の中に残っとります。

p.s. ACTシアター、開演5分前のベルが火災報知器のようでびびった!


写真は許可を得て掲載させていただいてます。撮影:伊ヶ崎忍さん

10/01/26 蜘蛛女のキス@東京芸術劇場

2010年1月26日(火) 13:30
蜘蛛女のキス
@東京芸術劇場中ホール

流れるように熱く展開する石井一孝さんと浦井健治さんの二人の世界を堪能。
前回観劇時は、暗く重い印象だったのですが、
今回は二人のお芝居に加えて看守の迫力、
アンサンブルの躍動感などがストレートに伝わってきて、
一本の映画を見終わったような、そんな観劇後の印象でした。

石井一孝さんと浦井健治さん、ほぼ出ずっぱりです。
石井さん終始熱演!なんともいとおしくかわいらしいです。
涙を目にためての歌、白い衣装、そして出所場面のあの行動。
叫び、想い、もがき、次第に険しかった表情がやわらいでいく
浦井さんからも目が離せませんでした。

そこに舞い降りるオーロラ金志賢さんの歌と舞♪
登場のたびに変わる衣装や髪型にもご注目下さい。

ママ初風諄さん歌声があたたかいです
(二幕冒頭での、一人背が小さな茶色いアンサンブルの初風さんもかわいい♪)
刑務所長今井朋彦さん
(二幕ロシアン風な今井さんもまたいい!)や
辻本知彦さんの伸びやかなダンス、
ヴァレンティンが想う相手役の朝澄けいさん、
看守の二人(ひのあらたさん、田村雄一さん)の迫力!
そしてアンサンブルの方達の躍動感あるダンスと歌声が素晴らしかったです。

カーテンコールでみせた石井さんの投げキッス。
あのキッスにはかなり愛がこもってそうでございました。
最後に「たまごサンド!」と叫ばれた石井さん。
たまごサンド、劇中あるシーンで出てきます。
今回飲食シーンも結構あるのですが、
チキンをとても美味しそうに幸せそうに食べる浦井さんがちょっとかわいかった。。

そうそう、初風さんが登場すると、つい、母親の視点で、
モリーナとヴァレンティンをみてしまうんですよね。
そのくらい、母親の存在の描かれ方もインパクトがありました。

上演時間は約3時間5分。
公演は2月7日まで。

p.s. 音楽、タリララリラタリララリラという前奏、つい金さんのメモリーを思い浮かべてしまいました


10/01/26 新春 滝沢革命@帝国劇場

2010年1月26日(火) 18:00
滝沢革命@帝国劇場

滝、水滴文字、そして噴水!
そこにダンス、アクロバット、照明、映像、セット、音楽、フライング、手品、早替え
などのエンターテイメントの要素が詰まりに詰まった一幕の舞台。

今日は、2階最後方からの観劇だったのですが、
あえてあまりオペラグラスを使わずに、
全体の照明やフォーメーションなどを堪能して観劇。
セットの配置のうまさや、映像のうまい使い方などが、2階席、よくわかります!
柱の影にジャンプ台置くことで、脇から出てきたダンサーが、
その柱の部分でぴょーんと飛ぶように見えるんですよね。
しかも盆が回転した時には、そのジャンプ台は綺麗に片付けられている。
手際がいい。そして紀伊の国から海に出る船のシーンの
セットと映像の融合はこれはもうほんと素晴らしいです。
2階席でみても、薄膜に映った映像とセットが見事に融合してました。

そして!滝文字!(なんていう技術なんですかねこれ)
ほんと何度みてもすごいなーと思う技術。
水滴で文字やマーク描いてしまうわけですからね。。
すごいです。

その水滴の滝の中を、照明で作られた矢がピュっと駆け抜け、
その直後、高台に登っていた滝沢秀明さんが舞台上方からダイブ。
このダイブの仕方がまたかっこいい。
あの着地直前の「クルっ」という回転が好き!

錦織一清さんは、ほんとエンターティナーですね。
だじゃれのぼけ具合や、アドリブっぽい部分のとぼけ具合、
間の取り方がお上手です。笑いたくなる!

二幕は一幕に比べるとちょっと間延びした展開になるのですが、
一幕の興奮の余韻のまま二幕も突っ走れるくらい第一幕いいです。

G-RocketsJAE のアクロバットは気持ちいい。
中でも特にお一人ジャンプが
高くて気持ちいい方がいらっしゃいました。

それにしても滝沢秀明さん、タッキー、
あれだけ歌って、舞って、盛りだくさんのアクション、すごいです。
客席上方でのブランコからのバンジーは、
真下の客席からはどうみえるんでしょうね。
すごくドキドキしそう!

客席はほとんど女性ですが、ロビーでは男性もチラホラ。
といっても多分1%未満と思いますが・・・
お一人観劇でも全然大丈夫。
キャーキャーワーワーって感じではないです。
上演中は、前のめりになる方もおらず、帽子をかぶってる子もおらず、
携帯音、バイブもまったく聞こえず、とってもマナーがよいのも印象的でした
(最近観た舞台はどれも一回くらいはバイブ音や携帯音が聞こえてきてたので)。

チケット入手困難ですが、女男LOVEと書いて滝沢革命、ぜひ一度はオススメします!

上演時間:約3時間


10/02/18 ミュージカル座タイムフライズ@シアター1010

2010年2月18日(木)18:30
ミュージカル座「タイム・フライズ」
(月組公演)@シアター1010

どーーん、オープニングから、大人数で
客席に向かってそびえ立つ若者達。
おおおおお、そこにはバリケードが!!
しかも舞台は回転舞台!

で音楽がさらにドーーーーーン!
玉麻尚一さんの音楽、頭に残りますよ~♪)

菊地まさはるさんの響き渡るシュプレヒコール、
麻田キョウヤさんの、響き渡る雄叫び、
映像も含めてかなりインパクトあるこのオープニングは、
これからこのミュージカル、ずっと学生運動のままなんだろうか
と若干の不安がよぎりますが、ご安心下さい、大丈夫です(笑

舞台は、平成の大学生コンビ(中本吉成さんと松原剛志さん)を
中心に話が展開するんですが、この二人の困った顔が満載!
唖然とした表情、ぽかんとした表情。。みてるうちに、
とっても愛おしくなってきます(楽しくてかわいい)。
(この二人のウルトラマンネタも!!)

昭和43年にタイムスリップするんですが、
二幕なんて、驚くくらい溶け込んでますからね。
さすが平成の大学生、順応性も高いです!(笑)

一方、中盤に登場する上條恒さんのインパクトがめっちゃでかいです。
すごい声力とあの存在感。強引に学生集団に溶け込んでいく様子が楽しい!

そして国友よしひろさん、なんとまぁ長身のスタイル!
ノリノリです!足長いっ!

と、見所満載なこのステージ、
私の個人的注目人物は、園児、瀬梨奈ちゃん役の中里裕美さん(月組のみの出演)
彼女は集団の中で、動きと表情(口あけた時の唇のゆがみ具合が最高)がとっても豊かなので
見つけようと思って観てると比較的すぐわかります(出過ぎない感がまたいい)。
今回は衣装もすごかった。びっくりした。しかも着こなしてる。。おおお。
二人の大学生コンビがティッシュ配ってるシーンに登場する時の衣装、ぜひご注目下さい。
この冒頭だけで数パターン着替えて登場されてたと思います。
表側に出てくるシーンとしては、幼稚園児の中央で身体を反ってゴツンしてしまう場面。
さらに、ラスト近くで「メヴィウス起きたー」のシーン。いいわー。楽しすぎる。
歌い方も気持ちいいんですよね。
モコモココロコロした感じなんですが、動きをみてると意外にすばしっこいのも楽しい。
稽古場レポの写真でいうとこの写真。中本さんと松原さんに挟まれて口をぷくーっと膨らませてる女性です)

このお話、稽古場レポの動画インタビューの中で、上條さんが
おっしゃってた通り、熱いだけの学生運動の舞台ではありません。
その中に、ほっこりあたたまるお話や、当時の様子、
ひとりひとりの物語や交流、親子の話!?などが描かれてるんですね。

素敵な歌声もたくさん聞けますよ。
中でも穂積由香さん(月組のみご出演)の歌声が特に気持ちよかったです♪

エピローグもジーンときます。
菊地まさはるさん、もみあげすごいです(笑)

昭和な時代を感じて平成の時代を考える、
そんな熱いHOTな舞台です。
ターーイムフラーーイズ!

上演時間は約2時間半。
公演は2月23日までシアター1010にて!

p.s. 公演プログラムに、ミュージカル座15年の歩みが
書かれていて、今回の脚本・作詞・演出の竹本敏彰さんが
ミュージカル座に入るきっかけのエピソードが面白かったです。


10/02/20 TSミュージカル Garantido 東京芸術劇場中ホール

2010年2月20日(土)13:00
TSミュージカルファンデーション
Garantido ガランチード - 生きた証 -
@東京芸術劇場中ホール

12人の素敵なメンバー全員が熱演な舞台です!
中でも坂元健児さんの魅力が光りまくる舞台でした。

劇中の劇団が追悼公演として上演(劇中劇)するのが「Garantido」、
日系ブラジル移民達の苦闘の話なんですね。
この構成が実に秀逸、劇中劇という感じでありながら、
別の舞台を描いているように進行するんです。

わかりやすく、衣装も違うので(劇団員の時は稽古着)、
混乱せずにみれますし、
なにより、この二つの世界の対比がとても興味深いんです。

劇団内では、団員達の間で分裂しかかっている状態、
一方戦後ブラジルの世界では、皆が一致団結しようとしてる状態。

この二つの世界が、リンクしていき、
スーーっとつながっていくんです。
特にこの二幕の展開はどうぞお楽しみに。
えーーーっと思っている間に展開していきますよ。

坂元健児さんはストーリーテラー的役割も担い、
少し客観的にひいた形で進行するのですが、
とにかく見せ場がめちゃめちゃあります。
歌声は高らかに響き渡り、
大海原のCGをバックに歌うシーンは脳裏に焼き付いてます。

そしてカポエイラ!!!
かっちょいー。
いろんな組み合わせで格闘が楽しめるのですが、
最初の坂元健児さんと吉野圭吾さんの闘い、
坂元健児さんの、超気持ちいいアクロバット!
身体能力がめちゃ高い!
一瞬、あれは誰だ!?って思ってしまう位でした。

吉野圭吾さんは、劇団のリーダー役で、
ブラジルでも、みんなのまとめ役なんですが、
リーダーというのは、孤独でつらいポジション
でもあるんですよね。坂元健児さんが、
二幕で劇団員達に投げかけた言葉が印象的でした。

そしてかなりインパクトある演技をされているのが岸祐二さん。
あの悪役ぶりがすさまじい迫力です。
船のシーンでは、あぁもう出てこないでー!!と
祈ってしまうくらい、とっても好演。

その岸さんがピストルを構えた時、
荷物を足で蹴ってピストルにぶち当てた吉野圭吾さん、ナイスキック!!

畠中洋さんの日の丸の扇子を持った”和”なカポエイラも面白い。
畠中さん、どこかかわいげある大工の棟梁ぶりをはじめ、
樹里咲穂さんと歌う”ふるさと”も心に響きます。

その樹里咲穂さんは紅一点。
キュートなジャージ姿の劇団員や、日系ブラジル人の女の子役を
演じているのですが、舞台で一人舞われる時、歌われる時の、
観客をひきつける存在感、オーラがすごかったです。
さすが元宝塚男役スター!

ハーフ役の伊礼彼方さんも見所たっぷり、
歌もたっぷり、苦悩シーンもたっぷりございます。

メンバーがそろって歌ったり、ダンスしたりする場面も多数あり、
階段に固まって寄り添うと、これがいいショットなんでございますよ。

全体的には、一幕後半から、特に二幕、思わぬ展開に心動かされました。
二つの世界と時代がリンクして、あの人があぁなって、
この人がこうなって。。。。そして。。。。

星星星星星星星星星星星星星星星星星星星星星星。

きーもーとーーーー!

ラスト、ずらっと一列になるシーンが印象的です。

個人的は、今回の舞台、吉野圭吾さんの苦悩に
すごく共感しました。なので、より、あの坂元健児さん
演じる”キモト”の、あの二幕のシーンの言葉が嬉しくあり、
その後の展開に胸がぐっと押されました。

公演は2月28日まで、東京芸術劇場中ホールにて。
上演時間は約2時間40分(途中休憩あり)

お、カポエイラ協会からお花が!!


10/02/21 TALK LIKE SINGING@赤坂ACTシアター

2010年2月21日(日) 16:00
TALK LIKE SINGING
@赤坂ACTシアター

冒頭の川平慈英さんのトーク、
この惹きつけ方はうまいですね、さすがだー。
字幕を絡めた笑いのセンス、楽しい!

この川平さん演じるダイソン博士(大村博士)が
「ターロウ」君の研究成果を発表するという形で進行します。

ターロウ君を演じるのは香取慎吾さん。
今回びっくりしたのは香取慎吾さんがとても筋肉質だったこと!
ふくらはぎもかなりがっちり系で、新鮮な驚きでした。

そのターロウ君を見守る役を何役も演じているのが堀内敬子さん。
キャラクターと歌声が素敵です♪

新納慎也さんは、ターロウ君の友達みたいな感じの役所が
多いんですが、あの一瞬魅せてくれたダンス、いい切れ味でした!

休憩なしの2時間。
歌い上げるミュージカルというよりは、
役柄的に歌が入る音楽劇的な印象です。

ここで笑ってねという部分がわかりやすくシンプルで
(まったりゆっくりたっぷりとした笑いな感じ)
演技やセリフで笑わせるというよりは、
香取さん自身のキャラクターで笑いをとってるのかな
と思う部分が多かった気がします。

かなり笑いの沸点を低くして臨んだんですが、
ちょっと笑いのツボが私にはあわなんだかなー。

これ、アメリカでは客席、受けたのかなぁ。

ちなみに今回の舞台、川平さんが進行役的な感じなのですが、
英語に勢いがあって、流暢に口がまわり、間もうまいので、
川平さんが絡む部分はきゅっと引き締まります。さすがです。
さらに川平慈英さんのあのマッチョマンスーツはめちゃ似合ってた!!


10/03/13 ディートリッヒ@青山劇場

2010年3月13日(土)17:30
ディートリッヒ
@青山劇場

花總まりさんと桜木涼介さんのデュエットダンス♪
吉田都さんのバレエシーン、
和央ようかさんの金髪白燕尾服!
うっとりポイント満載でした。

ラストは、そこで終わりなのねーというところで幕。
晩年も描いてほしかったような、そこでよかったような。。

桑原麻希さんが美味しい役でご登場!
麻尋えりかさん(もと麻尋しゅんさん)も、
かわいい男役のような娘っぷりでした♪

桜木涼介さんのあのシーンは、心臓がドキっとしますよ。あぁぁぁ。
そして花總まり さんのあの涙。
和央ようかさんと花總まりさんの
二人のシーンはたーっぷりと堪能できますよ♪

横内正さん演じるパパヘミングウェイも素敵でした。

そして!鈴木綜馬さんがめちゃめちゃ楽しかった!
客席であのビラうけとりたい♪♪


10/03/19 タップ・ジゴロ ゲネレポ@博品館劇場

2010年3月19日(金)14:30
『タップ・ジゴロ』ゲネレポ@博品館劇場

軽快なタップダンスのリズム!!
身も心も踊り出しそうな高揚感でいっぱいになります!

舞台は、ジャズが流れ、ガス灯がともる戦後間もない銀座の街。
アメリカ進駐軍が連日キャバレーを訪れ、
ショービジネスが盛り上がっていた昭和26年。
そんなキャバレーで人気絶頂のタップダンサー、
ジョニー佐々木(HIDEBOHさん)!

そのキャバレーに現れた田舎娘の鞠子(横山智佐さん)。
ジャズシンガーを目指して上京したものの
訛りが酷く始めは相手にされないのですが、
試しにジャズをうたってみせたところ、
歌は上手いし、歌詞は丸暗記だから訛りはないし、人を惹きつける
「something else」を持っているとたちまちキャバレーの人気者に!

しかし、進駐軍の撤退とともにキャバレーの賑わいは失われ
それとともに、ジョニー佐々木も輝きを失い
昼間から酒をあおるようになった、そんな折、
かつて、舞台で一緒に輝き、ジョニーを尊敬している鞠子は
「ジョニーさん、一緒にアメリカに行きましょう!」とジョニーを誘い。。。

荒廃したキャバレーと自分を重ね合わせながら
感慨深げに踊る”ジャスト・ア・ジゴロ”。
ジョニー佐々木(HIDEBOHさん)、笑顔が切なく、これがまたいいっ!


今回初主演を務めるタップダンサーのHIDEBOHさん。
北野武監督の『座頭市』のタップシーンの振付・演出で
広くその名を知られるようになりましたね。
その圧巻のタップダンスと、
初主演とは思えない、全身から発せられる豊かな感情表現、
そして、セクシーで甘い歌声♪
そう、HIDEBOHさんはダンスだけじゃないのです!

ヒロイン鞠子を演じるのは『サクラ大戦』シリーズを始め、
テレビ・ゲーム・舞台などでお馴染みの横山智佐さん。
最初は、すさまじいナマリを持った女の子。
(その訛りがめちゃめちゃかわいい)

そしてジャズシンガーとして活躍していくのですが、その歌声も必聴!
当時のものをそのまま持ってきたかのような衣装がこれまた素敵!

外務省の局員役に、元宝塚花組の大鳥れいさん♪
シックでレトロなスーツを当時の雰囲気そのままに着こなす、品のよさ!

売れっ子娼婦役に藤林美沙さん。
キュートなワンピース姿でのタップシーンは、
ダイナミックでありながらも女性らしい優雅な雰囲気!


つまみ枝豆さん、野崎数馬さんは、強面のヤクザ役です!

キャバレーの支配人役にはベテラン声優の井上和彦さん。

キャバレーのボーイ役には森新吾(D☆D)さん。
毎回、ジャンルを問わないダンスで楽しませてくれますが、
今回は未知の領域だというタップダンスに挑戦!
ご本人は、夜も眠れないくらい不安(劇場パンフレット参照)
とのことですが、その魅力的な雄姿は是非劇場で♪

リズムパフォーマンスユニットLiBLAZE(リブレイズ)をはじめ、
チナツさん、長浜満里子さん、笠原ゆき枝さん、北林明日香さんなど、
それぞれ畑の違う様々なダンサーさんが登場します!
(アナウンサーに藤坂一史さん・ピアノ演奏には鈴木和郎さん)

お芝居としての見所も、ショーとしての見所も詰まった舞台です。
美奈子の「あの子と私はどこで何がちがったのか。。」と
歌い上げる姿も印象的でした。

舞台が終わった後にミニショーもあり、
大人数のタップダンスの迫力は必見!
横山智佐さんの衣装が超かわいいっ!
ここはあえて写真は掲載しませんので劇場でたっぷりとご堪能下さい!

公演は2010年3月28日(日)まで、劇中と同じ、銀座の博品館劇場にて。



おけぴ稽古場取材班:ごまクリーム 監修:おけぴ管理人


10/03/20 東宝ミュージカルアカデミー卒業公演レ・ミゼラブル@シアター1010

2010年3月20日(土)17:30
東宝ミュージカルアカデミー 第四期生卒業公演
Les Miserables
@シアター1010

シアター1010にオーケストラピットが!
まずこの時点でワクワク感がどんどんあがっていき。。

オケピットメンバーに長谷川友紀さんがいらっしゃったことで
さらにボルテージが向上。

はじまってみたら、舞台装置も、本公演まではいかないものの、
雰囲気満点のセットで、バリケードも簡易化されてるものの、
動きはまさにほんもの感!

回転しないステージをうまく工夫した演出も、なるほどぉーの連続。
アンジョルラスの名場面、ジャベールがひっくり返すとは!
馬車のシーンも、キャストの動きと音とスモークで、
まるで舞台が動いているような感覚に!
ジャベールの名場面も、高さをつかわずに、うまい演出。
臨場感はホンモノでした!

今回の卒業公演、ジャン・バルジャンには特別出演の上條恒さん。
目頭の熱くなる、いいバルジャンでございました。
そしてこちらも特別出演のリトルコゼット、飯田汐音さん。
めちゃめちゃうまい!

そして卒業生の皆さんの演技は、皆さんひとりひとり
熱さが伝わってきて、宝塚の新人公演のように応援するような
気持ちで、楽しく拝見させていただきました♪

伸ばす部分や、曲によって不安定になったりはされてましたが、
皆さん、歌声はさすがでした♪

脇や後ろにいる時の微妙な表情や、立ち姿に、あらら・・という
ところが見えると、がんばれっ!って思ってしまいます。

テナルディエの安定感、登場からかわいさ満点のコゼットが印象的でした。


10/03/26 宝塚宙組シャングリラ-水之城@日本青年館

2010年3月26日(金)15:00
宝塚宙組
シャングリラ - 水之城-
@日本青年館

初日観てきました!
冒頭ダンスがかっこいー!

結構長い時間のダンスシーンなので、
この舞台はセリフなしでダンスだけで進行するのかな
と思ってしまうくらい、たっぷりなダンスシーン(嬉しい)。
このダンスが、特に男役さんたちがかっこいーのです!
中でも悠未ひろさんの熱い目線とお姿が素敵!!

設定は未来で、劇中は過去と現在が交互に描かれる展開。
私はこれに気づくのが結構遅く、まず冒頭、衣装から勝手に
私の脳は昔の話と解釈。美雨が渡した水の容器が、
ペットボトルのようにみえて、な、なぜペットボトルなんだと頭が????に。
でもすぐに設定が第三次世界大戦後の日本という設定で納得。

そして、劇中、現在と過去が描かれてる部分は、
途中まで気づかず、時間軸的に同時で観ていたんですが、
幕間に隣の方と話してて、あ!そうなのか!と。

でもそうしたストーリーよりも、衣装、振る舞い、そしてダンス!
がとってもMY好みな舞台でした。

大空祐飛さん、記憶が蘇ってくるあたりからの空、頼もしい!
美雨に「ついてくるか?」、このセリフの言い方がまたかっこいぃ。
美雨役の野々すみ花さんの舞も、美しいかった~。

ところで、役名ですが、
大空祐飛さんは、名前が「空(そら)」。
蘭寿とむさんの役名が「嵐(ラン)」。
ほー、とすると北翔海莉さんは、翔か!?
と思ったら、「海(カイ)」でした。

蘭寿とむさんは、カサブランカのラズロとちょっとだぶる位の好青年役。
北翔海莉さんは、一幕ずーっと舞台後方で緑色の髪が目を覆うので、
よくみえなかったのですが、ダンスシーン、カーテンコールの笑顔が素敵~♪

ところで白系の髪が大好きな管理人でございますが、
蓮水ゆうやさんと藤咲えりさんの部下コンビがかっこよかったー。
蓮水ゆうやさん演じる雹(ヒョウ)は途中で、あぁぁな展開になってしまい、
藤咲えりさん演じる霙(みぞれ)は、最後、えーついてっちゃうのー!?的展開に
なってしまいますが、この二人のこの衣装でのブロマイドが欲しいっ!

最後、そういう形で終わるのかぁ的な舞台でしたが、
その後のダンスとカーテンコールも楽しかった!
ちょっと特殊な感じの世界観だけど、あのダンスはもいっぺん観たい!


10/03/26 サビタ@本多劇場

2010年3月26日(金) 19:00
サ・ビ・タ
~雨が運んだ愛~
@本多劇場

韓国最長ロングランの国民的ミュージカル、サ・ビ・タ。
2年前の日本初演も観ていますが、
キャスト3人が、いい意味で等身大で、
客席への投げかけも自然で楽しかった!
(キャストは初演時と同じ駒田一さん、原田夏希さん、山崎育三郎さん♪)

前半は楽しく、後半は熱い展開です。。
冒頭から客席参加型で、客席降りや客席絡みも楽しい。
あの靴下はすごい!だいたい下手のあの位置の人なんですかね。
(カーテンコールのアフターケアも楽しい)
そして後半、この兄弟二人それぞれの秘密や心情が表に出てきて。。

お互いを思う故のギャップ、言い合った後のあの展開は兄弟ならでは。
兄弟って、近い距離にいると案外ないがしろになるものですが、
距離や時間が離れていると、より強く思ったりするもんなんですよね。
私も実家にいる時はしょっちゅう妹とケンカしてましたが、
東京と大阪に離れてから、仲良くなったなぁと思いながら観ていました。

この舞台、出演者は3名。
まず弟ドンヒョン役には山崎育三郎さん
(モーツァルトのヴォルフガング役発表になりましたね)。
客席に飛んでくる目線は熱く、声は心地良く、身のこなしは実に軽やか!!
そしてすごく大きく見える!!登場シーン、めちゃめちゃ強そう!

お兄さんドンウク役の駒田一さんとの熱い兄弟愛の掛け合いや、
兄弟ピアノセッション(二人とも実際に弾いたはります!!♪)にもご注目です!

原田夏希さん(2004年NHK連ドラわかばのヒロインの方ですね)は、
部屋を間違えて入って来たイベント会社の娘役。
かわいらしさとキュートな雰囲気とっても素敵です♪

そして!
サビタならではの日替わりサプライズスペシャルカーテンコール!
今日初日は韓国のドンヒョン役のイヒョンさん。
駒田さんとイヒョンさんとの日本語と韓国語で演じるワンシーン、楽しかった!
歌声素敵です!!その後お駒田さんの育三郎さんに対するフォローの会話も楽しい♪
この日替わりカーテンコールの内容は公式HPでも発表されてるので要チェック。

この演目、開演前に雨で、観劇後に雨が上がってたら(さらに虹が出てれば!)
より臨場感の増す演目と思います♪
上演時間は100分。
公演は4月4日まで本多劇場にて。

p.s. あの部屋のあのお姉さんの写真はどなたの写真なんでしょうね?


10/03/29 CLUB SEVEN@銀河劇場

2010年3月29日(月)19:00
CLUB SEVEN stage 6th
@銀河劇場

笑いすぎて涙!!
レミゼ残業物語はレミゼファン必見の傑作です!
終演後、早速リピート決定!
"ジェットコースター大娯楽エンターテイメント"の謳い文句に偽りなしです。

第一部は、いろんなテイストのミュージカルのいいとこ取りのような構成。
特にレミゼ残業物語は、
和音さん,原田さん,西村さん&玉野さんという
キャスティングがまたお見事♪
残業とレミゼラブルをかけあわせた、
たっぷりのパロディ!!!

以下、ネタバレしない範囲で書きますと、
玉野和紀さんのタップ&たまこ!
瀬下尚人さんの数々の扮装、犬キャラ最高!
中塚皓平さんのダンス&スケート&小芝居&あのジャンプ力!
西村直人さんの面白すぎるキャラクターと素敵な歌声♪
原田優一さんのかっこよさとコミカルさの両面性、
原知宏さん、殺陣シーンでのヤリの使い方が超かっこいい!
良知真次さん、殺陣満載の音楽劇ではかなりのキーマン&クールでかつかわい-!

和音美桜さんは、かなりの曲数熱唱です♪そしてキャラ変わりまくり(笑
美羽あさひさんはダンス,お芝居,モノマネ,コミカル系,歌までその多彩さに驚嘆!

第二部前半の音楽劇の殺陣はいろんな組み合わせを堪能できて
ラストシーンは、おぉぉ!おぉぉぉ!
ラスト和音美桜さんの涙声での歌もジーン♪

第二部トリの五十音順メドレーは、CMや映画、話題のポップスまで
構成抜群の巨大メドレー♪♪♪
そこでその曲もってくるかーやられたーって感じです。
また、笑いすぎて五十音の書かれたボードみると、
まだ「は行」だったりして、そのボリューム感にも大満足!

あのCMのパロディは何度でも観たいっ!

公演は4月4日まで天王洲の銀河劇場にて。

先日お伺いした際のCLUB SEVEN の稽古場レポ動画もご紹介しておきますね。

その時の稽古場レポはこちら
また、先日アップした和音美桜さんの管理人インタビューでも
クラブセブンのことに触れられてますので、ぜひご覧下さい♪


10/04/01 CLUB SEVEN@銀河劇場

2010年4月1日(木) 19:00
CLUB SEVEN 6th stage
@銀河劇場

初日があまりにも面白かったのでリピートしてきました!

期待通り、いや、期待以上に笑ってきました♪
進化しとりました!

出演者9名が9名ともほんとに魅力的!
個人個人の魅力ももちろんですが、
ペアやトリオ、全体でなど、その組み合わせによって
魅力が大変化、すごいです。演出が素晴らしいです!

まわりの客席の会話を聞いてますと、
たいていお目当ての人がいて来てらっしゃる感じですが、
そのお目当ての人以外でもツボにはまり、
お気に入りになっていく様子がわかりました♪

ちょっとした細かな仕草や動作、セリフまで全部楽しい(笑
初日みて流れがわかっていても、なにしろ、
どのシーンも楽しみなわけですから、ワクワクの連続です♪

中でも今回好きなシーンをあげていくと、

和音美桜さんが歌い、美羽あさひさんと中塚皓平さんが舞う場面。
美しすぎです。めちゃめちゃ素敵なデュエット♪

玉野和紀さんが体格よく歌う前方を、
中塚皓平さんがスケート♪ここ大好き。

瀬下尚人さんの某CM。金額が初日から変わってる!

西村直人さんの釣り人のコイとギターのプレイぶり超楽しい!

原田優一さんの、レミゼ残業物語の盛り上がり!何度でも観たい!
ちなみにそのレミゼ物語で、寝てしまう直前の和音美桜さんが、
プリンのスプーンを拾い直して客席に投げたあの二回目の仕草が超ツボでした!!

原知宏さんの、あのヤリ遣いにはホレボレします。
良知真次さんと中塚皓平が後ろの方でノビノビ楽しそうに
されてる様子も、これまたMYツボだったりするんですね。

美羽あさひさんの、ほんとに多彩すぎる声色とお芝居!
和音美桜さんの、一瞬のポニョ!
日替わりのルールルーのゲストコーナーのアルフォートォォォ(笑
このコーナー、初日の美羽あさひさんの「チーズケーキ!!」も最高でした。
この元宝塚宙組のお二人のいろーんな掛け合いも必見ですよ♪(ゴキブリシーンが大好き)

キャストの皆さんも、ナチュラルハイな感じで、
初日から皆さん若干お痩せになったのではと思ってしまうくらい、
ほんとーにジェットコースター的エンターテイメント。

最後の4月3日4日の土日は、なんと昼夜の二公演!?
まだ観てない人はぜひオススメです!


10/04/07 ミュージカルドラキュラ伝説@新国立劇場

2010年4月7日(木)18:30
ミュージカル ドラキュラ伝説
@新国立劇場中ホール

初日観てきました!

シャンパーンラーーーヴ♪シャンパーンラーーーヴ♪
と頭の中で鳴り響いてます♪

冒頭から今井清隆さんの歌声に大魅了♪

光枝明彦さんの名執事!
後半、あの姿月あさとさんとの帰り道の場面が好きです。

超キュートでセクシーなヴァンパイア三人娘♪
なんともいえない小気味いい振付が楽しいです♪♪
(真織由季さん/朝澄けいさん/初嶺麿代さん)

紫城るいさんのかわいい歌声!
そのルーシーにドキドキする杭打ち、アーサー松原剛志さんが熱い!
メイクも熱い!

園岡新太郎さんのリーゼントメフィスト最高です!
めっちゃええ感じですメフィスト!!
髪型もすごいことになっております。
もっと登場してほしい。

そして松平健さんと姿月あさとさんのあのラストシーン!
この二人を取り囲む、光枝さんと
三名のヴァンパイア娘の立ち姿が素敵でした!
脇にいてもほんとうに素敵。光枝さん執事の目には涙も・・・

伯爵、めちゃめちゃ一途です。
あれだけ愛情を注がれたアマンダ。
それを受けたアマンダ。おぉぉぉ。

二幕冒頭の、号外-、号外ー、の声も気持ちよく、
また冒頭とラスト、今井清隆さんと一緒にいらっしゃる
金髪の娘さんが美しかった。。。

宝塚OGの方もたくさんご出演でとっても華やかで、
なんだかメルヘン♪なミュージカルでした♪

ロビーのお花達もすごいです!


10/05/01 レベッカ@帝国劇場

2010年5月1日(土)17:30
レベッカ
@帝国劇場

今回の再演大劇場版、観ようかなぁどうしようかなぁと
迷っていたのですが、まわりではまってる人多数続出で、
やっぱり観とこうと思い、観てきました!

観てきてよかった!
前回より、わかりやすく、大きく、豪華!!
オーケストラもどーん!

展開的には、昼ドラのような感じですが、
めちゃめちゃ豪華で贅沢な"生"昼ドラでございます。
そして、あのラブなラストもいいっ!

帝国劇場自体が、なんだかマンダレイな雰囲気に感じます。

大塚ちひろさんの冒頭の歌声からうっとり。
素敵です♪ そしてかわいい!ブラウスが似合う!

マキシム山口祐一郎さん、若い!そして結婚までが早い!
ヴァンホッパー夫人、寿ひずるさんの仮装パーティの飾りは楽しい!
おもろすぎます(笑)
マキシムのお姉さん、伊東弘美さんの歌声は曇りがなく綺麗~♪
吉野圭吾さんのあのソロダンスの最後に椅子後方からぐるりでストンっで帽子キメッ
のシーン、いいっ!なんてかっこいいのだ!そしてまたあのお衣装が似合う!

そしてそして、ダンヴァース夫人。シルビアさんと涼風さんとのWキャストですが、
今日拝見したのはシルビア・グラブさん。
怖い魅力!!燃え盛るラストのお姿が目に焼き付いております!
涼風さんバージョンも観たくなってしまいました。

幕間にはロビーでCDも購入。
2400円。今回のキャストでスタジオ録音したんですね。
いいっ!この金額なら毎回公演出してほしいー!!


10/05/16 ミュージカル絹の靴下@青山劇場

2010年5月16日(日)15:00
ミュージカル「絹の靴下」
囲みレポ&初日観劇レポ

湖月わたるさん、ニノチカめちゃめちゃぴったりです!!
かっこいいニノチカ湖月さんから、コミカルなニノチカ湖月さん、
かわいいニノチカ湖月さんまで、演技も歌もダンスも、
最後のショーまで思う存分ニノチカ湖月わたるさんを
楽しめてしまう(!)ニノチカ湖月さんな舞台でした。

観劇前の勝手な予想ではソビエトから派遣された3人組がオチや笑いシーンを
作るのかなと思っていたのですが、それ以上に、ニノチカ湖月さんで
オチているシーンが多いんです!!(笑)

ニノチカ湖月さんのソビエト連邦最強の模範共産党員っぷりが最高で、
湖月さんが真剣に演じれば演じるほど、おもしろくって可愛らしい~。

口説くスティーブ(今村ねずみさん)をじっと見つめるニノチカ湖月さん。
この口説かれているシーン大好き!
特に、手の甲にキスされた後の反応。
反応面白すぎです。表情も挙動も、歩き方も!
レポ書いてる今も思い出してニコニコしてしまっている私管理人です。

そして脚!!あの脚線美!
一幕ラストの、女性に目覚める”絹の靴下”シーンは必見です。
ドキドキです。

このニノチカが女性として目覚めるきっかけになるブティックで
対象的に登場するのが樹里咲穂さん演じるジャニス。
このジャニスが超かわいい♪ 語尾のウネウネ具合もたまりません。
ジェニス樹里さんが下着姿で『サテン・アンド・シルク』を
歌うシーンはとってもセクシー!!!!

まわりの出演者もしっかりと脇を固めていて、
偉大な音楽家のボロフ(渡部豪太さん)のオロオロ具合もツボでした。
そうそう、公演プログラムの出演者写真がとってもいいのです!
(公演プログラムでのニノチカ湖月さんののスリットにはドキっとしました)

コール・ポーターの楽曲満載で、ダンスナンバーもたっぷり、
特に一幕の絹の靴下シーンのダンスナンバーは、
ニノチカが女性として目覚めて内からこみあげてくる感情に
身を任せて踊る、そんな様子がとても伝わってきます♪
スケールが大きく伸びやかな湖月さんが、
袖にはける瞬間”女性”になってました!

一幕は、一つ一つのシーンはたっぷりですが、お話の展開はスピーディ、
二幕では場所が移って世界観がガラッと変わるのが印象的。
そして、三幕(!?)のショーが嬉しい!(二幕の続き!?)
ショーでの湖月わたるさんと樹里咲穂さんのダンスは必見!

一幕から三幕までたっぷりと楽しめる
ラブコメダンスミュージカル、絹の靴下。
とにかくニノチカ湖月さんが最高です。

この初日の1時間前に行われた囲み取材に潜入してきましたので
その様子を最後にご報告しておきますね。

「理屈抜きで楽しいミュージカルになっているので、
難しいことを考えずに楽しんで行ってほしい!」と話すニノチカ湖月さん。

スティーブ役の今村ねずみさんによると、
お稽古では、そのストレートな愛のフレーズに
湖月わたるさんが照れまくりだったそうで!
「言うのは慣れてても、言われることには慣れてないんですよ(照)」
湖月わたるさん。本番ではニノチカ湖月さんの表情にぜひご注目です!

1時間後に初日の本番が控えていらっしゃるお二人から
お言葉を頂いた今回の囲み取材。
あら?ニノチカ湖月さんの髪型が、制作発表のときと違います(ボブじゃない)。

そう、「女性として目覚める瞬間」をより効果的にみせるため、
ニノチカは、女性として目覚めた時に髪を下ろすんです。
その髪型の変化にもぜひご注目くださいね。

公演は5月16日から30日まで青山劇場にて、
大阪公演は梅田芸術劇場シアタードラマシティで6月4日から6日まで!
演出は荻田浩一さん。公演詳細はこちら


おけぴ取材班:ごまクリーム2号&おけぴ管理人

10/08/13 タン・ビエットの唄@東京芸術劇場中ホール

2010年8月13日(金) 19:00
TSミュージカル
タン・ビエットの唄
@東京芸術劇場中ホール

ターンビエーット♪
歌声に心から陶酔し、ストーリーにもどっぷりはまり、
心に熱くジンジンジンジンと響きわたるミュージカルでした!

舞台進行のテンポ感も気持ちよくて、
暗転が次のシーンの導入になっていて、
滝沢由佳さんのソロダンスであったり、
旗の群舞であったり(めちゃかっこいい!)、
主にシーンの幕開けがダンスナンバーだったりするのですが、
このダンスシーンの振付の多彩なこと!
二幕で、女性達が舟をこぐように「ヘイヤ-♪」と
歌いながらゆっくりと上手に去っていく場面が特に好き♪

そしてこのタン・ビエットの唄、キャストの歌唱力が半端じゃない!

まずは土居裕子さん。
土居裕子さんのティエン役は、ミュージカルファンなら
これは観ておかないと!と断言できるくらい素晴らしかった!
歌でないセリフも歌声のように響いてくる!
そして、セリフから音楽なしで歌いはじめる部分も多いのですが、
このアカペラな感じの部分がすっごくいい!
歌声が身体に染み入ってくるように陶酔できます。
さらに音楽が、生?と思うくらいタイミングが見事でした。

畠中洋さんの「もしも自由を手にしたなら」の歌い出しにも感動、
そして戸井勝海さんのゴク(僧侶)の歌声には、私の耳大開放!
歌声に揺さぶられた心の震えがまだ続いてます!

一幕はじめの方の宮川浩さんの堂々としたミン、
二幕のハイン吉野圭吾さんのあの叫び、
そして駒田一さんのビンは、あの二幕の5人の場面で
ビンが言った一言に、じわっと涙いたしました。

安寿ミラさん演じるフェイのあの行動には、
民族解放戦線の男達同様、なかなか彼女の心情が掴めなかったのですが、
そこは二幕後半、ぜひご注目下さい。

舞台は、そのフェイが、民族解放戦線だった男達と会い、
回想していく感じで展開するため、
”現在のフェイ(安寿ミラさん)”

”少女時代のフェイ(長尾純子さん)と姉ティエン(土居裕子さん)”
というふうに現在と過去が表現されるんですが、
現在のフェイと少女時代のフェイが入れ替わったり重ね合わさったり、
この描写方法が見事!
そして、ここでも土居裕子さんの演技の幅広さを改めて実感。すごいです。

また、棒を使ったダンスナンバー、赤い紐の使われ方、どでかい旗、
そして東京芸術劇場中ホールってこんなに奥行きあった!?と
思ってしまうくらい奥行きを感じたセット。
見所満載です。
ベトナム戦争のお話ですが、戦闘シーンよりも、
彼ら彼女達の心の中の戦いを中心に描かれていて、
その想いが、歌とダンスでジンジンと伝わってきました。

公演プログラムも500円。
(戸井さんの顔が半分しかみえない!)

公演は8月15日(日)までです!
前回公演時、見逃してかーなーりー後悔していた私です。
皆様もぜひお見逃し無く!


10/09/22 DIAMOND☆DOGS BLUE&RED@銀河劇場

2010年9月22日(水) 19:00
DIAMOND☆DOGS
8th ANNIVERSARYオリジナルミュージカル
「BLUE & RED」
@天王洲 銀河劇場

DIAMOND☆DOGSと言えば、キレのあるダンス&歌ですが、
意外なことに今回の公演、
ダンスは二割ほど!?
ほとんどがお芝居という。
新しい試みいっぱいの
8th ANNIVERSARY オリジナルミュージカルでございました。

普段歌わないメンバーが歌ったり、
特別ゲストの茜LiVさんの美声がTAKAさんの声に重なったり(すごい迫力!!)
ブレイクダンスではない、和田泰右さんの踊りがとっても魅力的だったり…
東山義久さんと中塚皓平さんのお二人が踊るシーンは
あまり見ないお二人のアジアンな動き、線の動き、布の動きがとてもキレイ♪
森新吾さん、あの声や姿勢が妙に似合っていたのと、
真面目なストーリーにフッととぼけた空気を入れるのがお上手なこと!

今回、東山さんと中塚さんがメインと言っていいと思うのですが
(ストーリー上の)理由あって中塚さんの方が出番が少し多いです。
その中塚さん、台詞はあまり多くないですし、
得意のしなやかな踊りと跳躍を見せるシーンも決して多くないんですが
とても印象に残りました。
とっても役に入り込んでいるのだと思われ、
表情も髪型も声も姿勢も、今まで観て来た中塚さんとは
ちょっと違う一面を見せてくれます。
きっと、中塚さんの中で新境地に挑戦しているのかな…
というのがビシビシ伝わってきました!

舞台はベトナム!?
アジアンな空気と空襲のサイレンが印象的で
決して明るい雰囲気のお話ではありませんが、
作・演出の荻田浩一さんの独特な世界観、
虚々実々が交差して空間のコラージュのよう…
荻田浩一さんワールドを堪能できる舞台だったと思います。

天王洲 銀河劇場にて26日まで!

追伸:欲を言えば、もっともっとダンスをみたかったっ



おけぴ取材班:nats 監修:おけぴ管理人


10/09/28 エリザベート@帝国劇場

2010年9月28日(火) 18:30

エリザベート観劇。余韻に浸り中♬フランツ石川禅さんがいいっ!高嶋ルキーニも余裕ある楽しさです。朝海さんはお人形さんのように美しく、山口さんの歌声の伸びも堪能!侍女達の振付改めて大好きー
1day1puddingをフォローしましょう


10/10/08 Pal Joey@青山劇場

2010年10月8日(金) 18:30

金髪プレイボーイ坂本昌行さん気持ちいい演技(私ならあの小切手破れない)。彩吹真央さん階段のあのセリフ!桜乃彩音さんの犬ネタ♪高畑淳子さんのミセスシンプソンのゴージャス感!青山明さんもめちゃめちゃいい味でした
1day1puddingをフォローしましょう


10/10/20 エリザベート@帝国劇場

2010年10月20日(水) 13:30

B席から観劇、舞台が美しい!トートダンサーズ気持ちいい(走り去る姿も好き)!石丸トートの歌声にうっとり(ナルシストな割に動きが俊敏!)、茶髪の浦井ルドルフも素敵、そしてエーヤン、エリザベート!の朝海さんはほんとに美ししぃ~
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10/10/26 エリザベート@帝国劇場

2010年10月26日(火) 18:30

圧倒的存在感の城田トートにゾクゾク無限大!語りたいツボ満載すぎ!浦井君を木の葉のように押し倒し、抱きかかえ、シェイクしてキス!朝海エリザを大きな手で魅了する、ものすごい妖艶なトート!24歳とは思えない!カテコのオケピットの盛り上がりも最高でした!
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10/11/09 モーツァルト@帝国劇場

2010年11月9日(火) 17:45

モーツアルト冒頭から鳥肌ジンジン、リーヴァイ最高!吉野シカネーダ楽し~!香寿さんの歌声陶酔♬やんちゃな井上ヴォルフガング声量すばらしいっ!プラター公園のダンス楽しい!アマデかわいい!一幕でした
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2010年11月9日(火) 17:45

そしていま、帰り道に口ずさむのは高橋ナンネールの歌なんですよね♪心に響きます。そしてアマデの前傾姿勢がやっぱり好きな私です。昼公演はカテコでアマデが一言しゃべったと聞いて、うらやましいー!でも夜もいい笑顔でした!
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10/11/11 ファントム@赤坂ACTシアター

2010年11月11日(木) 19:00

ファントム、音楽劇的第三幕がよかった!特に仮面の下を見せてからの展開は、音響・照明も効果的で、大沢ファントムが美しくてゾクゾク。樹里カルロッタは衝撃の展開、大沢ファントムと篠井キャリエールの階段場面がいい!
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10/11/27 スイセイミュージカルFAME@銀河劇場

2010年11月27日(土) 19:00

銀河劇場でFAME観劇。ダンスシーンが楽しい青春群像劇。生オケです。前田美波里先生と川島なお美先生(髪超綺麗)が綺麗!随所に入る渡辺直美さんのコネタはちと長いけど掴みはさすが。カテコは客席でみな一緒にFAMEジャンプ!
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10/11/30 モーツァルト@帝国劇場

2010年11月30日(火) 17:45

山崎&涼風でモーツァルト観劇。育三郎クンは全身から感情が湧き出てる感じでいいっ!特に二幕、モーツァルトの混乱から星から降る金の流れはブラボー!魔笛を受け取った瞬間のアマデの表情も最高。カテコで山崎さんの頬マイク経由でアマデのかわいい声を聞けたのも嬉しかった
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2010年11月30日(火) 17:45

余談。今日は一幕大司教の館の場面でアンサンブルさん達の豊かすぎる表情をずっと楽しんでました。あとね、ラスト、アマデの小箱が舞台後方に移動する際、スタッフさんの黒い手であの音楽の泉の小箱の蓋が閉められるのが見えてしまうのが悲しいでございます
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10/12/28 アンナ・カレーニナ@シアタークリエ

2010年12月28日(火)18:15
アンナ・カレーニナ
@シアタークリエ

アンナ!
めちゃめちゃ切ない!
とにかく切ない!

DVDでは観てましたが、
生は全然違いました。
キャスト素晴らしい!
そして音楽の力。

一路真輝さんが歌うセリョージャは鳥肌以上!
さらにお芝居もすばらしい!
ぐいぐい引き込まれました。
ヴロンスキーと見せる幸せな表情は実に色っぽい!

そのヴロンスキー伊礼彼方さんの軍服姿は、
綺麗でステキすぎです!
アンナへの思いが、まっすぐで、
最後のシーン、スティーバとのやりとりが胸にグサ。。

アンナと夫カレーニンは、すれ違いがこれもまた切なすぎて。
山路和弘さんのカレーニンは
後半とくに、厳格さより妻と息子への愛情が痛いくらい
びしばし伝わってきてジーン。。。
すっかり感情移入してしましました。
そして、アンナの息子セリョージャへの愛情と絶叫。
切なすぎです!
なのに目がはなせない。

そんな切なさとは対照的になっていくのが、
キティとレイヴィンの恋模様。
遠野あすかさんのキティが、
もうかわいくてかわいくて、
しかもパワフルで楽しい。
葛山信吾さんレイヴィンは、すっごく好きです!
つい、くすくす笑ってしまう純朴青年キャラクター♪
2幕のレイヴィンがキティに2度目の求婚をするシーン、
二人のやりとりが、おもしろすぎて声だして笑ってしまいました。
”KAIO
SE
SAD”
あの場面、もう一度みたい!
「はいって言いました」というキティのつっこみがツボ!

春風ひとみさんのベッツィー
楽しそうな噂話ぶりに、こっちまで、にやにや。
ベッツィーの舞踏会のシーンでの迫力あるダンスも見所です!
そして山西惇さんのスティーバも、実に味がある!

二幕、山西さんと伊礼さんが言葉を交わしている後ろでの
レイヴィンカップルの笑顔、ここで涙してしまいました。

切なさと、楽しさと、暗さと、軽快さと。
そんな対照的な物語が、相乗効果で、影も光も強くなって、
後半はさらに音楽の力も相まって、ぐんぐん進んで行きます。

ラストと冒頭がシンクロして、
もう一度はじめから観てみたくなりました。
次回は瀬奈さんバージョンでも見てみたい!


11/01/07 アンナカレーニナ@シアタークリエ

2011年1月7日(金) 13:00

アンナカレーニナ瀬奈さんで観劇。若い!ヴロンスキーの家で、私来ちゃった感がしっくり。二幕、子供の名を叫ぶ場面では感じる印象が全然違いました。どっちもいいです。脇を固めるキャストが本当に素晴らしい。キティのメイド宮菜穂子さん、カレーニン家のメイド福麻むつ美さんいいっ!
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11/01/24 モーツァルト@梅田芸術劇場

2011年1月24日(月) 17:45

モーツァルト山崎くん楽素晴らしかった!香寿さん星金も最高♪一人一人みんないい!完成度がとっても高く梅芸三階B席も観やすくて音響いいっ!最後のご挨拶までたっぷりで大満足で阪急電車なう
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11/02/02 社長、絶対絶命ですっ!@恵比寿エコー劇場

2011年2月2日(水) 14:00

社長、絶体絶命ですっ!観劇。岩崎大さん演じるお茶目でキザな御曹司が楽しい!秋本奈緒美さん素敵~。藤沢祐里さんの歌声も響く、シンセ生演奏での心温まるコメディミュージカル♪存在は嬉しいけど色々大変な妖精達がツボな公演です
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11/02/04 ZORRO THE MUSICAL@日生劇場

2011年2月4日(金) 13:30

ゾロ観劇。赤い!フラメンコたっぷり!セット豪華!島田歌穂さんさすが♪ゾロ坂本昌行さんがルイサ大塚ちひろさんのお風呂場に侵入する場面が楽しい!TdVをちょっと思い出しました♪
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11/02/15 愛と青春の宝塚@青山劇場

2011年2月15日(火) 12:00

青山劇場で愛と青春の宝塚、湖月リュータン最高!ずっと観てたい魅力とオーラ!一幕の軍人シーンは大爆笑、一転二幕でジーン。彩乃かなみさんの役所がまたいいっ♬岡田さんの先生もあってる!ショーではサカケンさんのバク転も!寝不足での観劇でしたがラストの大人なショーまであっという間でした!
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11/02/22 舞台に立ちたい@シアター風姿花伝

2011年2月22日(火) 19:00

"舞台に立ちたい"月組初日観劇。シアター風姿花伝、ステージ近いっ!笑い、泣き、友情と迫力の女同士の喧嘩まで、三人出ずっぱりのミュージカル。須藤香菜さんの表情一変した突き抜ける歌声気持ちいい!舞台に立ちたい人もそうでない人も必見♬
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11/03/04 ヨセフ・アンド・ザ・アメージング・テクニカラー・ドリームコート @国際フォーラム

2011年3月4日(金) 18:30

国際フォーラムでヨセフ..感激。大好き!ジーザスも彷彿とさせる、ロイドウェーバーの原点な感じのミュージカル。わかりやすくて楽しくて曲もいいっ!特にジェニファーパズさんの歌声最高♪
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11/08/07 ミュージカル「誓いのコイン」@坊っちゃん劇場遠征レポ

2011年8月7日、8日
ミュージカル「誓いのコイン」@坊っちゃん劇場 愛媛遠征レポ

「遠征して本当に良かった!!」
坊っちゃん劇場でこんな感動が待っていようとは!!
地方の劇場とあなどるなかれ、
そのパフォーマンスは素晴らしいものでした。

四国、愛媛県にある『坊っちゃん劇場』にて上演されているミュージカル『誓いのコイン』。
主役ニコライ役を2011年4月~8月7日は四宮貴久さんが、
8月8日~2012年3月は高舛裕一さんがつとめられるのですが、
お二方とも、おコンサート
素晴らしい歌声を披露してくださった方々なのでございます。
観に行かないわけにはいかない!
いざ松山へ!

空港からレンタカーで約50分で坊っちゃん劇場に到着!

8月7日(日)
この日は、ニコライ役の四宮貴久さん、サチ役・滝香織さん、
婦長役・飯野裕子さんが千秋楽。

坊っちゃん劇場の客席数は450席。舞台が近いです!

簡単に舞台背景をご紹介しておきますと、
日露戦争が行われた明治37年2月~38年9月、
戦場から約7万人のロシア兵捕虜が全国29か所の収容所に送られました。
愛媛・松山には全国初の収容所が設けられ、
のべ約6千人のロシア兵捕虜が収容されました。
そんなロシア兵捕虜と松山の人々との、”心通う”お話です。


ドーン。
砲弾の音で始まった戦場シーン、
ロシア兵達が、舞台上を縦横無尽に駆け回ります。
その動きがなんとも身軽で気持ちいいっ!
ここでまずはグワッと心つかまれた私、管理人であります。
(冒頭がいいミュージカルに外れ無し!)

「松山の港にロシア兵捕虜を乗せた船がついたぞーー!!」
続々と出て来るキャストさん達の、
歌唱力、表情、ダンスのキレ!
一幕の始めからぐいぐいと胸にきます。

冒頭の戦闘シーンで負傷するニコライ。
このニコライを演じるのが、四宮貴久さん。
四宮さんニコライはお顔立ちも手伝って、ニコライそのもの!

負傷したニコライが目の手術をきっかけに
看護婦のサチや市民らの真心に触れ、
閉ざした心を開いていくのですが、
最初の拒絶っぷり!
術後、包帯を取るシーン!
ニコライの気持ちがすごく伝わる四宮さんの”間”。

献身的で志の高い看護婦サチ・滝香織さん。
必死でニコライを説得するサチ
恋に落ちて行くサチ、
ニコライと歌うサチ、
今思い出しただけでも、胸がじわーんとあたたまります。

終演後、ロビーでお見送りに来て下さったときのお顔も
明るくて素直なお人柄が出ていてこちらまで明るくしてくれるようなサチでした♪

「こんなにハードな仕事はしたことがないっていうくらいハードでした(にっこり)」
と終演後に語って下さった四宮貴久さん。
本当に身体の動きがキレイで身軽で、二幕のピルエットは美しかった~

キャスト入れ替えの千穐楽でスタンディング・オベーションは劇場初だったそうです!


そして翌日8月8日(月)は ニコライ役・高舛裕一さん、サチ役・佐伯静香さん、婦長役・山下清美さんの初日!

「レ・ミゼラブル」のクラクスーの時とは、全く違う歌声とお顔の高舛さん。
髪もばさっと切って爽やかな高舛ニコライ!
動きまくりで汗キラッキラです!
優しく太く伸びる歌声にジーン♪
布団にすごい勢いで押し倒された高舛ニコライのバウンドも半端なかった!

昨日に続き二度目の観劇になると、観る視点も広がり、
ロシア民謡や松山の踊りのお一人お一人の動きのキレにも魅せられました!
石浦大尉役・柳原悠二郎さんのお声と毎回笑わせてくれる空気感もよかった~。
開脚のときの「ぎゃ!」の顔最高です(笑
二幕冒頭の熊坂理恵子さんの笑顔もとても印象的♪
海軍大佐レオーノフ役の中山城治さんは抜群の安定感!
舞台に厚みが増します!

舞台装置も「おおっ!!」というサプライズがあったり、客席降りもあり、
重いシーンと明るいシーンが交互にあって重さをひきずらず、
見応えのあるダンスシーンが随所に入る演出も素敵でした。
脚本もよく、音楽もよく、その音の聞こえ方もいいですっ♪
(後で調べると日本では珍しい「イーサーサウンドシステム」を導入とのこと)

最後に”誓いのコイン”とは何かという紹介だけしておきますね。

松山城・二の丸跡の井戸で発掘された「ロシア10ルーブル金貨」には、
日露戦争で捕虜になったロシア軍人の名前とともに「タチバナカ」の文字が
刻まれていた。「橘力」という男の人?とも思われていたこの刻銘は、
のちに「チ」の文字が「ケ」とも読めるではないかということになり、
さらに調査したところ、「竹場ナカ」という日本赤十字社の女性看護師が当時、
ロシア人捕虜収容所の軍病院に勤務していたことが判明した。
 (「誓いのコイン」期待の言葉より)

負傷したロシア人と、彼を誠心誠意看護した女性看護師との
国境を越えた「恋の証」であろうという、このコインから広がる世界、
それが『誓いのコイン』のストーリーとなっています。
なんと劇場のロピーでは、実物のコインを見ることができます↓

そして坊っちゃん劇場についてもご紹介しておきますね。

愛媛・四国・瀬戸内の歴史的・文化的伝統を舞台芸術で表現するため
愛媛県のビージョイグループと秋田県のわらび座が共同出資で建てた劇場です。
座席にはドリンク置場もあり、客席に傾斜もついてて観やすく、とても綺麗な劇場です。
物販コーナーも充実。さらに、劇場横の「あさつゆマルシェ」はお土産やご飯にもオススメ。
私はかき揚げうどんと坊ちゃんプリンを頂きました♪美味しかったー

公演は2012年3月18日(日)までです。
チケットはS席3500円!

そして!
高舛さんがプロデュースした誓いのコインCDも発売されています!
限定数での発売で、通販でも購入できますよ♪2000円!


~おまけ 観光編~

道後温泉 本館と言えば、ジブリアニメ「千と千尋の神隠し」に出てくる
油屋(お風呂やさん)のモデルとなった建物。
建物自体が国の重要文化財にも指定されているんだそうです。
ここの二階で温泉につかって、畳の広間でゆっくりお茶とせんべいを頂きました。
『誓いのコイン』に出て来たロシア人将校もここで昔、寛いだそう。
いいですね~畳の部屋で浴衣を着て寛ぐって。扇風機とか、蝉の声とか…

やっぱり讃岐うどんも食べなきゃねということで
うどん好きも満足するという「福楽」へ。
かき揚げおっきいし、うどんはモチモチで美味い~
愛媛ではうどん屋さんにはなぜか”おでん”が売っている不思議。

松山市内のビジネスホテルなのに温泉が付いているという「チェックイン松山」に一泊。
部屋は狭いけれど、低価格で細かい気遣いも行き届いていて、
何より温泉がとても気持ちよかったです。

そしてなにより、
この舞台は、松山の劇場で、地元松山のお話を上演していることから、
観劇後に松山の街を歩くと、舞台のことを端々で思い出すんですよね。
(あのお菓子、劇中に登場していたなぁとか、この場所にニコライも来たんだなぁとか)

松山の人のもてなしの心は、お遍路さんの文化のある
四国ならではなのかもしれないねえ。
そんな台詞の中に松山の歴史や人の気質が伝わってきて、
あたたかい気持ちになった愛媛松山遠征でした♪


11/10/31 ニューヨークに行きたい!!@帝国劇場

2011年10月31日(月)13:00
帝劇開場100周年記念公演
ミュージカル「ニューヨークに行きたい!!」@帝国劇場

「これほど踊ってこれほど歌ってる芝居、僕は観たことがない。
(アンサンブルさん達に)何回着替えてるの!?」(村井国夫さん)
「後ろの22名の(アンサンブルの)方達の凄いパワーと優しさと温かさ!」(浅丘ルリ子さん)

と初日カーテンコールでお二人が話されていた通り、
アンサンブルキャスト陣のダンスダンスダンス!めちゃめちゃ楽しい!

30曲近い楽曲のほとんどがダンスナンバー!
(振付はKAZUMI-BOYさん、大澄賢也さん、田井中智子さん)
楽しい妄想シーンをはじめ、随所で登場するダンスシーンに、
衣装の早替えなど、舞台裏は大変なことになっていると思われますが、
それを感じさせない軽やかで笑顔いっぱいの素敵なキャストの方達!
フォーメーションの動きも楽しいっ!

もちろんプリンシパルキャストも見所笑所たっぷりです!

パンツスーツがカッコイイ瀬奈じゅんさん。
キュートなコメディエンヌぶりが最高♪
そして赤いドレス姿がとーっても美しいです!

満面の笑みで歌い踊る橋本さとしさん。
お茶目なシーンは思い出し笑いしてしまう楽しさですが、
ラストのスーツ姿も必見!

浅丘ルリ子さんはチャーミングでちゃっかりものの行動力あるマリアにピッタリ。
誰よりフリフリでラヴリーなドレスも素敵です♪

村井国夫さんは、優しくダンディなオットー役。
マリアにリードされて、ドギマギしてしまう、ちょっと新しい村井さんです。

泉見洋平さん、アラサーな可愛い男の子がこんなにも似合うなんて!
思いっきりアイドルちっくな夢見るおかまちゃんです。
でも、何かを抱え憂い顔。そんな表情も可愛い!

その泉見洋平さんを大人な包容力で包み込む戸井勝海さん。
ふるさとギリシャを離れた孤独が男の魅力UP!

3組のカップルの成り行きを、冷静に見つめる子役フロリアン君が大活躍!
劇中では橋本さん演じるアクセルの息子役です。
(吉井一肇くんと石川新太くんのWキャスト)
歌にダンスに芝居に**ジャック!66歳♪66歳♪
COOL!

ドイツでは誰もが知っているウド・ユルゲンスさんの楽曲の曲調も、
カッコイイナンバーからポップで可愛いナンバーまで多彩♪
かなり耳馴染みがいいです。
観劇後数日たっても、まだ脳内に流れ続けています♪

さらにこのミュージカルには、なんと!
敢えての”突然の”歌い出しもあります。
これがもう、ハマり過ぎていて爆笑です!

そして、ステージ以外にも、楽しむための仕掛けが!
開演前には指揮者の塩田明弘さんとオケの仲間たちによるロビーパフォーマンス!
楽器の紹介や奏法、音色や劇中ナンバーの紹介までたっぷり!
(開演30分位前からロビー中央の階段付近で始まります)
耳と心のウォーミングアップに最適です!
開演直後や二幕にもオーケストラの楽しい演出が散りばめられ、
そのオーケストラピットを通過してのキャストの客席降りも!

音楽、ダンス、芝居の融合、これぞザ・ミュージカル!!
あの手この手でハッピーにさせてくれて、
明るく楽しく笑顔になれます!
とにかく楽しんだもの勝ち!!

”行ってーーみーーたーいニューヨーク♪”
帰り道、鼻歌が止まらなかった管理人でした♪

11月20日まで帝国劇場で上演中。上演時間は約3時間10分(途中休憩25分)
開幕直前イベントレポはこちら
稽古場レポはこちら


おけぴ観劇班:chiaki、おけぴ管理人 写真提供:東宝

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